魔法少女物語   作:すぴてぁ

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22話 行方不明

鉄塔

 

「よっなんだかんだで集まんのも久しぶりだな」

 

リップルが呼び出した1人であるトップスピードが言った。

 

「思い出に浸ってる場合じゃないだろ…」

 

「そーだったな」

 

「でもまぁその気持ちも分からなくはないけどね」

 

「…同意見」

 

後ろから声がした。振り向くと、同じく呼ばれたラ・ピュセルとスイムスイムがいた。

 

「あれからどうよ…情報とかあったか?」

 

「いいや…目撃情報とかもまるでない…」

 

ヴァレンティナが行方不明という状態になって三ヶ月、情報が何もない状態が続いていた。

 

「今日も情報探しをしますかね〜」

 

トップスピードがそういうと、どこからか笛の音がした。

 

「どこから…?」

 

ラ・ピュセルは剣を構え、スイムスイムは薙刀を構え、リップルはクナイを構え戦闘態勢に移った。

 

「流石は戦闘特化が集まっているだけはありますね、警戒心がとてもあります」

 

「ね〜でもうちらの笛の音に勝てるわけないのにね?」

 

「ね〜」

 

「どこにいるんだ!」

 

「上でございます…」

 

4人が上を見上げると、そこにいたのは白いコートを身に纏った少女2人だった。フードを被っていて顔は見えない。

 

「誰だ…」

 

「この場で名乗らせていただきます。マギウスの翼、白羽…天音月夜でございます」

 

「同じくマギウスの翼、白羽…天音月咲だよ」

 

そう言って2人はコートを剥いだ。

 

「マギウスの…翼?」

 

「そんなの…聞いたことないぞ!」

 

スイムスイムとラ・ピュセルが疑問を感じていた。

 

「無理はありません。わたくしたちはこの町の魔法少女ではありません」

 

「ね〜うちらはただ…

 

 

「「この町にいる全ての魔法少女を殺しに来ただけだよ(でございます)」」

 

 

 

 

 

別の町にて同時刻、エレオノーラとリュドミラは…

 

「貴様!何者だ、なぜその剣を持っている!」

 

武器を構えたエレオノーラが言う。

その剣の先にいるのは、

 

「………マギウス、火垂…」

 

火垂だった。

 

「質問に答えなさい!」

 

「ちょっとうるさいんですケド〜」

 

「何者!」

 

火垂の背後にいたのは、

 

「マギウス、アリナですケド〜まぁよろしくしても君達はすぐアリナたちに殺されちゃうんですケド〜」

 

「何を言っているの…マギウス…」

 

「火垂、ここはアリナがやっておくから、火垂は寺の方へ行って欲しいんですケド〜」

 

「イエスマスター…御心のままに」

 

そう言うと火垂はさらに奥へ進んで行った

 

「待ちなs……どきなさい」

 

「君達の相手はアリナなんですケド〜無視されると困るんだよネ〜」

 

2人にアリナが立ちはだかった。

 

 

 

 

鉄塔

 

「ちっ…なかなか近付けない!」

 

「うちらの音色を前に立ちはだかるなんて無理なんだよね〜」

 

「ね〜」

 

「チッ…なら!」

 

「なっ!?」

 

リップルは、素早く移動し、気配を悟られぬようにした

 

(どうしたものか…気配が分からなくては、無闇に笛を吹くわけにはゆきません…)

 

そう考えていると足に痛みが走った。

 

「あぁ…!!」

 

「月夜ちゃん!」

 

足を抑える月夜に近づく月咲

 

「これで、あの音はもう出せない…」

 

リップルは、月夜の血がついたクナイを構えながら言った。

 

「っ!お前ぇ!!」

 

月咲は怒り狂い、再び笛を吹こうとするが、

 

「無闇な攻撃は無意味です…」

 

4人の背後から声がした、その正体は、

 

「「火垂様!!」」

 

「新手か…」

 

「……マギウス、火垂…」

 

火垂は4人に軽く名を名乗った。

 

「火垂様!そちらの任務は終わったのですか?」

 

月咲は火垂にそう聞くと、

 

「はい。寺にいた魔法少女は、全て処理しました…」

 

「………寺…?」

 

「まさかっ!おい誰を殺したんだ!」

 

「えぇ〜敵に教える筋合いないんだけど。まぁ特別に教えてあげる」

 

「ルーラ、たま、ミナエル、ユナエル…この4人だよ、ね〜」

 

「本当、運が良かったです。戦闘特化の魔法少女が全員集結しているなんて」

 

「ね〜」

 

「……ルーラ、死んだ…え?」

 

スイムスイムは放心状態になっていた。

 

「本当は今日で全て終わらせるつもりでしたが…残りは別の機会にしましょう」

 

「「了解致しました」」

 

「まて……」

 

「……なんの御用ですか、リップル」

 

「チッ…お前とは今ここで勝負をつけたい!」

 

「おいリップルお前!」

 

火垂はしばらく黙ると…

 

「いいでしょう、ここではあれですので…もうすこし広い場所で…どうですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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