艦これ × HALO ~それゆけ!スパルタン提督~ 作:漬けまぐろ
そしてアンケートを反映して旬の艦娘やみんな大好き既存の艦娘を追加
たぶんこれ以上"艦娘は"追加はしないと思います、既にいる艦娘の一部が忘れ去られてるからね、しょうがないね。
6/4 誤字修正
─横須賀鎮守府 客間─
「ふぅむ・・・4輪車の免許を習得したい・・・かぁ」
本日の横須賀鎮守府に招かれるは大本営の重鎮、長門の父親でもある野澤鉄夫准将──
側にいるのは准将の秘書艦あきつ丸
「ここ横須賀鎮守府ではエルズワース少佐が直々に車両を回し皆さんをショッピングモールにご招待しているようですな」
「えっ、ちょっとあきつ丸君、エルズワースってもしかしてフレデリック少佐の名前かね?」
「その通りだあきつ丸秘書艦、いつも提督は人間にあるまじきテンポで書類仕事を完遂し私達に気を使ってくれているのだ、服や日用品、ちょっとしたお菓子・・・お陰で不自由は一切無いな」
「うぅむ、聞いちゃおらん・・・」
「ふむ、週に4日も・・・さすれば自動車免許を取り少佐殿の手助けをしたいと言うのはいささか不思議ではありませんな」
あきつ丸が手元の資料を机に戻すと同時に龍鳳が客間の扉を開けた、中に入ると緑茶と醤油せんべいを机に配膳しながら口を開いた
「お茶とお煎餅お持ちしました、長門さんのお気に入りの品です、ご鑑賞下さい」
「愛娘のちょいす?ほんとぉ?・・・すまないね、ではお言葉に甘えて・・・」バリバリ
「ふむ、塩気の中に甘みが・・・溜まり醤油と味醂の餅を食しているような塩梅!良い煎餅であります。茶も・・・ずずずっ・・・薫り深い、これは玉露でありますな」
「気に入って貰えて嬉しいよ、帰りに一袋土産にもっていくといい」
「いやはや
がやがやとお茶会のように煎餅を噛み砕く音が客間に響き渡ると龍鳳が万を満たしてといった様子で野澤に本題の話を告げる
「私たちも車両を運転出来るようになれば提督への負担も減るはずなんです、どうにかなりませんか?」
「免許を習得する事自体は全くかまわなんだが・・・何故私に話そうと?」
「えっと・・・提督の事実上の上官であるのが野澤准将ですし・・・提督はスパルタンⅡとしての任務で深夜の内に出立してしまいましたので・・・」
「それは少佐に直接話せば良かったのではないのかね?何時でも機会はあっただろうに」
野澤の誰もが思う返答に龍鳳は顔を赤らめて「内緒で習得してびっくりさせたかったんです・・・」と龍鳳から聞き出すと何か察したように口の回りに蓄えた立派な髭を撫でながら軍部重鎮特有の眼光で龍鳳を見た
((ふーむ、これは・・・彼女は少佐に
((うーん、父上から変な視線を感じる・・・一体何を考えているのやら))
長門当人はさほど気にしていないような口振りであった、そもそも免許の話をしているのに恋煩いの話は今現在関係無いからだ
「何は途もあれ軍部関係者のみ利用可能な教習所を紹介しよう、そこなら教習料も支払わなくてもいいし、なんなら主力戦車の操縦に必要なカタピラ限定の大特免許だって習得できるしのう、これで構わんかなあきつ丸君」
「そうでありますな准将殿。手続きは此方で済ませます故、午後からでも教習に参加してみては如何でありましょう?」
願ってもない提案に長門と龍鳳は歓喜の表情を見せる、二人のおつむの良さなら筆記は問題ないだろうと野澤は表情を緩くしながら茶を啜った──
