バディファイト@サイバーダイバーズ   作:辻 逆月

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今回の話は……特に言うことないんで、さつてん宜しく、とだけ。


夜サイドフィーリング、蒼サイドインサイド

前回のあらすじー。

大きなカブにメンバー増えて今、夜来た。

昼だけど夜来た。

 

夜「君は病院でも変なことをしているね。」

 

蒼「夜!なんでここに?」

 

夜「見舞いだよ。といっても、見舞いの品は何もないんだが。…もう一度聞くけど何をしてるんだい?」

 

蒼「何してると思う?」

 

夜「えっと、グレー君が張り付いて、それをそこの小学生達に剥がしてもらってる?」

 

グレー「全然違ーう…。」

 

蒼「ん?つーか、自分が怪我したのはさっきだよな?何で自分が怪我したって知ってるんだ?」

 

夜「ん!?あ、それは。」

 

 

 

 

 

 

――先日、某芸能プロダクション

 

夜「ふあ…、そろそろ寝よう…。」

 

皆はわたくしの事を覚えてますか?夜です。

家庭の事情で、今は芸能プロダクションの一室を間借りしています。

 

レヴァンティン「主、歯は磨きましたか?」

 

夜「あ、忘れてた。」

 

眠さで葉を磨いたかどうかも忘れかけてた。

 

社長「夜ちゃん?ちょっといいかしら。」

 

プロダクションの社長が入ってきた。

 

夜「ひゃひょう?うぃわ、ふぁーふぃふぁいへるんへふは。」

 

社長「試験勉強お疲れ様、仕事も一段落ついたじゃない?」

 

夜「ほーへふは?」

 

社長「蒼ちゃんに会いに行ってみる?」

 

次の瞬間、喉のあたりに歯磨き粉が届いて、思いっきり咳き込んだ。

もう、眠気が全部吹っ飛んだ。

 

夜「ぶげはっ!もごげ、ガラガラガラガラー、ペッ!ちょっ、社長!何言って!」

 

社長「いやーん!夜ちゃん反応がシンセンー!やっぱり彼にほの字!?」

 

社長が腰をくねらせる、ハートマークを撒き散らす。

けど、その言葉を聞いて何かが、そんなに無い胸に刺さるような感覚を覚える。

 

夜「……それは、分かりません。あの時、屋上で彼に『好きなのかも』、と言おうとしたんですが…、後から考えてまた分からなくなっちゃって。」

 

警察に補導された後、言おうとした言葉に責任が持てないことに気づいた。

だから、あの時のドラッへ君の横槍にはある意味感謝していた。

 

社長「そうねえ。夜ちゃんはそういうの感じたことないものねえ。」

 

夜「ただ彼の自由に興味を持っただけのか。それとも、彼自身が自らを自由じゃないと言ったあの時も尽きていなかった彼への興味のようなものが、社長が前に言っていたソレなのか。何も分からないんです。」

 

レヴァンティン「……なら、ソレを確かめる良い方法があるのでは?」

 

レヴァンティンが声を上げる。

多分、言いたいことは分かる。

 

夜「蒼くんに会いにいけ、かい?」

 

レヴァンティン「お察しの通り。」

 

このレヴァ剣がぁ…わたくしはそれが難しいんだって!

 

社長「レヴァちゃんの言うとおりだわ!明日行ってみたら!?」

 

夜「社長!?」

 

逃げることは無理でした。

結局いつもとパーカーの色を変えて、N&Cアンダーズに行くハメに…

 

 

 

 

 

 

――15分前、アンダーズ

 

夜「蒼くん、今日は出勤してないのかな…。」

 

店のテーブルの1つに座って彼を探すが、見つからない。

ネットカフェの方かな?

 

?「おじゃましまーす!」

 

?「こんにちは~。」

 

店をキョロキョロと見回していたら、見知らぬ幼女達が店に入ってきた。

彼女達とCODE君の話を盗み聞きしていると、蒼くんが入院していると聞いた。

それで、彼女達のあとを付けて…。

 

 

 

 

 

 

――現在、病院

 

言えるか!お店で盗み聞きしましたとか、幼女のあと付けて男の病室に入りました、なんて!

 

夜「それは、アレだよ!…ニュースでやっていて、店に行くと蒼くんが居ないからもしかしたらと…」

 

病院の場所をどうやって知った、とか言われたら終わりだがこれで通すしかない!

 

蒼「そうか、心配かけて悪かった。」

 

夜「本当に心配したよ!」

 

通せた、危なかった。

 

蒼「ところで3人共。」 

 

リン「はい〜?」

 

夜「どうした?」

 

結「あ、これ。」

 

元気な方の子が蒼くんの左胸の辺りから出かけている物を指差す。

これは?

 

蒼「なんか出てきてるけど、抜けないんだ。」

 

夜「そうなのかい?」

 

私はソレに手を伸ばし、掴む。

引っこ抜こうとするが、確かに動かない。

 

蒼「だからグレーに大きなカブ風に抜いてもらおうとして、全く動かない…。」

 

結「じゃあ、全員で!」

 

夜「……。」

 

リン「どうしたんですか〜?えっと〜。」

 

夜「夜だよ、君達は…。」

 

結「新代結です!」

 

リン「帆風輪です〜。よろしく〜。」

 

夜「よろしく、…全員、見ていてくれ。」

 

グレー「え?どしたの、まさかこれから本気出すとか!」

 

私は、掴んだソレを…横にスライドさせる。

そうしてから抜こうとすると、いとも簡単に引き抜けた。

 

蒼「うごええあ…、…って引き戸式かよ!」

 

夜「バディファイトのカードのようだね。これは…サイバーワールドのモンスター?」

 

蒼「は!?サイバーワー、…ル、ド…。」

 

夜「ん、蒼くん?」

 

蒼くんが、倒れた…?

 

 

 

 

 

 

蒼「…ここは?」

 

前に、夜とデートォ!をしている途中に見た場所だ。

 

?「やれやれ、こんな所になぜまた君は来るのだ。」

 

横から聞こえた声。

声の主は、黒と青が混ざったような色合いの、おそらくモンスター。

 

蒼「お前は…?」

 

?「そうだった、君は私を忘れているんだったな。」

 

モンスターは甲冑を着けた騎士のような風貌。

 

?「私は、電脳騎士(サイバーナイツ) コネクト・アルファード、始まりを繋ぐものだ。」




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