説明描写がなかなかうまくいかない……
現代・近未来要素がさらに強めしていくつもりです
ではその一部始終をみよ
精霊とマナを忘れた大世界アクエリアス
すべてを変えたのはマナに代わる新資源ラプラスの発見だった
ラプラスの発見のち、新産業革命とマナ廃止、精霊追放運動。そして人類と大精霊たちとの戦争「イカロス戦争」と激動の時代が始まった
イカロス戦争に勝利した人類は精霊とマナなしの世界を作り出した
大精霊で認められたのはイカロスとプルートのみ
イカロスは元人間の大精霊、アクエリアスでは全知全能の神と讃えられる。人類のために命を散らしたイカロス戦争の英雄
プルートは悪魔の大精霊。精霊たちに絶望したとも、精霊界の覇者となるべく人類に味方してくれたとも。いずれにせよイカロスとプルートの人類への貢献は計り知れない
が、精霊たちはまだ生きていた、地下へもぐり復活の時を狙っていた
ラプラスの滅びの歌がきこえる
すべてを奪った奴らにラグナロクを
プルート、ゴッドドラゴン……奴らの血が、ラプラス……そして、精霊たちを……
被奴等に死を。我らに永遠を
「あんたが……お嬢さんがプルート……?」
アクエリアス中東にあるホープランド 欲望渦巻く大繁華街
豪邸の前でカチ、カチとタバコに火をつけ煙を吐き出す、頭を抱える男がいた
でかいネタはもっている、だが、情けないことに力もない。頭もない、甘ったれのガキだとは自分でもわかっている
だがカネはほしい。それにしてもカネがほしい……!
金か力か頭か運か?なけやりゃ生きてはいけないとはいえ、世紀末でもなんでもないんだ……
「あなたがインターネットで儲かる話があるっていってきた人ですね。冒険家のプルートとはぼくのことですが……」
男の目の前には黒く澄んだ目と金髪のロングに横にリボンをつけた女性。若い、まぁちょっとは可愛い、が、男は首をかしげる。間違いか?聞き間違いなのか?
まあ、ひとまずどうぞ、と手を招く女性。男はタバコを消し、携帯灰皿にいれるがまだ頭を抱えている。こえもでないまま、なんとか「はい」とだけ言い、彼女、つまりプルートについていく
プルート……ホープランドではその名を知らぬ者はいない。なんせ人間側に協力的なモンスターもしっているぐらいなのだ
名前は知ってて顔は知らないとはよくあることであるとはいえ、どうしてもイメージはあるもの
大精霊プルートの如く強いからその名を名乗っている、冒険家というが基本的には「おつかい」てきなことはなんでもやってくれてさらに全てクリアしたとゆう伝説の人
テレビでセレブや金持ちの有名人の家みたく、ほんとにまんまの豪邸にはいり、応接間みたいなところに案内される
たかそうなソファに座り、どうぞ、とコーヒーとお菓子を差し出される。なんならウイスキーストレートでもほしいところだが「いただきます」といって飲む。甘い
「あぁ、よくびっくりされます。名前が名前なのでどうしてもね」
見透かしたように彼女はコーヒーを飲んで笑いながら言う。スマートフォンを取り出すと一回男を見てまたスマートフォンに目を落とす。男が彼女に送った内容を見ているのだ
「プルート……オーラはあるようだけどまさかお嬢さんだったとは……ただの金持ちじゃないと信じてるぜ……」
立ち上がって手を差し出す、彼女もスマートフォンを置き、握手をする。その時、感じる……只者ではない間を……男はハッキリ感じた
そんなことは知らずなようで彼女は笑いながら座るとポケットからカードを取り出し、男に渡すとスマートフォンのように画面が変わり彼女の名前と写真が映る
「新木カナミ……通称プルート。冒険家、元陸軍レンジャー連隊兵卒。なるほど頼りにはなりそうだ……おれは真島ケンだ。よろしく」
「ケンさんですね。よろしくお願いします」
高そうなソファに座り、甘いコーヒーを飲む。フゥーと息を吐き、天井のシャンデリアをみる
元陸軍レンジャー連隊だって?こんな可愛い、さらに金持ちの嬢様がか?それが本当ならスゲえよ。
「すいませんねー。いまばあやもメイドのパニちゃんも世界一周旅行にでてまして、二人のコーヒーはすごく絶妙なんですけどぼく慣れないもので」