((フレデリック少佐の名は"フレデリック・エルズワース"か、覚えとこ))
コソコソ
((提督のフルネーム・・・ムッフッフー♪良いこと聞いちゃったネー♪))
フレデリックの名前が鎮守府に触れ回られるのもそう遠くはない──
↑CDS社エンブレム☆
「おや?これは新しいCMですね、前と比べて民間に対して当たりが良くなった気がします、相変わらず社章の髑髏は恐ろしげですが」
大鳳がUNSCの雑誌を読みながらタイトルと野澤が言った戦車の免許の伏線マシマシなテレビCMに気がつきそんなことを口にし、側にいた大淀がその言葉に返答した
「UNSCにスコーピオン戦車シリーズや
「とはいってもUNSCは今やコヴナント大戦を終結させた功労者で世界最大規模の組織です、CDSやUNSCに販売をしている企業はUNSCが有る限り黒字安泰かと思いますが...」
「そうですけどね・・・世間様の世論にも配慮しなければ死の商人はたちまち弾圧されるものです、イメージダウンの対策でしょう。私たち艦娘も悪く言ってしまえば兵器です、毛頭兵器してる気なんてありませんが一般から見れば"日本が製造している兵器"であることは間違いありませんし提督だってスパルタンⅡです、UNSCが所有する
「
「UNSCや日本海軍ほど頼もしい存在があるのは"私達"にとっては僥倖です・・・はぁ、日本が
眼鏡を指で直しながら言い放った大淀の言い分も一理あると他の艦娘達も口を"への字"にして思い思いの考えに浸る、スパルタンⅡの情報も既に開示され艦娘達の存在も民間に公となった事により様々なデモが発生したのはつい一月前の事だ
『危険な
それに限らず各国から非常に面倒な要求をされたり各鎮守府への不法侵入やプレゼントと称した危険物等数えればきりがない、横須賀鎮守府の艦娘に至っては街への買い出し中に拉致紛いの出来事や艦娘のオリジナルにもストーカー被害があったなど・・・日本海軍の根回しにより日本だけでなく海外艦娘のオリジナルが住んでいる各国の護衛や費用を用立てて各国政府が管理するマンションに住まわせる等対策は十二分に施された、後は様子を見ながらその都度事を進める事になる
艦娘達はメディアや一般世間からの言葉を聞いて考えた、自らのアイデンティティーは一体何なのだろうか?深海棲艦と戦う為だけに存在している兵器なのか?もっと別の意味があって艦娘が生まれたのか、人間として扱ってもらえているのだろうか、キュウリの成分と同じ"見たくれが立派で中身が空っぽ"のハリボテなのか
ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦) ンアーッ!(≧Д≦)
時計の針を皆が見ると丁度正午、クッソ汚い何かが胴体をマジックハンドのように伸び縮みさせながら正午の咆哮を12回唸らせた
ネガティブな気分を転換する為に全員で伊良湖が待つ食堂へやけに重く感じる足を動かし始めた
その足で向かう大淀に対して近くにいた電は大淀の格好について尋ねた
「所で大淀さん、なんでバニーガールの格好してるのです?明石さんとお揃いだったはずだったと思うのです」
「さぁ?私も知りません、提督の趣味なんですか?」
「司令官さんの趣味?司令官さんに限ってそんな趣味はないと思うのです・・・」
「このウエストからヒップのライン・・・安産型っしゅね」スリスリ
「なんだこの占守!?(驚愕)」スパーン!
