魔法少女物語   作:すぴてぁ

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24話 情報屋

マギウス達との戦いから一週間程経った頃、リップル達は予定を合わせて先日みふゆからもらった紙に書いてあった場所を探しに行くことにした。

あれからしらみつぶしに探した結果、あの紙に書いてあった場所はとある路地裏の一角にあるらしい。

 

「ここであってるよな?」

 

「あぁ…間違いない」

 

「でも、エレオノーラとリュドミラは来なくてよかったのか?」

 

「……2人は待機。情報が出次第行ってもらう」

 

紙に書いてあった場所には扉があった。

今その場にいるのは、リップル、トップスピード、ラ・ピュセル、スイムスイム…この4人だった。

 

「あ、開けるぞ…」

 

そう言ってトップスピードは扉のノブに手をかけた。

扉を開けた先にあったのは、

 

「いらっしゃ〜い。情報屋にようこそ〜」

 

そこにいたのは、白髪の女性が立っていた。

 

「あら?初めてみる顔ね〜私はみたまよ。ここで情報を売ってるの」

 

「あえっと…私達みふゆって人にここに行けばヴァレンティナのことについて分かるって…」

 

ラ・ピュセルはここに来るまでの経緯をみたまに話した。

それを聞いたみたまは納得したような顔をして、

 

「それならこちらの部屋で待っててもらえるかしら?」

 

そう言ってみたまが指した場所にには少し広めな客室があった。

4人はそこで椅子に座り待機をしていた。

 

「なんか時間かかんのかな?」

 

4人はすこし不思議に思いながら待った。

 

 

 

数十分程経った頃、みたまはある人を連れて客室へ入ってきた。

 

「みたまさん…その人は…」

 

「この人はね〜和泉十七夜っていってねぇヴァレンティナに関することならこっちに聞いた方がいいわよ」

 

「紹介に預かった、和泉十七夜だ。早速だがヴァレンティナについてだったか?」

 

「……何か知ってるの?」

 

「あぁ…ヴァレンティナだけではなく、マギウスについてでも教えてやろう」

 

「!?マギウスについて知ってるのか!」

 

「あぁ…彼女達は自分達の夢のためにマギウスと名乗っている。そして、火垂という人間はこの世には存在しない。火垂という人間を作ったのはアリナという魔法少女だ。」

 

「アリナって確か…エレオノーラとリュドミラが戦ったっていってた…」

 

「彼女は自分が気にいった作品はとても大切にする人間だ。そして自分が気に入らないことがあれば手に負えない」

 

「不思議なやつだな〜」

 

「そして君達の察しの通り恐らく彼女はヴァレンティナで間違いないだろう」

 

4人はその言葉を聞き唖然とした。

先日から疑問は感じていたがそう言われて反論する理由はどこにもなかった。

 

「記憶はきっと改変されているだろうな…何にせよ彼女はいつか壊れる、私もそれだけは阻止したい。私もできる限り協力しよう。」

 

そう言って十七夜は手を差し伸べた。

その手を取ったのはリップルだった。

 

 

 

 

 

 

次の日、学校でそのことを伊吹に話した華乃は今後について話していた。

 

「で、どうするのよ?情報屋達は協力してくれるみたいだけれども、次はどこに行くつもり?」

 

「またしらみつぶしに探すか……」

 

そんな会話を人気のない校舎裏で話していた。

すると、どこからか声がした。

 

「ふっふっふ…ある時は普通の高校生、またある時は魔法少女…その名も…」

 

「おーい鶴乃ーこっちだって、降りてこいよー」

 

2人の隣から声がした。

そこにいたのは金髪の髪をポニーテールでゆっている少女が屋上に向かって叫んでいた。

2人は上を見上げると、茶髪の髪を横に結っている少女が屋上で仁王立ちしていた

 

「その名も!由比…鶴n…ってももこそっち!?えっいた?いたの?ちょっと待っててそっち行くから!」

 

少女は声を荒げて屋上の扉を思いっきり開けて階段を降りていった。

 

「えっと…あなたは…」

 

「あっどうも。みたまに聞いてませんか?私達も魔法少女なんですけど、マギウス達のことについて探るんですよね?私達も手伝います!…あっ私、十咎ももこっていいます…で、さっき叫んでいたのが…」

 

「はぁ…はぁ…由比鶴乃只今参上!」

 

かっこよく決めたかのような顔でやってきた由比鶴乃は息を荒げていた

 

「おい鶴乃ーテンション高すぎだぞーってその様子だとみたまから聞いてない感じですか?」

 

「……まぁ」

 

「えっと…情報が入って、これ目を通してみてください」

 

そう言ってももこが出したのは数枚の紙だった。

 

「これは?」

 

「えっと昨日みたまからもらった資料で、個人情報ギリギリのところまで調べてもらったんです。おい鶴乃ーお前もみとけ」

 

「はいさー……あれ?これって…やちよししょーだっ!」

 

「やちよ…って」

 

ひとり喜んでる鶴乃を置いてももこに聞いた。

 

「この人は七海やちよ……結城小乃花の母方の親戚です…隣町で1人で暮らしているみたいなんでやちよさんに聞いてみたらと…」

 

「なるほどね…親戚なら色々聞けるかもね…どうする華乃?」

 

「明日の放課後行ってみるか…そこの2人はどうするの?」

 

華乃は横を向きももこと鶴乃に問いかけた。

 

「あっ行きますよ!やちよさんにも会いたいしな」

 

「私も行くよ!!やったやちよししょーにあっえるー!」

 

「鶴乃うるさい!」

 

 

 




鶴乃とももこは同い年っていう設定です
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