アマガミサンポケット   作:冷梅

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初めまして、冷梅と言います。
この度は拙作に目を通して頂きありがとうございます。
この作品が処女作の為、至らないところが多いと思いますが寛大なお心で見ていただけると嬉しいです。
後書きの方で、この作品の設定を軽く話したいと思います。


プロローグ

  丘の上公園――――輝日東市遠前町の外れにその公園は存在する。

  丘の上にあるから、名前は丘の上公園。

  名前の所以は至ってシンプルな理由で付けられたものだ。

  その公園で少年――――橘 純一は独りベンチに腰を掛け、寒空の下時間と戦っていた。

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

  気のせいだとは思う。 それでも、今日の夕焼けはいつもよりも、特別眩しい気がした。

 

  季節は冬真っ只中。 12月だと言うのに、子供たちはまるで寒さを感じていないのだろうかと思うような元気の良さだ。 自分もあの様な時があったのだろうか、とズボンのポケットの中にある携帯カイロを軽くさすった。

  子供たちの元気の良さは、 もしかすると、この夕焼け空がそうさせている起因なのかもしれない。

  これからのことを考えて、少し浮かれているのだろうか。 公園内を元気に走り回る子供たちを見ていると、不思議と笑みが零れた。

 

  眼下に広がる街に目をやると、きらびやからなイルミネーションが明かりを灯しているのが分かった。

  この街――――遠前町は、以前はこれ程までに活気はなかった。 商店街は閑散とし、雰囲気は暗く、シャッター商店街と言っても差し支えないものだった。 しかし、そんな商店街も転機を迎え、今では人々で溢れる等と、かつての面影は無くなっていた。

 

  どれくらいの時間が経ったのだろうか。 ふと気付くと、すっかり子供たちの声は聞こえなくなっていた。

  冬の寒さが牙を剥き始めた。 携帯カイロはすっかり熱を失い、冷気が公園を覆い始める。

  先程まではぼんやりと浮かんでいた、イルミネーションの明かりは輝きを増していた。

  日が完全に落ち、辺りは暗闇に包まれ、月明かりが頭上から照らしていた。

 

「……寒っ! ……ははっ、冬だから寒いのは当たり前か」

 

  風が吹くたびに、体中を冷気が貪るように凍えさせてにくる。 左腕に付けた腕時計を見ると、針は11を指していた。 つまり、午後11時だ。

 

「……梅原と色々相談して、ようやっと今日の約束を取り付けて……梨穂子から女子が喜ぶプレゼントを教えて貰って……薫にはオススメのデートスポットを教えて貰って……公には勇気を貰ったのにな……それでも、駄目だったのか」

 

  今日はクリスマス。 この日のために、色々と準備はしてきた自負はある。 思い続けてきた、蒔原さんに想いを伝えるために。 我ながら随分と間抜けな話だと思う。 今日の約束を受けてもらったからと言って、美也にまで自慢話を聞かせたと言うのに。

 

  もしかしたら時間を間違えたのでは、とそこまで考えて、考えるのをやめた。

  それは有り得ない無い。 詰まるところ、振り向いて貰えなかった。 そういうことなのだ。

 

  ベンチに背を預け、はぁ、とため息を吐く。

  視界に、白いふわふわしたものが過ぎった。

 

「雪、か……ホワイトクリスマスになったのにな」

 

  誕生日プレゼントを渡した時は、とても喜んでくれた。 あの時の彼女の顔は、今でも忘れることは無い。 それくらい、華がある笑顔だった。

  でもその彼女は、約束を果たすことなく、ここに現れることは無かった。

  自分の中で、何か大切にしてきたものが崩れ去る音が聴こえた気がした。

 

  僕の中に残ったものは、彼女に対する虚無感と、クリスマスに対する恐怖心だった。

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

「ねぇ、橘のやつまだ来ないの?」

「もしかして、怖気づいて来なかったりして!」

「え〜、何それウケる〜」

 

  人の気持ちも知らないで、何て勝手な人たちなのだろう。 そう思えるほど、私の目の前にいる女子グループから酷いモノを感じた。

 

「ねぇ美佳。いつまで待つの?」

「……そうだね。後少し、もうちょっとだけ」

「さっきからずっとそう言ってるけど、もう約束の時間を一時間も過ぎてるよ?」

「うん。でも彼は、そんな悪い人じゃないと思うんだけどな」

「確かに、根は悪い人じゃなさそうだけど、正直言ってパッとしないじゃん?」

「そうそう、美佳とはどう考えても釣り合わないよ。ほら、冷えるしもう帰ろう?」

 

  蒔原さんは腕時計を見た後、名残惜しそうに他のクラスの女子たちとその場を去った。

 

