魔法使いの嫁〜AnotherStory〜   作:ケニーF

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セト君の力の設定が迷走しておりますw
今回のタイトルは僕が作った造語です。
夜に詠い夢を眺め楽しむと言う意味です。
まあ相変わらず本編との関わりは薄いですけどね。


第二十ニ話『吟夜弄夢』

宿についた僕らは戸締まりを確認してから安っい薄っすいベッドの上に座った。

 

「はぁ~~~。」

 

先生がこんなため息つくの初めて見た…

 

「そりゃ、セトが突然あんなことするから。ってアッ!ちょっと!何出してるの!」

 

僕は買ったばっかりの鱗を箱から取り出していた。

こいつはすごい!触れた途端に体に流れてくるこの力。普通に隣人たちから借りるものとはレベルが違う。

全身の神経を撫でられるような、なんかこう、ゾクゾクする感じの一種の性的な快感ある。

あぁ…これはけっこう…

 

「ダメッ!」

 

「あっ…」

 

バシッと先生に取られてしまった。名残惜しそな僕の顔に気づいたのか先生は多少怒った口調だ。

 

「そういうものには一種の依存性があるの。ましてあの場で買ったものを素手で触るなんて。それに今持ってる間、ずいぶん恍惚な顔してたわね。その髪の長さと中性的な顔立ちのせいでほぼ女の子だったわよ。しっかも小さいからよけいにね。」

 

おうおう、後半けっこう好き勝手言われた気がするぞ…

 

「先生、それもう悪ぐ…いや、いいです。」

 

「これは預かっておくわ。」

 

そういって先生は胸もとにかけてあった小さな布袋に鱗を入れてしまった。袋にはルーン文字が書き込んである。

 

「けど、先生。それ僕が買ったんですよぉ」

 

「さっき、私の為になるなら別に良いっていてたじゃない。」

 

「まあ、それはそうですけどもね…ズルイですよ。」

 

先生は呆れ顔だ。

 

「あのねセト、私が自分が快楽に酔いしれるためにあなたから取ったと思ってるの?」

 

「いや。そういうわけじゃ…」

 

ある気もする。言われると反論できない、疲れているんだろうか…自身の先生をそんな目で見るなんて。

 

「もう寝なさい。疲れてるのよ。」

 

先生に言われるままに僕は眠りについた…

 

「っ……んっ。」

 

眠りに…

 

「くっ…あ゛!ハァハァ…んぁっ……!

 

寝れない!てか寝れるわけ無いでしょ!

 

宿の部屋は狭く二人のベッドは、ほぼくっついている。

さすがにこの状況で寝返りを打つ勇気は僕にはないのでスルーしたいんだが。まったく、誰だよ。”快楽に酔いしれるために取り上げたんじゃない”なんて言った人は!

僕は俗にそういう事を知る時期に周りに女性がいなかったけど、さすがに背中の向こう側で何やってるか位はわかる。こころなしか先生のベッドのシーツも動いてる音がする。もう布団を被ってやり過ごすしかない…

少々呆れ気味ながらも顔を真っ赤にしていると、先生の口から漏れる声が変わってきた。

 

「くっ……ハァハァ…うっ!…うぅ」

 

ん?なんだか苦しんでるような…

そうこうしてるうちに先生の呼吸はどんどん乱れていった。なにかおかしいぞ!

 

バサッ

 

慌てて飛び起きて横になっている先生を見る。よく見れば先生は大汗をかいてびっしょりだし息も絶え絶え…

胸もとでは鱗の入った袋が光ってる。

眠っていながらも表情も険しいもので、手は胸を抑えていて苦しそうだ。………?光ってる?

そう、光ってるのだ鱗が。十中八九原因はこいつだろう。

 

大急ぎで先生の首に掛けられた紐をほどいて袋をとった。

そもそも僕が触らないための措置、今となっては僕のカバンの中に放り込んでも大丈夫のはずだ。この小さなカバンは先生のおかげで僕にしか開けられないようになってある。失くす心配はないだろう。

 

「先生!先生!」

 

肩を揺らして無理矢理起こす。このまま寝たままでいるのはまずい気がする。

 

「うっ…ううん………ハッ!あ…あれ?私…?」

 

「先生!大丈夫ですか?」

 

糸が切れたように緊張が解けてゆく…顔色はとんでもなく悪いが無事なようだ。

 

「セ、セト?えっ…あ、ええ。大丈夫よ…はぁはぁ…それにしても…」

 

「先生、うなされてたんですよ。それも尋常じゃなくてそれで…ドラゴンの鱗が光っててええっと…」

 

慌てて言葉に詰まる僕を制する。

 

「そう…それじゃあれは鱗に見せられたのね…心配かけたわね。もう大丈夫よ。」

 

「ハァー。良かった。」

 

そっと胸をなでおろすと先生が手を顔の前に出した。

 

「ねえ。ちょっと近くない?」

 

「へっ!?」

 

状況を見ると僕は仰向けに寝てる先生に覆いかぶさるような姿勢でいる。しかも顔同士が10センチもあいてない。

なんだか、急に恥ずかしくなってきた…

 

「あっ!は、はい…ご、ご、ご、ごめんなさい!今どきますから!」

 

「待って!」

 

突然先生は離れようとする僕を呼び止めた

 

「は、ハイ!なんでしょ…」

 

チュッ

 

????????

頬にあたたかく柔らかいものが触れた

 

「ありが…とうね…」

 

バサッ

 

先生は倒れるように寝てしまった。よほど体力を鱗に持っていかれたのだろう………………

って今の何?えっ?寝ぼけてたの?キスだよねコレ。僕人生でキスされるの初めてだよ。頬であっても初めてだよ!

うん!疲れてるんだ!寝よう!

何が起きたかよくわかんなかったけどとりあえず僕は寝ることにした。

 

ーーーーーー

翌朝

まだ5時前だというのに左足に違和感を覚えて僕は眠りから覚めた。何かが左足の太ももから先にかけて巻き付いている…

朝っぱらからなんなんだよ〜!

布団をめくると…

 

「ニャアァ!」

 

猫の顔した蛇がいた




しっかしこれでエルダに手を出さないセト君は聖人君子ですかねぇ?女性との絡みが彼の今までの人生では少なかったのが理由のひとつなんですかね?

まっ、ぼかぁ官能小説を書くのはうまくないので声の方は許してね…たぶん二度とやんないと思うからw(この為にネット官能小説を漁ったのはナイショ)
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