ニホンヤモリちゃんは住処を探している   作:北京煙人

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けもふれにハマり、書きたくなったので投稿。

亀更新だと思うのですが、よろしくお願いします。




ろーぷううぇーのはしら

 

 

「あー、ぽかぽかするー。あったかいー」

 

木々が生い茂り薄暗い森の中を歩く。

 

空気はじっとりとしており気温は高い。

 

しかし、私にとっては非常に過ごしやすい。ちょっと暖かい土地のほうが好きなのだ。

 

意外に歩きやすいのもプラスポイントだ。生まれ故郷の森とは違い、下草が少ないのだ。

 

ここは、【じゃんぐる】ちほー。

 

私はニホンヤモリ。本来は住むちほーが違うけれど、良い住処を探して旅をしている。

 

【じゃんぐる】ちほーにきて3日目だ。

 

【じゃんぐる】はかなり良い。いい感じの湿気、そして適度に暖かい。

 

もともと日向ぼっこが好きだった私としては日が当たらないことには不満を感じるが、この空気は好きだ。

 

……でも、陽の光以外にも何かが足りない。なんだろう。

 

たぶん、私が住むべき場所は【じゃんぐる】ではない。そう感じた。

 

そして今、次のちほー、【こうざん】に向かうべく移動中というわけだ。

 

鳥の子に聞いたところ、【こうざん】のてっぺんは日当たりもよく、よい風が吹いて、気持ちが良いらしい。

 

そうして歩いていると、唐突に景色が開ける。森-ねったいうりんというらしい-を抜けたのだ。

 

 

 

 

 

ゴツゴツとした岩肌が見える山は見上げてもその頂は見えない。

 

フレンズになってから目が良くなったはずなんだけどなあ。

 

これを登るのか、と少しゲンナリしたところで面白いものを見つけた。

 

なにかすべすべした素材でできた木のようなものだ。

 

これまで見たことのある木よりも、とっても背が高い。

 

そして、これがずっと山のへと続いていくのだ。

 

しかも、木と木は太い蔦のようなものでつながっている。

 

これを伝っていけば、たぶん山の上まで行くことができるだろう。

 

とりあえず、この木?にはりつく。

 

 

ぺたっ、とな。

 

 

フレンズになっても、色々な物に張り付くのは大得意だ。

 

 

おお、日に当たってる側はとてもあたたかい。

 

「あー、ぽかぽかしてて、きもちいいー」。

 

ちょっと日陰側にも行ってみようかな。

 

おお、反対側はとっても冷たい。

 

はっ、気がついた!交互に行けば最高じゃないか!

 

暖かい、涼しい、暖かい、涼しい。あったかい。

 

繰り返しているうちに、ベストなポジションを見つけた。

 

 

あ~、癒される。いつまでも張り付いていたい。これいいなぁ。

 

 

日向ぼっこさいこー。

 

 

うーん、だんだん眠く……なっ…て…「はしらーでたべーる!!じゃぱりーまんが………さーいこーー!!」

 

 

う、うわああああああああ。

 

な、な、なんだこの声は!!

 

思わず手で耳を塞ぐ。

 

フレンズになって耳が良くなったけど、こんな弊害があるなんて。

 

あ、しまった手を離し……

 

「きゃ、きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

 

 

 

 

「きゃぁぁぁぁぁ」

 

何か音が聞こえた気がするけれど気のせいかな?

 

トキのじゃぱりまんの歌を聴いていたかばんは、まさか自分たちのずっと下でフレンズが落下しているとは思わなかった。

 

違和感を覚えたかばんであったがすぐに、トキの歌ってほしいという無茶振りによってすっかり忘れてしまった。

 

「はしらーでたべーるじゃぱりまんがーいつもよりもーおいしーい。新発見!!」

 




リハビリも兼ねつつ、目標は週一くらいの更新でがんばります。

全6話くらいでしょうか。


よろしくお願いします。
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