ソードアート・オンライン ~幻影の騎士~ 作:ELS@花園メルン
割とオリジナルな話ですー。
2023年6月下旬
俺が砂漠フィールドの洞窟でクエストをクリアし、≪幻影剣≫というスキルを獲得してから一カ月が過ぎた。
俺が獲得した≪幻影剣≫というスキルは自分なりに調べても未だに誰も習得したプレイヤーがおらず、獲得するきっかけとなったクエストのNPCキャラ【ノクティス】が扱っていたということもあり、もしかするとヒースクリフ同様の≪ユニークスキル≫なのではないかという結論に至った。もしそうならば、下手に情報を流すと、変なトラブルに巻き込まれる恐れがあると俺は思い、このスキルに関しては公にすることを控えることにした。まあ、要するにそれほど特異なスキルだっていうことだ。
≪幻影剣≫スキルは専用のスキルがあり、ノクトが扱っていたように武器を投げ、そこへ瞬間移動したり、武器を自分の周囲に展開しそれを飛ばして攻撃することが可能だ。ただ、飛ばす武器の威力はそれぞれの武器のスキル熟練度に依存し、熟練度が1000なら100%の威力を発揮することができ、仮に熟練度が300なら30%の威力しか発揮できないらしい。更にこのスキルは装備している武器のスキルとの併用が可能で、俺に例えるなら≪短剣≫ソードスキルを発動中に武器を飛ばし、連撃を加えることも可能だっていうことだ。しかも、この≪幻影剣≫スキルを発動させるのに必要なアイテム≪光耀の指輪≫は、装備することでスキルスロットへ武器スキルをセットしていなくても武器のスキル熟練度を上げることができる(ただし、ソードスキルは使えない)。すべての武器のスキル熟練度が≪幻影剣≫による攻撃の際、+100される。それにより、≪幻影剣≫での攻撃は10%の威力は発揮されるということだ。
で、現在、俺はソロでレベル上げをする際、≪墓守の王≫からドロップした片手剣≪エンジンブレード≫を用いて、≪片手剣≫スキルの熟練度上げを行っている。
「ぐるぅぁぁぁ!!」
「ッッ、ぜあぁ!!」
≪アーミーエイプ≫と呼ばれる片手剣とバックラーを持つマッチョ猿から振り下ろされる剣の一撃をギャリィィン!と、火花を散らしながらいなし、ソードスキル≪バーチカル・アーク≫を放ち、マッチョ猿の残りわずかだったHPを削り切った。
今、俺は現時点での≪最前線≫である35層で≪片手直剣≫のスキル熟練度を上げるため、主街区≪ミーシェ≫周辺の狩場で狩りを行っていた。この層は≪迷いの森≫と呼ばれる巨大な森がフロアの大半を占めており、33層の砂漠同様に準備をしておかないと探索することが困難なのだ。先月までは最前線は33層だったが、一月ほどでフロア2つを踏破し、今は35層が最前線となっている。その要因となっているのが≪血盟騎士団≫という、高レベルプレイヤー集団のギルドである。彼らが≪攻略組≫へ参加したことで攻略のペースは格段に上がり、それに感化され他の攻略組もペースを上げ、それが最前線を突破する糧になっているんだろう。
「そういえば、キリトの奴、最近どうしたんだ……?」
俺が4月までコンビを組んでいた相手≪黒の剣士≫ことキリトは4月に中層のギルドに所属し、そこのメンバーの育成を手伝っていた。最初1,2週間は連絡を取り合っていたが、ここ最近はあまり連絡を取っておらず、今、アイツがギルドでどんな生活をしているのか、などの話を聞くことができていない。
「久しぶりに顔でも合わせに行くか————あれ?」
フレンドリストからキリトの名前を確認し、現在位置を確認したのだが彼は今、28層の≪狼ヶ原≫というエリアにいるみたいだ。
