艦これ × HALO ~それゆけ!スパルタン提督~ 作:漬けまぐろ
UNSC ~インフィニティ~
待ちに待ったスパルタン用スラスターユニットのスラスター延焼試験だ、グラスマンはワクワクとした気持ちでスラスターユニットを2機を積んだペリカン降下挺へと向かっていた、テストパイロットはフレデリック104と前日の内に一足早く乗り込んだジョン117の2人、きっと良い結果となることを祈り仲間の科学者と工具を持ち歩いている
科学者A
「博士、ついに試験当日ですね。」
グラスマン
「あぁ、待ちに待ったよ、これが成功すれば深海悽艦に対して強力な対抗手段になる、今はスパルタン用だけど研究を重ねれば艦娘も装備できるようになるぞぉ。」
スラスターユニットには強力な武装も搭載することもでき、試験機には右メインアームには15mm高速鉄鋼AP弾を1500発装填された4砲身ガトリングガン、左アームにインフィニティと同じチタニウムA3戦闘用装甲を用いた10cmの厚さを持つヘヴィシールド、右ショルダーにはUNSCの歩兵用銃器としても知られ、スラスターユニットの小型核ジェネレーターからエネルギーを直接補給することで発射回数に上限が無くなったスパルタンレーザー、左ショルダーはチーフ達がアージェントムーンに赴いた際に使用してデータを持ち帰ったハイドラを相手に認識させにくくするために垂直発射機構に改良したものだ、スラスターユニット自体にも薄く加工されたチタニウムA3装甲がモジュラーアーマーとして必要な作戦毎に装備可能だ
その他にも30mmバーストキャノンやチタニウムA3装甲の廃材で杭を作りM.A.C.ガンと同じ原理で杭を打ち込む"騒々しい旋風"の意を持つブロウル・ヴォルテクス(近接攻撃を好む艦娘に人気間違いなし!byグラスマン)、レーザー照射によるミニM.A.C.ピンポイントスナイプや僅か40cm程のサイズで大規模宇宙ステーション1つをTNT換算で30メガトンにも及ぶ破壊力によりスクラップへと化すハヴォックミサイル(いわゆる戦術核)誘導、「核が駄目なら上から重い物を落としてやればいい」という発想から産まれた衛星軌道から全長20m直径2mのブースター付きの杭を投下させ投下地点から14kmに渡り多大な損害と理不尽な破壊を振り撒くヘル・ターミネーターmk1キネティック弾頭など様々なラインナップを揃えており中央司令部、一部の艦娘やスパルタン達にも中々好評なようだ
グラスマン
「これを!スパルタンに!楽しみだ。」
グラスマンは珍しく楽しそうに歩いている
彼のリズミカルなスキップはローランドにより撮影されUNSC公式サイトの壁紙になるのもそう遠くはなかったという
横須賀鎮守府
フレッドとチーフはフレッドの自室でミョルニルアーマーを纏う際に使用するインナースーツを着こんで今日の試験に愚痴を溢していた
チーフ
「俺達のフレームは弾薬を満載した武装が積まれている、スラスターの海上延焼試験にも関わらず武装を施してあるのは戦闘時を想定してるのか?」
フレッド
「どうだかな、試射試験はないはずだし何故今日なのかも謎だ、んなことより、やることこなしてまたみんなと祝杯だ、チーフ、お前も強制参加だからな?」
チーフ
「・・・昨日のが悪かった訳じゃないが頻繁すぎじゃないか?」
フレッド
「それが艦娘なんだよ、明日死ぬかもしれない身、しかもみんなやりたいことが沢山ある女の子、ならば今日を全力で生きる、それが艦娘。」
フレッド
「気持ちの問題さ、お前だってコルタナを失った時フッド卿のくれた休暇をインフィニティにある商業地区のレストランや部屋で読書を楽しんだじゃないか。」
チーフ
「ウナギのゼリー寄せは最悪だった、ケイイチが作った表面がパリパリになった揚げた鶏肉(唐揚げ)が恋しくなった。」
フレッド
「それだ、お前は今日を全力で生きてケイイチの唐揚げよりもウマい物を探して食うんだ。」
チーフ
「今日明日にみつかるものじゃないだろう。」
フレッド
「そのウマい物が今日も食えるって事だよ。」
チーフ
「一体、何がお前をそんなに駆り立てるんだ?」
フレッド
「・・・さあな。」
フレッド
「だが、はじめこそ任されたからには真面目な日々だった、さっさと終わらないかと考えてもいた、だが、日が経つに連れて、あいつらといつの日か会えなくなるのか、一緒に騒ぎながらメシを食えなくなるのか、誰かが死の恐怖に呑まれ海に沈んでしまうのか、あの屈託のない笑顔を見れるのはいつが最後なのか・・・考えれば考えるほど離れるのが怖くなる、・・・なんでだろうな、今じゃもう家族同然だ。」
