俺がフェルトになっていた 作:YAYOI@小説書き始めました
これからも失踪せず不定期に書いていきます!
あ、あと自分の他作品のアイドルマスターの二次創作も是非!
俺は、ビジネスマンだったはずだ。
だが、なぜか今日、眼を覚ますと「Re:ゼロから始める異世界生活」のフェルトの肉体だった。
これは紛れも無い事実であり、決して幻想ではない。
それの証拠を自分で数々見つけてきた。
だが、これから先、どうすればいいのだろうか。
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とりあえず、会社への休みはある程度取れた。
家にずっと引きこもっていても、実際何も変わらない。
とりあえず町へ出て見ることにした。
幸い、現金もある。
現金がなくなっても、暗証番号さえ覚えていれば、口座から現金の引き出しはできる。
しばらくは過ごしていけそうだ。
だが、休みはずっと取れるわけでは、当然ながらない。
この休みの中で、どれだけの情報を知ることができるか、が鍵になりそうだ。
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とりあえず、外に出たはいいものの、何をすればいいのかわからない。
ちなみに、衣服に関してだが、男の時に使っていた服を、切るなり縫うなりして、できる限り今のこの体に合うサイズとイメージにした。
だが、やはり今着ている下着は男ものであり、若干の違和感がある。
胸もフェルト自体貧乳だがないわけではないわけで、少し擦れて痛い。
自分でも気が乗らないが、先ずは衣服が優先だな。
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とりあえず、下着ショップに着いた。
最初は入るのにかなり抵抗があった。そりゃ元男だし、抵抗するのも当然。
だが、今の肉体は女性である。
それを踏まえ、足を踏み出した。
「すみませーん、下着の方を買いたいのですが」
恥ずかしながらに口に出した。
しかし、自分から発される声が自分の物ではない時の不安感は凄い。
「いらっしゃいませっ!お客さん、可愛いですね!!!」
「あ、ありがとうございます」
可愛いのは当たり前だ。なんせフェルトなんだからな。
「下着をお買い求めですね?それではスリーサイズをお願いします」
スリーサイズなんて知らんわ...
というかもし測定されるとしたらどうしよう、下半身に履いてる下着が完全に男物なんだが。
「お手数ですが、スリーサイズがあまりはっきりわからなくて...測定お願いできますかね?あ、BとWだけでいいです」
「畏まりました、では、失礼ながら」
俺は試着室に連れて行かれ、上半身の服を全て脱がされた。流石にこの幼女の肉体では大丈夫かと思ったが、やはり自分の体ということを考えると、どうも如何わしい気持ちになってしまう...
「お客さん、まだブラジャーはつけたことないんですか?」
「はい、恥ずかしながら」
恥ずかしながらとは言ったものの普通に昨日まで男だったんだからつけたことがあるわけがなく。
「お客さんぐらいのサイズだと、つけてる方がいいですけどね...こんな綺麗な形、つけていないと崩れてしまいますから...」
なるほど、女の体ってそんなものなのか...と思いつつ、話を聞く。
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そうこうしているうちに、BとWのサイズ測定が終了した。
メジャーが冷たくて、少し感じてしまった事を恥ずかしく思う。
「お客様のBとWですが、Bはカップ数で言うとBカップになります。Wは55センチですね」
ふむふむ、フェルトのスリーサイズのバストBカップ、ウエストは55センチ...と。
フェルトはもっと貧乳だと思っていたが案外大きかったようだ。
そりゃ擦れて痛いわけだ。
「Bカップのブラジャーはこちらになります」
そこは、男達が花畑と言う様な場所そのものだ。
その場で下着を買い、店を出た。
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次に買う物は衣服だろう。
今の衣服では少々フェルトの可愛いイメージを崩してしまっている。
ちなみにだが、下着の色はピンク色でレースの入った物を買った。
その場で履いてきたはいいが、ブラジャーの付け方に苦戦を強いられた。
パンツを履いた時なんて、女子ってこんな裸みたいなのを履いているのかと思いゾッとした。
とりあえずはフェルトの体に合う服を探した。
