バディファイト@サイバーダイバーズ   作:辻 逆月

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そろそろサイバーワールドのカードであれをお披露目できるかな…。



強襲

作戦開始10分前、アンダーズ

 

ライナ「チビを連れ去った女と蒼を襲った男、この二人に、昨日のことを報復すると同時に、チビを奪還することが今回の目的だけど、まず二人の情報を出すね」

 

お嬢が店の大画面にpowerpointを写す。

あの時に見た二人の写真とプロフィールが写っていた。

 

 

男の方は、黒川たけし

27歳

バディモンスターはバズソーロアー・ドラゴン

デイモン様☆お人形クラバーの初期メンバーの一人。

狂信者という言葉の典型みたいな人物で、ハッカーではないがジュールに入り浸る「犯罪者」。

 

 

炎斬「犯罪者?」

 

ライナ「黒川は、バッグの中に大量の凶器を隠していて、デイモン山田を馬鹿にした人間をことごとく殺害してるみたい。」

 

又木「なんだと!?どういうことだ、ライナちゃん。」

 

お嬢は又木さんに1枚の写真を見せる。

 

又木「…あいつの、蒼の遺体?」

 

アンダーズ『!』

 

ライナ「色々あって生きてるけど、この写真の斬られ方、又木さんは覚えてる?」

 

又木「……ライナちゃん、ハッキングは。」

 

ライナ「けどこれで、又木さんも自分が担当してた事件、解決できるかもよ?」

 

訳がわからない。

 

辰馬「…俺たちにも分かるように説明してくれ。なぜ蒼のバラバラ写真が又木さんの担当事件にに関係あるんだ?」

 

又木さんは渋るように帽子を一度目深に被り、それから重そうな口を開く

 

又木「俺は少し前から複数の殺人事件を調べててな…。どの事件も不自然な共通点があって犯人も被害者の身元は何人かがまだ不明。体を6つに分けて顔を潰すだのなんだのと、そりゃあひどいモンだった。」

 

ライナ「蒼がやられる時の監視カメラの映像で、あまりに手際が良かったからもしかしたら蒼が初めてじゃないかもって警察とバディポリスにハッキングを仕掛けてみたら、情報が非公開の、蒼と似た事をされた人が複数居たの。」

 

ドーン「つまり、黒川たけしは、又木殿の追っている事件の犯人かもしれず、それが真実なら本物の殺人鬼でもあると。」

 

ライナ「多分。」

 

ミセリア「…次の情報を見よう。相手が殺人犯でも、捕まえちゃえばどうとでもできる。何よりここに担当刑事がいるから後の処理にも困らないしね。」

 

又木「ああ、捕まえた後は任せておけ。」

 

ライナ「それじゃあ次は。」

 

今度は女の方が写った。

 

田沼カラコ

年齢、19歳

バディモンスターは世界の中心 メアリー・スー

大学生で、デイモン山田のストーカー。自分から逃げ切った人に好意をつのらせ、更にストーキングをするという特殊な性癖の持ち主。

デイモン山田は何度も彼女の追跡を逃れており、デイモン山田の為にと時々暴走を繰り返しては捕まっている。

 

マキナ「……コイツかよ。」

 

燕「この前もワッパかけられてたね。」

 

もう警察に世話になってるのかよ

 

プラグ「……とりあえず、どっちもしょっぴこうぜ?」

 

アンダーズ『異議無ーし。』

 

燕「だね。」

 

轟竜「早速行くでありますか!」

 

又木「…いや、あと一人居ねえな。響はどうした?」

 

又木さんが店内を見渡す。

そういえば響のやつ遅いな、自分のバディを取り返すってのに何してるんだ。

そう思って響の番号にかけようとした時、店のシャッターが開いた

 

響「遅れましたっす!」

 

銀子「遅いわよ!ひびっ…」

 

銀子が、入ってきた響に怒ろうとして響の方を向くと、前にも見た響のバンドメンバーが入ってきた。

 

穂乃果「お邪魔しまーす!」

 

玲時「こんにちはー、加勢しに来ました。」

 

ゲン「…どうも。」

 

響「連れてきちゃったんすけど、良いっすよね?」

 

プラグ「アー…結果オーライ。」

 

響「って、又木さん!?なんでここに。後ろの人らも誰!」

 

この後、響達にさっきまでの出来事を説明するのに少しだけ時間がかかった。

 

 

 

 

 

 

その頃、CBSNフロントエリア

 

僕は、蒼と対峙していた。

こんなことになるはずじゃなかったのに。

なんで。

 

蒼「ふっふっふ、これで終わりっぽいな。」

 

グレー「そ、そんな。」

 

ありえない、僕が、負ける!?

