艦これ × HALO ~それゆけ!スパルタン提督~ 作:漬けまぐろ
ブルーチームが降下しつつ敵勢力に攻撃を行う、レールガンやレーザーキャノンといった高火力兵器で敵戦闘機を破壊する中、ケリーは既に着海し空母を叩きに向かっていた
衛星軌道からの大型ミサイル攻撃を特型等はまともに回避する事も出来ず熱気に充てられた羽虫のように海に沈んでゆく、"悪魔"を相手にしつつ何時襲い掛かるかわからない直上からのミサイルやM.A.C.ガンを避ける事など出来やしないのだ
ミサイルの流星群だけなら兎も角、迫り来る魔の手からは逃れる事は出来よう筈もないのだから──
波の隙間から襲い掛かる赤い光線が直撃すればその身が一瞬で燃え尽き灰となって崩れ去り広大な海へ消える、射たれた瞬間を認知する事も叶わず熱を帯びまた一人焼き尽くされ大海に溶け込む
蒼い磁気を纏った弾頭が深海艤装を、身体を抉る
目前にいた
なんとか避けても背後から忍び寄る斥候に至近距離から"何かを射たれ"橙色の粒子となって散る
CPV級駆逐艦のタレットが迎撃に移るも意図も簡単に潜り抜け餌食となる
──ここまで蹂躙されてから気が付いた、何故シールドが作動していないのか
リアクターにアクセスしシールドを展開させようとするも作動しない、一瞬目を離しリアクターのチェックを試みようとした瞬間ブリッジに近いリアクターが燃焼していた、いつの間にか流れ弾を受けていたか──そんな事を考えた瞬間視界に先端を尖らせた槌のようなモノを振りかぶる悪魔の姿がいた
『こちらゲンチャーン艦長の秋吉だ、レイピアミサイルの残弾が尽きた。あと俺らが出来ることはハウラーミサイルとM.A.C.ブラストの援護くらいだな。先程滑走路と思わしき場所にM.A.C.を射ち込んだ、思いの他被害が広がってる事を察するに地下に洞窟でもあったか?艦載機は出せっこねぇし精々あるとしたら周囲施設と洞窟の入り口だな。ハウラーミサイルは強力すぎる、M.A.C.ブラストもだが・・・これ以上欲張ればおたく等にも危害が加わる可能性がある、どうする?』
「こちらシエラ117、支援に感謝する。制空権は間もなく確保できる、後は問題ない」
『了解したマスターチーフ、後方支援だが一緒に戦えて光栄だぜ、ゲンチャーン
ゲンチャーンが核融合炉を『オッオッオッ!オーホッホ!』と唸らせ離脱する、宙域に残るは旗艦のデアイタインのみ
しかしブルーチームは最低限の支援で作戦を遂行すべく銃を今一度握り直す
「畜生!あの艦載機しぶといな、呉提督や長門が言ってたeliteってヤツか?」
フレデリックに対峙するバンシーは赤い色のボディで所々深海棲艦の艦載機のように黒い結晶が纏わり付いた視界を歪ませる程の
「フレッド、救援は?」
「いや、来れば陣形を乱す事になる、問題な──うお!」バヂィッ!
