ハイスクールD✕D 白銀の姉を持つ世界を変える男   作:ニャン吉

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第20話

あれから少したち今日はリアスのレーティングゲーム本番の日。

朱乃に白音はだいぶ強くなった。

木場とアーシアも合格点。

リアスはまあまあだな。

変態はいらん。

それに結果は見えている。

そう思いながら俺はソーナと観客席に向かう。

「クロス。リアスは勝てそうなの?」

「朱乃と白音がいれば問題無い。あの二人は卍解とアスペクトを使いこなせる様になった。及第点だけどな。木場とアーシアも2人で当たればライザーに勝てるよ。」

と言うとソーナは少し安心した顔になり

「良かった。クロスが見たの?」

「一応な。分身体がメインで見ていたけど。」

「そう。でもこれでリアスも好きな人と結婚出来るようになって欲しいわ。」

とソーナが言った言葉に反応して俺はソーナを後ろから抱き締め

「それはソーナが俺との気持ちをしっかりと確認出来たからか?」

と聞くとソーナは

「それもあるけど・・・女として産まれたからにはやっぱり好きな男の人に守られてその守られた分を支えたいの。そんな風に考える弱い私はクロスは嫌いですか?」

と聞いてきた。

こいつも性格悪いな。答えは分かりきっているだろうに。

「そんな訳あるか。俺はこれからソーナを含めた多くの仲間達と共に世界を変えようとしてるんだ。そんな時に俺を支えてくれる人がいなかったら俺は潰れるだろうな。」

と言うとソーナは安心した顔になり、2人で試合開始を待った。

 

試合が始まるとやっぱり変態が足を引っ張った。

戦力としては圧倒的に役不足。

シノンが見たとはいえ殆ど何もさせていない。まあ多少魔力運用が上手くなったぐらいだな。

 

他を見るとアーシアはリアスを魔力の盾で守る事に徹していた。

木場はソードバースを上手く使い魔剣に相手と相性の悪い属性を付与して戦っている。

朱乃はライザーのクイーンと戦っているが魔力はほぼ減っていないようだ。アスペクトを上手く有効活用している証拠だ。

白音に関しては1人でライザーと戦っている。

斬魄刀の能力の雷を上手く使えているようだ。それに仙術に魔力も使い方が格段に上手くなった。

そろそろ始解するかもな・・・と思っていると白音は一気にケリをつけるようだ。

 

白音の卍解は

雷豪拳

要は見た目がスーパーサイヤ人の様に雷で見えている

そういう事だ。

ライザーに勝ち目は消えたな・・・と思っていると

ライザーが

「き、貴様!わかっているのか!この婚約は悪魔の将来の為に必要な事なんだ!貴様の様な転生の下級悪魔が手を出していい事では無いのだぞ!それに俺はクロスがいるソーナを我慢してリアスで我慢してやってるんだ!」

と言っているな。でもここで反論するのが俺が修行を付けたヤツらのする事だ!

さぁ!白音!思いっきり言ってやれ!

と思っていると

「確かに今の腐敗した悪魔の将来の為にこの婚約は必要かも知れません。でもクロス兄様の作る理想的なこの世界にはこのような「自分の種族は絶対」と言う意見は邪魔です。それに今はそんな事はどうでもいいです。この戦いに勝って私はクロス兄様の作る理想的な世界を見ているだけじゃなくて一緒に作りたい。だから・・・貴方はそんな腐敗した考えを持つから妹のレイヴェルに穴だらけにされる程拒絶される。そして私からも」

と言うと白音は右拳に卍解状態の雷に魔力、仙術をフル稼働させて集め

「ライザーを再起不能にする!男としても悪魔としても!」

そう言って白音は思いっきり股間部を殴る。

そこにはかなりの大きさのクレーターが出来てライザーは泡を吹いている。

ありゃあ男として復帰出来ねえな。

そう思いながら俺はソーナとリアス達の待機室まで歩いて行った。


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