バディファイト@サイバーダイバーズ   作:辻 逆月

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今回は外道の処遇に関する話っす。


その後の話と火種の接近

プラグと辰馬が受けていたらしい依頼のことを聞いたのは、プラグが、ソトミチ?を倒した次の日、ネカフェののことだった。

又木さん曰く、バディポリスと警察に対するアカウント破壊、公務執行妨害で犯人のソトミチはもう少しで少年院行き待ったなしだったらしい。

 

蒼「じゃあ、何で今回はお咎めなしだったんですか?」

 

又木「いや、流石にお咎めなしってわけにはいかない。アカウント破壊の後、警察がブラックリストに登録した。つまり火神外道がハッカーだって公表したんだ。」

 

蒼「あー、それは嫌だな。」

 

又木「むしろ、これで済んだんだからまだ良い方だろ。」

 

蒼「そりゃ、現実でやったら最悪死傷者が出てるしな。実際アカウントに『死者』が出てるし。んじゃ、カグヅチはどうなったんですか?やっぱ封印区に戻された?」

 

又木「いや、それがな。無理だった。」

 

蒼「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

又木さんが言うには、今まで超危険とされていたカグヅチが封印区に囚らわれていたのは、10割方プラグの親父さんのウイルスで体が思い通りに動かなかったかららしい。

それを見かねたソトミチはカグヅチを解放したのだ。

 

火を追うもの「また、ここに戻ったんだな。」

 

カグヅチ「仕方ねえだろうが!」

 

警察「暴れるな!」

 

火を追うもの「拘束プログラム作動完了っと。」

 

カグヅチ「またここで、あと何年とじこめられるのかよ・・・。寝るか、よっと、おっととと!?」

 

カグヅチの寝転がる勢いで拘束が破壊されたらしい。

ウイルスはほとんど効力を無くしていたらしく、本来の力を取り戻したカグヅチを縛れなかったらしい。

 

結果、カグヅチが逃げても捉えた後の拘束が出来ず・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外道「暴れないことと保護観察処分を条件に俺っちのバディとして登録されたんだ。」

 

又木「おう、外道じゃねえか。」

 

アンダーズにご来店したのは今回の火種だった。

何しに来たんだろうか。

・・・ん?あれは。

 

カグヅチ「あの病人に今度は勝つ、そのために来た!」

 

外道「そういうこった!ナンパ師匠居るんだろ!?」

 

又木「ああ、山井なら、ムガッ!?」

 

蒼「プラグなら多分、店の備品の買い足しと修理に行ったからしばらく帰ってこないと思うぞ!?」

 

自分は又木さんの口をふさぎ、言葉をかぶせる。

 

外道「・・・本当か?アンタは?」

 

蒼「蒼だ。アンダーズの店員だ。」

 

外道「ふーん、居ないのかよ。・・・ホントか?」

 

蒼「ああ、ホントだ!」

 

カグヅチ「なら早く行こうぜ。」

 

外道「あ、おいカグ!?うーん、戻ったら連絡しろよ!」

 

外道とカグヅチは店から出ていった。

 

又木「・・・もご、もごもごご。」

 

蒼「あ、すいません。」

 

又木「ぶはっ!何す、ってああ、そういうことか。」

 

さすが又木さん。

自分の行動の理由を理解してくれた。

 

蒼「もういいぞー。」

 

プラグ「あー、サンキュー。昨日からしつこくてさ。」

 

又木「それじゃ、もう俺は帰るわ。」

 

プラグの頭が丁度あの二人の死角に見えたのだ。

多分隠れてるんだろうなと黙ったのだ

一番の最優先事項は店の仲間の安全だし。

 

蒼「けど、あの言い方だとバディファイトをしたのは1回きりなんだよな?何で受けないんだ、もう1回ぐらいやってもよかったんじゃ?」

 

プラグ「ま、そうなんだろうけどさ。ああいう奴は勝つか体力切れるまでやるからな、昔の辰馬みたいだよホント。」

 