「あそこはハイペースのレベリングに向いてる場所だけど、こんな昼間っからあんな所にいるのか?ギルドの奴らと一緒にレベリングするんならあそこはまだ中層プレイヤーには早いだろ……」
俺は狩りを中断し、主街区へ帰還。そのまま転移門で28層主街区へと転移し、キリトがいるであろう≪狼ヶ原≫へと向かった。ちょうど、狼ヶ原へとたどり着いたとき、そこには黒いロングコートを身にまとい、これでもかという位に黒づくめのプレイヤーが戦闘をしている最中だった。……だが、その戦闘は俺と一緒に攻略や狩りをしてた頃とは全く違った様子だった。数体の≪ブラッディウルフ≫の群れを相手に盾を装備せず片手剣一本で戦っていた。それならまだ良い、いつものキリトとなんら変わらない。でも、アイツは敵へ突っ込み、回避など意識せず攻撃を受けながらも、敵へと剣の一撃を叩き込んでいた。明らかに無茶苦茶な戦い方だ。しかも、アイツは狼の牙を受け、出血状態のデバフに掛かっているがそれを回復しようとせず、ただ剣を振るっているだけだった。
「…何やってんだよ、キリト……!」
俺は居ても立っても居られなくなり、≪止血結晶≫をポーチから取り出し、キリトの元へと駆け出す。そして、キリトの名前を呼び結晶を使用し、アイツの出血状態を治療した。
「ヒール、キリト!」
「!?誰だよ———なんだ、シキか」
俺が結晶で治療を終えたと同時にキリトが最後の狼へ片手剣を突き刺し、そのHPを削り切った。そして、俺の方をゆっくりと振り向く。
「何だじゃねぇだろうが!お前、あんな無茶な戦い方して、死ぬつもりかよ!!」
「死ぬ…か、それもいいかもな…」
「ッッ!ふざけんじゃねぇ!!」
俺はキリトの胸倉をつかんだ。そのままキリトをMobの湧かない安地まで連れていき、問いただした。
「それでお前が死んで、待ってるギルドの連中はどうなるんだよっ!!」
「皆は……サチは…もういないんだよ……」
「は…?」
「皆、皆、死んだんだ!俺のせいでっ!俺が止められなくてっ!俺が、守ってあげられなくてっ!」
「…どういうことだよ?」
キリトは俺が尋ねるとポツリポツリと話し出した。
キリト曰く、その日はリーダー以外のギルドメンバーと共にいつもの狩場とは別の迷宮区へと潜り、そこで狩りを行っていたそうだ。狩りを中断し、帰路に着いたとき、仲間の一人が未探索の隠し扉を発見、そこの宝箱を開けてしまった。途端、扉が閉まりキリト達は閉じ込められ、大量のモンスターに囲まれる≪モンスターハウス≫に嵌ってしまったらしい。キリトはそれまでは隠していたレベルや動きをフルに活かし、仲間を守りながら戦っていたが、一人また一人と死に、最後に自分が守ってあげると約束した女の子までもを目の前で失ったそうだ。キリト一人残ってしまい、リーダーの待つ宿へと戻り、事の次第を全て話したらしい。
『ああ、そうか!!ビーターのお前が!僕たちに関わる資格なんか無かったんだ!!お前がいなければ……!!』
そう言って、一人残されたリーダーも仲間の後を追うようにアインクラッド外周へ身投げしたそうだ。
「それで、何でこんな無茶な戦い方をするのに繋がる?」
「―――死に場所を求めてるのかもな、俺は。俺のせいで死んだ彼らへのせめてもの償いとして…」
「馬鹿野郎ッ!それでお前が死んでどうするんだよ!同じ悲しみを俺やクライン、アスナたちにまで遭わせるつもりかっ!!」
「………」
無言を貫くキリトに猛烈に腹が立ち、俺はとある申請をキリトへと送った。
「デュエル…?しかも、全損決着モード、だと?」
「剣を抜けよ、黒の剣士。死にたいっていうなら、俺がそれを叶えてやるよ」
