艦これ × HALO ~それゆけ!スパルタン提督~   作:漬けまぐろ

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番外編です。15~21歳頃まで寿司屋に勤めてたので知識を搾ってお料理回。


番外編+設定など+HALOの雑学や茶番劇
番外編 お夜食フレッド ~響と和風海老ピラフ~ 


 

 

 

  横須賀鎮守府 ~寮棟~

 

 

風邪の強い夜、一人の艦娘が夜風の音に気が付き目を覚ました

    

 

 

    ヒュゥー   ガタガタ・・・

 

   

 

 

     バタン!ガタガタ‼

 

 

 

「!」ビクッ

 

 

   カタカタ・・・  カタカタカタ・・・

     ヒュー・・・カタ・・・

 

「ハラショ・・・」ホッ・・・

 

「!」ぐぅ~・・・ぎゅるる・・・

 

「・・・ハラショー。」ムクリ

 

 

 

 

 

   鎮守府 ~寮棟 廊下~

 

 

カチャ、キィ・・・

 

 

「ハラ・・・」チラチラ

 

 

寮棟の明かりは消灯されておりその暗さは夜に忘れ物をして取りに行った時の学校を思い出して欲しい

 

 

占守

「最近は直当の先生と夜だけ巡回してる警備員さんがいるっしゅ、学校に連絡してから一緒に教室に取りに行くっしゅよ!」(謎の声)

 

「?」(・д・ 三 ・д・)キョロキョロ

 

 

  ヒュゴオォォォッッ‼ ガダガダガダ‼‼

 

 

ハラショー

「!!!」ビクーン

 

 

嵐の夜に起きてしまった響、しかし人間はお腹が空いてしまったままではどうにも寝れないものなのだ

響はなんとか寮棟の食堂にある冷えた白米だけでも食べたいとそろり、そろりと歩き出した

 

 

「ハラショ・・・」ドキドキ・・・

 

 

廊下を進み角を曲がる、強風で揺れる窓ガラスに驚きながらも階段を降りる

 

 

  コツ・・・コツ・・・

 

 

「!!!」ドキッ!

 

 

響は後ろを振り返るとまた強風で揺れる窓ガラスと視界に映り込む黒い人のような影をみて響は数秒間佇んだ後目を大きく見開いて全力で階段を下に、下に走り出した、その目には大粒の涙が溜まり始める。

 

 

ガッ!

 

ハラショー

「!!」ヨロッ

 

 

響は手摺に肩をぶつけてよろめくと両足が地から離れて顔面から階段に落ちていく

 

 

もう終わりだ。夜に部屋から抜け出したから神様が怒って私は死んじゃうんだ。

響は落ちる間際にスローモーションになり様々な記憶がフラッシュバックする

 

落ちる・・・落ちる!・・・落ちる!!

 

 

目を強く瞑り最後の時を待つも体は空を浮いたまま

響は目を開けて暗闇で先が見えない階段にゴクリ・・・と生唾を飲み込み何故自分が宙を浮いているのかと考えた所で聞きなれた声がした

 

 

フレッド

「響!大丈夫か!?」

 

「ハ・・・ハラショー!」

 

フレッド

「さぁ、おいで。」

 

 

響はフレッドの胸に飛び込んだ

優しいいつもの人だ!おっきくて暖かいあの人だ!

響は両手でフレッドの左右の肩の服を強く掴み両足をフレッドの胴体にギュッと巻き付ける

 

 

フレッド

「怖かったな、間に合って、無事で良かった、本当に。」

 

 

響は目元に貯めていた涙をこっそりとフレッドの胸に顔を押し付け拭いた

 

 

スパルタンは強く、早く、聡明で、勇敢だ

響が走り出した先に階段がある事を瞬時に思い出して駆け出した、一歩目でリレー選手より速く、二歩目で動物より速く、三歩目で最高速に達するスパルタン2。

カルシウム製の脆い骨から堅牢な剛鉄製の骨に入れ換え、恐ろしく危険な薬物を投与し強化された筋肉、タイムラグを無くすために光ファイバーに入れかえられた神経組織、毛細血管を薬物で強制的に拡張し眼球に血を多く流し込む事で人間枠から逸脱した視力と夜目の良さ、それらが全てフル稼働し悪魔とまで言われる身体能力。