「どうした、応答しろフレッド」
「後部スラスターが一基やられちまった──こん
バンシーeliteにレーザーを射ち放つもまるで息を合わせるかのようにバンシーは機体を翻しレーザーを寸の所で避けたのだ、
完全にこちらの動きをトレースしているようだ、15mmガトリングの自動偏差射撃を行ってもなおひらり、ひらりと隙間を縫うように──
「──ッ!しくった!!」
何時の間に放たれたバンシーの
重盾は間に合わないとスラスターを絞り波を利用しミーティアを一瞬海面から離した、生き残っている稼動スラスターの左側全てを最大出力で起動──三次元スライドによる強制マニューバで直撃を避けるがミーティアの左脚部に強烈なプラズマの熱量と衝撃が襲った、左脚部の裏側にあるスラスターが溶解するのを角張ったヘルメットのHUDから情報が表示される
赤く点滅する右上背部スラスターと左脚部、『
「ぐあぁッッ!?」
「チーフ!フレッドの援護を!」
リンダの一声でマスターチーフはフレデリックの上空にいる赤いバンシーにウィップラッシュの標準を合わせトリガーを引き絞る、約1秒後にマッハ9まで加速せんと高性能榴弾を仕込んだ投射体はローレンツ力で加速され銃口から火花と余波の電磁波を残しバンシーへ"確かに"寸分の狂いもなく──
「・・・!なんだと・・・?」
チーフの放ったレールガンでさえ遣り過ごしたバンシーはフレデリックから標準を離しチーフがウィップラッシュの特性である"2発目"を射つ間も与えずあっという間に雲の中へと消えていった、二人同時は堪えるのか、もしくはあのバンシーの戯れだったのか、どうも釈然としないチーフは積乱雲に逃げ込んだバンシーを横目にフレデリックに一番近いチーフはフレデリックに島への上陸を指示する、よろめきながら浜辺に揚がるとミーティアは限界へ達したのかフレームが硬直化し緊急用のコマンドでミーティアを脱ぎ去るのだった──
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ミョルニルアーマーも無しに戦うのは骨が折れるとオノ・ダイスケはミーティア装着時に格納されていたフレデリックのアーマー、"センチュリオン"を技師と急拵えの装着機をペリカンに詰め込みビーコンを便りにベーカー島へ降り立った
「まさかそんなヤツがいたなんてね・・・ミーティアがズタボロだよ、足は大丈夫?アーマーを装備すればパワーアシストで負荷は掛からないと思うし、かといって応急措置の時間も無いから──。とりあえず急ごっか!」
リッカとグラスマン、アーマー技師数名がフレデリックを囲むと敵の奇襲に恐れているのだろう、視界を左右にとてもぎこちないが他のブルーチームメンバーが警戒に就いている事もあり幾分か余裕はあるだろう
奇襲が無ければ──の話だが艦船はアルテミスで確認出来ている分は全て轟沈させておりどの空母が赤いバンシーを発艦させたのか滑走路か、はたまた突然空に現れたのか不明のままであった
この件は報告書にまとめてオノ・ダイスケに提出するようグラスマンにデータチップを渡しミョルニルアーマーの装着が開始された
「やっぱり長年付き合ってきたコレだな、ミーティアも悪くはないが身に染み渡ってるモンが一番だ」
「ミョルニルアーマーMk-Ⅵ Gen1・・・やっぱ最高だよねぇ!」
「おうっ(島風)わかるか?リッカ」
「もちのロン!Gen2も悪くはないけどGen1は重量感がたまんないよ!大型のショルダープレートも"ザ・アーマー"って感じだし!」
「リッカと言ったか、また後にしてくれ」
「あぁごめんごめん・・・つい、ね。」
「まぁよくも君達は平然としてられるな・・・」
グラスマンのツッコミも虚しくミョルニルアーマーの話題に花を咲かす二人だが名残惜しくも装着が完了し再出撃となったブルーチーム、リンダとケリーがミーティアに搭乗しマスターチーフもフレデリック同様ミョルニルアーマーを装着した
チーフは
フレデリックは
仕度が完了した事を確認しペリカンから先に降りるマスターチーフ、それを追うようにフレデリックが降りる──がフレデリックは振り返ってリッカにこっそりと小声で語りかけた
「・・・守衛の
「えっ、いいの?」
「前日でもいいから事前に連絡くれよな」
「・・・うん!あっそうだ(唐突)これ持って行って!5倍濃縮された高速修復材の注射器!4本入り2ケースだよ、きっと役に立つと思う!」ヒュッ!