「あべしゅ!」
大淀の強烈なビンタで占守は昏倒した
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「車両の操縦は──・・・"習うより慣れろ"だ、右足右側がアクセル、真ん中がブレーキ、左側がクラッチ・・・アクセルとブレーキはわかるだろう?クラッチはマニュアル車両の変速機だ、ギアを変化させる際に使用する。やってみろ」
龍鳳の乗る車両の助手席にいる小さく"デフォルメ化されたマスターチーフに良く似た何か"が座っている、カラフルなアサルトライフルを"ドラ◯もん"めいた丸い右手に持ち左手には"爆弾です"と言わんばかりの導火線がはみ出た黒く丸い物体を持っていた、最後に意味がわからなすぎるオレンジ色の頭から生える丸い玉・・・オプーナかな?(純粋)
「はっ、はいっ!」アクセルフミー
車両が前進し始めだだっ広いコースの上で速度を上げて標識と道路に書かれた速度制限を守りながら走る、曲がり角に近づきアクセルを緩めるとブレーキを軽く踏み込み停止線の前で余裕を持って停車した
「いいぞ、交差した道路に中央線があれば必ず停車しろ、今の停止線もだ。あの交差点の中にまで書かれた中央線は"優先車線"だ、両側から車両が接近してなければ発進させろ、交差点だけではなく二車線の丁字路に合流するのも停止線で待ち、中央線があれば相手を優先させるんだ」
教習車両は長門と龍鳳の二台きりの巨大なコースだが本番の実地試験に限りなく近づける為に3Dホログラムの車両が行き交っているのを龍鳳はひたすら車列が途切れるのを待ち続けた、そして遂に龍鳳は視線をマスターチーフに向け車両が途切れるのを待ちつつ語りかけた
「・・・あの~・・・」ブウウウン...
「・・・なんだ」
「貴方は・・・チーフさん・・・ですよね・・・?」ブロロロ...
「・・・『マスターチーフボンバー』だ」
「ボッ・・・ボボボボンバー?!」キキィィィッッ!!!
「急ブレーキは減点だぞ、後続車両がいたらどうなる?艦娘といえど玉突き事故の衝撃で怪我をするぞ」カリカリ...
「オカマ掘られるよりチーフボンバーさんの方が色々衝撃が強いと思いました」(小並感)
「失敬な」(海外の反応)
アナログなボードとボールペンでなにやら書き込む"マスターチーフボンバー"さんを横目に龍鳳はウインカーを点滅させ再度発進させた
S字カーブやクランクの道も問題なく突破し車庫を模した空間に車両を入れて終了、ハプニングはあったがチーフボンバーは車両から降りるなり「あとは結果待ちだ、基礎は出来ている、問題ないだろう」──と言うと"ニョモ ニョモ ニョモ"と瑞鶴と同じように変な足音をたてながら建物に消えていった
「戦場での乱暴な運転なら大丈夫レベルだと思うんですけどね・・・」
独り言を呟く龍鳳の側へとやってきた長門、両腕には困った様子の"デフォルメ化されたアービター"を抱え表情から察するに"結果と試合に勝って翌日風邪を引いて祝勝会不参加"のような顔をしていた
「あ、あの・・・どうしたんです?長門さん?」
「・・・・・・見てくれ龍鳳よ・・・アービター殿がクッソかわゆ~くならていた・・・なんなんだこの・・・デ・・・デ・・・デフォ・・・?・・・そうだ!"ベシャメル"化は・・・!」ワナワナワナwanna be crazy
「ベシャメル?!デフォルメって言うんですよ!?ベシャメルじゃあグラタンのソースになっちゃいますからね?!」
アービターに対し愛が目覚めた長門
現物は口がワチャワチャ動くエイリアンであるがそこはデフォルメ化された可愛いサンヘイリ族らしき謎の生物、どことなく腹が出っ張ってる気がしないでもないそれを愛玩動物のように抱えた長門は涙を流しながら龍鳳にただひたすら訴えている
アービターは右手に持った端末を上下に振りながら長門に下ろすよう要求し始めるのだった
「ナガトよ、お前の最終審査をしなければならないから放してはもらえまいか」
「うわ~ん!ヤダッ!"デフォメル"アービタ~!欲しいよ~!!一家に一台なんだ~っ!!」オンオンカレーオンザライス
「えぇ・・・(困惑)またおかしな事を・・・」
「だって・・・ジャッキ達は明石が親権利握ってるし・・・メンダコタチャンカは・・・・・・・・・まぁどうでもいいか」
☆メンダコタチャンカ☆
(レインボー目シックス科防衛族)
