鉄塔
「なんでヴァレンティナの居場所を教えなきゃいけないの?」
リップルは不機嫌そうに言った。
「私は、彼女に用があるのだ。」
エレオノーラは剣をしまった。戦う意思がないことを教えるために。
「…………………」
リップルはしばし考え…
「いや。教えるつもりはない」
「そうか…なら仕方がない!」
エレオノーラは剣を再び取り、リップルに迫りかかってきた。
すると、
「エレン!私が相手よ!」
リュドミラが、エレオノーラの剣を弾き言った。
「ごめんね。お待たせ」
ヴァレンティナも、到着した。
「どこ行ってたの…それに傷だらけだし…」
「あはは…ちょっと戦闘になっちゃって……トップスピードさんも、ご心配をおかけしました…」
「いいよいいよ。無事だったしな」
一方、リュドミラとエレオノーラの方は、
「さっさと手を退きなさいエレン!」
「いいや。手を退くのはお前だミラ!」
互いに退く気もなく戦闘になりかけていた。
「ちょっとストップです!…えっと、エレンさんは私に何の用があるんですか?」
ヴァレンティナが2人の間に割り込み、エレオノーラの事情を聞くことにした。
「そうか聞いてくれるか。どこかの戦姫とは大違いだ…」
「失礼ね!あんたが急にここに来るからでしょ!」
「まぁそれは置いておいてだな…」
「無視するな!!」
2人の会話を聞いていたヴァレンティナは…
(……これって、喧嘩するほど仲がいいってやつかな?)
微笑ましく見ていた。
「単刀直入に言う…私と共同戦線をしてほしい!」
「はい?」
「ふっふっ…残念だったわね!もうすでにヴァレンティナは私と組んでるのよ!」
「なんだとっ!?…いや待て、共同戦線は何人とでもできるんだぞ!」
「あんたの席はないってことよ!」
「「むむむむむ……」」
(どうしよう…このままじゃまた、戦闘になっちゃう…)
再び戦闘になりそうな2人をどうにかして止めなくてはと、ヴァレンティナは模索した…
「待ってください!エレンさんの目的は分かりましたから…なのでまた後日、改めて話し合いましょう!」
ヴァレンティナは、2人を止めるように言った。
「そうだな…わかった。そうしよう。」
「ミラも…それでいいよね?」
「…ヴァレンティナがそう言うなら…」
「なのでエレンさん。今日は退いてください…」
「わかった。では、また後日改めて話すとしよう」
そう言って、エレオノーラは、自分の町の方へ戻った。
その後、ヴァレンティナは傷の手当てをし、今日は解散することにした。
次の日、ヴァレンティナは、1人で町のパトロールをしていた。
ビルを飛び移りながら移動してると…
「……あれって、エレンさん?」
エレオノーラらしき人物を見つけたヴァレンティナは、近寄り
「エレンさん?こんなところで何を…」
「あぁヴァレンティナか……こうして海に近い町の風を浴びるのが気持ち良いんだ…」
「海風ってことですか?」
「まぁそういうことだな…私の町は、真ん中だから、海風に当たることはないんだ…」
「あの、昨日の話…今改めて話しませんか?今はミラもいませんし…」
「そうだな……何か私に聞くことはあるか?」
「一つだけ…あの、なんで私と共同戦線をしたいんですか?」
「ふむ…私の町でなお前の噂を聞いたんだ。」
「えっ私の…ですか?」
「あぁ…この町の魔法少女達のマスコット、ファブを倒したってな…周りは、すごいって言ってたけどな…私は違った。辛かっただろうなと思った…」
「……!」
「私に何かできることはないかと色々考えたんだが……側で守ることならできると思ったんだ。これが、私が君と共同戦線を組みたい理由だ」
「いいんですか?…私といるといろんな戦姫に狙われるんじゃ…」
「そのための護衛だろ?後悔はしない…だからよろしく頼む!」
エレオノーラは深く頭を下げ、ヴァレンティナ手を差し伸べた。
ヴァレンティナは、その手を握り…
「こちらこそ…よろしくお願いします!」
『それなら早速、エレオノーラの陣地、シルヴフラウをヴァレンティナに預けましょう!』
イストワールが、ヴァレンティナのマジカルフォンから出てきた。
『シルヴフラウをヴァレンティナに預けました。』
「これからよろしく頼む!」
「こちらこそ、よろしくねエレン!」
一方その頃、リュドミラは、
『リュドミラさん、エレオノーラさんがヴァレンティナさんと共同戦線を組んだそうです』
「エレオノーラ!!」
お怒りでございます。
今日から、また学校が始まったので投稿ペースが遅れる可能性があります!
勉学って忙しいね…
両立できるように頑張るので見てくださると嬉しいです。
では、次回をお楽しみに(*´∀`*)