しかし禁忌ともされた法外な改造手術のお陰で響は無事だったのだ。

 

 

フレッドは誰もが寝静まる頃になるとここ数日寮棟を見回りをして白い海軍服を着た男なる不審者のチェックをしていた、しかし風と揺れる窓ガラス以外に小柄な人が歩く足音が微かに聞こえフレッドは一瞬足を止めた、足の裏から伝う振動、歩幅、間隔、間違いない、駆逐艦の誰かだ。

フレッドは自然と早足になり階段がある角を曲がり響を見つけたのだ。

 

 

 

フレッド

「それにしてもどうしてここにいるんだ?トイレは逆方向だろうに。」

 

「ハラショー。」ぐぅ~

 

フレッド

「・・・なるほど、腹が減って寝付けなかったか。」

 

「・・・」ぐるる・・・

 

フレッド

「・・・よし、食堂に行くか!俺が何か作ってやるよ。」

 

「ショー!?」

 

 

 

フレッド

「フレッドの!和風海老ピラフ!!」ジャーン

 

「ウラ~!」カァン!(謎の金属音)

 

フレッド

「まずは白米をザルに入れて白い研ぎ汁が出なくなるまで優しく水で洗う。

ザルを上げて水を切る、ザルを斜めにしとくと切れが良くなるぞ。

ベーコンと玉ねぎを細かく刻む、熱したフライパンにバターと醤油を入れて良くバターが溶けたら肉から炒める、次に野菜で最後が白米だ。

白米を投入する前に追加でバターを入れてよく水を切った白米を投入、白米が透き通るまで弱火でじっくり炒める。

炊飯器はでかいな、量は少ないし一人用の土鍋で炊こう。

フライパンで炒めたベーコン、玉ねぎ、白米を土鍋に、

酒、塩、胡椒を適量、熱湯を加えてだしの素を入れる、

ひと混ぜさせたら炊く。

次だ、即席の枝豆を殻から数個剥いて、生の剥き海老を解凍、醤油を少しかけて揉み込む、

よし、炊けたな、蓋を取って剥き海老と枝豆を入れてひと混ぜ、少し蒸らす間に味付け海苔を包丁やハサミで細かく刻んで小ネギを少し、

枝豆と剥き海老を炊けた具入り白米とさっくり混ぜたら完成だ!調理時間は下準備と炊きをあわせて一時間くらいだ、だしの素の代わりに希釈しためんつゆもいいぞ。」

 

 

フレッド

「さぁ、響、召し上がれ。」

 

 

フレッドが蓋を開けると程よく焦げたバターと香ばしい醤油の薫りが鼻を擽る

響はスプーンで早速一口頬張るとベーコンのジューシーさと飴色の玉ねぎの旨味、甘味のある枝豆とぷりぷりな剥き海老で口いっぱいに満たされる

 

 

響はあっという間に平らげる間にフレッドは洗い物をしていた

 

 

「けふー」

 

 

からっぽの土鍋をフレッドに渡すと直ぐに金束子でガシガシと洗って片付けるとフレッドは響をだっこして部屋に送る

 

 

フレッド

「旨かったか?」

 

「ハラショー!」

 

フレッド

「そいつぁ良かった。」

 

 

こんなにも強くてかっこいいのに美味しいごはんも作れるフレッドに響は嬉しそうな顔で眠りに就いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加賀

((提督の・・・作るごはん・・・羨ましい・・・))デローン

 

食堂の外でよだれを垂らしていた加賀は近い内に自分も・・・と思いながら部屋に帰っていったのだった。

 




過去→「腹へった!おで、メシ、作る!!」

今→「腹へった!おで、コンビニ、行く!!」


  何 故 な の か 。


というわけで番外編です、
時間短縮の為土鍋炊きですが慣れてないと焦がしてしまうので 是 非 !! 炊飯器で作ってください。
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