バディファイト@サイバーダイバーズ   作:辻 逆月

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前回言い忘れてたんすけど、特殊フラッグが存在する関係でライフ手札ゲージを最初に表示しとくっス。

あと今回はプラグ視点っす。


馬鹿と炎の外れた道

プラグ「おーい、依頼来てたぞ。」

 

俺はネカフェの店番をしてた辰馬に依頼が来ていた旨を伝える。

普通は一人で依頼をやるから辰馬は怪訝な顔をする。

 

辰馬「二人以上を呼ぶ必要がある依頼か?」

 

プラグ「ああ火を追うものってアカウント名の依頼人なんだけどさ、ゲドウって奴がなんかやらかしたらしいど、これ外道だよな。」

 

辰馬「・・・またか、あのバカ。今度は何した?」

 

プラグ「電脳封印区からS級危険モンスター解放したらしい。」

 

辰馬「はあ・・・、専門家を呼べ。」

 

プラグ「りょーうかい。」

 

辰馬が眉間に手を置く理由も分かる。

外道、俺たちが時々手を焼く無所属ハッカーの名前だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「そういえば、なんで蒼いないにゃ?ドロー2にゃ。」

 

ミセリア「さあ?ドロー2だよ。」

 

花陽「確かに朝から見ないね~。私もドロー2。」

 

ドーン伯爵「吾輩も見ていないな。ドロー2。」

 

ライナ「今日は依頼で居ないみたい。ドロー4、緑で。」

 

凛「なあああ!!?」

 

お嬢は・・・いたいた。

女性陣は基本出してないバディたちとUNO中だった。

 

プラグ「お嬢~。」

 

ライナ「どしたの?」

 

プラグ「外道がやらかしたから専門家プリーズだってよ。」

 

ライナ「そういえば二人共連絡先持ってなかったね、待ってて。」

 

凛「12枚・・・。負からないにゃ?」

 

ミセリア「ルールはルールだよ。ほらごねないの。」

 

凛「にゃああああ・・・。」

 

凛ちゃんが唸る横でお嬢はパソコンでメールを送信する。

3秒後

 

ライナ「すぐ来るって。」

 

プラグ「相変わらず早いな。そんじゃ、ありがとな。」

 

凛「プラグ!リンの手札半分あげるから一緒にやらないかにゃ!?」

 

プラグ「・・・。」

 

俺は笑顔を凛ちゃんに向ける。

 

凛「!・・・。」

 

それを見た凛ちゃんも笑顔を浮かべる。

・・・それを見た俺は。

 

クルリと。

 

踵を返して。

 

走り出した。

 

  

にゃあああああああああ!?

 

 

そんな断末魔をしり目に俺は辰馬の元に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

辰馬「戻ったか、どうだった。」

 

プラグ「おう、すぐ来るらしい。」

 

?「ごめんくださーい!」

 

アンダーズに入ってきたのは、長い黒髪をポニテに纏めた女の子が入ってきた。

 

辰馬「来たか、天ノ崎。」

 

プラグ「京ちゃん!久しぶり。」

 

天ノ崎京ちゃん、さっき言ってたソトミチの幼馴染で苦労人だ。

チームには無所属だが一応ハッカーだ。

 

京「お久しぶりです!それで、ソトの奴今度は何したんですか?」

 

プラグ「電脳封印区で受刑中のモンスター解放したらしいんだよ。」

 

京「電脳封印区?」

 

プラグ「要は、デカくて暴れ出すと手が付けられないモンスターを閉じ込めとくためのCBSN内に作られた牢獄だよ。」

 

京「それって、刑務所から危ない人逃がしたのと同じじゃないですか!?」

 

辰馬「これまでは、やってることも又木さんが後始末をさせてどうにか穏便に済んでたが、今回ばかりは犯罪者逃走幇助。つまり犯罪に加担したのと同義だ。」

 

プラグ「今回ばかりは、アカウント破壊と少年院覚悟してもらわねえとな・・・。」

 

京「そ、そんなぁ。」

 

辰馬「依頼人の火を追うものもそこの監視をしているバディポリスだろう。」

 

又木「そうだな。流石に今回はかばいきれねえや。」

 

店内に入ってきたのは又木さんだった。

この人が来たイコール・・・。

 

又木「バディポリスと警察が合同でソイツの捕獲作戦を実行したんだが、全員アカウントぶっ壊されて終わった。」

 

完全にお尋ね者じゃねえか。

てか、全員アカウント破壊されるぐらいの威力って、どんなモンスターだよ。

 

プラグ「ちょっと、依頼人に連絡とってくる!」

 

又木「必要ねえ。俺がお前らの依頼人からそのモンスターの情報を持ってってくれって言われたんだ。」

 