こんな…。

ってあれ?

 

グレー「蒼、UNO言った?」

 

蒼「え?あ。」

 

グレー「じゃあ1枚引いてー。」

 

蒼「しまった!」

 

ふう、危うく負けるところだった。

それじゃ…。

 

グレー「UNO!」

 

蒼「あー!?使えるカードが無…」

 

夜剣「……蒼くん、何をしている?」

 

突然後ろから聞こえた声にびっくりした。

 

グレー「ほぴゃ!?」

 

蒼「お、よr…夜剣。何って、UNOだけど。」

 

夜剣「…。」

 

後ろに居たのは夜。

集合場所で僕らがUNOやってたことに呆れてるんだろうけど…。

 

グレー「一つ良い?」

 

夜剣「なんだい?」

 

グレー「夜ってさ、落ちてきた僕のこと斬った?」

 

蒼「あ」

 

夜剣「…あの時はすまなかった。」

 

やっぱり。

けど、あの時のびっくりした顔は覚えてるし、怒る理由もないかな。

 

グレー「いや、怒ってるわけじゃないよ。けどさ、次は気をつけてね。飛び出した善良な一般人をビックリして斬っちゃうーなんて洒落にならないからさ。」

 

夜剣「…分かった。」

 

 

 

 

 

 

数分後、リンとユイが走ってきた。

 

リン「ちょっと遅れましたー。」

 

結「お待たせしました!、……あれ、夜さん?しんちょムガッ!?」

 

夜、というか夜剣はすごい速度で結の口を塞いだ。

 

夜剣「すまない、その話はしないでほしい。CBSNでの夜剣。つまり小生の沽券に関わるんだ。」

 

結「もご…?」

 

夜剣「それと、ここでは小生のことは夜剣と呼んでほしい。リアルでの名前はCBSNだと少々不都合があってね。」

 

結「ぷは、えっと分かりました。じゃあ、えっと、夜剣さん。改めて、私はここではクリスタって名前です。」

 

リン「私はリナです〜。」

 

夜剣「分かった。けど、なんで遅れたんだい?」

 

クリスタ「それは、ライナちゃんに会議の様子を見ておいてって言われて渡されたタブレットで見てたんです。」

 

蒼「会議って、何話してたんだ?」

 

クリスタ「蒼さんが言ってた人のことを話してました。あともう一人の女の人のことも。」

 

グレー「女の人って、チビを連れ去ったっていう人のことだね。」

 

蒼「てことはあっちも動いてたんだな。あの時言ってた作戦はそれか。」

 

夜剣「なら、こちらも早く動こう。彼らより早くターゲットを仕留めないと。」

 

蒼「よしなら、行くか。」

 

蒼はUNOセットをカバンにしまってフードを脱ぐ。

 

夜剣「…蒼くん。」

 

蒼「ん?どうした。」

 

夜剣「病院でもずっと気になってたんだが、肌が変色してるのはなんでだい?」

 

蒼「ん?あ!なんだこれ、体がツギハギみたいだ!」

 

気づいてなかったんだ…。

ライナの応急処置で肌が多国籍になってること。

 

 

 

 

 

 

アンダーズ、ライナドック

 

ライナ「…始めよう、ギアゴッド。2つの作戦指示。」

 

ギアゴッド「イエス、ウィズダム。」

 

会議を終えて、二つのチームに作戦指示をしないと行けない私はライナドックでギアゴッドの演算システムで2つのチームが途中まで鉢合わせない予定表を作ってそれをちょうど終えた。

 

プラグ「さっきの猫どうしたー、…お嬢?」

 

ライナ「プラグ…。」

 

そして作戦指示を始めようとした時に、プラグがドックに入って来た。

 

プラグ「あれさ、蒼だろ。」

 

プラグは突然核心をついてくる。

 

ライナ「え。」

 

プラグ「あまりのモブっぽさに既視感があったからさ、ライナルームの前で会話を聞いてたんだ。」

 

ライナ「…どうす「どうもしない」…。」

 

プラグ「どうもしない。言ったろ、戦力は多いほうがいいって。本当に動けるなら働いてもらおうや。」

 

