【完結】ファイアーエムブレム 烈火の剣~軍師と剣士~ 作:からんBit
戦闘が始まってまだ間もない。
だが、明らかに血の匂いが風に乗りだした。
この臭いが好きか嫌いかと聞かれれば多分自分は嫌いだと答えるのだろう。自分が好きなのはもっと澄んだ風だ。それは『澄みきった』と言い換えてもよいかもしれない。
透明感に満たされ、触れる者を切り裂くようにして駆け抜けていく風。
故郷では乾季が訪れるといつもその風が吹いていた。
馬に乗ってその中を駆ければ目は開けてられないし、あっというまに唇がひび割れる。
だが、そうやって人を拒絶しながらも同居することのできる草原の風が自分は大好きであった。
風と共にいつもあった昔を思い出して、少年は一つ溜息をついた。
「おい!そこの新入り!!ヘマしたら、すぐにでもクビだからな!!」
そんなつまらない感傷に浸っていた自分を現実に引き戻したのは明らかにガラの悪い男だった。
少年の名はギィ
まだ、幼さの残る顔立ちにサカの民族装束に身を包んでいる。サカの民によく見られる緑がかった髪を後頭部付近で三つ編みにして一本にまとめ、手には幅の広い片手剣を持っている。
少年はうんざりしたかのように言い返す。
「わかってる!おれだって、やっと見つけた仕事をなくしたくないからな!!」
戦いの騒乱が近づいてきている。敵は確実にこちらに迫ってきていた。
今回の敵はなんでもフェレの貴族だとか。その首一つで相当の賞金が出るという。
「お!まだ、狩られてねぇらしいな!大金は俺のもんだ!!」
周り似る連中が威勢よく飛び出していく。
どいつもこいつもろくでもない奴らばかりだ。
「うさんくさいヤツらだ。本当は、関わらないほうが利口なんだろうけど・・・稼がないと、メシにありつけないしな」
少年は自分の愛剣を鞘にいれたまま手の甲でクルリとまわした。
「仕事選り好みしすぎてキアランで行き倒れた時のことを思うと・・・アー!しゃれになんねー!」
一人でぶつぶつと呟く間も剣をくるくると回すギィ。まるで一種の曲芸のようだ。
「あの男・・・マシューっつったかな?あいつがいなければ、おれ飢え死にするとこだったもんな・・・」
「おい、なにブツブツ言ってやがる!さっさと来ねーか!!」
「はい、はーいっと!」
少年は自分の背中で剣を投げ上げ、肩から滑り落ちてきた柄を受けとめる。
そして、流れるようにして鞘から刀身を抜き放った。
「ま、とにかく仕事だ、仕事!!」
剣を肩に担ぎ、走り出すギィ。
だが、その直後。
「な、なんだ、ありゃ!?」
ギィはすぐさま足を止めてしまった。
「オラオラ!どうしたてめぇら!こんな腰抜けしかいないのか!」
「ヘクトル様、あまり前に出ませんように」
「そうっすよ、若様!若様の体がいくら丈夫で打たれ強くて、盾にも壁にも最適だとしてもしてもあまり前に出ないでください」
目の前に敵集団が足を一切止めずに突撃してきていた。
その進軍速度は尋常じゃない。
こちらは数十人単位で展開していたはずなのに、まるで歯牙にもかけずに突撃してくる。
「マシュー・・・お前な・・・言いたい放題・・・」
「ヘクトル!前見てろ!お前が肉壁にならねぇと俺らがあぶねぇ!」
「キャーーー!ハング!ハング!また雷落ちたぁ・・・もう・・・やだぁ・・・」
二人の重装歩兵と剣士二人、それとシスターという五人の集団に押されている。
突撃してくる重装歩兵がまるで止まらない。周囲のゴロツキ共をまるで枯葉のように吹き飛ばして進んでくる。
