バディファイト@サイバーダイバーズ   作:辻 逆月

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今回から長編(多分)入るッス。


響竜アクセス編
響のバディ


オッス、俺響ッス。

ネット&カードアンダーズのバイトっす。

バイト仲間の蒼を追う羽目になって、その途中一緒にいたこっちもバイト仲間の銀子ちゃんとはぐれてそのバディ、ペンタと一緒に探し回ってたっす。

けど、探し当てたと思ったら、竜化したバイト先の店長と釘バット装備に履いてたズボン膝まで引きちぎった銀子ちゃんが、バディファイトよりエグいリアルファイトをしていて手も声も出せなかったっす。

その後、屋上まで吹き飛ばされた銀子ちゃんを回収して、店長と蒼がオカマと、パーカー着た女の子を道連れに警察にしょっ引かれるのを見て、「何してたんだろう」となんか空しい気分と財布の中身で帰ることになったっす・・・。

 

響「あ~、今日はなんだったんすかね。」

 

銀子「ホントよ!蒼は刑事のオジサンコールされてしょっ引かれたし!何があったか気になるわよ!」

 

ペンタ「まあまあ、屋上に居た凛たちに明日聞けばいいペン。」

 

響「そんじゃ、俺はこっちなんで。」

 

銀子「はーい。」

 

ペンタ「バイバイペン~。」

 

 

 

 

 

 

響「うおお!?天気予報、あてになんないすね・・・。」

 

銀子ちゃんたちと別れてすぐ、割と強めの雨が降ってきたっす。

夜から小雨になりますって言ってたのに結構強い雨っすね。

 

響「傘も持ってないし、このまま走って。いや、ギターが濡れるのはな・・・。」

 

少し遠いけど、アンダーズで止めてもらおうかな?

 

響「ん?」

 

視界の端で何かが動いたような・・・。

CBSNのアクセスポイントボックスから出てきた何かがフラフラと歩き始めて。

自分の前で倒れたっす。

 

響「ちょ、ちょっと!?」

 

?「こひゅー、こひゅー。」

 

小さなドラゴン?

呼吸が浅いし、すごく弱ってる。

カバンを首から下げたドラゴンが目の前に居た。

 

響「これ不味いっすよね!?」

 

ギターを背負ってドラゴンを抱え、超特急で家に走る。

まず、風呂で温めてやって、それから、それから・・・!

パニックを起こしながらも、まずやるべきことを思い浮かべて。

 

響「ただいまっす!」

 

響姉「おかえり、遅かったじゃん。」

 

響「姉貴、風呂沸いてるっすか!?」

 

響姉「沸いてるけど、どしたってなにその。」

 

響「サンキューっす!」

 

響姉「ちょ、待つじゃん!?」

 

姉貴をすり抜けて風呂の湯を桶に移して、そこにチビドラゴンをつからせる。

 

響姉「・・・響、そのモンスターは?」

 

響「よく分かんないっす。目の前で倒れて、弱ってたみたいで。」

 

響姉「ふーん。」

 

?「う、うぅ。」

 

響姉「お?」

 

チビドラゴンは目を開ける。

 

?「ここどこ?」

 

響「えーっと、俺の家っす。君、CBSNのアクセスポイントから出てきて、倒れたんすよ?」

 

?「いえ・・・、しーびーえすえぬ…。もしかして青いとこ?」

 

響「多分、合ってるっちゃ合ってるっす。」

 

ぐぅ。

腹の音が風呂場に響く。

 

?「・・・お腹すいた。」

 

響姉「じゃ、うちがなんか適当に作るから、体拭いてリビングで待ってるじゃん。」

 

響「お、サンキュー姉貴。」

 

姉貴は風呂から出ていった。

んで、体をまず拭いてやる。

 

?「わぶっ。」

 

響「それにしても、何でアクセスポイントボックスから出てきたんすか?CBSNにログインしてたわけじゃないっすよね?」

 

?「逃げてきた。」

 

響「どこから?」

 

?「えと、研究施設。」

 

響「研究施設?」

 

?「電脳内生物研究所ってとこ。あんまり長い時間閉じ込められたから。」

 

響「へ?」

 

でんのうない・・・。

ってことは?

