俺がフェルトになっていた 作:YAYOI@小説書き始めました
さて今回は前回、東島の体が起き上がり、フェルトらしき魂が入り込んで、二人同時に叫んだところで終わりでしたが、今回は途中から入った人のためにある程度どう言う流れで体が入れ替わったかを説明します。
ではでは〜
「そうだ、とりあえず状況確認をしよう。」
そうだ、こう言う時こそ状況確認だ。
状況確認をして冷静さを保つ。
「まず、本題に入る前にお互いの自己紹介をしよう。
俺の名前は「東島龍太」。リュウタとでも呼んでくれ。」
「兄ちゃん、貴族だったのか...?」
「まぁ、貴族ではないが....ああ、そのようなものだ。その話はまた後で話そう。」
俺が異世界人で、しかもフェルトが空想上のキャラクターってことを今話してしまうとパニックになりかねないからな。今はそういう風に通しておこう。
「わかったぜ、リュウタ。アタシの名前はフェルト。貴族でもなんでもない貧民街のヤツだから、アタシにはにいちゃんみたいな名前はない」
「おう、よろしくなフェルト。」
ああ、知ってるぞ、俺が愛して止まなかった「Re:ゼロから始める異世界生活」の登場キャラクターなんだからな。
これも言ってしまうと何故知ってるのか問い詰められるだけだから、黙っておこう。
「それと、にいちゃんの横にいるにいちゃんは誰だ?」
そして高林の方を指差す。
「ああ、コイツか、コイツは高林浩介。俺の中のいい友達ってところかな」
同僚って言っても多分フェルトには意味がわからないだろうからな...友達で通す。
てか、実際友達なんだけどな。
「ふーん...まぁ、よろしくな、コースケ。」
「ああ、よろしくな」
「(あぁ...今俺はフェルトと喋ってるんだ...)」
勝手に尊さを感じている高林であったが、東島とフェルトは知る由もなく。
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「さて、本題に入ろう。」
「俺は、3日前、普通に寝たんだ。そして目が覚めたら、何故か、フェルトの体になってて...」
本当にあれは謎だった。目が覚めたらいきなり肉体がフェルトなんだもんな。
「アタシも、昨日普通に寝たんだ。そしたら兄ちゃんの体になってた...」
俺が入れ替わりが起きた日に、俺自体の肉体はなかった。
と言うことはフェルトが俺の肉体に入った際、俺の肉体がこっちに出てきた、ってことか?うーん分からん...
「と言うことは考えつくのは...」
「一つしかないってことだよな?」
「俺たち...」「アタシら...」
「「入れ替わってる!?!?!?!」」
「おい東島、君の◯は。みたいなことすんじゃねぇよ。」
高林に突っ込まれる。
「うるせぇよ一回はしてみたかったんだよ」
だってあの有名映画だぜ?こんなことリアルじゃ絶対起きないし、起きたら言っておかないと損じゃね?と言う感覚に陥ってしまったのである。
「しかもフェルトに至ってはそのネタ知らんだろ」
異世界から来たと仮定すればフェルトはどう考えても知らないよな、君の◯は。の事なんて。
「まぁそうだけど雰囲気でなんとかなるかな...って?」
雰囲気でどうにかなるさ、流れであの言葉が出るわけだし。
「ただアタシも自分の体が目の前にあるってんなら、この考えしか思いつかなかったしな。普通ならあり得ねぇと思うけどな」
「ああ、そうなんだよ。普通はこんな事、理論上絶対にありえないんだ。入れ替わりなんて想像のお話だし、実際にあるのはおかしい。」
普通はおかしい。アニメとか映画の中だけの話であってリアルで起きたら謎だらけな話だ。
「だけどなぁ...こうやって自分の身に起きてみるとアタシも認めるしかないんだよな...」
けどこうして入れ替わってることがわかったんだ、認めざるを得ない。
「なに二人で納得してんだよ、こんなありえねぇことが現実に起きてんだぜ?元に戻る方法探さねぇと!」
そうなんだけどなぁ...
「別に俺はこれはこれで困ってないしなー」
実際フェルトの体を堪能できることを考えると損どころか得しかないんだよな...
こんなこと言ったらフェルトにブチ切れられそうだからやめとこう。
「アタシもまだ困ることはないからなー...」
えっ...フェルトは逆に困らないか?全然動きやすさも違うし不便じゃないか?と思った。
「えぇ...おおおおお前ら人間じゃねぇ!?」
某ブリーダーの方のセリフを持ってきやがった高林のやつ...
「「アタシ(俺)は人間だ!!!」」
二人の声が同時に木霊する。
「お、おう...」
「なぁ、フェルト、俺たち息ぴったりだな?」
「そうだな!ひょっとしてアタシらが入れ替わったのって、こう言う事だったのかもな!」
「そんなまさかー !!!」
アハハハハハハハハハハハハ...
「そうじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「アタシらはなんで入れ替わったのか探りたいんだよ!」
「そうだ!!!!!」
入れ替わった理由が本当にわからん。
俺は前日にリゼロのラノベを読んでいたのが原因かもしれないがフェルトの方の理由が謎だ。
「よーし、二人で手分けして手がかり見つけるとしますか!」
「そうだなにいちゃん!!!!」
...
...
「あのー、東島さん、フェルトさん?手がかり見つけるって言っても、どうやって見つけるんですか?」
「まぁ、そうなるよなー...」
うん、手がかりなんてそう簡単に見つかるもんじゃないしな、まったり見つけるしかないのかな...
「別にアタシら、まだ困ってないから、ゆっくり見つけていくでいいんじゃないか?」
「そうだなー...でも、自分の体じゃないと違和感があるな...」
「だなー...アタシもこの体になってから、動きづらいし、なんだかだるい...」
(ごめん、その動きづらさとだるさは多分運動不足と睡眠不足だ、フェルトごめん...)
「俺も、フェルトの体になってからはありえないくらい動きやすいし快調だよ。やっぱり美少女の若い体は動きやすくて最高だな!」
「兄ちゃん、それ年取った人みたいな発言...しかも美少女って...」
そしてフェルトは俺の体で照れた。
「オェェェェェェェ!!!!」
高林が吐きかける。
「やめろやめろフェルト!俺の体で照れないでくれ!吐き気するから!!!!」
「別にアタシ照れてねぇよ!?」
そう言いつつもどんどんと頬が赤らんで行く。
「もうやめてくれ、やめてくれえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
これを見て俺自身も恥ずかしさのあまり照れてしまった。
顔が熱いのがわかるほど照れた。
そして、それを見た高林が卒倒して、気絶したのは言うまでもない。