  ――――これでいい。

 

  これで、彼に寄る悪い虫は居なくなり、彼があの場で笑い者にされることも無くなった。 今日から冬期休暇ということもあり、次に学校に行くまでにそれなりに時間が出来る。 その中で自然に、彼女たちに噂を流しおけば安心だ。

 

「ごめんなさい橘君。でもこれは、貴方の為だから……本当にごめんなさい」

 

  彼には申し訳の無いことをした。 私は、彼の――――蒔原さんに対する恋を摘み取ってしまったのだから。

  それでも、その事に対して後悔は無い。 していられない。

 

  あのまま彼が約束の地に向かっていれば、周りの取り巻きのせいで、彼は深く、とても傷付くことになっただろうから。

 

「ごめんなさい……私に、もう少し力があれば」

 

  冬の夜の強い風が吹き、私の言葉はそれによってどこかへと飛ばされる様に消えていった。

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

  懐かしい夢を見た。

 

  中学校3年生の、クリスマスの頃のものだ。

 

「弱いな、僕は……」

 

  何故今頃になって見たのだろうか。

 

  この呪いの様な苦しい思い出から解放されるには、どうすれば良いのだろうか。

 

「にぃに〜、朝だよ?」

 

  ガラッと音を立てて、扉が開く。 朝の日差しが、僕の顔を照らした。

 

「も〜、起きてるなら返事してよにぃに!」

「……あはは、ごめんごめん」

 

  力無く笑ってから、頭の後ろを軽くかいた。 この仕草は最早癖みたいなものだ。

 

「にぃに今日始業式でしょ? 初日から遅刻しちゃうよ」

「……そうか。今日から学校か」

「にしし〜、そうなのだ〜。じゃ、みゃーは朝ごはん食べてくるから」

 

  美也が部屋から出ていったのを確認すると、僕も居心地の良い寝床である押入れから体を起こすことにした。

 

  予め昨日のうちから準備しておいた制服を手に取り、シュルシュルと手際良くネクタイを首に通す。

  最後にブレザーを羽織れば、着替えは終了だ。

  鞄を取って、階段を一定のリズムで降りていく。 降りた先では美也が待っていた。

 

「にぃに目玉焼き食べる?」

「うん、貰おうかな」

 

  ピッと、サムズアップを向けた美也はそのまま台所へと入っていった。

 

「おっと……顔を洗っていなかったな」

 

  美也の様子からして朝食が出来上がるまでもう少しと言ったとこだろうか。 その間にやるべき事を済ますためにと洗面台へと足を運ぶ。

  夏季休暇が終わったと言え、現在は9月。 地球温暖化の影響か知らないが、暑さは健在である。 その中での冷っとした水は気持ちがいい。 微睡んだ意識を覚醒させるのにはぴったりだ。

 

「にぃに、出来たよ」

「今行くよ」

 

  歯を磨き終えてから、居間へと向かう。

 

「そう言えば母さんは?」

「んー、まだ仕事してるのかなぁ。さっき部屋を覗いて見たけど居なかったし」

 

  美也の言葉に頷いてから、用意された朝食を口へと運ぶ。

  うん、今日もご飯が美味しい。

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

「にぃにと学校に行くの、久しぶりだね〜」

「んー、そうだっけ?」

「そうだよ〜、にぃにったらみゃーのこと置いてっちゃうじゃん!」

「あー、なるほど。でも、美也は七咲や中多さんと通うことがあるだろ?」

「それはそうだけどさぁ……」

 

  コツン、と小石を蹴りながら美也が顔を伏せた。

  全く、仕方が無い妹だ。 とは思いつつも、悪い気にはならない。

 

「ほら、折角一緒に歩いてるんだから元気だせって」

 

  ぽんぽんと、頭を撫でてやると途端に笑顔になった。 単純なやつだな。

  そこがいいところなんだけども。

 

「それより美也、家の中じゃないから呼び方変えないと駄目だろ?」

「あ、油断してた……ごめんごめん」

 

  そう言うと美也は、ひょこっと戯ける様に首を傾げる。 大体、学校でベタベタしないように言ってきたのは美也本人だと言うのに。

  学校までは凡そ20分。 ゆっくりと歩いて行こうか。

 

「あ、お兄ちゃん! 紗江ちゃんが居るから先に行くね」

「うん、転けるなよ」

 

  紗江ちゃん、もとい中多さんの姿を確認するや否や美也は駆け出していった。 落ち込んだり、元気になったりと朝から忙しい妹だ。

 

「よ〜大将! 朝っぱら熱いねぇ! ただでさえ熱いのにご苦労なこったぁ」

「……誰でしたっけ?」

 