メンダコのようにヒラヒラ
別名ロシアのよもぎ餅、ダメージを蓄積させると「ア°ーーーッ!!」と鳴く
二種の矢が射てるクロスボウを強く嫌い固定機関銃を設置しているときは燃焼矢で足元を焼くと"焼きよもぎ餅"になる
「どうどう、鎮守府に帰ったら一杯いきましょう?だからアービターさんを放してあげてください」
「"ゼル・ヴァダムボンバー"だ、"アービターボンバー"でも構わん」
「あぁ...またややこしい事を・・・」
先日野澤准将と話をしていた時は普通だったはずの長門、どうしてこういう事態になってしまうのか?龍鳳は両手で顔を隠すように項垂れてしまった
可愛い物好きにも限度があるだろうが『左ヒラメに右カレイ』で有名な"ナゲット民"やらどこぞのクッソ汚い現場監督に求愛する日本のインターネット民もいる為"可愛い"とは千種千万なのである(適当)
ニョモ ニョモ ニョモ...
例の足音を聞いた龍鳳は後ろを向くとそこにはマスターチーフボンバーがニョモ ニョモと此方に歩いている、審査を終え戻ってきたのだ
さらに良く見ると建物の近場の休憩場にデフォルメ化されたキャラクター(?)達が集まり何やら楽しそうに談話してるのも見える
ピンク色のロングヘアーで青いセーラー服を着た女の子のボンバー、そんな彼女が作った弁当を涙を流し美味しそうに食べるカーボン製高周波ブレードを装備したサイボーグボンバー、赤い衣装を着てスープレックスが得意そうな女子レスラーボンバーと会話する明らかに人間ではないオービタルフレームなボンバー・・・踊る白ヘルメットに赤ランプが付いたサルボンバーもいれば『従軍先輩 ─下北沢の戦い─』という小説を読む鞭を持ったドラキュラハンターボンバー、キセルで一服する天下の義賊泥棒ボンバー、サングラスにハゲ頭で右手にモザイクの入った茶色い"何か"を持ったフンドシ一丁の土方ボンバー、おしりがデカいピ○グーボンバーと様々、どんな話題で盛り上がっているかはわからないが((ちょっと楽しそう・・・))と龍鳳の意識もそちらに誘導されてしまっていた
「リューホー、お前は合格だ、免許証用の写真を撮るからついてくるんだ」
「はぁい、わかりました」
「アービター、まだ審査表が提出されてないらしいが?」
「うぅむ・・・この状況を理解してなおそのセリフが出るとはな。ナガト・ナガト・ナガト、いい加減にしてくれ、免許証いらないのか?」
「さぁて、それをフレデリックが知ったら何て言うだろうか」
チーフボンバーが黒い影を纏いながら長門にじわりじわりと近づく
アービターボンバーとフレデリック、どちらを取るか二人を天秤にかけさせると長門はしばし葛藤した
ゆらりゆらりと揺れる天秤の片方にデフォルメアービターボンバー、片方にデフォルメされたフレデリック。唸り少しの間の後、くしゃりと悲しそうな顔をし何時ものキリッとした顔を見せた、どうやら腹は決まったようだ
「・・・すまなかったアービター殿、私はやはり免許証にしがらみがありそうだ」
「そうか、ならば早速査定を開始するとしよう」
チーフボンバー同様"ニョモ ニョモ ニョモ"と歩き建物に入るのを見届けるとチーフボンバーと龍鳳もアービターボンバーの後を追い建物に入った
「さぁて、少しゆっくりするかな」
首に掛けた小さな錨のネックレスを揺らしながら辺りを見回す長門
艦娘の制服ではなくワインレッドの7部丈のシャツとそれに合わせたジャケット、スリムなスラックスと私服姿である
自動販売機に硬貨を入れて迷い指をしながらふと見た甘そうなジュースを購入し適当なベンチに腰を下ろした
まだ冬だが日中陽が差していればそこそこ暖かい事もあり冷たいジュースが喉を通る度に心地よくなる
「──ふぅ、いい天気だなぁ」
長門も数分後アービターに呼ばれ証明写真を撮影しに建物に入っていった
「リューホーは普通4輪AT限定、ナガトは
「ま・・・待て待て!!そもそも私は乗用車で検定してたんだが?!」
「遠慮するな、呉の提督がフッド卿に話をつけたらしい、新造のプロトタイプだ、150mm滑腔砲付きだ」
「あの野郎!ぶっ殺してやる!!」
「どーしましょ・・・提督になんて言えば・・・」メソメソ
「きっと役に立つ、スコーピオンも4輪なのは変わらん。それに牽引ワイヤーも取り付けてある、とりあえず持っていけ」キュラキュラキュラ...
