靴が地面を蹴る音だけが鳴り響く。ここは夜の学園都市。
「むっ。まだ懲りなかったか。1人で来たことを後悔させてやるのである。今回は本気でその命を頂戴するのである。」
「へっ。今回は本気でやらせて貰うぜ。」
俺が初めからその腰に差している剣を抜き戦闘が始まった。
────────────────────────────────────────
キンッっと火花が散る音が辺りに響く。
「初めから飛ばすぞ!アックア!」
「ふん!」
俺がアックアの懐に入り、切りつけるとアックアはそれを避けてカウンターをしてきた。
「はて。今吾輩の攻撃は当たったはずだが。」
アックアは驚いている。
「今のは俺の術式の一つだよ。」
そしてっと一つ言って
「神剣術式・須佐ノ男」
俺がそう言うと俺の背後から青い龍の様なものが現れた。
「呑め!須佐ノ男!」
俺が剣を軽く振り下ろすと出てきた龍がアックアを呑んだ。
「まだまだ行くぞ!」
「草薙剣 状態変化。」
すると薙刀の様な太刀になった。
「都牟刈太刀!」
すると龍に呑まれたアックアが出てきた。
「吾輩をその程度で倒そうとは。実に滑稽である。だが、今までで戦ってきた奴らの中では一番強い。」
「へっ、こちとらまだこの剣を上手くコントロール出来てねぇんでな。」
「ふむ。その剣には神の力が宿ってるらしいな。」
「この攻撃が俺の最後の攻撃だ。本気で…」
「うむ。」
「「勝負っ!」」
ごっ!と凄まじい音と共に2人が消えた。
この一撃で勝負は決まった。
俺は
勝った。
「はぁ、はぁ。」
俺はあまりにも疲れてその場で倒れてしまい、肩で息をしていた。
そこに五和らの天草式の人たちがやって来た。
「な、なにが起こったのですか…」
「は?アックアと一騎打ちやって俺が勝った。」
「ば、馬鹿な!神の右席の一角を倒すなんて…」
「俺の剣は神の力が宿ってるからどっこいどっこいだろ。」
「え?」
「「「えぇ!?」」」
その場にいる天草式の面々が驚いたように目を見開いている。あれ?言ってなかったかな?
「その剣の名を聞いても良いですか?」
神崎が震えるように聞いてくる。
「草薙剣って言うんだが」
「そ、その剣は今頃深海の底に眠ってるはずです!なぜ貴方が!」
「まあ…その話はまた今度ってことで…」
すると五和が俺の方に寄ってきた。
バチン!
おれの頬を叩いた。
「痛っ…」
五和は泣きながら、俺のことをしっかり見ながら
「貴方は何故いつもいつも無茶ばっかするんですか!どんだけ心配をかければ気が済むんですか!いつか…貴方が居なくなりそうで…怖いんです…」
俺は五和の頭に手を置いてこう言った。
「俺は居なくならないよ。絶対に。」
すると五和が笑顔で
「はい!約束ですよ!」
俺は五和と話が終わるとアックアの所に行った。
「よお。お前は俺の本気すらも効かなかったな。」
「いや、もう立てないのである。」
「アックア。本当の名を教えろ。」
「ウィリアムだ。」
「そうか。」
「お前の名はなんと言う。」
「俺の名は大和だ。」
「そうか。吾輩が唯一友と認めた男がお前だ。大和。」
「ああ。これから宜しくな。ウィリアム。」
俺は手を差し出した。
「うむ。こちらこそである。」
ウィリアムも握手をし、この戦いで友と呼べる存在ができた。
なんとか終わらせれた…(震え声)無理矢理感半端ない。
────────────────────────────────────
今回使った武器、術式の説明
神剣術式→神の力を術式で固定する。
透明術式→最初に攻撃を避けた術式。一部だけを透かして攻撃を避けることが出来る
須佐ノ男→今回は龍の様な形をして出たが、本当の形状は違う。
都牟刈太刀→神の力を宿した1m程の長さの太刀。両手で振るう。
草薙剣→長さ三十センチ程の短剣。神の力が宿っている。
主人公は自分で術式を作り、それを使う。