斧を持った男が突撃し、その周囲を槍と剣が埋めていく。こちらが少しでも攻撃を加えても、中心のシスターがたちどころに治癒してしまう。固まって動く集団はまるで一匹の獣だ。
ギィは瞬時に勝てないことを悟った。
一対一の一騎打ちならまだしも、敵味方入り乱れての白兵戦。有象無象の集団じゃ絶対に勝てない。
それは剣士の勘というよりも部族全体で狼や山賊と戦っていた頃の遊牧民の経験だった。
「こりゃ、本当にやばいかも・・・」
だが、目の前の集団はあろうことかこちらに向かってきている。
ここで奴らに背を向けるのは簡単だ。
だが、逃げようとする足をギィの中の矜持が押しとどめる。
「くっそ!逃げ傷だけは絶対につくんねぇって決めたんだ!やってやらぁ!」
そうやって自分を叱咤するギィ。叫びをあげているうちに敵はもう目前まで迫ってきていた。
「うぉおおおおおおお!!!」
やぶれかぶれの突撃。重装歩兵は相手にできない。ギィの狙いは剣士の方だ。
ギィは持ちうる最速の剣を黒髪の男に向けて振り切った。
「ったく・・・」
「なっ!!」
だが、あろうことかその男はギィの剣を左腕の前腕で受け止めたのだ。
ギィはその行動に戦慄する。例えその服の下に籠手を巻いていたとしても、一歩間違えれば腕と首が飛ぶ。
そして、その一瞬の動揺がギィの戦いを終わらせたのだった。
「邪魔ぁ!」
「うわぁぁ」
ギィの剣を止めた男は左腕で剣を跳ね上げ、無防備な顔面に拳を叩き込んだのだった。
ギィの視界が突然真っ白になり、吹き飛ばされて無様に大地に転がる。鼻っ柱が焼けるように痛み、鼻の下から顎にかけて生暖かい液体が流れ落ちていた。
「ふがぁ・・・」
鼻の奥から口に流れ込んできた鼻血を吐き出し、地面にうずくまる。息が詰まる衝撃とはこのことだった。それほどにきつい一撃だった。
ギィは戦いの音が遠ざかっていくのを耳だけでとらえる。奴らはギィを雑兵の1人として跳ね飛ばし、そのまま前進を続けていた。
ギィは服の袖で鼻血をぬぐった。
「負けたままで・・・終われるかよ!」
立ち上がろうとして膝が砕け、手で身体を持ち上げようとして肘が砕けた。
剣を杖替わりにしてなんとか立ち上がる。
ギィは目に闘志を燃やして、敵を振り返った。
「あれ、なんだお前ギィじゃないか!」
自分の体が硬直したのがわかった。
「久しぶりじゃねぇか、おい!剣の腕はすこしはマシになったか?」
目の前に、考えの読めない笑みを浮かべてこちらを覗き込む人がいた。
マシューだ。
「っと、ハングさんに殴り飛ばされるぐらいだからあんま成長してないな。こりゃ、失敬」
『今の物言いの方がよっぽど失敬だ』と、言おうと思ったがうまく口が動かない。
「まぁ、お前さんとこうやってまた会えたのも何かの縁だろうな」
一人勝手に頷くマシュー。ギィは言いたいことは五万とあったがそれ以上に体が動かなかった。さっきの一撃は自分が思っていた以上に効いていたらしい。
そんなギィを見据え、マシューは後ろを振り返って声を張り上げた。
「ハングさ~ん!俺のことは気にせずにお願いしま~す!」
そして、マシューはギィが杖替わりにしていた剣を蹴り飛ばした。
「ぐえっ!」
まだ足腰のおぼつかないギィは重力に引っ張られるまま地に伏せる。そしてマシューはギィの背中に腰掛けたのだった。
ハングはそんなマシューを見ながら片手をあげて全員の進軍を止めた。
強引な攻めを繰り返したおかげでヘクトルとオズインの息があがっている。これ以上前進して敵に包囲されれば危険だった。
仕込みは十分。ハングはそのまま少しずつ後退するように指示を出す。