「準備がよすぎる~!また皆に"ながもん"言われる~!」ウワーン
かくして長門は開き直りハッチを開けたままスコーピオンを転がし鎮守府に帰投した!
「開き直ってない!諦めたんだ!!」
「リューホー、お前は機銃席にタンクデサントしておけ」
「えぇ・・・(困惑)」
perfect communication!
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─横須賀鎮守府 居間─
居間に出されたコタツに入り暖をとる横須賀ではまだ見かけない艦娘数名が思い思いにリラックスしていた
特別な海域での任務を終え帰投した艦娘が連れ帰ったのは合計8人の艦娘達、日本海軍の艦娘のみでなく海外で活躍した艦娘も連れ帰っており今コタツに入って──もとい占領しているのがコタツに魅了されてしまった彼女らだ、少しその会話を覗いてみるとしよう・・・
「今頃ナガトとリューホーは結果待ち?二人とも合格するといいわね」
ミカンを口に放り込みながら比叡が借りていたレンタル映画の『カビキラーVSもやし○ん』を視聴する彼女は"コロラド"、アメリカからやってきた戦艦である
横須賀鎮守府は戦艦の割合が少し多く扱いに少し不自由だが、多分どうにかなるだろう
「それよりもせっかく着任したのに提督さんが出撃中なんてね、ツイてないなぁ・・・まっ仕方ないか──あっこのワンピかわいい」
モゾモゾとコタツの掛け布団を器用に扱い全身くるまるように位置取りするチェリーブラウンの髪色の彼女は防空巡洋艦の"アトランタ"、ファッション雑誌の『男を墜せ♡大人の春コーデ ワンピース特集』特集を見ながらコーヒーを啜っている
二人ともあまり他人とは馴れ合わないタイプのアメリカ生まれの艦娘だがそこはまぁコタツの力である故致し方無し
対面には優雅に焼き牡蠣を食しているイタリアから来た軽巡洋艦の"ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ"──通称"アブルッツィ"がいる、居間の扉の側に裸で眠りこけるヨイドレノザラシことポーラがいるがあまり気にしている様子はないようだが問題は絵面だ、コタツで牡蠣は日本人にとってなかなか馴染み深いのではないだろうか、知らず知らずとはいえアブルッツィも既に畳化が進んでいるのかもしれない、イタリアの艦娘にしては珍しくいつでもワインを飲んでいる訳ではないらしくしゃんとした姿勢を保っており淑女さが滲み出ていた、ワイン一口で"へべれけ"が出来上がってしまうらしいが・・・え!!ワイン一口で泥酔状態に?!できらぁ!!