「サンキュ!」パシッ
そう言ってさっさと降りペリカンのパイロットはカーゴが閉じると足早と飛びさって行った
「──フレッド、何を話してた・・・?」
「おっ、気付いてたのか。"今度遊びに来い"って話だが?まさか反対するつもりだったか?」
「・・・いや、お前が横須賀の指揮官だろう、逆らって出禁にされたらカレーが食えなくなる」
「ハハッ、そうだな」
歩きながら他愛ない会話をする二人のスパルタンは島の木林の中に進む
邪魔な枝をフレデリックがナイフで切り払いながら洞窟へ進路をアルテミスで確認しつつ歩み続けるとフレデリックが立ち止まる、どうやら何か見つけたようだ
「チーフ、獣道だ。恐らく"コー"のヤツが言ってた洞窟と港を繋ぐ道だ」
チーフは獣道にしゃがみこんで簡易的な調査を始めフレデリックは周囲を見渡して奇襲がないか警戒している、雑草が残る場所は柔らかく手を押し込めば数cm程沈む、しっかりと踏み固められてはいるがやや湿った地面はその地面から10数cmの差があること、獣道にしては幅が広く木々の間隔も余裕をみて比較的広めだということから獣道とは少々違うようだ
そもそも獣が歩いたなら足跡が残るはず──チーフはバイザーに装備された新しいシステムでもある熱探知バイザーを起動すると獣道を入念に調べ始めた
「・・・当たりだ。獣の足跡は無い、人に近い足跡しかない。しかもまだ新しい・・・だが人の体重ではこうも深く足跡が付くはずはない」
固まりきっていない足跡と思わしき土を触る、
念のためにそうでない固まった土と触り比べ一目瞭然といえる証拠を確信したチーフは立ち上がった
「決まりだ、
「そんな話していたか?」
「いや、コーが部屋から出る時俺に引っ付きながら言ってたろ、『みんな逃げてきた、でも逃げ遅れたヤツもいる、助けてやって欲しい』って」
チーフはフレデリックを見ながら一間空けて答えた
「フレッド・・・さっきから言っている"コー"とは誰だ」
「誰って・・・港湾棲姫に決まってるだろ、
「・・・
チーフはフレデリックの"自覚の無い女
スパルタンⅡ達は無口な方だが家族や親しい仲間、信頼できる
しかしスパルタンⅡもウィリアムや1337──ケイイチ、フレデリック、ファジャドといったようなある種のユーモアを持ち合わせている者もいる
チーフはそんなフレデリックの"誰にでも優しく親しい"というスパルタンとしてではなく本来のフレデリックとしての性格を『少し羨ましくも自分には必要ない──親しいそいつが死んだ時に感傷に浸る時間が少なくてすむから──』と意識を僅かに消沈させライフルを構え直した
フレデリックは『一体なんのこっちゃ?』と言いたげに顔を傾げるとチーフの後を追った
数分程歩き続けるとチーフが停止のハンドサインを促した、フレデリックは手頃な木影に隠れ様子を伺うと岩の崖に裂け目を見つけた、アルテミスで確認した限りここで間違いないようだ
チーフは岩の影まで忍び足で近づくと頭を少しだけ影に隠れるように出す
「ケリー、リンダ、これより裂け目に入る。」
「了解チーフ、私たちは崖の回りをアルテミスで調べるわ。僅かな隙間だって逃さないわ」
チーフはハンドサインでフレデリックに付いて来るなように指示する、チーフ同様岩に隠れると同時に岩に添うように裂け目へと侵入した
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「思ってた以上に不快な場所だな、気温37℃、湿度が95%になってやがる、海が近い鎮守府でも見たことないぞこんな湿度・・・」
「故に