キリトは承認ボタンを押し、デュエル開始のカウントダウンが始まった。≪全損決着モード≫とは、デュエルのルールの一つで互いの内、どちらかのHPが全損した時点で勝敗が決するルール。つまり、このデスゲームにおいてはどちらかが相手を殺すことで決着がつくルールだ。カウントがどんどん減っていき、10カウントで俺は剣を抜き、構える。キリトも剣を抜き、構えるが強さというか、覇気を感じられない。カウントがゼロになりデュエル開始のブザーがなり、俺は駆け出しキリトめがけて剣を振り下ろした。キリトは防御姿勢を執ろうとせず、ただ俺の攻撃を受け、少し後ろへ下がった。俺のソードスキルを発動していないただの斬撃はキリトのHPを削り、満タンだったHPバーが少し減った。咄嗟にキリトも反撃を行うが、俺はそれを剣で受け止め、弾き飛ばし、とある層で習得したエクストラスキル≪体術≫の単発スキル≪閃打≫を放ち、キリトのHPを更に減らした。
「このままやられるつもりか、お前?本当に死ぬことになるんだぞ?」
「……」
「…クソッ!お前が死んだら、現実世界で待っているお前の家族はどうなるんだろうな!?」
「!?」
そう言い放ってから、俺はソードスキル≪ソニックリープ≫を放ち、キリトを斜めに大きく切り付けた。
Side キリト
四月に俺は中層で苦戦していた少数ギルドに遭遇し、手伝いを行った。それがきっかけで戦闘の指南をして欲しいと頼まれ、俺は≪月夜の黒猫団≫へと入団した。その際、俺と彼らとのレベルの差はおよそ20も開いていたので、壁を作りたくないと思い、俺は自分のステータスを偽って、彼らと共に行動した。そんな彼らとの生活が楽しくなり、俺は今までコンビを組んでいたシキやフレンドのエギルやクラインと連絡を取り合うことを忘れ、彼らのアットホームな雰囲気に馴染んでいくことができた。
でも、そんな日々も長くは続かなかったんだ。
狩りのコツや連携を身に着けた黒猫団の皆は攻略に対して自信をつけ始めていた。いつか、自分たちも最前線の地を踏むことができるんじゃないか、って。でも、そんな自信があの日の油断を引き起こしてしまったのかもしれない。その日、ギルドリーダーだった【ケイタ】は目標金額が貯まったからギルドホームを買いに、≪はじまりの街≫へと向かった。その間、残った他のギルメンと俺は狩りに出かけようという話になり、多数決でいつもの狩場か少し上の層の狩場を行くか決めることになった。俺ともう一人【サチ】という少女は、不安な気持ちがありいつもの狩場を推したのだが、残りの三人が上層へ行こうと言い、結果、上層へと狩りへ行くこととなった。
狩り自体はいつも通りの連携を取ることで、順調に済ませることができた。……だけど、その帰り、未開封の宝箱がある隠し部屋を見つけ、ギルドメンバーの一人が不用意に開いてしまった。
すると、隠し部屋の入り口は閉まり、部屋には大量のモンスターがポップする≪モンスターハウス≫という罠に嵌ってしまい、俺たちは戦闘を余儀なくされた。突然の出来事で対処できず、結晶アイテムによる脱出を試みたが、≪結晶無効化空間≫だったために、脱出ができなかった。そして、俺を除いたギルドのメンバー【テツオ】、【ササマル】、【ダッカー】の三人はモンスターに殺され、残った俺とサチも奮戦したが、俺の目の前でサチはモンスターの攻撃によって……殺されてしまった。
独り、宿へと帰還した俺は、ギルドホームの鍵を持って俺たちを待っていたケイタの元へと帰った。
「あ、おかえり、キリト———って、皆は?」
何も知らないケイタは俺にそう尋ねた。俺は先ほどまでに起こった出来事を包み隠さず伝えた。それを聞きケイタはただ俯き、俺に問いかけた。『何故、お前だけ生き残っているんだ?』と。俺は、自分が攻略組でレベルやステータスを偽って、ギルドに入っていたことを伝えた。…俺がビーターだということも。