  高校への道程も中腹に差し掛かったと言うところ。 後ろから現れたのは小学校からの親友――――梅原 正吉だった。

 

「っと、とっとっと、そう来ちゃう?」

「美也が妹だと知っていて、からかうような友達は持った覚えが無いので」

 

  僕の言葉に梅原はやれやれと首を振る。

 

「折角新作が入ったから持ってきてやったのにさぁ……」

「新作……例の写真集か!」

 

  例の写真集――――ローアングル探偵団を梅原が持ってきてくれたと言うならば、話は変わってくる。

 

「親しき友の為にと思って持ってきたが……そう思っていたのは俺だけとはねぇ」

「ああ! 良く見れば小学校の頃から一緒で、クラスも一緒! スポーツが得意で部活は剣道部! 但し最近は幽霊部員と困った一面が! 寿司屋の次男坊で、家も近い僕の親友の梅原正吉くんじゃないか!」

「……驚きの変わり身っぷりだな」

「……すまん」

「へへっ、いいってことよ。それでこそ我が親友、橘純一だ! 寧ろその食い付きを待ってたぜ!」

「ははっ……相変わらずだな。で、どうだった?」

「ふふふ……凄かったぜ」

「ほんとか!」

 

  朝に見た夢は頭の片隅へと追いやり、楽しみにしていた“お宝本”について語り合いながら学校へと足を進める。

 

「――って感じだな」

「ほ〜、それは凄そうだ……って、梅原、急に止まったりしてどうしたんだ?」

 

  突然歩みを止めた親友に合わせるように、僕も歩みを揃える。

 

  理由は直ぐにわかった。

 

  離れているため会話は聞こえないが、明らかに周囲とは違う空気を纏っている2人の女性がいる。

  僕たちの通う、輝日東高校のマドンナである森島はるか先輩に、水泳部の部長を務める塚原響先輩だ。

  梅原の足が止まったのはこの2人が居るからだろうと、容易に推測が出来る。

 

「大将、森島先輩と塚原先輩が居るぜ?」

「だからどうしたんだよ?」

「ふっふっふ、何だと思う?」

 

  にやっと、梅原が黒い笑みを浮かべる。

 

「まさか――」

 

  そう思った時には、遅かった。

 

「あぁ、そのまさかさ!」

「お、おい!」

「じゃあな、後で感想聞かせてくれよ」

 

  梅原はドンと僕の背中を押し飛ばし、お陰で僕はかなり前方へと進み出てしまった。 止まるために踏ん張ったせいで、音もおまけ付きだ。

 

「あれ、橘くん?」

「久しぶり、橘くん」

「あ、あはは……お久しぶりです、先輩方」

 

  新学期早々、思いがけない――――恥ずかしい邂逅をさせられてしまった。

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

「ねぇ、橘くん?」

「は、はい!」

「橘くんは、夏休み楽しかった?」

「そ、そうですね……有意義に過ごせたんじゃないかなって思います」

「わお! それは良かったわね!」

「先輩方は、どうでした?」

 

  言い終わってから、はっとなる。 塚原先輩は確か国公立大学を受験する予定だから夏休みは勉強漬けということが考えられる。 森島先輩も受験生ということもあり、余り遊ぶ時間は無かっただろう。 何と言うか、地雷源に立たされている気分を味わった。

 

「ん〜、私はそれなりに楽しめたかな。お祖父ちゃんたちにも会えたことだし」

「私も、それなりに楽しく過ごせたように思うわ。受験生とは言えど、適度な息抜きは必要だもの」

「やっぱり夏休みは遊ばないとね! あ、そう言えば橘くん――――」

 

  幸いにも地雷を踏むことは無かった様だ。 この時期は先輩たちにとって、大事な時期だ。 発言は慎重にする様に、と心掛ける。

 

  先輩たちと歩くこと数分、目的地が見えてきた。

 

「はるか、そろそろ」

「え、もう学校なの? ごめんね橘くん、久しぶりに話せて良かったわ」

「はい、こちらこそ……また会ったら声をかけさせてもらっていいですか?」

「オーキードーキ! 勿論よ!」

「塚原先輩も朝からありがとうございました」

「良いのよ別に。 それに、はるかをほっておく訳にはいかないしね。それじゃまたね、橘くん」

 

  2人に別れを告げて、2年の昇降口へと歩き出す。 いやらしい顔付きをしているであろう親友の顔が想像出来た。

 

「お、遅刻ギリギリ。何話してたんだ大将〜」

「純一が森島先輩と話せる日が来るとはね〜、私は嬉しいよ」

「……梅原。何勝手に核弾頭に教えてるんだよ」

「あれ〜? 私の聞き間違いかなぁ? 純一くん、今何か言った?」

「わかめもじゃ子さんの耳はどうやら遠くなったらしい、年は取りたくないねぇ」

 