「いや、うまかった。ありがとう」
それより、仕事の話だ
彼女もコーヒーを飲み干し、フゥーと息を吐くと「イカロスの生まれ変わり、ナスカ。予言の旅へ」と読み上げる
「ナスカは知ってるよな?」
「えぇ、噂程度には」
ナスカは大精霊イカロスの化身と呼ばれてる青年、そんな彼が旅へでる。当然、なにかがあっては大変である、護衛がつくのは必須だが……
「護衛受ければ大金は手に入るだろう。めもくらむような大金が。そこであんたの力を借りたいとゆうわけだ、あんたがいれば失敗することはあるまい」
「ナスカ……イカロスの化身……旅の護衛役。ぼくをよぶとゆうことは相当危険な旅でしょうね。お互い命は保証できないと」
「おれは頭も力もねえが、運だけはもってると思うんだよ。子守するだけの簡単な仕事さ。邪魔する奴は蹴散らせばいい」
ケンは重そうなアタッシュケースをおく
「前金だ」
カナミが開ける、中を確認する、首を振るとアタッシュケースを閉じてケンの方にもどす
「せっかくですが、貰うものは成功してからにしてるんです。裏の麻薬取引で成功した金をもらうわけにはいきません。ははは、ギャングの方だけでは厳しいようですね。ボスの息子でも」
ケンは呆れる。本物だ。裏取引してるってことも知られてる。すべてお見通しとゆうわけか
「なんだ、おれのことも知ってるみたいだな……金持ちの余裕か?それとも自信か……いずれにせよ答えは……」
「ええ、そうと決まればいきましょう。ナスカさんに会いに」
ケンがニヤリと笑う。
「あぁ、やろう。デリシャスな勝利と名誉がまっているぜ。車とってくる」
ケンは車のキーを回しながら、ダッシュで部屋を出る
カナミは胸に手を当てる
プルート……怒ってるの?信用できないって?頼りにならない、すぐに逃げ出すって?見た感じ追い詰められてそうだったから逃げれないだろうし大丈夫だよ
独り言をいったあと、スマートフォンをとり電話をかける
「もしもし、ああわたしわたし、旅にでることになったから協力よろしく。え?最近取り締まりが激しいって?また架空口座に振り込んでおくから頼むよ。うん、それじゃあ」
スマートフォンを切るとテーブルの下にあるパネルに暗証番号を入力する。壁の一部が開き、ズラズラと武器が出てくる
装備を整え、伸びをすると再び独り言を始める
「プルートが怒ってるってことはなにかが起こるんだよね。久しぶりに楽しくなってきた。いこうかプルート」
誰もいないところでお菓子を咥えてニッコリすると部屋を出る
玄関をでるとスマートフォンを操作してセキュリティをかける
アリの入る隙間もない、完璧なセキュリティだ
泥棒が入れば蜂の巣になるだろう、登録者以外はねらいうちされる
後ろを振り返ると車から顔を出してグッドサインをしているケンの姿があった
ニンマリして彼はもう成功の気分だ。捕らぬ狸の皮算用とはこのことでカナミは苦笑いをする
「ナスカの待つ九份城は遠いぜ。乗ってくれ」
カナミはうんと頷き、車の助手席に乗る
ケンがカーナビを操作し九份城への道程を検索する
「ロックフェイスジャングルを抜けてチャイナタウンを通って……あー?なんだこれは?そこまでいくのにもかなり時間がかかるのにまだ先があるのかよ、クソ」
ケンのさっきまでのうれしそうな顔が落胆した顔に変わる
窓を開け、タバコを咥えて服のポケットを探りライターを探す……あれ?どこやったっけ
カチカチっと火がついたライターが目の前にでてくる、カナミの手が見える
「ああ、ありがと」っといってケンはタバコを吸い、煙を吐く
カナミもタバコを咥えて火をつけ煙を吐く
「着くまでにタバコ何本消えるかなあ……」
ケンがぼやくとカナミはタバコを咥えながらスマートフォンで地図を見る
「休憩しながらいくしかないですねえ。ガソリン切れには注意しないと道中はなんでもあるから大丈夫でしょう」
「飯もな。あいあい、気をつけますよ」
ケンはタバコを灰皿で消すと車のアクセルを踏み、遠い九份城めがけて発進させる
原作キャラクターはチョコチョコ名前のみでてきます