「ビーターのお前が僕たちに関わる資格なんて無かったんだ!!」
そう俺に言い放つと、ケイタは宿を飛び出し何処かへと走っていった。俺はその後を追ったが、少し間に合わず、ケイタはアインクラッド外周部へと身投げし、命を絶った。
こうして、≪月夜の黒猫団≫は俺を残し全滅してしまった。
ギルド≪月夜の黒猫団≫の皆を、サチを死なせてしまってから、俺はただ惰性にレベル上げを行っていた。ソロでは厳しいと言われている≪狼ヶ原≫に朝からずっと潜りっぱなしで睡眠時間は待ち時間の間だけで、街へと戻るのも回復アイテムが尽きそうになるまで基本、戻っていない。他に狩場で待っていたプレイヤーからも、危なっかしいから一緒のパーティーで狩りをしないか?と誘われたりしたが、全て断った。……パーティーを組むと、あの時の光景がフラッシュバックしてしまいそうな気がしたからだ。
そして、何度目かの狩りの途中、黒猫団に入るまでコンビを組んでいたシキが俺に会いに来ていた。俺はギルドが俺のせいで壊滅し、俺はただ惰性にレベルを上げていたと伝えると、俺にデュエルを申し込んできた。しかも、どちらかのHPが尽きるまで戦い続ける≪全損決着モード≫でだ。
シキが俺を殺してくれるならそれでも構わないと思い、俺はそれを受け、剣を抜いた。……剣さえ抜いておけば、シキは俺を切ってくれるだろうと思い、俺はシキの攻撃を受けた。
「お前が死んだら、現実世界で待っているお前の家族はどう思うんだろうな!?」
「!?」
シキにそう言われ、俺はハッとした。
事故で親を失った俺を引き取って育ててくれた母さんの妹夫婦で今の俺の母さんと父さん。その娘で、俺にとって妹に当たる【桐ヶ谷 直葉】。何も言わずにSAOに囚われてしまい、もう半年も会話をしていない。一層でシキと受けた≪森の秘薬≫クエで会った少女に妹の面影を重ね、俺は何を思った?帰りたいと、皆の待つ家に帰りたいと思ったんじゃ無いのか…!?…死ねない、死にたくない!!こんなところじゃ、まだ終われない!!
俺の心にある消えかけてた意志に火が灯った気がした。
シキのソードスキルを受け、俺のHPは減少し、レッドゾーンへ突入し停止した。まだ、HPが残っている、なら生き残ってやる!!
俺は追撃を掛けてきたシキの剣を自らの剣≪コールドナイト・ソード≫で弾き、態勢を立て直した。
Side シキ
キリトのHPゲージはレッドゾーンまで下がり、俺は寸止めするつもりでキリトへ追撃を掛けた。しかし、俺の剣はキリトの剣に弾かれてしまった。キリトはその隙に態勢を立て直し、俺を鋭い目で睨みつけていた。
…ようやく復活か、世話かけやがって。
「ぜ、あぁぁぁぁ!!!」
「ぐっ!?」
俺はキリトの反撃を防ぎきれず、ソードスキル≪メテオブレイク≫を受けてしまい、大きく吹き飛ばされてしまった。ステ振りを敏捷メインで振っており、装備も敏捷を優先していた俺の防御力は大したことが無い。だからキリトの攻撃は俺のHPを6割ほど削っていった。
なら、これ以上戦う理由は無いな。そう考え、俺は武器を収納し、宣言した。
「アイ、リザイン!」
≪全損決着モード≫のみ、このコマンドを唱えるとデュエルを終了させることができる。俺は身体を起こし、キリトの元へと歩いた。
「ったく、目が覚めたか?」
「…ああ、ありがとうな、シキ。俺、帰りたいって生き残りたいって思える理由を思い出せたよ。だけどそれでも全損決着モードはやりすぎじゃないか?」
