魔法少女物語   作:すぴてぁ

10 / 42
10話 戦いの終焉

ガキンッ ガンッ ガンッ

 

「はぁ…はぁ…片腕だけじゃあ結構辛い…!」

 

休む暇もなく、クラムベリーが迫ってくる。

私はそれを避け、クラムベリーに言った

 

「貴方が…このシステムを作ったマスターなんでしょ!」

 

「なぜ?」

 

「昨日の夜に…はぁ…ファブを問いただしたら…全部話してくれたわ…マスターの存在を…」

 

「それがなぜ私とわかったんですか?」

 

「貴方は気にはしてなかったらしいけど、貴方のマジカルフォン…私たちが持っているのとは違うわね」

 

そう、私はあの日…工場区画であった時に気付いた。

彼女が持っていたものは明らかにマジカルフォンじゃない。

 

「その端末を使って…このシステムのルールを作ったんでしょう?」

 

「えぇそうです…私は、強いもの達と戦ってみたかったのです…そう、貴方のような…」

 

「私は…強くない…誰かがいなくちゃ何もできなかった…でも今は違う!」

 

私は、クラムベリーに視点を変え

 

「今は…誰かのために戦おうと思える…だからここに来た!」

 

「そうですか…ならば!私も全力でいかせてもらいます!」

 

私は鎌を構え、再び戦闘体制に移った。

 

クラムベリーは手刀を構え、私に接近してくる。

 

「はぁっ!!」

 

クラムベリーは私目掛けて手刀を振るった。

 

私は上に飛び避け、クラムベリーの背後に移った。

 

私がいたところに、大きくヒビが入っている。

 

(あれを食らったらひとたまりもない…)

 

私は確信した。

 

「ふふっ…私の思った通り…貴方と戦うとこんなに楽しくなるんですもの!」

 

クラムベリーは再び手刀を構えながらこちらに向かって来た。

 

(!!…今なら使える!)

 

私は、四次元袋に手を入れ、手榴弾を一個手に取り…口でピンを取りクラムベリーに向かって投げた。

 

「なっ!?」

 

クラムベリーが気付いた時には手榴弾が爆発し始めていた。

 

 

 

 

 

手榴弾による爆風であたりには砂煙が上がり、何も見えない状態になった。

 

今のうちにと思い、私は薬をもう一粒飲み込んだ。

 

私は、クラムベリーがいたところを向き、鎌を構え、砂煙が収まるのを待った。

 

 

 

砂煙がなくなったが、クラムベリーの姿は見えなかった。

 

「ふふっ惜しかったですね…!!」

 

「なっ!?……ぐはっ!」

 

私の背後を取ったクラムベリーは手刀で私を左奥にある大木まで投げ飛ばした。

 

「…!いつの間に…」

 

私は腹部を抑えながら、向かってくるクラムベリーを見た

 

「…まさかカラミティメアリの所持していた四次元袋を使うとは…驚きました…」

 

「……いっ!…」

 

腹部のダメージが大きいのか、立ち上がれずにいた。

 

「もうこれで終わりですね…さようなら…」

 

クラムベリーは右足を上に上げ私の頭部目掛けていた

 

「…!こんなところで…終わったりしない…!」

 

私は力を振り絞り、四次元袋から最終兵器を取り出した。

 

「!?まさか…」

 

クラムベリーも驚いていた。

そう、これが奥の手…RPG!

 

「この近距離で使えば、貴方も巻き込まれますよ?」

 

「構わない!…最初から、死ぬ覚悟もあったもの…食らいなさい!!」

 

私は、トリガーを引いてRPGの球を放った。

 

そして次の瞬間、あたりは大きな爆風で覆われた。

 

 

 

 

 

 

 

「………………いっ………あれ?生きてる…………!?クラムベリーは!」

 

私は辺りを見回し、クラムベリーを探した。

 

すると、砂煙が収まり私の向こう側で、横たわっているクラムベリーがいた

 

私は力を振り絞り、クラムベリーのほうへ向かう。

 

私は、クラムベリーの元に着き、鎌を構えトドメを刺そうとする

 

