魔法少女物語   作:すぴてぁ

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31話 新しい自分2

火垂は今、とある病室にいる。

病院服を着て、ベッドの横にある椅子に座っている。

 

「………アリナさん」

 

今彼女のいる病室は、アリナの入院しているところだった。

火垂も今別室にて入院している。

 

(でも……もう私、火垂じゃないんだよね。あの時は何がなんだかよく分かってなかったけど、新規アカウントを作ったんだよね…)

 

火垂は先日起こったことがまだあまり理解出来ておらず、あれから考えているがイストワールが言ったことは納得がいってた。

 

「でも…どうしよう、入院してるってことは…私の本名で登録されてるよね…だとすると学校とかにも………色々説明するの大変そうだな…」

 

火垂が今後のことについてブツブツと考えていると、

 

「うるさいんですケド……」

 

「!?アリナさん……どこか痛いところとかありますか?」

 

「見ればわかるでショ…いろんなとこ怪我してるんですケド」

 

「あっ………そうですよね…」

 

しばらくの沈黙が続き、互いにただそこにいるだけだった。

最初に口を開いたのは、アリナだった。

 

「………やめるヨ。」

 

「へ?」

 

「……マギウスも、自分をを傷付けて作る作品モ」

 

アリナからそのような話が出てくるとは思わず、火垂はとても嬉しかった反面不安になった。

 

「どうしたんですか急に!」

 

「なんていうカ…あんときあなたに言われテ、改心したっていうカ…まぁあんなに言われちゃ揺るがない方がおかしいケドネ…」

 

アリナは今までとは違う雰囲気で火垂に微笑んだ。

火垂はそれをみて納得したのか、笑顔で返した。

 

「そーいえば、なんか学校がなんとかいってたケド。」

 

「あっ……えっと、実は…」

 

火垂は、先程まで考えていたことをアリナに話した。

するとアリナは人差し指を出し、

 

「偽名にすれバ?」

 

「偽名……ですか?」

 

「イエス。名前を変えて学校に行けばいろんな説明しなくてもオッケーじゃナイ?」

 

火垂はそう言われてふと考えたが、納得したのか

 

「それの方がいいのかな……でも名前なんて自分で考えたこともないし…」

 

「じゃ、アリナが決めちゃってもイイ?」

 

そういうとアリナは、考え始めた。

すると、部屋の扉が開いた。

 

「あーーー火垂ちゃんいた!」

 

「ちょっと鶴乃静かに、火垂も入院患者なんだから大人しくしてなさい。」

 

「あっ鶴乃ちゃん、やちよさん」

 

鶴乃とやちよが火垂を探していたのか、とても慌てていた。

 

「二人で何話してたの?」

 

「あ、えっとね。」

 

火垂は二人にも同じように話した。

 

「そういうことね、たしかにそれは今後ちょっと面倒よね」

 

「ちょっとそこの最強ガールこっちに来て耳貸してくれナイ?」

 

「?ほいさーー」

 

アリナは鶴乃を『最強ガール』と呼び、彼女の耳になにかを伝えた。

火垂とやちよにはなにを言っているのか分からず、二人の方を見ていた。

 

「いろはちゃん!」

 

鶴乃はそう火垂に向かって叫んだ。

火垂はなにを言っているのか分からず、一度沈黙したが後から自分のことだと思った。

 

「えっと…それが私の名前ですか?」

 

「イエス!あなたは今日から『環 いろは』ヨ。」

 

「環………いろは」

 

「それ、なにか意味とかあったりするの?」

 

隣にいたやちよがアリナと鶴乃に聞いた。

 

「えっとね…環は…火垂ちゃん、自分の意思を持って、自分の殻を破ったじゃん!それって円環の理を火垂ちゃん自身で変えたんだよ!そっから『環』をとって……いろはは……この間まで真っ黒だった自分の世界に新しい色を探し始めたから!」

 

「……ちょっと安直じゃないかしら?……まぁいいんじゃないかしら?」

 

やちよも一度は考えたが、納得したのか、笑顔で答えた。

 

「それじゃあこれからよろしくね!いろはちゃん!!」

 

 

「………うん!」

 

 




なんか……急すぎてすんません。

でも、後悔はしてません!
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