敵はこちらが限界だと思ったのか、残りの兵力をつぎ込む勢いでこちらに群がってきていた。
だが、ハングにはそのさらに奥に展開している部隊が見えていたのだ。
エリウッドに率いられた部隊が敵の裏手から城門の指揮官に突撃しようとしていた。
サンタルス城の城門に陣取っていた敵指揮官は6対1という絶望的状況に陥っていた。
今から兵を呼び戻してもとても間に合わない。
ハングは敵指揮官の首が宙を舞ったのを見届け、声を張り上げた。
「おいっ!てめぇら!てめぇらの雇い主はもう首だけになったぞ!てめぇらに報奨金はもう二度と出ねぇ!!」
まさに狙いすましたかのようなタイミングだった。
ハング達が後退したおかげで、敵は包囲しようと輪を広げる途中。頭に僅かばかり冷静な部分を残している時にそんなことを言われれば誰しもが後ろを一度振り返る。
そして、ハングの言った通り、指揮官は打ち取られ、エリウッドの部隊に挟撃されようとしている。
敵が三々五々に散っていくのにそう時間はかからなかった。
「ふぅ・・・ま、上々かな・・・」
ハングは逃げていくゴロツキ共を見送りながら息を吐いた。
ハングは最初から敵を全て相手取る気はなかった。サンタルス候に一刻も早く会う必要があるのに、そんな悠長なことはしていられない。
そのため、敵指揮官に自軍の半分を割いて突撃するなどという強硬策に出たのだ。
ヘクトル達はいわば囮、派手に暴れて目立って敵の注意を引き付ける。その間にエリウッドの部隊が機動力を生かして回り込んで敵指令を討つ。
エリウッドとハングという優秀な指揮官が二人いるからこそできる芸当だった。
そんな前線を見届け、マシューは楽しそうに自分の下にいるギィに笑いかけた。
「いつまで乗ってんだぁぁあぁ!」
「おっと」
突然飛び起きたギィにマシューは軽々と跳び退く。
もちろん、その時に背中を踏み台にすることは忘れない。
再び地面に叩きつけられたギィ。彼は回復してきた手足を突っ張り、なんとか立ち上がることに成功した。
「なんなんだいきなり、気が短い奴だな」
「うるせぇ!俺とあんたは今や敵同士だ!馴れ合うつもりはないからな!」
そうは言うものの、既にここは戦場とは離れており、戦いの優勢は既に覆らないものになっている。
そんな中でギィが殺気を放つものの、滑稽としか言いようがなかった。
「へえ、お前、俺とやるってのか?」
「ああ。今のおれの剣ならあんたにだって負けない」
「ほうほう、で、剣はどこにあるんだ?」
「はぁ?んなもんここに・・・」
ギィは自分の鞘を見るが、そこには空っぽの空間が広がっていた。
改めてマシューを見ると、彼の人差指の先で均衡を保っている剣が一本。違うことのなき、ギィの剣だった。
「あ、てめ!返せ!」
「ほらよ」
「っと!わぁぁ!」
抜き身の剣がいきなり投げつけらギィは大慌てで後ろに飛びのいた。
「あ、危ないだろ!」
「ははは、わるいわるい」
完全に弄ばれているのだが、それでもギィはめげない。剣を急いで拾い上げて、改めて剣を構える。
「さぁ、勝負だ!!」
「勇ましいな。それじゃあ・・・」
マシューは懐に手を入れた。短剣を取り出すかとギィは身構える。
だが、マシューが取り出したのは一本の茎だった。
「へ?」
唖然とするギィに見向きもせずにマシューはそれを口に咥えた。
「ん~・・・甘い。ハングさんもいいこと教えてくれたよな。間食にはちょうどいいや」
明らかに戦う気のないマシュー。茫然とするギィを見てマシューは口元で笑った。
それはまるで獲物を見つけた悪魔のような笑みだった。
「さて、ギィ。あん時の貸しでも払ってもらおうか」
