受験生の恋物語   作:たーにゃん

8 / 11
女性目線は難しいです。


第八話 はめられた三人

私が阿久澤先輩の風呂から揚がるまで着替えの準備をしていた。田中先輩から

 

 

『今日、寛が家に行くよ』

 

 

という連絡が部活に行く前に届いていた。だから、長い間家にいるから服は乾くだろうと思い、お風呂使いますかと聞いた。そういえば、お昼頃どんな感じだったっけ...

 

 

*****

 

今日の部活はお昼からだ。雨が降るとか聞いていたけど天気予報は信じない人だから気にしない。と、朋美は独り言のように喋っていた。

 

いつも通り家にすぐ帰った。

--姉よりも早く準備を済ませようとした。実は、朋美の方が佳菜子より真面目だが怒ることはどちらかというと佳菜子の方が断然に上だった。もし怒らせれば、軽傷ではすまないだろう...

そういえば姉は部活はないけど学校には行くとか言っていたな。--

 

と考えながら昼食を済ませ、着替えを始めた。その時は既に佳菜子は一旦帰宅をしていた。着替えが終わり、部活に必要な物を取りに行こうとしたとき、スマホはメールが届いたことを知らせるアラームが鳴っていた。送り先を見ると、浩介だった。

 

浩介『寛を迎えにいってくれないか?悩み事があったと思うから』

 

という内容だった。

朋美は、わかりました と返信した

 

*****

 

朋美は、浩介に寛の家の場所を教えてもらい急いで行った。

 

何てやればいいのか分からなかったため、取り合えずインターホンを押して

 

 

「阿久澤先輩!!」

 

 

と叫ぶと、寛は部屋着の格好で出てきた。

 

 

*****

 

と朋美は今日の昼の振り返りをしていた。

 

だがなぜ、阿久澤先輩が悩み事があるのと聞いたが、聞けなかった。風呂からあがったら聞いてみよう。

 

と思っていたとき、風呂場から洗面器が強く落とした音がしたため朋美は気になり、寛の着替えを出してから恐る恐る脱衣徐に向かった。

 

 

朋美は脱衣場の扉が開いていたため、中を覗いた。

 

 

「きゃ!!... せ、先輩?」

 

朋美は、タオルで被せられた寛の顔を見るが気を失っている事が分かった。

 

 

「誰が... あ...」

 

 

朋美は、誰かが風呂場にいることがわかり、寛を引きずりながらリビングのソファへと運んだ。

 

よく見てみると、寛の頭にアザらしき怪我のあとがあったため、朋美は救急箱を置いてある部屋へと向かった。

 

 

朋美がリビングに戻るとき、姉の佳菜子が寛の頭に座ってしまい蹴ろうとしていた所を見た。

 

「お姉ちゃん...もしかして...」

 

 

朋美は唖然としていた。佳菜子は反論する。

 

 

「こ、これは、か、勝手に寛が...」

 

佳菜子は突然すぎたためちゃんと反論が出来ない。

 

 

「阿久澤先輩なら私が許可した。」

 

 

と言うと、佳菜子の顔の表情が真っ赤から険しい顔になり

 

 

「誰かいるくらいだったら、言ってよ!!混浴するところだったじゃない!!」

 

 

佳菜子が言うが朋美は冷静に

 

 

「取り合えず、お姉ちゃんが怪我をさせた人の手当てしないと。」

 

 

と言い佳菜子が頷く。

 

 

 

 

 

 

 

手当てをしているとき佳菜子が

 

 

「今日、寛が3時から来る予定だったけど知ってた?」

 

 

と問いかけてきた。

 

 

「田中先輩が言ってきて知っていた。そういえば、阿久澤先輩が悩み事があるそうだったから迎えに言ってと言われた。」

 

 

と言うと、佳菜子はビックリし

 

 

「ひ、寛が?そういえば悩んでいたなぁ。あ...」

 

 

と、なにか思い出したかのように言ったので

 

 

「どうかしたの?」

 

 

と聞いたがすぐに答えた

 

 

「さっき、浩介って言ったよね。元々家に誘うことになった発端は、浩介が提案してきたけど...浩介が絡んでそうだね。」

 

 

そして、朋美は話を整理する。

 

 

「阿久澤先輩が悩み事があるそうだから慰めてくれ、ということかな?でも、浩介が聞けばいいのに?」

 

 

引っ掛かったところはそこだった。朋美はまさかと思い一つ質問をした。

 

 

「まさか?お姉ちゃんと阿久澤先輩はそっちの関係と勘違いしているから誘ったってこと?そうなら慰めて貰うところも引っ掛からないね。で、どうなの?」

 

 

朋美の推理がストレートすぎたか佳菜子は怒りながら、

 

 

「こんな変態と、そんな関係じゃない!!...からね...」

 

 

と言い、冷静になり

 

 

「てなったら、今回の犯人は浩介?私達をはめやがった!!」

 

 

と冷静に言ったがその時、絆創膏を貼ろうとしていたときで熱くなりすぎて絆創膏を見ずに貼ってしまった。絆創膏がずれたことがわかりその絆創膏を見ると、寛の目がくっきりと目が開いていた。

 

回復したのである。

 

 

「あ、寛...その...今日のことは、忘れて!!」

 

 

と真っ赤にして言った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。