--中野健--
寛は中野見ただけで少し恐怖感が出ていた。その姿を見ていた佳菜子は、「???」状態だった。
学校が終わってからその中野健について聞こうと思い、まだ連絡先をお互い知らなかった為佳菜子が聞いた。
「寛?後でlineのID教えてくれない?まだ知らなかったから。」
「べ、別に良いけど。ID今書くからちょっと待ってて。」
と言われ、佳菜子は笑みをうかべていた。
それを遠くから眺めて聞いていた浩介は、
「あいつら...絶対後でデキるな。下校時に追及せねば。」
と思っていた。
そして、寛はIDを書いた紙を佳菜子に渡し、
「後で登録しておくね。」
と言ってきて寛の顔が赤面になっていた。
やがて自己紹介が終わり明日からの事や受験のこと、イベントなどのことを説明して、終礼を終わらして下校した。
寛や佳菜子等の部活動をしているものは、午後からで学校は午前中に終わったため再登校となる。
下校時を待っていた人物は、沢山いるが彼はその一人にすぎないであろう。
●○●○●○●○
僕が帰ろうとしたとき、見覚えがある人が、校門近くに誰かを待っている。その人物に近づかなければ、僕は帰れない。恐る恐る近づくと...
「阿久澤寛さんですよね。ちょっとお話を聞いてもらえますか?」
僕はゾッとした。よくみるとその人物は
田中浩介だった。
「駒崎佳菜子っていう人との関係について聞きたいのですが。」
僕は泣きそうになった。
●○●○●○●○
寛は走ろうとするが、浩介が寛のリュックサックに上手いこと掴み、確保することに成功した。
「なんなんだよ!! 仕方ないなぁ...」
寛はそう言うと、二人で下校した。
勿論、
恐怖という言葉も一緒に...
二人は学校生活の話をしながら帰っていた。寛は話しているうちに、恐怖や追及という言葉を忘れかけていた。
そう思っていたやさき、
「今日、教室のお隣さんに何を教えていたのかな?」
と低いトーンで笑いながら聞いてきた。
寛は、勘違いされないようありのままの事を話すことに決心した。
「周りが自己紹介をしているときで急に、 『そういえば、連絡先が知らないから教えて』と、言ってきたんだよ。」
と寛が言ったが浩介が更に追及する。
「何で今になって聞いたんだ?過去に何かにあったのか?」
と聞いてきた。寛には理由が分からないし変に聞いたら関係が更に悪化してしまう...更に?...
寛は考えていたため黙りこんでいた。
「わ、悪かった。この件はまた後で聞くよ。」
と浩介が言い、二人は別れた。
寛は下を向きながら、考えていた。
「過去...」
寛は小さい声でそう言った。
新作を2話続けて投稿させていただきました。次回は前々から言っているとおり遅ければ2月の始め頃の投稿になります。早ければ1月末迄に出せれます。
中野健については、その内分かります。
新章の開始も第五話の投稿完了後に作成を開始します。
章の内容は、【三年になってから初の定期テスト】と【中学最後の体育祭】の予定です。
それでは、第1章の完結話でお会いしましょう。