彼女もまた他の艦娘とは馴れ合いを避けるスタンスであるらしいが瑞鶴にはどことなく親近感を感じるらしい
「っていうか、提督さん結構イイ男らしいじゃん、名前なんてーの?アンタしってる?」
アトランタがコタツにいる四人目に問う、赤茶色のショートボブの髪に紺のベレーとセーラー服を着た駆逐艦はため息混じりで答えた
「・・・フレデリック・エルズワース少佐、親しい人からの愛称はフレッド。身長216cm、体重は炭化セラミック骨格含め194kg、使用アーマーはmk-Ⅵ gen1"
「あっそ。にしても・・・"フレッド"かぁ、もしかして"ウッドス○ック"の家族だったりして」
アメリカの下町生まれだからこそわかる『スヌーポー』に登場する黄色い鳥のキャラクターを想像するアトランタはさっさと雑誌に目を移しどうフレデリックを墜すかを考え始めた
「マックス、そんなの放っておいて工廠に行こう、犬がいるらしいよ」
「へぇ、種類はなんだろう・・・日本なら柴犬かな」
「ラフ・コリーだってサ、大型犬だよ」
「ふぅん、"名犬ラッシャー"と同じなんだ。撫で甲斐があるね」
コタツに入っていたセーラー服の艦娘はマックスというようだ、正式には"マックス・シュルツ"
マックスを呼んだ艦娘も同郷の姉"レーベレヒト・マース"
マックスはコタツから這い出てレーベとさっさと居間から去っていった
「ん、炬燵空いたなら入ろうかしら、朝潮姉さんほら、こっち」
「うん、ありがとう」(釣りキチスマイル)
空いた場所にスルリと入ったのは朝潮と霞、駆逐艦である二人は一人分で二人入れるほど小柄であることが幸いし姉妹らしく仲良くしていた
日本艦の[大淀][朝潮][霞]
海外艦の[コロラド][アトランタ][アブルッツィ][レーベレヒト・マース][マックス・シュルツ]
計8名の艦娘が横須賀に着任した、日本艦は兎も角海外艦は性格に一癖二癖もある艦娘であるが"提督"に対しては素直な子達であるため今後が楽しみである
─ 食堂 遅めの昼食 ─
ウマーイ メシめし飯... ミートパイ&teaデース あぁ^~ ヨコスカノギンシャリハイツモサイコウネ... テートクノオカゲダナネーサン ネコヒロッテキタヨニーサン ネコダメ!ステテコイ!
いつものように賑やかな食堂に
隣の武蔵はラーメンどんぶりに大盛にされた銀シャリをおかずの『肉じゃが』と『山菜と鯖の酒蒸し』で食べ進めていた
「──結局遠征から帰投しても一晩待とうも提督は帰らなかったわ」モグモグ
「彼も忙しいのだろう、いつもの書類仕事に加えて最前線の中核に限りなく近い
「提督には約束通り銀座のお寿司屋に連れて行ってもらうの、時期的にお肉とろとろのビーフシチューと焼きたてのバゲットもいいわね」モムモム
「・・・そうか」カチャカチャ
「羨ましいの?」ズズズ...
