4話 魔法少女ではなくなるというのは…
私はリップルとビルの屋上にいた
(もしあのニュースが本当なら…もう、ねむりんは…)
『リップル〜さっきから何を見ているぽん?』
リップルは私の隣でまとめサイトを見ていた
「いや…白い魔法少女、目撃情報多いんだけど」
まとめサイトには、スノーホワイトの情報が書いてあった
『リップル〜この間もそのサイト見てなかったぽん?』
「そうだっけ…」
「ライバル意識とかあったりする?」
「別に…よくこれだけ働けるなって思っただけ」
『ライバル意識は推奨するぽん。みんなで競い合うのは素晴らしいことだぽん』
「ふぅん……」
するとリップルはスマホをしまいマジカルフォンを持ち私をお姫様抱っこしてビルの下へ降りた
「どうしたの?急に飛び降りて…」
「鬱陶しいのが来たから…」
リップルは私を下ろしてそう言った
「鬱陶しい…かな?」
私は空の方を見ながら話した。そこには箒に乗った魔法少女がこちらに向かっていた
「よぉ。お二人さん」
「トップスピードさん…こんばんは」
「もう少し早く気付いていれば逃げられたのに…」
「魔法少女同士なんだから仲良くしようぜ」
「チッ……」
リップルは軽く舌打ちをした
すると私のマジカルフォンから音がした
「?シスターナナからだ…何だろう話したいことって」
「行ってみるか」
私達はチャットルームに入った
ヴァレンティナが入室しました
トップスピードが入室しました
リップルが入室しました
ヴァレンティナ『シスターナナ。話したいことって』
シスターナナ『はい。全員揃いましたしお話しします』
シスターナナが話していたのはねむりんについてだった
ねむりんとの思い出を残すために過去ログを見ていたそうだ
その時に、見つけてしまったらしい
私達全員はその過去ログの映像を見た
クラムベリー『お聞きしたいことがあります。』
ファブ『何ぽん?』
クラムベリー『魔法少女の資格を剥奪されると具体的にどのようなことが起こるのでしょう?』
ファブ『資格を奪われた魔法少女は死んじゃうぽん』
クラムベリー『魔法少女として死ぬ、という比喩的な意味ですか?』
ファブ『生物として息の根が止まるってことぽん』
ウィンタープリズン『ファブとクラムベリーが話していた記録だ』
スノーホワイト『そんな…じゃあ、ねむりんは』
マジカロイド44『この話が本当なら…もう死んでますね』
ラ・ピュセル『どうなんだよファブ』
ファブ『その通りだぽん』
ラ・ピュセル『そんな…』
ミナエル『死ぬくらいだったら魔法少女辞めるわ』
ユナエル『辞めるわ』
ファブ『それはむりぽん。もう魔法の国と契約してるからできないぽん』
ヴァレンティナ『あ、あの…』
ラ・ピュセル『どうした?ヴァレンティナ』
ヴァレンティナ『このニュースなんですけど…』
リップル『もしかして、ねむりんじゃない?』
リップルはその記事を拡大した。
その記事は、今朝リップルに見せてもらったものだ
〔○○市に住む 三条 合歓さん 24歳 が四月二十七日午前0時過ぎ自室のベッドで横たわっているのを母親が発見、起きる気配がなく救急搬送されたところ、死亡が確認された。死因は、心臓発作と見られる。〕
リップル『名前といい、日時といい…』
トップスピード『ファブどうなんだ…』
ファブ『そうだぽん』
トップスピード『マジかよ…』
ファブ『魔法少女の人数が8人になるまで続けるぽん。来週の結果発表までにみんな頑張るぽん』
ファブ『それと、マジカルフォンをアップデートしたぽん。後で確認するぽん』
ファブのその言葉を最後にこの話題は終わった
「マジかよ…本当に死ぬなんて…」
「…………………。」
「ヴァレンティナ……大丈夫か?」
「…………うん。」
「そりゃ驚くよな、急にこんなこと言われれば」
「そういえば…マジカルフォンのアップデート確認しなくちゃ」
「あっそうだな…」
今回のアップデートはマジカルキャンディの移動だった
「これって、分けあえるってことだよな」
「そうですね…」
「今日はもう解散しよう。」
「分かりました。」
その日は、解散した。
次回「お姫様になるために」