巡回の見張りが二人・・・チーフはアサルトライフルで、俺はハンドガンで額に狙いをつける、照門と照星・・・は無いがスマートリンクから投影される着弾予想を示すレーザーサイトを巡回の額に照らす
「案の定というか、やっぱりさっきのが全戦力じゃなかったな」
「俺は右を、フレッドは左だ、合わせろ。3、2・・・」
『ヴシュ』『デュッ』
濁った音を発した銃器から弾丸が飛び出した
ハンドガンの50口径マグナムの弾丸は巡回の頭に飛び込んだ、50口径ホローポイント弾が容赦なく人外の頭を弾けたスイカのように床と壁に散らばらせた
それとは対称的にアサルトライフルの7.62mm弾は頭に小さな風穴を作りながら勢いを殺す事なく貫通し壁に衝突した
『ブシッ ブシュッ』
死体をいたぶる訳でもないが確実に息の根を止めるためにチーフが1発づつ頭に弾丸を叩き込む
完全に動かなくなった女の子の姿をした標的を近くまで寄り確認する、人類に仇をなす敵ではあるが・・・身長で言えば軽巡洋艦──天龍に近い背丈の子供を容赦無く足で蹴飛ばし仰向けにする
「フレッド、深海棲艦には艦娘の兵器以外効果が薄いと報告書にはあったが」
「そこらへんは俺の仮説だがUNSCにも
用は今装備しているUNSCの銃火器、元はデアイタインに積まれた武器でありデアイタインの原形であるストライデント級重フリゲートと同じ構成をしつつ大型化されその巨体に身合う武装を施された重装甲重巡洋艦でありグリーンチームに属する艦娘、ストライデント級のエミネント・ドメインとサイズは違えど同じ規格の武装を搭載されていた、それなら"デアイタインの銃火器や艦載兵器も艦娘エミネント・ドメインの一部"であり艦娘の対空機関銃、主砲などと同じという面倒臭い屁理屈である
現に深海棲艦よりも強力とされる特型を不意打ちのウィークヒットとはいえアサルトライフルやマグナムピストルの射撃で屍に変える事ができるならこれ程都合の良い事は中々ないだろう、もちろん単純な威力では艦娘達の武装には敵わないだろうが艦娘は陸での活動はあまり得意とはしない、だが陸に足を付けていても艤装を身に付けている艦娘は荒削りではあるが並のスパルタンⅣを軽く凌駕し一部の高い適性をもった少女がオリジナルとなった艦娘はスパルタンⅡに匹敵、もしくは同様の戦闘力を持つとされている
ちなみにだが艦娘のオリジナルとして極めて高い適性を持ち合わせていたオリジナルは『吹雪』『叢雲』『漣』『電』『五月雨』といった比較的年代層の低い少女が"戦闘"に向いた適性を持っていたが大半のオリジナルは退役し元の生活に戻っている所謂初期艦である
長門や特定の艦娘のオリジナルは戦闘面よりも艤装を長く装備し続ける『耐久性』に特化しており今もなお戦場に駆り出されているが
艦種により戦闘力やらが左右し戦闘力と耐久性のバランスを取ったのが
殆どのオリジナルは退役したがフレデリックが横須賀の提督として着任している事を知っているかはしらないが龍鳳(もとい大鯨)のオリジナルが現役舞鶴鎮守府に属しており『少佐のファンサイトに登録してるみたいですねぇ』との報をローランドに聞かされた事はある、(クリスマス回の伏線回収)もちろんチーフが一番人気らしい。
フレデリックは自分達が拉致されてきた時とあまり変わらない世代の子供等が戦場に繰り出されるのをあまり快く思っていない、もし深海棲艦との戦いを終えるには『核爆弾を持ち込み手動起爆させる』等カート・アンブロスと同じ轍を踏む事に躊躇はしないだろう、それで彼女達に平穏が訪れるならそれこそスパルタンⅡの市民を守る責務が果たせるのだから...