 

響「ちょっと待った。君はどこのワールドのモンスターなんすか?」

 

?「分かんない。ワールドっていうと、そこの人がサイバーワールドって言ってたことを覚えてる。」

 

響「サイバー、ワールド・・・!?」

 

頭に、フラッグのマークが浮かび・・・きる前にモブ顔が飛んで邪魔してきたっす。

 

 

 

 

 

 

響「てことは、君はサイバーワールドのモンスターなんすか?」

 

オーバードライブ「君じゃないよ、んぐんぐ。オーバードライブって名前があるんだ。」

 

唐揚げほうばって名乗られても。

 

響姉「長いからチビでいいじゃん?」

 

チビ「じゃ、それでいいや。」

 

チビ確定。

本名との差が・・・。

 

響姉「で?響はチビをどうする?」

 

響「どうって、普通ならバディポリスに任せるんすけど…。」

 

前に蒼が、サイバーワールドってどこにあるの?って聞かれて困ってたのを思い出す。

サイバーワールド、多分バディポリスも把握してないんだろうな。

 

響「多分、バディポリスに任せてもコイツが故郷に帰れるか分かんないっす。だから。」

 

俺は目の前でご飯をよく噛みもせず食べてるチビを見て、なんとなく自分のバディが欲しかったんだろうなって思ったっす。

 

響「帰る宛が無いなら、俺んちに来ないすか?まあここなんすけど。」

 

チビ「ガツガツ、ハフハフ。ヒヒホ?」

 

良いの?って聞いてるんすね。

 

響「代わりに俺のバディになってくれないすか?いや、バディになってくれっす!」

 

チビ「ばでぃ?なにそれ。」

 

響姉「要は一緒に居てくれってこと。」

 

姉貴の言葉を聞いたチビはちょっと首を傾げた後、うーんと唸って。

 

チビ「良いよ。なんか面白そう。」

 

チビは快諾(?)して今度はサラダを口いっぱいにほうばった。

 

響姉「あんたがバディをね~。初めてじゃん?」

 

響「相棒の居ないバディモンスターに会う機会が少なかったし、コイツはびびっと来たんすよ。」

 

響姉「びびっとねえ。…実は声で決めましたーとか?」

 

響「まあ、正解っす。」

 

チビの声の見た目のイメージに合わない、ほんの少しハスキーな声が、ウチのバンドの曲に合ってるんす。

 

響「それでちょっと、歌ってみないっすか?」

 

チビ「?」

 

 

 

 

 

 

響「というわけなんすけど、穂乃果はどう思うっすか?」

 

次の日、チビをバンドメンバー達に紹介する為、ライブハウスに呼び出したっす。

 

穂乃果「いいと思うよ!ヴォーカルが居なかったし、この声なら問題なしだよ!」

 

ベースの高坂穂乃果。

ウチのバンドの紅一点で一番人気のメンバーっす。

 

響「ゲンは?」

 

ゲン「…異議なし。」

 

ドラム担当、大原ゲン

無口で不器用だけど性格は良い奴っす。

たしか、バディが最近見つかったワールドのモンスターって言ってたっす。

 

響「玲・・・。」

 

玲時「響さん僕が断らないって知って言ってるだろ。」

 

キーボード担当、黒野玲時

うちの最年少で沼津から引っ越して来た高校生っす。

3体もバディが居て、腕の良いバディファイターでもあるっす。

 

響「じゃ、決まりっすね!」

 

チビ「よろしく。」

 

玲時「よろしく!」

 

穂乃果「けど、どこの世界のモンスターなの?」

 

響「それが、前に言った蒼の持ってるサイバーワールドってとこらしいんす。」

 

玲時「へー、じゃあデッキ手に入れたらファイトしませんか!?サイバーワールドの闘い方、結構気になってたんだ!」

 

