ハイスクールD✕D 白銀の姉を持つ世界を変える男 作:ニャン吉
弾いたコインが地に落ちた瞬間に白音が俺に接近して仙術を混ぜた拳を俺に向けてくる。
その拳を右手で受ける。
「いい拳だ。だが本当の拳はこう使う!」
俺はそう言って右手に同じく仙術を混ぜた拳を白音の腹部に6割の力で当てる。
すると俺の拳をガードしながら受けた白音は止め切れず吹き飛ばされて反対側の壁に少しめり込む。
「白音の拳は元の体重が軽いが為にまだ重さが足りない。」
と言っていると朱乃の雷が俺の上から落ちてくる。
がいくら経っても俺に当たることは無い。
「何故当たらないのですか!」
「俺の吸収。能力の1つだ。何故この手合わせの前に俺の能力を聞かなかった。・・・お仕置きだ。自分の技を喰らえ。」
そう言って俺は吸収した朱乃の雷を放出した。
少し威力を上げたがな。
「2人でこんなものか。お前達はもっと強いだろう。白音。何故斬魄刀を使わない。朱乃。何故アスペクトを使わない。」
と俺が聞くと壁から何とか出てきて一言。
「自分自身の力で兄様に一矢報いたかったからです。」
その言葉に朱乃も
「アスペクトは確かに強力ですが私達自身が強くならないとアスペクトを使っても大した底上げになりませんもの。」
なる程な。2人なりの考えがあっての行動か。
「なら朱乃!アスペクトと会話をしろ。」
「アスペクトと会話ですか。」
「アスペクトの人格と話せ。その中には俺の残留思念とお前の思念が入っている。だから使い手としてではなく真なる使い手として認めさせろ。」
「わかりましたわ。」
「座禅を組み足の上にアスペクトを置け。置いたら瞑想をしお前自身の深層世界に入れ。認められているのならばそこにいる奴と話せ。認められる為の条件はそいつ次第だ。」
「はい。」
「よし。白音。」
「はい。」
「お前には卍解を修得してもらう。」
「卍解・・・ですか。」
「そうだ。お前も深層世界へ入り雷拳と話すなりして条件を聞き出せ。そしてそれを乗り越えろ。そうするだけで強くなれる。それと2人はこれを達成出来たら組織の仲間として紋章を体に刻む。これが出来るまでは刻まないからな。」
そう言って俺は塔の入口へ向かう。
そこには服がボロボロになり着ているのかいないのか解らない状態になったリアスがいた。
「ギリギリクリアだな。」
そう言って俺はリアスに回復を促す仙術をかける。
5分後
「やっと目を覚ましたか。合格だ。おめでとう。」
と俺が言うとリアスは何とか立ち上がろうとするも力が入らないらしく上体を起き上がらせるので精一杯だった。
「リアスが近接格闘の1部を使うなんてな。少しはやる様になった。」
「私の・・・魔力じゃぁ・・・今まで・・・通りの・・・遠距離・・・攻撃は・・・あの分厚い皮膚を超えられなかったわ。だから・・・距離をゼロにして直接当てる必要があったのよ。」
「そうか。なら、今日一日は休みにしてやる。今から兵藤の所へ転移するからどうするかはお前が指示を出せ。俺は・・・俺達葬儀社はあいつに修行を付けるつもりも気も全くないのでな。」
「なんでなのかしら・・・私は良くてイッセーがダメなのかしら?」
「アイツの力は不純物が混じっている。」
「不純物?」
「学校でのアイツを含めた3人組をなんと言うか知っているよな。」
「変態3人組。」
「生きていく上で性欲は確かに付いてくるからどうしようも無いのも事実だ。・・・本来は性欲は隠すもの。表に出すものではないのだ。がアイツの場合はモチベーションや力の源が性欲から来ている。だからアイツには何も期待はしないし期待していない奴に付ける修行もない。だから兵藤は勝手にしろと言っているんだ。俺からすればどうでもいいからな。俺達葬儀社にとっては救う価値のない淘汰されるべき存在の1つだ。」
sideリアス
イッセーが彼等からしたら淘汰されるべき存在。
確かに彼の性欲は以上かも知れないけど私にとっては大切な下僕。
「クロス。例え貴方にとっては・・・貴女達葬儀社にとって救う価値のない淘汰されるべき存在の1つだとしても私にとっては大切で可愛い眷属で下僕なの。私の前でイッセーの事を侮辱するのは許さないわ。」
と私がクロスに向かって言うとクロスは私に対して大きな溜息を付いた。
何なのかしら。
「お前は兵藤の神器ブーステッド・ギアの持つ赤龍帝のオーラに勝てなかったようだな。確かにお前の前で言うことでは無かった。お前の底が見えたよ。まぁ約束は守ろう。修行を付けてやる。明日はここに転移してこい。朝5時にだ。自主的な修行は絶対にするなよ。十日後に身体が動くギリギリを攻めるからな。」
そう言ってクロスは扉の向こうの部屋へと消えて行った・・・いや違う。
私がクロスの魔術によって強制転移させられたのだった。