「・・・え?」
ペースを乱した状態からいきなり話を切り出され、ギィの頭は白紙のまま交渉の席に付かされた。こうなってしまっては、交渉は負けも同然である。
「忘れたとは言わせないぞ。行き倒れてたお前にメシめぐんでやったろ?」
ギィの顔から途端に血の気が引いて行く。
「あの時、お前『なんでもいうこと聞く』って言ったよな?」
「そ、そう言ったら食わせてやるってあんたが言ったからだろ!十日食ってない俺の目の前で肉焼きやがって・・・や、やり方がきたねぇぞ!」
もちろん、そんな反論で手を緩めるマシューではない。
「確か・・・サカの民はウソつかないんだよな、ギィ?」
「ぐぅ・・・」
かろうじてぐぅの音は出たが、ギィに逃げ場は無かった。
「わかったよ!あぁ!これでせっかく見つけた傭兵の仕事がパァだ!」
「ははは、安心しろよ。俺らについてる限りメシは世話してやるからよ」
「・・・・」
最早、ぐぅの音すら出なくなってギィは打ちのめされたのだった。
ギィでマシューが遊んでる間にもハング達はサンタルス城に到着していた。
「マーカスさん!オズインさん!周囲の制圧をお願いします!ヘクトル、エリウッド!中に入るぞ!」
各々の返事を待たずにハング達は城に飛び込んだ。
城の中には残党などはいない。城の廊下を駆け抜けていると、城の文官に出会った。こちらの身分を告げると、文官は慌ててヘルマンの居室に案内してくれた。
「ヘルマン様!!」
飛び込んだエリウッドは息を飲んだ。
部屋の中は既に血の海だった。
ヘルマンは医師やシスターの応急手当てを受けていたが、その人達の顔を見れば今の状況がすぐにつかめた。
「・・・エリウッド・・・か?」
弱々しい声はともすれば風の音にすらかき消されそうな程に小さい。雷鳴が時折響く中ではならなおさらだった。
「しっかりしてください!」
エリウッドがヘルマンの側に駆け寄る。
ヘクトルとハングは入口に佇んでいた。
「わしは・・・おまえに謝らねばならない・・・おまえの父・・・のこと・・・だ」
その言葉を聞くだけで、エリウッドとヘクトルは表情を激しく変えた。
「何か、知っておられるのですか?」
「わしが・・・・・・ダーレンの企みを・・・・・・エルバートに話したり・・・せねば・・・こんな・・・こと・・・には」
ヘルマンが咳き込む。その吐息一つ一つに朱色の霧が混じる。
息も絶え絶えにヘルマン最期の力を振り絞ってエリウッドの目を見つめた。
「ラウスへ・・・行くのだ・・・・・・・ダーレンなら・・・全て・・・知っている・・・」
「ラウス侯が!?」
再び酷い咳が起こる。ヘルマンが呼吸をするたびにヒューヒューという音が混じる。息苦しそうない吐息を無理やり押さえつけ、ヘルマンは再び口を開いた。
「すまない・・・エリウッド・・・わしは・・・もう・・・」
「しっかりしてください!!」
「黒い・・・牙に・・・気を・・・つけ・・・」
雷が鳴り響く。手を尽くしていた者たちが手を止める。
「・・・亡くなった・・・」
ヘクトルのその声がやけに大きく響いていた。
その隣でハングは胸に手を当てて頭を垂れていた。
『感謝』と『弔い』を兼ねて。
――――――― ※ ――――――― ※ ―――――――
「ヘルマン様・・・・・・どうして・・・・・・・・・こんなことに・・・」
あてがわれた部屋で意気消沈するエリウッド。
「ちくしょう!・・・どうなってんだよ」