「……ふふっ…楽しめました…さぁトドメを刺しなさい…」

 

「……その前に…貴方の持っている端末を渡しなさい…」

 

するとクラムベリーは懐から、紫色の端末をとって、私に渡した。

 

「それが…マスター専用のマジカルフォンです…これでいいですか?」

 

「えぇ……さようなら…クラムベリー…」

 

そう言って、私はクラムベリーの心臓目掛けて鎌を振るった。

 

 

 

 

 

森の出口に向かうと、リップルとトップスピードさんが待っていた。

 

「ヴァレンティナ!」

 

リップルは私を見つけると、走り出し倒れそうになった私を受け止めてくれた。

 

「…終わったよ…」

 

「あぁ…」

 

 

「お疲れさん…こりゃひでぇ…また病院送りかもな…」

 

「ですね…それよりも…戻りましょう。まだやってないことがあります」

 

 

 

 

 

 

鉄塔

 

私達は、ラ・ピュセル、スイムスイム…そしてスノーホワイトがいる鉄塔に戻った。

 

私は、クラムベリーから預かった端末を置き、蓋を開けた。

 

すると、

 

『おめでとポン!見事マスターであるクラムベリーを倒したポン!今日から、ヴァレンティナ君が新しいマスターポン〜』

 

「私は…マスターにはならない…」

 

『どうしてポン?マスターになればやりたい放題ポン』

 

「スノーホワイト…お願い…」

 

「うん……マスターになってくれないと困るって言ってる…」

 

そう…スノーホワイトを読んだ理由は、ファブの心の声を聞くため。

きっと、聞かれてはいけないことを聞けると予想した私がラ・ピュセルに頼んだ。

 

「……この、マスター専用端末が壊れたら困るって…」

 

『まぁそりゃそうなんだけど…』

 

「なら…私はこの端末を壊す…」

 

『壊すったって君にそれほどの攻撃力はもう…あ…』

 

ファブは何かを思い出したかのように言った。

 

「そう…魔法の国で作られた武器なら…壊せるよね?」

 

『で、でも君はもうその鎌を振るうほどの体力は残って…』

 

「誰が言ったの?この鎌で壊すって…」

 

『だって他に魔法の国の武器は…もう…』

 

ファブは何かを悟った。

 

そう、この場にはもう一つ魔法の国の武器がある…

 

それは…

 

「スイムスイム…その薙刀…貸して…」

 

「うん…」

 

私は、スイムスイムから薙刀《ルーラ》を受け取った。

 

「これも…魔法の国の武器なんでしょ?なら壊せるよね?」

 

 

「……あれはまずい、すごくまずいって…ヴァレンティナさん!」

 

「もう…逃げられないね…さようなら…ファブ……!!」

 

私は思いっきり、槍を振るった。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの事件から数週間後…

 

 

あれから、マジカルフォンにファブが映し出されることはなく、魔法少女達に平穏が訪れた。

 

生き残った魔法少女達は、魔法少女を止めることはなく今でも人助けを続けている。

 

そう、私もだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び、新たな戦いが幕をあげる…

 

選ばれた魔法少女達に一通の手紙が届く…

 

 

戦え!!選ばれし七戦姫よ!!

 

 

 

次章 七戦姫編

 

 

近日公開!!

 

 

 




いや〜無印編終わった〜

次回からオリジナルストーリーの七戦姫編が始まります。

ちょっと波が乗ってるので今のうちにいくつか書いて置きたいです。

まぁストーリーもほぼ、オリジナルだから、投稿が遅くなったりするかもですが、

気長に待っていただけるとありがたいです。

七戦姫のうち1人、キャラの設定が理解できてない子がいるので、キャラ崩壊注意です。

まぁその他キャラも崩壊注意でーす(*´∀`*)

そのうちなんか、メインストーリー以外にも、ちょっとした日常回を作りたいなーと思ってます。

オフ会とか…珍しい組み合わせとか…まぁ作って欲しい日常回があればコメントしてください。

できるだけ、答えていくつもりです。

では、次回の新章でお会いしましょう〜
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。