「いや、提督と提督の財布が可哀想だな。と思ってな」ムシャムシャ
「私はむしろそんなしょげた提督にこそ興奮すら覚えるわ、空の財布を眺め放心した提督の手に私の手を添えて惚れた女の目で『ごめんなさい、でも私にとって提督との時間はかけがえのない幸せな物なの』と言う、すると提督はいつもみたいに『まぁ仕方ないか』と顔を綻ばせ優しく微笑んで次のお店に梯子するの・・・そこは譲れません。耳齧りや手咥えも蒼龍に禁止されてそれしか楽しみが無いのよ」キリッ
「長い、もっと抽出しろ」
「提督は結構チョロい」バッサリ
「とんだ悪女だ・・・たまげたなぁ・・・」
「日頃提督のお酒のおつまみやおやつを盗み食いしてるから罪悪感はあるわ、でも素直に謝れば許してくれるし・・・多分、私はそんな彼に依存しているのかもしれないわね」ショネリ
「フム、提督無しじゃ生きていけない体になってるのか?いやらしい艦娘だな」
「さ・・・さすがに今のは心に突き刺さる物があるわね・・・否定はしないけど」
加賀と武蔵は今日も平常運転だ
さて、長門と龍鳳の二人が『これから鎮守府に戻る』と連絡を入れてから一時間が経とうとしていた、時間的にそろそろ到着するハズだろうと買い物好きの艦娘らが首を長くして待っていた
「摩耶さん摩耶さん、鹿島さんの洋服って確か四越のブランド品ですよね」
「本人はそう言ってたなぁ、それで?それがどうしたんだ
「とても綺麗で羨ましいな~って思ったんです!」
「あ~・・・アタシの服とはベクトルが別方向だけど確かに
女性の宿命の一つである"オシャレ"・・・それは世界の法にも定められている"
先ほど朝潮が形容しがたい釣りキチスマイルを披露していたがそれはハロウィーンイベントに大本営が用意した衣装を着ていた時の
西暦2561年──人類は別銀河までも手を広げながらも未知のエリアへとこれでもかと突き進むのであった
クリスマス衣装が素敵でも決して彼女達を汚してはいけない(戒め)
『館内放送ウー、長門と龍鳳が戻って来たホイ』
「おっ!よっしゃ迎えに行こうぜ如月!」
「はい!」
─ 横須賀鎮守府 正面隔壁ゲート前 ─
キュラキュラキュラキュラ・・・ブシューッ・・・
教習を終えて帰投した二人を迎えるため鎮守府の隔壁前で待っていた艦娘達が最初に見たのは最新の"M990
「ホアキーン。新型のスコーピオンちょ~」
「Oh...やっぱり"ながもん"だったネー・・・」
「」
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「おわっこれ、これすごっ、これすごいよぉ」
「」
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「うっわー!ほら見てよ明石!やっぱりあれM820スコーピオンじゃない!?」
「やっぱり新型スコーピオンのM990電熱化学式滑腔砲はイカしますねぇ!150mmですよ?!あれぞロマンの塊ね!」
「良く見たら車体の操縦席ハッチと砲塔のバッテリーモジュールが一新されてる!・・・まさか新造型?!正式稼働よりも前に新型に出会えるなんて^~♡」
「それだけじゃないわ!車体正面と砲塔正面にモジュラー装甲のジョイントフックまで付いてる!おそらく
「本当だ!良く見れば砲塔の上に何か見慣れない物も・・・あれは
皆が口をポカーンと開けたまま目は驚愕に満ち見事に見開かれている、一部うるさい二人を除いて・・・
何故UNSCの主力戦車が?誰もがそんな事を考えている時、開かれたままのハッチから見知った黒のロングヘアーの女性がスクッとたちあがったのだ
「ただいまー、ほ~ら駆逐艦諸君!スコーピオンに一緒に乗らないか?」スクッ
「「「「
「薄々分かってはいたが即答だよ、なんとも世知辛いな!」
完全に吹っ切れた清々しい表情の長門は良く考えればスコーピオンを貰っただけで懐事情的にはむしろ売り捌いてしまえば車を購入する資金になると考えていた、破棄予定ではあったがおそらくワゴン車くらいなら新車でもお釣も出るだろう、そんなやり取りをしている間に機銃席の穴から這い出た龍鳳は恥ずかしそうにスコーピオンから降りる
ふんわりした純白のスカートはスコーピオンの厳つい装甲に対して全く似合っていないのはいうまでもない
「も・・・戻りました・・・」ゴニョゴニョ
小声で喋る龍鳳は、ふと顔を見上げると全員の目線は長門とスコーピオンに注がれていた、これを良しとして龍鳳はこっそりと自室に戻り運転免許証をニマニマしながら見つめるのであった...
次回はまたブルーチームにシーンチェンジします、新たなアンケートは鎮守府に迎え入れる深海勢力のアンケートです