転生者は平穏を望む   作:白山葵

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よくいる転生者の物語です。
またかよと思う方も多々いると思いますが、書きたかったんですよ・・
プロローグとなりますので、原作キャラは登場しません。
あらすじにも記載しましたが、オリ主嫌いや、原作崩壊が嫌いな方はブラウザバックでお願いします。


第00話~プロローグです!~

 ァァァアア、オギャァァァ

 

 

 なんだよ。みっともない。三十路過ぎの男が、大声上げて泣きじゃくって。

 顔が熱い、目頭も熱い、叫び続け喉が少し痛い。

 

 でも、いいじゃないか。少しくらい。

 真っ黒い会社に勤め、物理的なパワハラの日々にも耐え、日々頑張っているんだよ。

 

 

 俺の人生は、何でこうなったんだろう。

 

 

 …わかってる。クソみたいな中途半端な、お節介のせいだ。

 

 

 学生の時もそうだ。力もないのに苛められた奴を助けようとしたら、標的が俺に変わり・・・挙句。

 

 助けようとした奴も加害者に加わり、散々な目にあったりするテンプレ展開になったりね。

 

 前の職場でもあったなぁ…。同僚が重大なミスを犯す=俺助ける=何ともならないで、責任擦り付けられ、無事ワイ首になる。

 挙句、再就職にも失敗。ろくでも無い所に就職するしか無かった。

 

 泣きたくもなるって。よく我慢したよ俺。すごいよ俺。カッコ悪いよ俺。好きに泣かせてよね、少しくらい。

 

 

 でも・・まぁ、いい加減泣き疲れたよ。変に高い声出るし。そもそも何だよ「オギャァァァ」って。

 

 

 

 …。 「オギャァァァ」?

 

 

 

 

 え?  何?  真っ暗なんですけど…。 早朝のオフィスで、クソ上司の前であてつけに号泣してやろうって思っただけよ?

 

 

 

 

 え?え? 目が開かないんですけど。 体動かないんですけど。すっげぇ怖いんですけどぉぉぉ!!!

 

 

 そう、俺は子供になっていた。人生のリセット。生命のコンテニュー。

 

 数ヶ月は、ある意味天国だった。新生児は2、3ヶ月は視力はあまり無い様で、周りの音声で状況を把握するしか無い状態だった。

 

 前の体は、心身共に限界だったし、視力出てくる迄、喰う寝る出すの生活は、特に苦痛では無かった。まともな 休日が無かったしね。

 

 

 

 そこから小学生くらいまでは、気を使った生活が続く。両親を心配させない程度に、愛想振りまいて成長して行くしか無かった。

 

 体は子供で、頭脳は疲れたおっちゃん。 これは俗に言う、生まれ変わりと言うのではないだろうか。

 

 前の俺はどうなったんだろうか?生きて・・は、いないだろうな。気持ちの切り替えもこの数年で何とかできたし、これからの事も有る。

 

 ・・・まぁ、過労死だろうか?大丈夫だろうか、お袋。苦労はかけたし、泣かせてしまっただろうか?

 

 泣いてくれなかったら、ちょっと哀しい。ごめんな・・・。

 

 いろいろ思い悩んだが、どうしようも無い。これらの人生はとにかく上手く生きていこうと思う。

 

 

 そして、現在の俺。・・・いや僕。

 

 

   氏名 尾形 隆史(11)

 

 

   家族 父(33) 母(35) 姉(13)

 

   出身 熊本県熊本市(現)

 

   前世 角谷 栄一(33)

 

 

 

 とにかく転勤の多い家族だった。母親が戦車道とやらの特別顧問とやらで、依頼あれば出張・引越しと、とにかく忙しい母だった。

 

 小学3~4年当たりが特に多かったが、熊本に着いたらしばらくゆっくりできると喜んでいた。特に父姉が。

 

 この体になって物心がつく年齢になってから、己を鍛える事を心がけた。非力の為に苦労したくないしね。地道な努力が実を結ぶ。今度こそ間違えないように。

 

 

 

 平穏無事、順風満帆を目指して

 

 

 

 

 熊本県熊本市へ引越し、夏休みの午後、ある姉妹との出会いで動きだす物語・・・

 いや、新たな人生の物語

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