だんだんと会話パートの文字数が減って来ているのは気のせいでは無い。
だってなんかいつの間にかキャラが動いて決闘してるんだもの。
そんなこんなで記念すべき本編10話目。
決闘パートは次回でござる、それではどうぞ。
エクシーズ次元at竜姫Side
「勝ったのでそのままおさらばです!では、二度と会わないのが一番ですので退散します!」
「あ、おい待て!」
そんなぐだぐだなやり取りをしつつ、逃げ出した竜姫、エドが立ち上がる頃には、もう既に遠くへ行ってしまい、追い付くのは不可能だと言える所まで離れていた。
エドは内心「あり得ないほど逃げ足が速いなアイツ」と思ったとか何とか。
「プロフェッサーですか?申し訳ありません、またヤツを取り逃がしてしまいました。ええ、解っています。次こそは決闘に勝利し、アカデミアに連れ戻しますよ。」
エドの受難はまだ続く…強く生きろ。
エクシーズ次元at沢渡Side
「なんか俺が一回も勝てないって話が出てるらしいんだが?」
「そんな事は知らん。唐突に何を言いだしているんだお前は。」
「俺への対応が流石にしょっぱく無いか?」
謎電波を文字通り拾った沢渡。しかし、何を言っているのか全然分からんと言わんばかりの権現坂は『確かにこいつが直接勝っている場面見た事がない気がするな』と割と酷い事を考えていたが、不動のデュエルを志す者として、やましい事は何も考えていないようなすまし顔でいた。やっぱり酷い。
「いやお前絶対なんか変な事考ドガッ!グホェ!な、なんだ今の。何かがぶつかって来たのか?」
「む?何かにぶつかりましたかね?でもまぁなんとなく大丈夫な気がします。それに、ここまで来れば多分追ってこないでしょうね。」
「イヤイヤイヤイヤイヤ、人にぶつかっておいてそれはねーだろお前!」
「あれ?人にぶつかったんですか?てっきりそこの人が持ってた鞄か何かにぶつかったと思ったんですがね?」
「そもそも、この男権現坂、何か大きい物を持つとしても、己を鍛えるために自らの背に背負い、鍛錬するつもりだ。」
「それはまた失礼しましたねぇ。」
「直接の被害者の俺にかける言葉はないのか!?」
人にぶつかった感触を何故か鞄か何かにぶつかったのでは?と訝しむボブもとい竜姫。しかし、権現坂からの直接の抗議により謝るが、どう考えても直接の被害者の沢渡に謝るべきであり、どう考えてもおかしい。あと沢渡さんは泣いて良い。
「ちっくしょー!このまんま色々と酷い目にあうのは散々だ!お前、俺と一回決闘しろ!俺が勝ったらちゃんと俺に謝罪して貰うからな!」
「えぇ〜今先を急いでるんですけど、どうしてもしなくちゃ駄目ですか?」
「勿論だ!というか、このままお前の足止めを続けたって俺は全然困らないからな、観念して俺と決闘する事だな!」
「まぁ、勝てば何の問題も無いんですし、ちゃちゃっと済ませちゃいますか。」
「しかし、決闘で勝たないと謝っても貰えない俺って何だ…?」
本当にキャラが勝手に動いていつの間にかギャグ次元に飛んでいました。
おかしいな?シリアスなのにささっと終わってしまったエクシーズ次元編のはずなのにこんなノリで良いのかな?
と、ともかくこの小説でもアニメの中でも酷い扱われ方をしてる沢渡さんは泣いても良いと思うの。
だって沢渡さんが受信した謎電波は残念ながら事実だもの。
\え、ちょ、嘘だと言って来れよお前…/
・・・・・悲しいけども、事実なのよね、これ。
まぁ、オリジナル展開をしているどころかキャラ崩壊まで酷いこの作品ですが、多分多少は沢渡さんとかも浮かばれます。
きっと、おそらく、めいびぃ。
\不安にしか何ねぇんだけど!ねぇ、ねぇ!/
それでは今回はここまでです、次回は今月中には投稿します。