チーフは先早と足を進めフレデリックは後方を監視しながら背がくっつき合わせるかのような距離を保ちつつ移動する
開けた場所を避けるように浅い水辺を進むと牢屋と思われる
『ぅ...うぅ...』
「チーフ」
「あぁ、聞こえた。カバーする」
チーフがモーショントラッカーを注意深く確認し合図を出すとフレデリックはマグナムピストルを構えたまま近づく
閉じ込められていた深海棲艦をアルテミスでスキャンし結果がでるまで様子を伺うと囚われた深海棲艦はボソボソと喋りだしたのだ
「・・・ズタボロだな、オイ生きてるか?」
「ダ・・・ダレ・・・ダ・・・?」
「スパルタンⅡだ、港湾棲姫に頼まれて救出に来た、他に誰かいるか?」
「ソウカ・・・オクノ・・・牢屋ニ・・・ゲフッ!ゴホッ!」
「無茶すんな、他の連中も助けてやる」
「
『確認、"駆逐古鬼"及び"駆逐水鬼"と判明。駆逐古鬼のバイタルサインが危険値に達しています、直に処置を行って下さい』
「高速修復材は使えそうか?」
『診断中・・・、・・・・・・、・・・ピピッ、可能、適切箇所は
フレデリックはアルテミスを通じてオペレートを行う医療AIから受けた指事を駆逐水鬼に行うよう注射器を渡した──が
『ドコニ使エバ・・・ゲフッ!ゲフッ!』カラ-ン カラカラ...
「チーフ、見張っててくれ」ガシッ
フレデリックが鉄格子を掴むと力ずくで抉じ開けようとする、どのみち救出の際に何かしらアクションを起こさねばならないのは変わらない、幸い洞窟の入り口からさほど離れていない位置でもあり絶好の機会でもある
「・・・ヤメテオケ・・・ソノ鉄格子ハ深海ノ者デ──」
ギッ・・・メリ・・・メリ・・・ギゴゴ、ゴ・・・
「チ・・・チーフゥッ!手ェ貸して・・・くれぇ!」メリメリ・・・
「まかせろ」
「~~ッ?!?」
くお~ここでインド人を右に!
フレデリックの呼び掛けにチーフは直ぐ加勢し始める
二人のスパルタンⅡが鉄格子を無理矢理抉じ開けるとちょうど一人が出入り出来る程の穴を作り出したのだ、戦車をパンチで破壊する強化人間だからこそのアドバンテージ
子供を材料にしたスパルタンⅡはリーズナブルで機能的、ポイント還元も地味に嬉しい
「チーフ・・・頼んだ・・・」ゼェゼェ...
バテてしまったフレデリックを余所にチーフは駆逐古鬼の内股の動脈に素早く正確に注射針を射し込みスイッチを入れる
人の姿をした何かではあるが女性のデリカシーなど知ったことではないとチーフは一切気にしてはいないようであった
大腿動脈への注射はかなりの激痛を伴う、チーフが迷い無く注射針を突き立てると駆逐古鬼は痛みから潰れたカエルのような声をあげ暴れそうになるが駆逐水鬼が押さえつけていた事もありすんなりと注入に必要な深さまで針が入ると注射器はキシュー・・・と音を立てて修復材が注入される、落ち着いたのか駆逐古鬼の呼吸の荒らさは一先ず安定した
「
「ワ・・・分カッタ・・・」
つい昨日まで敵であった深海棲艦に対してこうも対応が変わるものなのだろうか、チーフにとって深海棲艦は只の一風変わった敵であり上官からの命令であり守るべき人類の敵だから深海棲艦を倒していただけであった
その命令が殲滅から保護──救出任務の対象へと切り替わったのであればその任務をこなす、至って簡単でありチーフの行動原理であったのだ
少し歩いた先にもう一つの牢屋を見つけるとチーフは様子を伺う
先と同じならば間違いなく巡回が廻ってくるはず、岩肌の僅かな隙間に指を添え難なく高い位置まで登りマグブーツで逆さまの状態になる、あとは獲物を待ち喰らうのみだ
「一体どれだけの深海棲艦が救助を待ってんのかね」
「さあな...フレッド、本当に
「上官命令だしな、ウチの
『じゅんかいふたりがやられた まちがいなくあくまだ しぬきでかかれ でなければしぬのはこちらになるぞ』
『とらえたひとじちはどうする』
