魔法少女物語   作:すぴてぁ

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9話 ヴァレンティナの作戦

ビル 屋上

 

「もう…大丈夫」

 

「そうか…」

 

「救助の方も終わったみたいだぞ」

 

トップスピードさんがビルの下を眺めながら言った。

 

「ごめん…私、気分悪いから先に戻るね…」

 

「………………」

 

私は、病院へと戻った。

 

 

 

リップルside

 

「おいリップル…あいつ…大丈夫か?」

 

「…………………………」

 

 

 

 

「トップスピード!!リップル!!」

 

「あぁ…ラ・ピュセルにスイムスイムか…」

 

「…何があったの?……ヴァレンティナは?…」

 

スイムスイムが周りを見回し言った。

 

「あぁ…あれだよ…」

 

トップスピードがカラミティメアリの死体を指差した

 

「!?……まさか…」

 

「…あいつを倒したのは…ヴァレンティナだ」

 

リップルは顔を伏せながら言った。

 

「………今は、1人にさせておこう…」

 

 

 

 

 

 

次の日、1日だけ学校に行っていいと医師に言われたヴァレンティナは学校にきた。

 

 

「小乃花さん…もう体は大丈夫?」

 

「うん。今日だけは学校に行ってもいいって」

 

クラスメイト達から心配されて、声をかけてもらってる。

 

小乃花が自分の席に行こうと、華乃の近くまできた。

 

「………………」

 

華乃に声をかけず自分の席に座った。

 

 

 

そして、今日1日2人が会話することはなかった。

 

 

 

 

 

 

鉄塔

 

「お〜い……ヴァレンティナと何かあったか?」

 

「……別に」

 

「いや…何かあったな…」

 

「何かあった……」

 

後ろ左右にいるラ・ピュセルとスイムスイムが言った。

 

「別に何もないよ……ていうか、あんたらはなんでここにいるの?」

 

「ヴァレンティナが心配だから…」

 

「私達にも少し責任あるし…」

 

「戦い方を教えて欲しいって言われたんだろ?別にお前らが間違いを教えたわけじゃないんだし…」

 

「………………………」

 

「おいリップルも何か言って………!?ヴァレンティナ…」

 

「……皆さん…昨日はすみませんでした…」

 

「こっちこそ悪かった…何も言ってやれなかった」

 

「…私…今から、クラムベリーのところに行ってきます…」

 

「……!!…絶対ダメ!」

 

リップルがヴァレンティナの肩に手をかけ言った。

 

「…言ったはず…行かなくていいって」

 

「うん…言ってたね…でもね…私が行かなきゃ…」

 

「それが…お前が今…やらなくちゃいけないことなのか?」

 

トップスピードさんが私に言った。

 

「はい…」

 

「そっか……よし…俺は行ってもいいと思う…」

 

「トップスピード!?…」

 

「行かせてやろうぜ…俺たちの教え子をさ…」

 

「…リップル…」

 

「………わかった…」

 

「ありがとう……あの…2人に、それとラ・ピュセルとスイムスイムにも…手伝って欲しいことがあるの…」

 

 

 

 

 

数時間後

 

「ここでいいのか?」

 

「はい。後は私だけで行きます…」

 

私は、トップスピードさんに、クラムベリーが拠点としている森の入り口まで箒で送ってもらった

 

「そっか…気をつけろよ…クラムベリーはカラミティメアリよりも厄介だ」

 

「はい。トップスピードさんは私の行った通りに準備を進めてください」

 

「あぁ…でもまだ信じきれねぇ…あいつが…」

 

「私も…です。でもきっと…あいつを倒せばこの殺し合いは終わるはずなんです」

 

「あぁそうだな…それじゃあ…絶対生きて帰ってこいよ…!」

 

「はい!」

 

そう言って私は森の中へ入っていった。

 

 

 

森林

 

「………!あの小屋…多分あれが…」

 

私は、クラムベリーの住処らしき小屋を見つけた。

 

「体制を整えて行かないと……これも…使ってみなくちゃわからない」

 

私が大鎌以外に持ってきたのは、カラミティメアリが使っていた四次元袋、中を確認したら銃以外にもグレネードやロケットランチャーも入っていた。念のためと思って持ってきてみたが、飛び道具として護身用にはなると思う。

 

それと、透明外套と、元気が出る薬。

この二つは、スイムスイムがルーラに頼んで持ってきてくれたもの。

 

スイムスイム曰く、元気が出る薬は、体力や身体能力や攻撃力などが一定時間上がるらしい。

ただし、あまり使いすぎは良くないそうだ。

 

私は、透明外套を被り、薬を一粒飲み込み、右手で鎌を構え戦闘体制に移った。

 

少しずつ前進しながら小屋を目指す。

 

 

すると…

 

「いっ!!………!?」

 

どこからか石が飛んできた。

私の左腕が血で赤く染まる。

 

もうこの腕は使えない……

私は確信した。

 

そして、マントを剥ぎ石が飛んできた方向を向く

 

「なんでわかったの…」

 

私の視線の向こうにいたのは…

 

「私は、人一倍耳がいいんです。さすがですね…片腕が使えない状態になってもビクともしないなんて…」

 

クラムベリーがいた。

 

不敵な笑みで微笑んでる。

 

「…貴方は、なんで…」

 

「前にも言いましたよね?貴方に興味があるんです。さぁ戦いましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

次回…【戦いの終焉】

 

 




次回、無印編最終回!!

お楽しみに!!
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