受験生の恋物語   作:たーにゃん

2 / 11
第二話 始業式

寛は、佳菜子に近づき、

「かな!!久しぶり!!」

笑顔で呼んだら、

「寛?!久しぶり!!」

と返事をしてくれた。二人は会うのが半年振りだったりする。佳菜子の親は仕事が忙しくなり会える所が無かったから、二人は元気に会話をしていた。

「かなの親はいまどうしているの?」

「お父さんは長期の出張で不在だし、お母さんは一日中パートで働いているから実質私しか家にいないの。」

と言った。寛は、なかなか会えなかった理由がわかった気がする。そして、寛は

「今度、久しぶりに--」

寛が話そうとしたとき、放送が流れた。

その声は、教頭だった。

***8時20分になりましたら、体育館に集合してください。始業式を始めます。

 

寛は、「空気読めよ...」と思ったやさき佳菜子は、女友達と一緒に体育館に向かった。

 

何も言えなくなった寛は浩介に、

「浩介、一緒に行こうぜ!!」

と誘い、OKを貰った。

 

 

体育館に向かう途中、浩介が

 

「寛が話していた佳菜子っていう人はどんな人なの?」

と聞かれ、寛は答えを出すのに時間が掛かった。

 

「えっと...親同士が仲が良くて昔から遊んでいた友達。」

と言った。なぜ悩んでいたかは、浩介には恋愛系の質問が起こると悪魔化するからだ。

「恋人関係?笑」

と、予想通りの質問が来たため、

「ち、違うし!!仲が良かった友達だし...」

「とかいって...」

予想よりも絡みがウザい。寛は、

--昔は、好意を持っていたけど親は佳菜子とは付き合うなというし、告白したけど

「返事するね。」

と言ったきりその返事は返ってこないし、おまけに佳菜子の親の仕事が忙しくなるし、自分はやっぱり...--

 

「...寛!!またかよ!!ぼけーとしすぎだよ!!」

 

と浩介が言い、寛が

 

「お前が掘り下げてきただろ...もうやめようぜ。」

 

と反撃し、浩介に理解してもらった。

 

 

寛達が体育館につく頃には、300人超えの生徒が朝の体育館がひんやりしてたため寒そうに並んでいた。中には、初めてみる入学したての新一年生もいた。

(あの中に、テニス部に入ってくれる子はいるのかなあ。8人位居ればいいなぁ...)

と、寛は呟いていた。寛は中学校に入学してからテニス一筋だったため、そう思ってしまっていた。

 

ここで、寛と浩介は出席番号順で並ぶために一旦別れた。寛は、 あ行 だったため1番だった。他に あ行 の人が居たとしても く よりも前の人がいないと色々めんどくさい事が有るらしい。

寛が思っている人は、2人しかおらず、 青松 さんと赤野さん だけだった。彼等は、2組になったらしい。

めんどくさい理由は、授業中等の発表等で一番最初に当たる事がほとんどだからだ。

卒業式などでもそうである。そのクラスのトップバッター或は学年のトップバッターで注目されてしまうからだ。寛は基本人の前での発表は苦手だから、出席番号が1番が苦手なことがわかる。

 

 

寛が並んで座った。寛の3つ後ろは、佳菜子が座っていた。

 

生徒会のアナウンスが聞こえる。

--体育館に着きましたら、出席番号順で各クラスごとに並んでください。--

 

しかし、回りがうるさすぎて聞き取れなかったのか余り効果がない。

その時、8時半のチャイムが鳴った。それでもだらだらと来ていた生徒に向かって怒鳴っている人がいた。

 

 

「さっさと、走ってこんかい!!」

教頭の声だった。よくよく考えてみると、教頭が変わっていた。前の教頭は、とても優しくて皆から好かれていたが...

 

 

 

始業式が始まった。

まずは、教頭による「只今より、始業式を始めます。」と言った。寛は、

(別に言わなくても皆わかるのに...なぜするのか...)

 

 

「次に、校長先生の話をします。

例。」

と生徒会が言った。どこの学校でも同じように、校長先生の日常の話が始まった。

聞くのはダルいし、話は長いし...聞いておかないと後から担任がうるさいし...

と、寛は考えていた。その時、ふと思った

 

 

(そういえば、担任誰なんだろう...普通の先生がいいな...)

 

そう思っていた。

基本、担任の発表はある程度するべき事をしてから行う。

周りの生徒は、担任になって欲しかった先生がそのクラスのときに呼ばれたとき、 キャー と言ったり、反対に嫌な人の場合だと、 悲鳴や うわー と言ったりしていることがよくある。

寛は、そんなことはどうでもよくて早く発表されるのが待ち遠しかった。

 

 

 

やがて、そんな事を考えていると校長先生の話が終わり、例をした。

いよいよ発表かと思っていたが、新一年生との対面式をしなくてはならなかった。

 

一年生の顔を見てみると、まだ可愛らしく小学生が制服を着ている状態だった。

 

一年生と二、三年生の代表者同士の発表が終わりいよいよ待ち遠しかった担任の発表が...

 

 

まずは、二年生の発表だった。なぜか、とてもワクワクしてしまい楽しみになってしまう。

予想通り反応が、歓喜や悲鳴等が聞こえた。

 

次に、三年生の発表だ!!寛はワクワクしているし、周りも同じである。

一組...二組...

三組...と、どんどん発表されていよいよ四組の発表だ!!

 

 

 

 

四組担任は

 

 

西藤先生!!

 

 

 

寛は、とても嬉しかった。




時間があるときに少し書いて出来ました。最新話。
書きたい部分は、だいぶ先ですがこれくらい書いておかないと、話がごっちゃになってしまいますからね。

次回の投稿なのですが、はやければ今週中。遅ければ2月の始め頃になりそうです。
第三、四話同時に投稿する予定です。


第1章は、第五話までの予定でいてますが今週中の第1章完結は厳しそうです。すいません。
では、次回の投稿で会いましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。