「ああでもしないとお前、死ぬ気満々だっただろ?荒療治だとでも思っとけよ。ヒール、キリト」
「ヒール、シキ。……そうするよ。てか、シキの武器はどうしたんだ、それ?片手直剣なんて今まで使ってなかったのに。しかもその武器なんて見たことないぞ?」
「その話もしたいから、どっか個室のあるレストランでも探そうぜ?結晶アイテム2個も使わせたんだから、飯の一つくらい奢れよ?相棒」
「ああ、奢らせてもらうよ、相棒」
俺とキリトは主街区へと徒歩で帰還した。そして、28層の普通のNPCレストランよりも高級なレストランへと入った。このレストランは完全個室制の店で、パーティーかギルドのメンバーでなければ同室へ入ることはできない仕組みになっている。で、28層のこの個室レストランは現実世界の焼肉店っぽい雰囲気で、出される料理も焼肉に似ている料理だ。故に値段もそれなりにするんだが。
「―――さて、料理も来たことだし、食べるとするか」
「ああ、そうだな。……なんか、久しぶりに誰かと食事を摂る気がするよ。ていうか、連絡すら取ってなかったし、当然か」
「いいんだよ、キリト。湿っぽい話は止めようぜ?とりあえずキリトが立ち直れたことに乾杯だ」
俺とキリトは飲み物の入ったジョッキを掲げ、打ち付けあった。俺が頼んだ飲み物は現実のジンジャーエールっぽい味の飲み物だった。まあ、不味くは無いんだが、少し渋みが入ってて渋口のジンジャーエールとでも言えばいいのか…。俺は運ばれた皿に乗っていた肉を机の真ん中にある網に乗せ、焼いていく。SAOの焼肉は現実みたいに肉に火が通って色が変わるのとは違って、食べ物を乗せるとカウントが表示され、それに合わせて裏返すことで、食べれるようになる。
「んぐ、んぐ。それで、シキの方の話、聞かせてくれないか?俺の方はさっき話した内容が殆どだったからさ」
「ん、そうだな。――――じゃあ、キリト、この話は内密に頼むぞ?情報屋にも絶対に無い…と思う情報だ」
「お、おう。分かったよ」
「これ、見てくれ」
俺はそう言って、キリトにスキル一覧を見せた。つまり俺の≪幻影剣≫スキルを見せたのだ。
「何だ、このスキルは?」
「やっぱりキリトも知らないか。…このスキルは多分、≪神聖剣≫のユニークスキルかもしれないんだよ」
「ユニークスキル!?ど、どうやって、出現したんだ!?」
「33層でクエストをやったんだけど、その報酬アイテムを装備したらスキル取得可能覧に追加されてたんだ。しかも、クエストは一度きりの奴だと思う」
食べながら、俺は≪幻影剣≫について分かることをキリトへ説明した。
「なるほどな。それは確かに漏らしたら不味い情報だな。俺も誰にも話さないことにするよ。だけど、シキはそのスキルをずっと隠し通すつもりなのか?」
「――――ネトゲにおいて、ワンオフのスキルなんてあったら英雄ポジのヒースクリフなら称えられるかもしんないけど、俺の場合、排斥されそうだしな。…でもいつかは公にするさ。今はその時じゃないっていうだけで」
「そっか。それじゃあ、そろそろ出るとするか—————ってなんだ!?この金額!?シキ、お前どんだけ食べたんだよ!?」
「ん~?≪ホワイトブルの肉≫を3人前くらいかな?後はこの店限定のチェリーパイを少々。どうせ、乱狩りしてたんだし、金はあるんだろ?じゃ!ゴチになりまーす!」
俺とキリトは店を出た。俺は満足していたが、キリトはどことなく哀愁が漂っていた。
キリトが黒猫団への思いを断ち切ったわけではありませんが、シキのお陰で生きる目標?的なものを再確認したという話です。
幻影剣のスキル説明も少しだけ書きました。
今後、どんどん活用していきますので、よろしくお願いします!