又木さんは懐から紙切れを取り出して俺たちに見せた。

 

カグヅチバーニング・ドラゴン

そのモンスターの特徴。

体が燃えていることなどが書かれていた。

捕まった経緯などは書かれていなかったが、ヤバいモンスターだということだけはヒシヒシと伝わってくる。

 

辰馬「・・・今までが甘すぎたみたいだな。」

 

プラグ「辰馬。・・・京ちゃん、今回は。」

 

京「行きますよ。あのバカがコテンパンにされるのが見たいわけじゃないけど、言ってやらないといけないことがありますから。」

 

プラグ「そっか。じゃ、行くか。・・・・・・エル。」

 

?「任せておけ、動きを封じればいいんだな。」

 

俺は、自分の影から小さく響く返事に満足してダイブ機器に手をかけた。

 

 

 

 

 

 

えーっと、ここからはCBSN内のアカウント名で通すんでそこは宜しく。

 

辰馬「プラっ、CODE。ソトミチの居場所はどこだと思う。」

 

CODE「俺が思うに、アイツ自分がやったことの重大さに気づいてないからLv1当たりをほっつき歩いてるんじゃねえか?又は共用スペース。たつ、ドラッヘ。お前どっちだと思う。」

 

辰馬改めドラッヘ「共用スペースは無いな。多分ジュール1だ。」

 

俺、プラグのアカウント名はCODE、辰馬はドラッヘ。

蒼や、話に出た外道みたいに本名使ってるやつはあんまり居ない。

京ちゃんだって・・・。

 

京「遅れました!」

 

CODE「おーっす、ミヤちゃん。」

 

ミヤって名前を使ってる。

 

ミヤ「で、どこを調べます?」

 

ドラッヘ「ディープジュールLv1だ。」

 

ミヤ「じゃ、そこでフレンドリスト開きますね。」

 

CBSNでは同じエリアに居ないとフレンドリストの表示が暗くなる。

ソトミチの居場所はそれで調べられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけでジュールに来たら。

 

ミヤ「あ、反応あった。あのバカこんな浅いところでほっつき歩いてるんじゃないよ、全く。」

 

ドラッヘ「なら、電話かけてくれ。」

 

ミヤ「ハイ。」

 

パーソナルコンソールを操作し、ミヤちゃんが通話を繋げる。

 

外道「もしもーし。どした、ミヤ?」

 

ミヤ「・・・・・・すううぅぅぅ。どした、じゃないこのオバカ!!」

 

ミヤちゃんが液晶オブジェクトに思いきり叫ぶ。

 

外道「~~!!?っぐ、急に叫ぶことないだろ!」

 

ミヤ「叫ぶっての!」

 

ドラッヘ「外道、お前は警察とバディポリスに追われている。アカウントのはく奪か少年院。どちらかは覚悟しておけ。」

 

外道「は、何でそんなことになってんだよ、辰さん!」

 

ドラッヘ「ドラッヘだ。お前の解放したモンスターに聞け、後自分の胸に聞け。」

 

外道「カグヅチのことか?心当たりって・・・、?」

 

CODE「バディポリスと警察の機動隊、両方を蹴散らしただろ。」

 

外道「はぁ!?あれどうせフェイクアーヴァインの連中だろ。」

 

CODE「正真正銘ポリスメンだ。フェイクアーヴァインの連中じゃねえぞ。」

 

警察マニアのハッカーチームの名が挙がるがアイツら一切関係ないから!

 

カグヅチ「6年前に己を抑えたやつらと同じ格好だったが、偽物だったのか?」

 

全身顔以外が燃えた竜が画面に映る。

コイツがカグヅチか。

 

ドラッヘ「今すぐカグヅチを元に戻したところで、許されると思わんが、どうする。」

 

外道「知るか!あばよ辰さん’s!」

 

外道はいきなり通話を切った。

逃げるつもりかよ!

 

CODE「お嬢!位置情報は。」

 

ライナ「追えてる、探知出来てるよ。そっちに送るね。」

 

CODE「くっそ、蒼が居ればルート繋げんのに。」

 

お嬢から届いた位置情報を見て、悪態をつきながら俺たちは外道を追い始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

気さくなハッカー「あれ、ドラッヘにCODEじゃん。」

 

ドラッヘ「外道を見なかったか!?」

 

気さくなハッカー「ゲドウのことか?あいつなら燃えてるモンスターとオブジェクト破壊して道作ってった。」

 

ハッカーが指さす先には、壁が抉れて道が出来ていた。

 

CODE「ああ、なるほど・・・。」

 

気さくなハッカー「あ、そういや。蒼に依頼頼んでたんだけど、なかなか戻ってこねーんだよ。見てないか?」

 

ドラッヘ&CODE「オマエかよ!」

 

気さくなハッカー「ブべえ!?」

 

ドラッヘと俺のアッパーカットが決まり、ハッカーは倒れた。

・・・何で適切な人材がこういう時に抜けてるかな!