チーフ
「・・・ラスキー艦長に言われた事がある、兵士は機械じゃない、人間だ。とな。」
チーフ
「お前を見てると兵士は機械じゃないという意味がやっとわかった気がする、俺達スパルタンもまた、人間なんだ。」
フレッド
「・・・そうだな。」
チーフ
「フレッド。」
フレッド
「なんだ?」
チーフ
「・・・俺の席は角際の目立たない場所にしろよ。」
フレッド
「・・・ふっ、わかったよ、さぁ、行こうぜ?」
横須賀鎮守府 港
フレッドとチーフは司令棟を抜けると港へと向かった、アーマーを装着するには広い場所に専用の機材が必要にるからだ、着任したての頃にフレッドがアーマーを執務室で装着してきたがそれはすでに取り払われてしまった為こうして機材を設置する、だがスパルタン4と違い取り外しならともかく装着となればスパルタン2のアーマーはそれぞれ仕様の違うワンオフの代物、すなわちスパルタン2は各員が専用の機材でアーマーを装着するのだ
明石
「うっわ~!かっけぇ!かっけぇ!!」
明石の目の前ではペリカンから積み降ろされる機材やスラスターユニットが写り混んでいる、さらに遠巻きに素顔を晒しこちらに向かってくる2人のスパルタン2
スパルタンファンの明石と大鳳、隠れスパルタンファンの加賀の3人の興奮は収まる事を知らない
暁
「あっ!インフィニティ!」
暁が指を指す向こうにはインフィニティが雲の陰から艦首を鎮守府に向けた状態で船体を覗かせている
艦首の先に丸いカバーをかけられた穴が4つありそれを見た暁は何かの顔にみえる、と笑った
天龍
「おい、おチビ、アレは俺らの艦装よりすげぇンだぞ?」
暁
「え、そうなの?」
比叡
「雑誌で調べたくらいですがあの4つの穴は全長4kmを越えるインフィニティ専用のシリーズ8スーパー重M.A.C.らしいです、着弾の衝撃力はTNT爆薬換算で43テラトン級に匹敵します。」
比叡の解説に目を丸くするインフィニティを良く知らない艦娘達と何故か天狗鼻になる明石
かつて広島に落とされた原子爆弾はTNT換算で15kt(キロトン)にも及ぶ程だ
雷
「43テラ・・・トン?」ナニソレ
朝霜
「前に調べたらパリ級フリゲートのM.A.C.ガンは1.10テラトンくらいらしいなぁ。」
暁
「えぇ・・・(困惑)」
明石
「乗組員達を守る為。」
暁
「そりゃあ、まぁ・・・」
金剛
「INFINITYは元を辿るとコヴナントが地球に攻めて来たときのcounter shipだったんデース、そもそもUNSCのパリ級フリゲートは"艦に強力な武装を積む"んじゃなくて強力な"M.A.C.ガンを宇宙に送る"為に作られたようなものなのネ、パリ級だとコヴナント艦のシールドを削るにはM.A.C.ガン3発打ち込む必用があるんデース、対してINFINITYなら1発でシールドそのものを貫通して4~5艦なら1度にコヴナント艦を破壊できたらしいネ。」
天龍
「しかしだな、インフィニティが完成する前にコヴナント戦争は終結、結果インフィニティは戦う為じゃなく調査船として人類の希望を載せて無限(インフィニティ)の宇宙(海)を駆け廻る旅路に出たんだ、俺らも船だ、アレがうらやましいよ、全く。」
暁はインフィニティを語る先輩達の顔を順繰りで見るととても羨ましそうに空に佇むインフィニティを見ていた
戦いの為に産み出された彼女達だがやはり根本は船なのだ、インフィニティも戦わない訳ではないが無益な流血の為ではなくまだ見ぬ新天地に新たな息吹を吹き込む為の方舟として彼女達には映った、そんなインフィニティと艦搭AIのローランドに妬かずにはいられない
フレッド
「みんな、来てたのか。」
電
「もちろんなのです!」
長門
「司令の凱旋だ、これを見ずして何を見るんだ?」
金剛
「hey提督ぅ~これが終わったら式を挙げるネー!」
明石
「おい、待てぃ(江戸っ子)そんなの絶対に許さんゾ。」
大鯨
「け・・・喧嘩はだめですよ・・・」わたわた
ハラショッッ!
「響」←訳:提督大人気!
龍驤
「これもう(何言ってるか)わからへんな。」
フレッド
「な?おもしろいだろ?」
チーフ
「そうだな。」(呆れ)
グラスマン
「おはようスパルタン、今日の試験について打ち合わせとアーマーの装着の下ごしらえに関する話なんだが。」
チーフ
「了解しました、フレッド、行くぞ。」
フレッド
「あいよ、じゃあ行ってくるよ。」
神威
「無事に終わればまたお祝いですよ。」
蒼龍
「加賀さんがおなか空かせて待ってますよ。」
加賀
「」ぐぎゅるるるキシャーッ!