けど、とプラグは付け足す。

 

プラグ「店員総勢の説教は受けてもらわないとな、病院抜け出して何してるって。」

 

ライナ「…分かった。それじゃ

 

プラグ「んで、その後、結ちゃんが部屋から出た後の独り言も聞いたんだ。」

 

ライナ「…。」

 

時間が止まったように感じた。

背筋を冷や水が昇ってくるかのような感覚が走り、反射的にトラップ発動のボタンを押す。

 

プラグ「やっぱ忘れられないよな。あれだけすきだ

 

次の瞬間、プラグの声が聞こえなくなった。

私が仕掛けた落とし穴を作動させたからだ。

 

ライナ「……無理。」

 

ポツリとつぶやく。

先輩が外に出た後に確かに私は呟いた「私もファイト班で参加したかったかな。」って、けれど、あれを聞かれてたなんて。

 

ギアゴッド「ライナ。今回ノ作戦。」

 

ライナ「却下。私は出ないよ」

 

ギアゴッド「……理解不能。何故、バディファイトヲシナイ。タッタ二人ヲ正確二強襲スルナラ周リノ排除ヲ行ウ要因ガ多ク必要ダロウ。指揮ナラバ今落トシタプラグニモ可能ナハズ。」

 

ライナ「私、歳が離れてる人や身長高い人には特に人見知りが激しいの。先輩達はそんなに身長差ないから大丈夫だったけど。」

 

ギアゴッド「理解。」

 

ライナ「…。もうこの話は終わり、始めよう。」

 

ギアゴッド「イエス、ウィズダム。」

 

 

 

 

 

 

 

CBSN、ジュール第2層 デイモン様☆お人形クラバー本拠近く

 

ライナ『みんな聞こえてる?』

 

穂乃果「聞こえてるよ!」

 

ドラッヘ「いつでも行けるぞ。」

 

又木「チビってドラゴン、居たぞ。檻に入れられて奥に押し込められてたぞ。」

 

響「チビ…!」

 

燕「あれ、山井の彼は?」

 

ライナ『ちょっと遅れる。』

 

 

 

 

 

 

近く

 

蒼「これ終わらせたら、みんなでTATAKI〜チリチリマグロボンバー〜見ような。」

 

夜剣「丁重に断らせてもらうよ。」

 

リナ「蒲公英ちゃん、じゅんびおっけですか〜?」

 

蒲公英「行けるよ!」

 

クリスタ「サイバーワールドでのファイトは初めてだけど、行けるよね。ハル!」

 

ハル「もちろんだよ!」

 

グレー「…電脳騎士として、バディファイトに参加することになるなんて思わなかったな。」

 

蒼「自分なんかファイターのくせしてアレだぞ。」

 

グレー「そうだったねー。」

 

夜剣「レヴァンティン、本気で行くよ。」

 

レヴァンティン「了解です、我が主。」

 

ライナ『作戦開始だよ、まず。』

 

飛び出す瞬間をいまかと待つ。

 

ライナ『響以外のアンダーズ全員、正面から襲って!』

 

向こうの面々『応っ!』

 

こちら側全員『…。』

 

向こうは締まったスタート切ったんだろうな…。




感想、活動報告お待ちしてるッス。

あと、最近気付いたッス。

バディファイトって、サーチとドローが支離滅裂だって。
デンジャーワールドの万象イズマインはなんでもゴッドヤンキーのモンスターかアイテムを持って来るカード、こちらはゴッドヤンキーがあるならとか条件はないッス。
それに対して、永世スピーチ!はゴッドヤンキーが無いと使えないというドローカード。

これ逆なら素敵なバランスになると思いません?

永世スピーチ!は汎用カードになって他のデッキの強化になってました。
というか、条件をゴッドヤンキーじゃなくアイテムにすればいい感じにバランス取れてたと思います。

それに属性指定のサーチカードが条件なしというのもおかしな話だと思いません?
個人的にはドローよりサーチの方が好きなもの持ってこれるから強いと思ってます。
何よりドロー爆雷やオブストラクトに引っかかりませんし。

バディファイトはワールドシステムという区分で分かれているのだから、それを意識してエンシェントやマジックみたいに汎用カードをそれぞれのワールドに充実させてほしいなって思うッス。

小説のオリカフラッグでもそれぞれの汎用カードは作っとこうかなと思う今日この頃ッス。
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