穂乃果「あ、ずるい!穂乃果も良いよね!」

 

響「お、俺バディファイトはあんまり詳しくないっすよ・・・。」

 

ゲン「・・・あとで教わればいい。」

 

こりゃ、逃げ道は無さそうっすね。

 

穂乃果「そう決まれば、早速アンダーズに直行しようー!」

 

響「ちょ、一旦合わせようって言ったじゃないすか!」

 

玲時「そうですよ。バディファイトは後でもできるし。」

 

穂乃果「えー。ま、良いか。それじゃやろ!」

 

 

 

 

 

響「という訳なんす。チビのことなんか分かるっすか?」

 

蒼「いや、自分に聞いても分かんないだろ?奥でライナに聞けよ。」

 

2,3回セッションした後、アンダーズで蒼に事情を話したんすけど、そりゃ記憶喪失で分かるわけ無いっすよね。

 

穂乃果「花陽ちゃん凛ちゃん久しぶりー!」

 

凛「久しぶりにゃー!」

 

花陽「響さんのバンドメンバーって穂乃果ちゃんだったの!?」

 

穂乃果が異様に盛り上がってるっすね。

まさか、あの2人と同じバディチームだったとは。

 

ドラム「よ、ミセリアに伯爵!」

 

ミセリア「久しぶりだね。」

 

ドーン「あまり長く離れていた気がしないがな。」

 

響「そんじゃ俺はオーナーのとこに行ってくるっす。」

 

蒼「おう。」

 

 

 

 

 

 

――ライナルーム

 

ライナ「なるほどね。それじゃ、一回カードになってみて?」

 

チビ「うん。ほいっ。」

 

ライナ「『目覚めの響竜 オーバードライブ』。確かにサイバーワールドのモンスターだし、《響竜》、これは見たことがない属性。」

 

響「デッキって出来ますか?」

 

ライナ「この子が首に下げてたカバンの中に《響竜》が色々入ってる。枚数が足りない物も複製可能だし、出来るよ。」

 

響「あざす。」

 

ライナ「けど。」

 

響「?どしたんすか。」

 

ライナ「何でこの子そんなに弱ってたんだろう?」

 

響「さ、さあ?」

 

この時のオーナーのセリフ。

気になったけど、チビに聞きそびれて。

あんなことになるなんて、思いもしなかったっす。




ついに蒼以外のサイバーワールド使いが出せるッス!
感想&活動報告、お待ちしてるッス!

以下の情報が更新されました。

南條響
■サイバーワールドのモンスター、オーバードライブ、通称チビがバディになる。

黒野玲時
年齢、17歳
性別、男
■都内の高校2年生で高校に上がるとき沼津から引っ越してきた。
■バディが同じドラム族ということで穂乃果にファイトに誘われ、その後なんやかんやでバンドに入った、キーボード担当。
■沼津に居たとき、「太陽のような女の子」に片思いしていたらしいが、結局思いを伝えられないまま引っ越すことに。
■一人称、僕
■バディは超武装逆天竜 ドラムバンカー・ドラゴン、逆天忍者 月影、デュエルズィーガー・センチュリオンの3体。使用ワールドもそれぞれの3ワールド。

大原ゲン
年齢、20
性別、
■無口で落ち着いた大学生。
■感情表現が苦手で、友人が出来ずに落ち込み、叩くのが好きだったドラムを見ていた所、穂乃果に誘われバンドに入った、ドラム担当。
■使用ワールドは?ワールド。バディは???。
■一人称、自分のことは指を指して表現するため一人称不明。

高坂穂乃果
年齢、22
性別、女
■伝説のバディチーム、μ'sのリーダー。
■ストリートでパフォーマンスをしていた響とギターに興味を示し、最終的にバンドを組むことに、ベース担当。
■製菓大学で家業を継ぐため勉強中。
■一人称、私 穂乃果
■使用ワールドはドラゴンワールド。バディは五角の継承者 ドラム

そういや、花陽と凛の紹介文まだだった…。
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