蒼「昔の辰馬?・・・あんな感じなのか?想像できないなー。」

 

プラグ「ああ、あんな感じ。のがもうちょっと分別ついた感じだな。」

 

頭の中で辰馬にさっきのソトミチの行動をさせてみる。

・・・ダメだ、想像出来ない。

 

プラグ「ま、今回の件であいつも少しは懲りればいいんだけどな。・・・そうすりゃ、アンダーズ流ブラックリストから外せるのによ。」

 

アンダーズ流ブラックリスト、スタッフルームに飾ってある指名手配風の紙だ

 

蒼「あれ、結局何なんだ?」

 

プラグ「前にアンダーズが手を焼いた連中を表裏問わずに張り出してあるんだ。店の方で問題起こした奴がほとんどだな。裏の方には、外道と銃奈の2人が貼り付けてある。」

 

蒼「ん、その銃奈って?」

 

プラグ「よく異世界で大問題起こしてはバディポリスに捕まってる銃刀法違反者の女の子だよ。」

 

蒼「はぁ?」

 

ライナ「簡単な話。愛銃片手に違法に異世界に渡航してバディ探ししてるの。本人に異世界へのゲートを創る能力が備わっててそれを乱用してるの。」

 

ライナがドリンクサーバーでジュースを作りながら説明してくれる。

ちなみに今日は水曜日だ。

 

蒼「それが何でウチのブラックリストに?」

 

プラグ「あの子さ、アンダーズの預かりになってたんだよ。いつの間にか。」

 

蒼「んなアバウトな理由で!?」

 

プラグ「いや、バディポリスの部署でも担当がたらい回しになってたらしくてさ。警察に回すわけにもいかんしってことで、もう民間に丸投げしちゃえってことで、辰馬が押し切られたんだよ。」

 

蒼「そんなにめんどくさい子なのか~?自分は会いたくないな。」

 

プラグ「ま、最近はあんまり活動してないし、問題ないだろ。中学にもちゃんと通ってるらしいし。」

 

ライナ「それフラグだよ?あの先輩、知らない間にやらかすから。」

 

蒼「しかも絆ヶ丘かよ・・・。あそこ関係者のキャラ濃いんだよな、余計いやだ。」

 

プラグ「まだ問題起こして5ヶ月経ってないし大丈夫だって。あ、らっしゃー・・・。」

 

プラグは入ってきたオキャクサマに目線を向け、凍った。

ソトミチが戻ってきたのだ。

 

外道「探したぜ、ナンパ師匠!」

 

カグヅチ「俺たちとファイトだ、病人!」

 

プラグ「わ、分かった。分かったから待ってくれるか?」

 

プラグは後ずさりし、上から垂れ下がる紐を握る。

 

カグヅチ「あ?」

 

紐を引っ張たプラグの姿が、突然開いた穴に消える。

この店、忍者屋敷だっけ。

 

外道「あああああ!?追いかけるぞ、カグ!」

 

カグヅチ「当たり前だ!逃がさねえぞー!」

 

ソトミチとカグヅチも続く!

 

プラグ「勘弁してくれええぇぇぇぇ!?」

 

プラグの悲鳴が響き渡った。

 

ライナ「・・・。」

 

蒼「・・・、何かあった?」

 

ライナ「何もなかったと思うよ、プラグもここには居なかった。」

 

・・・グッバイ、プラグ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――とある異世界

 

?「さーて、着いちゃいましたよどっかの異世界!バディ探し、始めちゃおうー。」

 

?「誰だ貴様。ここが吾輩の城と知って乗り込んできたのか?」

 

?「え?あんた誰。」

 

?「質問しているのはこちらだ!」

 

?「ふん!あたしの名前は、天王銃奈ちゃんだーー!」

 

アンダーズは知らない。最も恐れていた火種が後、数話ぐらいのところまで迫っていることを。

 




今回はここまでっす。
感想&活動報告(特にサイバーワールド。)お待ちしてるっす。
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