フレッド
「エイリアンみたいな鳴き声が聞こえたんだが。」
加賀
「乙女の・・・秘密・・・です。」キシャー
フレッド
「おっ、そっか。」(白目)
グラスマン
「さぁ、スパルタン、行こう。」(荒い鼻息)
グラスマンはアーマーを装着するための機材がある場所にフレッドとチーフを連れていくと波止場の近くにUNSCが誇る最大の車両、ビックマンモスが二台も足を休めていたのだ
グラスマン
「よし、じゃあチーフはあっちのマンモスに、フレデリック大尉は僕とこっちのマンモスに。」
グラスマンが二人に指示するとチーフとフレッドは何も言うこと無く従った
マンモスが二台、スパルタンが二人、装着には専用の機材が必要、それならやることは1つだ
フレッド
「チーフ、また後でな。」
チーフはフレッドの呼び掛けに振り向くことも無く右手をヒラヒラと宙を掻く仕草で返した
チーフがマンモスに搭乗するとそこにはファイアチームオシリスがチーフを待っていた
ファイアチームオシリスはかつてオシリスは無許可離隊したブルーチームを連れ戻る任を受けブルーチームを追い最終的にはブルーチームをコルタナの陰謀から救い出し今では共に戦う仲間となっていた
イカれたメンバーを紹介するぜ!(幻聴)
メンバーはミョルニルアーマー無しでエリートとの殴り合いで勝利した元ONIの部隊長ジェイムソン・ロック
俺の彼女は雌ブルート!?(ラノベ風)元ODSTの古参兵エドワード・バック
鉄砲玉?ふざけろ、私は歩くM.A.C.ガンだ!ホーリー・田中
幼少期に高官船で遭難し暇でコヴナント語を半年で会得した才女オリンピア・ヴェイル
以上だ!
チーフ
「ファイアチームオシリス・・・久しいな。」
ロック
「マスターチーフ、お久しぶりです。」
バック
「会えて光栄ですよ。」
田中
「アーマー取り換えました?最ッ高に似合ってますよ。」
ヴェイル
「ブルーチームも相変わらずで?」
チーフ
「あぁ、皆も変わりないようだな、話は聞いてるな?」
ロック
「勿論、こちらです。」
ロック達に連れられてチーフは見覚えのある機材の前で立ち止まった
チーフ
「こいつの世話になるのも何年前か。」
バック
「確かチーフはミョルニルアーマーはgen1でしたね、gen2に変更しないので?」
チーフ
「gen1は貴重品でな、なかなか替えが用意できない。」
ロックとヴェイルはやけにチーフが滑舌になっているのに気が付いたようだ、一体チーフに何が?と思想を巡らせたが今は関係ない事だと割り切り作業を進めた
グラスマン
「さて、フレデリック大尉、スラスターユニットのデータは見て頂けましたかな?」
フレッド
「はい、グラスマン博士、艦娘に変わる兵器とし・・・」
グラスマン
「フレデリック大尉、それは違うよ。」
フレッド
「違う・・・とは?」
グラスマン
「確かにこのスラスターユニットは兵器だ、しかし艦娘達の立場はどうなる?彼女達に変わる兵器なぞ作った暁には彼女達は読んで字のごとく解体させられてしまうだろう!
彼女達はかつて戦艦としての記憶があるらしいが人としてはまだまだ若い、そんな彼女達を君は用済みだと消し去ってしまうのかい?」
フレッド
「いえ、そんなつもりでは・・・」
グラスマン
「ははっ!冗談さ。」
グラスマンは艦娘の事を考えた上でスラスターユニットをわざとスペックを上げて、搭載可能な兵器を少な目にロールアウトした、それはスパルタン4や生身の人間がスラスターユニットを身に付ければ深海惺艦を倒せてしまう、そうなれば資材等を大飯食らいの艦娘達は不要な存在となってしまう、それを避けるためにピーキーな性能にした上で熟練者の技量を求める仕様にしたのだ、これはグラスマンからの艦娘達に対する配慮なのだ、
艦娘かスパルタン2でしか扱えなければ海上戦のエキスパートである艦娘達は生身の人間やスパルタン4相手なら艦娘に軍配が上がると踏んでの仕様はきっと艦娘の力と更なる存在意義になるとグラスマンは見出だしたのだ
グラスマン
「だからこそだ・・・。」
グラスマン
「艦娘は・・・必要だ。」
フレッド
「・・・?」
グラスマン
「艦娘は・・・必要だ。」
フレッド
「か・・・艦娘は必要・・・」
グラスマン
「艦娘は・・・必要だ。」
フレッド
「艦娘は必要だ。」
グラスマン
「宜しい!では装着方法だが・・・」
フレッド
「艦娘は必要!艦娘は必要!」エイシャコラー
フレッドはカートゥーンアニメよろしく、右手をしゅばっ!と挙げて目はぐるぐるの渦巻きになりフレッドはグラスマンに洗脳されてしまった!
グラスマン
「やばい、やり過ぎた。」
キリがいいので一度区切ります、思ったより前座が長すぎましたねぇ・・・