共にいたヘクトルは腹立ちまぎれに手近な椅子を蹴り飛ばした。椅子の足がもげ、気の無い音がカラカラと部屋に響いた。ハングはヘルマンの死を確認した途端に宰相と共にどこかへと消えた。他の仲間もそれぞれ部屋に案内されている。
部隊の皆はハングが状況を説明したようで、この部屋には皆遠慮して入ってこない。
沈黙を破るように時折雷が落ちるのみで部屋の中は静かなものだった。
エリウッドは胸の喪失感を激しく感じていた。
祖父のように慕っていたヘルマンが目の前で無残な最期を遂げたのだ。その衝撃は大きいだろう。
そんなエリウッドに何もしてやれないヘクトルもまた苛立ちのやりどころが見つからず、普段はこぼすことのない溜息を何度も吐き出していた。
「ったく、ハングの奴は何をしてやがる!」
「彼はこの領地に混乱を残さないように手伝ってるんだよ」
「でもよ!こんな時こそ軍師が俺達の隣でこれからのことについてあれこれ助言するもんんじゃねぇのか!?」
ヘクトルのぶつけどころのない怒りがハングに向かっていく様子にエリウッドは苦笑した。
「ハングはもう内心では次の行動を決めてると思うよ」
「あぁ!?どういうことだよ?」
ヘクトルは山賊もびっくりするほどドスの効いた声をあげた。だが、幼少より度々聞いているエリウッドからすれば何のことはない。
エリウッドは苦笑したまま続ける。
「僕達が進むか否かに関わらず、彼はきっと進み続ける・・・ハングには・・・なんだか別に目的があるみたいなんだ」
ただ、行く先が同じだから共にいるだけ。
もちろん、それが全てではないだろうが、その意味合いが最も強いのだとエリウッドは感じていた。
だからこそ歴戦のマーカスやオズインに受け入れてもらえないのだ。
「ハングは僕が次の行動を決めない限り、助言はしてくれない」
ハングは今回のことでエリウッドを試しているのだろう。
『ここで引き返すような腰抜けに用は無い』
ハングはきっと『進むか否か?』の質問は最初から聞く耳を持ってくれない。
それを決めるのはこの旅を始めたエリウッドの責任だとでも返してくるに違いない。
彼が求めているのは『今後どうすべきか?』『どこに向かうべきか?』という質問だけだ。
彼はいつもこちらの意志を問うてくる。
その上で道を歩くことを選べば、彼は常に背中を押してくれる。
エリウッドは疲れた顔で少しだけ笑った。
こうやって彼の考えを読むからハングはよく嫌味のように言うのだ。
『狸貴族』
耳元でその声が聞こえたような気がして、エリウッドは顔をあげた。
「・・・ラウスへ行こう。ラウス侯ダーレン殿に話を聞かなくては・・・」
「ああ、そうだな」
こうと決まればヘクトルの動きは早い。
「よし、すぐに発とうぜ。今日中に、どこまで行けるかわかんねーけど・・・じっとしてらんねぇ」
そして、ヘクトルが扉に足を向けた直後にまるで見計らっていたかのようにハングが現れた。
「お、決まったって顔だな。エリウッド・・・どうすんだ?」
「ラウスに向かう」
「そうこなくっちゃな」
それだけ言い残し、ハングは再び廊下に飛び出していく。
「ハング!てめぇ今までの会話絶対聞いてただろ!!」
「はぁ?なんのことだよ?」
そんなハングをヘクトルが追いかけていく。
エリウッドも後に続こうとして、もう一度部屋を振り返る。
ここは、エリウッドが子供の頃から案内されていた部屋である。
この部屋にはヘルマンとの思い出が色濃く残っていた。
「・・・・・・ヘルマン様・・・どうか、やすらかに・・・」
その言葉を最後にエリウッドは扉を閉めた。
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