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結論的に至ったのは、貧民街で暮らしていた時のような動きやすく、尚且つ可愛い物を選んだ。
流石にこの格好になるとフェルトになりきれたというか、自分がフェルトだという事を肌で感じられるように思えた。
だが、自分の恥ずかしさも両立しているため、どういう感情かわからないままでいる。
服装も決まったし、のんびり歩いたりした。色々な店に行って、ウインドウショッピングというものを初めてした。
女の子でしか行けないような可愛い雰囲気のお店に行ったりもした。
すごく有意義なお出かけになった。
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「あー、やべぇ、もう夜じゃん」
色々な店に入ったり時間を潰していたら、いつの間にか夜になっていた。
俺はいそいそと、家路に着くことになった。
実際、今はフェルトの肉体であって、元のおっさん臭い見た目ではない。
なので、できる限り夜はウロウロしたくはなかった。もし、ここでちょっとヤバいやつに出会ったらどうしよう、そう考えていた。
だが、それはフラグとなり、フラグを建築してしまう。
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途中に曲がり角があり、それを曲がる。
その時、誰かにぶつかってしまった。
「いってぇなぁ...何しやがる!って、可愛い嬢ちゃんだな、一体何やってんだこんなところで」
ぶつかった人物を見る。
自分の身長がフェルトなせいで小さくなってしまったのもあるんだろうが、目の前にはオラついている身長が高くガタイの良いヤンキー数名だった。
「よく見たら嬢ちゃん、いい顔といい体してんなー!どうだ?俺たちと一緒にホテルに行って一発ヤらねぇか?」
その男達の口ぶりからして、俺をホテルに連れ込み、弄ぶつもりらしい。
だが、其奴らには不思議と恐怖感が湧かなかった。
前の時の俺だと間違いなく怯えて、足が震えて動けなかったはず。
だが、フェルトの肉体だと、震えなど全くなく、恐怖感も全くない。
これはフェルトの体だからだろうか。
「へっ、お前らとなんかヤりたくもねぇよ、イキリが。じゃあなー!」
恐怖感もないあまり、思いっきり怒りたくなるようなセリフを吐いた。
まぁ、フェルトになりきってみたかっただけなんだが。
当然、ヤンキーらは逆上。
「っつ、てめぇ!!!!」
やはりこちらに向かってパンチを出す。
だが不思議だ。相手のパンチが遅く見えた。
「よっ、っと」
「おいおい、お前らはこんなにも弱いのか?その見た目して貧弱だな」
「おめえら!全員でこいつを捕まえてヤっちまえ!!!」
リーダー的存在の一言で、周りの奴らが一斉に殴りかかってきた。
だが、やはり全て遅い。
全ての拳を正確に避け、その度に鳩尾に蹴りやパンチをぶち込む。
気づけば目の前には、疲れ切ったヤンキーらの姿がいた。
「お前、なんなんだよ!!??」
「さぁな。しらね。じゃあな!」
怯えていた其奴らに背を向け、家路へと戻った。
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「ただいまー」
誰もいない暗い部屋の中、自分だけの声が響く。
当然だが、返ってくる言葉もない。
疲れ切っていたせいか、即座に湯船に湯を溜め、風呂に入った。
パジャマははどうしようか。
あの服を買う前の服でいいか。
来ていた衣服、下着を脱ぎ、お風呂へ入る。
風呂場の鏡に自分の姿を写す。
どこからどう見てもフェルトそのものだった。
長年連れ添って来たものも無いし、胸にはあるはずないものが付いている。
少し自分の裸を見て、危なくなってしまった。
これ以上見ていると本当にヤバいため、早めに湯に浸かる。
今日あったことを整理すると、やはり可愛いと言われている時点で、俺の幻想という路線は無くなった。
勿論、ヤンキーにも可愛いとは言われない。しかも、あいつらをボコボコにした身体能力、あれは間違いなく俺の物ではない。
俺は、昔っから運動神経がなく、スポーツもダメ、50メートル走も10秒台という遅さだった。
それを考えると、あの身体能力はフェルトのもので間違いないだろう。
知れば知るほど謎が深まるばかりだ。仕事が休みの間に、自分の体に戻れるのだろうか。
最悪戻れなくても、フェルトの可愛さがあるから、なんなと食いつないで行けそうだが。
今日も色々なことが多すぎた。早く風呂から出て、寝床につくとしよう。