街のとある一角にあるビルの屋上
「火垂様。街に到着いたしました。」
月夜が火垂の右隣から言った。
「火垂様〜火垂様〜いったい誰から殺しに行くの〜?」
左隣から月咲が言った。
「月咲ちゃん、早とちりはいけません。火垂様、髪色を変えましょう」
「どうしてですか?」
「えっとですね…アリナ様からそう指示されたので、私も詳しくは…」
火垂は一度間を開け考えたが、
「アリナ様が言うなら正しいことだと言うことですね。承知しました。」
火垂は納得したように返事をした。
「では、仮拠点へ向かいましょう。準備は整っております」
火垂は月夜に誘導され仮拠点へと向かう。
その後に続くよう月咲が進んだ。
仮拠点
「ちょっとボロいね〜」
月咲が不満そうに言った。
「仮拠点なので仕方がありません。火垂様こちらに、髪染めをしますので…」
月夜が火垂を別室へ案内するが、
「大丈夫です。自分で出来ます…」
そう言って火垂はその部屋を後にした。
ガチャンッ
数分後、火垂は髪を染めて帰ってきた。
「おかえりなさいませ。では早速作戦会議といきたいのですが…」
「はいはーい!私、いっぺんに殺したーい」
月咲は挙手をしたが、
「火垂様は如何致しますか?」
月夜はそれを無視し、火垂に意見を求めた。
「……月咲の希望は早めに叶うかもしれません」
「へ!?本当っ火垂様〜」
月咲は目を輝かせながら聞いた。
「最初に殺すのはこいつ…次はこの2人を同時に殺す。こいつらは同時刻に…2人にお願いします」
「「承知致しました!」」
路地裏
真夜中の路地裏の奥には先程までロボのような姿だった魔法少女の惨殺死体と、黒いワンピースに返り血のついた火垂
「1人……」
火垂は誰もいない路地裏でボソッと呟いた。
「これなら…判別は不可能…」
そう言って真夜中の路地裏を後にした。
廃住宅街
「こちらで間違い無いようです。」
「それにしても、火垂様やっさし〜こんないい仕事くれるなんてね〜」
「ね〜」
「じゃ、行こっか〜うちらの笛で…」
「その必要はありません…」
2人の背後から声がした。
「「火垂様!!」」
「ず…随分とお早いですね」
「必要ないってどういうことですか?」
「貴方達の笛の音が必要になるのは、この後……それより先に、やって欲しいことがあります」
「ガソリン…巻き終わりました。」
「出入り口、瓦礫で塞ぎました!」
「下がっていてください。」
そう火垂が言うと、彼女は双剣を構えた
「火垂様…いったい…」
「黙って見ていればわかりますケド〜」
2人の背後にいたのは、本拠地からこちらに来たアリナだった
「…………………燃えよ」
彼女の双剣には炎がついており、次の瞬間周りに撒いたガソリンに引火した。
「この建物は木製。それに出入り口は全て封鎖済み…逃げ道なんてないんだよネ〜」
「アリナ様…本日、三人の魔法少女を殺すことに成功しました…」
手応えがあったようで納得したのか、火垂が戻ってきた
「偉いわよ。流石アリナの最高傑作…この調子でどんどん殺して欲しいんですケド〜」
「イエスマスター…御心のままに…」
そう言ってアリナは暗闇の奥に消えていった
「帰りましょう…これなら指紋などは残りません…」
「「了解致しました」」
『次のニュースです。昨晩不可解な事件が二件起こりました。一つは路地裏での惨殺事件、もう一つは廃住宅街で起こった大火事です。この事件での死者は3名、全員女性です…繰り返します…』
自宅でこのニュースを見ていたリップルこと華乃はあることに気がついた。
「この事件…まさか魔法少女が…トップスピードに連絡を…」
主人公の髪色を火垂と同じピンクにしました