『うばわれるくらいならころせ あくまがここにきているならもはやひとじちなどむいみだ』
「サンヘイリ語とは違うな。チーフ、例のアレ試してみようぜ」
「わかった...翻訳開始──」太すぎるっピッ
『じゅんかいふたりがやられた まちがいなくあくまだ しぬきでかかれ でなければしぬのはこちらになるぞ』
『とらえたひとじちはどうする』
『うばわれるくらいならころせ あくまがここにきているならもはやひとじちなどむいみだ』
どのようにして翻訳をしたかはわからないがかなりの正確さを発揮した翻訳機、これはスパルタンⅣのオリンピア・ヴェイルが組み上げた新型のシステムを組み込んだ最新型である
「物騒なこって」
「フレッド、オートマッピングが完了した。手分けするぞ」
「データ受信・・・よーしキタコレ(小声)っと時間との勝負だ、一丁やるかね」
ピタゴラ♪ ドミニオン ヌ
ベースを確保せよ!(幻聴)
ドミニオンとは陣地を構築し最終的に陣地を多く持つ陣営の勝利となるUNSCでも防衛陣地や攻めの基点の大切さを多くのルーキー達に"数の暴力"を持ってしてこれでもかと云わんばかりに猪突猛進のルーキー達をハンマーで頭を殴り付けてきた由緒正しい通過儀礼である
同時に地面を蹴り加速するとあっという間に速度計は30km/hを越える、チーフは右側の通路に入りフレッドは左の通路に向かう
「そろそろ次の・・・居た」
牢屋前で艤装を人質に向けている特型に45km/hの速度と500kg超を越えるアーマーを纏った
「あばれんなよ よけいにくびがしまるぜ」ミシミシッ...
あっという間の出来事に特型の1人は反応が遅れ不利な情況に立たされた
「うごくな ほかのひとじちはどこだ こたえないならこいつのくびをへしおるぞ」
仲間の一人をとんでもない一撃で蹴り飛ばし、苦しそうに顔を歪めるもう一人の仲間を人質にしている悪魔に改めて恐怖した
始めから悪魔達は情け容赦無いのは知っていたが躊躇無く顔面に飛び膝蹴りを見舞いし人間よりも優れた肉体を持ってしてもビクともしない左腕に正確に自分の額を狙う異質な雰囲気を醸し出す大型の拳銃、そしてなにより一切気が付く事無く背後に忍び寄っていたもう一人の悪魔──チーフが最後の特型の首をフレデリック同様絞め技を掛ける
「!?」
チーフが首を絞めながら特型の耳に口を近づけただ静かに語りだした
「悪いがお前達の住み家は洗いざらい把握している、油断してくれたな?これは駄賃代わりだ」ミキッ ミリミリッ ゴキッ
「アンタもだ、殺すなら殺されもするだろう?洞穴で大人しくしてりゃいいものを」メリッ ギチギチ メキャッ
瞬く間に顔が真っ青に染まる特型の二人は抵抗しようにも空気を蹴り飛ばすだけでむしろ自ら僅かに残された隙間を埋め唾や涎、涙と汚物を撒き散らしながら、1分もしない内に完全に事切れた
「ばっちぃな」ポイ
チーフとフレデリックが牢屋に眼を向けると扉は巨大な南京錠で厳重に守られていた、その巨大さは人1人分ともいえるサイズであった、実際スゴイデカイ
「
「それ以上いけない」
目線にモザイクを引いたMr.任○堂が幻影として二人の背後に現れたが気にしている余裕は無い
辺りを見渡して鍵を探す、あからさまな岩がぽつんと佇んでおり影を覗くとそこにはキーブレード南京錠のサイズに合わせた巨大な鍵が無造作に置かれていた、フレデリックは「やっぱりあったぜ」と鍵を肩に乗せ南京錠の鍵穴にそれを差し込みガチャリと回し解錠した
「やっぱり五美マ○オだろ・・・」
「・・・」
─次回予告─
ガ~オガオガオガオ○イガ~
次回、"
「めんつゆデース☆」
次回も、君の心にデアの共鳴!
ツイテラッシャイ・・・(幻聴)
──嘘です。
タイタンフォール2が12月のフリープレイに来るゾ!ダウンロードしてプレイ・・・しよう!!(提案)
不具合か何かかフォントが反映されないんですが大丈夫なんですかねこれは・・・