  薫が笑顔で額に青筋を浮かべている。 相変わらず器用なやつだ。

 

  それはそうと――――

 

「その右手をしまって貰えると嬉しいんだけど」

「何言ってるのかなぁ」

 

  グリグリと右拳が僕のこめかみにくい込んでくる。

 

「痛い痛い! ストーップ! 僕が悪かった!」

「ははは、新学期も好調だねぇ。完璧な夫婦漫才だぜ」

 

  ははは、と3人で笑い合う。 さっきまではどこか実感が無かったけど、漸く学校に来たって実感が湧いてくる。

 

「それにしても」

「どうした大将?」

「いや、公のやつ来ないなって」

「あー、そう言えばまだ見てないね。もう先生来ちゃうのに何やってんだか」

 

  遅刻に慌てる生徒が何人か教室の前を通っていくがその中に公の姿は無い。

 

「お、噂をしたらなんとやら、麻耶ちゃんの登場だ。ほら棚町、俺たちも席に戻ろうぜ」

 

  新学期早々、公が姿を見せないのは珍しい。 小学校からの仲になるが、野球部に所属している彼が学校を休んだり遅刻したことは記憶の中に一度も無い。 それだけに、彼の席が空いているのは違和感があった。

 

「みんな、久しぶり。夏休みは有意義に過ごせたかな?」

 

  高橋先生が教壇に立つ。 公は一体どうしたのだろうか、と窓から空を見上げたその時だった。

 

「遅くなってすみません!」

 

  ガラッと勢い良く、教室後方の扉が開き、練習着を見に包んだ主人(ぬしひと)(こう)が姿を見せた。

 

「ちょ、ちょっとどうしたのその格好!」

「その……ですね、ボールが見つからなくて探してたら遅刻しそうになったんでそのまま」

 

  バツの悪そうな表情を浮かべながら右頬を掻く公を見て、クラス中から笑いが起きた。

 

「公、アンタせめて着替えはしなさいよ。練習着のままって、ぷっ、アハハハハ」

 

  お腹を抱えて薫が盛大に笑う。 勿論、僕も梅原も同じように笑った。

 

「棚町さん笑いすぎ。みんなも少し落ち着いて。主人くん、理由は分かったから早く着替えてらっしゃい」

「は、はい!」

 

  相も変わらずの濃いキャラっぷりに、どこか安心するモノを感じた。

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

  公の着替えも無事に済み、現在は学級指導の時間だ。 この時間を利用して、クラス委員等の係員を決めるらしい。

 

「じゃあ今学期のクラス委員だけど、絢辻さん以外にしたい人は居ないかしら? 特に男子に期待したいんだけど」

 

  感じる視線の方を見ると、梅原が首をクイッと動かしながら何かを伝えようと口を動かしている。 大方クラス委員をやれと言っているのだろうが、お断りだ。

 

「……誰も居ないのね。じゃあ、仕方が無い。私が決めます、文句は言いっこ無しよ!」

 

  高橋先生のこの発言に、クラスの男子が凍りつく。 今学期には、輝日東高校の一大イベント――――創設祭が行われる。 よって今学期のクラス委員は、11月に入ると創設祭実行委員会に所属することにもなる。 部活に所属していない僕からすれば、自由時間を潰されてしまうのはとても痛手になってしまうのだ。

 

(頼む……僕以外の人が当たってくれ……!)

 

「はぁ、仕方無し。じゃあ主人くん、よろしくお願いね」

『よっしゃあ!』

 

  公が指名された瞬間、クラスの男子が団結し、勝利の雄叫びを上げた。

 

「ちょっとこら男子! 騒ぎすぎ! 主人くん……何かごめんね」

「俺は大丈夫ですよ、ははは……」

 

  こうして学級指導の時間は進んで行き、授業は終わりを迎えた。

  ホームルームの際に、高橋先生は明日から本格的に2学期が始まると言っていた。

  いよいよ始まったのだ。

 

  僕にとって、勝負の学期が。

 

 




プロローグ、読了ありがとうございます。
前書きに記述した通り、設定ついてお話したいと思います。
今作の舞台である遠前町はパワポケ9、パワポケ14から拝借致しました。 パワポケ原作よりも、街は都市化しており、ゲーム版アマガミや、アマガミSSと街並みは同じような感じです。

我らが変態紳士・橘さんはヒロインたちとある程度面識がある状態です。
今作の表主は橘さんですが、裏主は名の通り、主人公となっております。

批評お待ちしております。 閲覧、ありがとうございました。


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