 

CODE「まあ、これなら外道らしくて分かりやすいし、行くか。」

 

ミヤ「そうですね。」

 

 

 

 

 

 

 

道を進むと外道が居た。

 

ドラッヘ「外道、もう逃げられないぞ。」

 

外道「げ、辰さん。」

 

カグヅチ「こうも早く2度も追いつめられるとは、外道。お前は馬鹿だろ。」

 

外道「うるへえ!こうなったら、バディファイトで勝たねえことには・・・。」

 

カグヅチ「なら、己がデッキに入るぞ。」

 

外道「ああ、俺っちの手に入れた新デッキ。アンタで肩慣らしだ!」

 

 

 

ドラッヘ「ほう、面白い・・・!」

 

外道「何てな!辰さんの相手なんてこっちの身が持たねえ!」

 

外道はくるりと踵を返し、逃げ出す。

 

ミヤ「あ!?」

 

CODE&?「させねえよ。」

 

俺の影から地面を走ったプログラムが外道たちの動きを止める。

位置情報の変更を禁じるプログラムだ。

 

カグヅチ「こいつは!?」

 

外道「何だよこれ!おい、ナンパ師匠何した!?」

 

CODE「アバター位置情報の変更を禁じた。これでお前らは足だけ動かない。」

 

?「くみ上げるのに苦労したぞ?」

 

俺の影から巨大で不気味な人型が姿を現した。

すぐに人と同じサイズになった。

 

CODE「紹介する、俺のビジネスパートナー。死灰魔導エルシニアスだ。」

 

エルシニアス「こいつとは利害関係が一致していてね。互いに電脳の病魔と現実の病魔に関しての知識を共有したり、ウイルスを作りあったりしているのだ。」

 

エルシニアスを見てカグヅチが驚愕する。

 

カグヅチ「貴様・・・!」

 

エルシニアス「おやおや、怖いね。6年前のあの日を恨んでいるのか?結局抜け出したじゃないか。」

 

ドラッヘ「何?知り合いか。」

 

CODE「多分。コイツが親父のバディだったときに色々あったんだろ。」

 

ミヤ「ということは、CODEさん。お父さんがバディポ・・・。」

 

CODE「そりゃねえ、医者だよ。」

 

カグヅチ「忘れもしねえ・・・!問題を起こし過ぎて、ばでーぽりすに追われていた俺は、コイツと一緒に居た白衣の男に、なすすべもなく何をされたかも分からないまま倒され、追いかけてきた連中にあの場所に閉じ込められた・・・!」

 

ばでーぽりす。バディポリスのことだな。

 

CODE「親父は護身用に自分で作ったウイルスを仕込んでんだ。試験管から出せば20秒で死ぬが、吸ったらひどい目に会う。まだ全身硬直で助かったな。」

 

カグヅチ「あの白衣男の息子・・・!ぶっ潰す!」

 

CODE「ドラッヘ、ここは俺に譲ってくれ。多分、俺じゃねえと荒れる。」

 

ドラッヘ「ああ、任せたぞ。」

 

バトンタッチ。

ここからは俺たちのオペだ。

 

エルシニアス「位置情報の変更禁止を一部解除。」

 

外道「カグヅチとはあんたら因縁があるみてえだな。バディファイトで勝負しようじゃねえか。」

 

CODE「親父だよ、俺じゃねえ。」

 

俺、あんまりバディファイトはしないけれど、今回は別だ。

影から出た、タブレット型のコアデッキケースからカードを出し、エルシニアスと半分同化し姿を変える。

 

CODE「It's my cracking business!」

エルシニアス「これも我らが仕事の内。」

 

CODE&エルシニアス「ルミナイズ、ワールドクラックシックネス!」

 

外道「王道を行くのは群れた雑魚の言い訳、俺たちは外れた道を突き進む!ルミナイズ、炎の邪道!」

 

『ルミナイズを確認しました。サイバーバディファイト。承認します。バディファイト・・・。』

 

CODE&外道「「オープン・ザ・フラッグ!」」

 

CODE「マジックワールド。」

 

CODE

マジックワールド

死灰魔導エルシニアス

ライフ10 手札6 ゲージ2

 

外道「ドラゴンワールド!!」

 

外道

ドラゴンワールド

超武装炎竜 カグヅチバーニング・ドラゴン

ライフ10 手札6 ゲージ2

 

早く終わらせるか。




今回はここまでっす。
バディファイトは次回っす。

実は、ずっといたんすよ。
エルシニアスは影の中で見てたんす・・・。(蒼とバイト達は知りません。)
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