バディファイト@サイバーダイバーズ   作:辻 逆月

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ちょっとナレーの書き方変えてみました。
一人称と三人称どっちが良いか迷ってます。


紅い色の

カロクワ…いや、カロクワに入っている誰かは地面に倒れ伏してため息をつく

 

カロクワ?「はあ……。負けたよ、まさか途中でカロクワの中身が黒川じゃないって気づかれるなんて思わなかった。」

 

蒼「お前が誰かは気になるけど、今は黒川だ。本人はどこにいる。」

 

カロクワ?「…ここに居るよ。」

 

蒼「?」

 

カロクワ?「意識データを奪って記憶を抽出して僕のものにした。残ったものはフォーマットしてポイしといた。つまりさ、黒川だった意識はもうどこにもないけど記憶はここにある。戻る体は一生抜け殻だけど。」

 

蒼「……お、まえ…。人の存在を、奪ったのか……?」

 

カロクワ?「あなたなら怒るよね。存在を奪われることが何より怖いから、他人が存在の証明を奪われるのも余程のことが無いと許容出来ない。」

 

蒼「当然だ…!お前、何したか分かってるのか!」

 

カロクワ?「けど同時に人の存在を奪うやつには容赦しないでしょ。」

 

蒼「?」

 

カロクワ?「黒川はね、気に入らないって理由だけで16人も殺してるんだ。」

 

蒼「は…?」

 

カロクワ?「ソレを知ったらあなたは僕になんて言う?」

 

蒼「……何も。」

 

言えるわけがない。

自分が倉橋長人のアカウントを破壊した時と同じだから。

正確には破壊したのはライナだが、ファイトで勝った自分が倉橋長人の存在を殺したようなものだ。

目の前にいるコイツも同じことをしただけ、何も言えない。

 

カロクワ?「だよね。…目的は果たしたから僕は帰るよ。」

 

引き止める理由も無い、現実のアンダーズに戻ろうか。

 

CODE「待てよ、黒幕。」

 

夜剣「少し話を聞かせてもらおうか」

 

蒼「プラ、CODE?それに夜剣。」

 

かなり不機嫌そうなCODEと夜剣がカロクワ?を呼び止める。

 

カロクワ?「なんだい君達は。僕はもう帰るつもりなんだけど。」

 

CODE「チビの情報を誰があの二人に渡したか、なんでこんな事を起こしたかが気になってた。お前がそれをしたんだろ?」

 

カロクワ?「……へぇ、何でそう思った?」

 

CODE「俺がさっき戦った田沼。意識がウイルスに破壊されたんだが、意識そのものに干渉するウイルスを創るなんて人間業じゃない。ユーザの意識を護る為のプロテクトはここでも特に厳重になってるからな。」

 

夜剣「更にそのプロテクトを突破して、黒川という男の意識から記憶を奪ったという君が現れた。君が黒幕だと思うのは当然だよ。」

 

カロクワ?「なるほどね…。女の子の方はタロットにヒントを貰ったかな?」

 

夜剣「…そうだ。」

 

カロクワ?「全く、直ぐに僕が黒幕だって気づくなんてね…。」

 

CODE「つまりお前が」

 

カロクワ?「そう、黒幕だよ。」

 

グレー「なんであんな事をし…じゃなくてさせたのさ!」

 

グレーの顔がイライラしている。

 

カロクワ?「タロットに占わせたんだよ。コネクト・アルファードを炙り出すにはどうすればいいか。その結果さ」

 

夜剣「…!」

 

グレー「は?」

 

蒼「アルを…?」

 

CODE「蒼がさっき使ったモンスターだな、それがどうした。」

 

カロクワ?「アイツが居た事で確認できたんだよ、蒼と名乗るあなたが誰か。」

 

蒼「お前、自分が誰か知ってるのか!?」

 

カロクワ?「うん、今は教えないけど。」

 

CODE「教えないけどじゃねえよ、蒼のこと知ってるなら洗いざらい吐いてもらうぞ」

 

カロクワ?「残念、僕はもう帰るよ。流石に疲れた。」

 

CODE「あちょい待て!」

 

CODEがカロクワ?を止めようとするがもうアバターの中から「ソイツ」は抜け出していた。

カロクワのアバターが倒れると同時に消えさる。

 

蒼「…誰なんだよお前は、……自分は。」

 

 

 

 

 

 

プラグ「…、クソ、完敗だ!よりによって俺らがここを襲うこともアレの思い通りだったなんて、胸糞悪いぜ…。」

 

夜剣「アレは…結局何だったんだ…。」

 

蒼「……。」

 

アレが去った後に残された三人の表情は暗かった。

プラグに至っては怒りが滲んでいる。

そこにドラッへがやってくる。

 

ドラッへ「……蒼、何でここにいる。それに夜剣もだ。」

 

蒼「……病院抜け出してきた。」

 

ドラッへ「……お前、ライナが言っていたんだぞ…!お前の体は見た目だけ治ったように見えているだけで、実際には体中ボロボロなんだと!なんで治療を優先しない!」

 

ライナ『ごめん、お兄ちゃん。私が手引きしたの。』

 

ドラッへ「ライナ…?」

 

現れたモニターから聞こえたライナの声に辰馬は驚く。

 

ライナ『グレーに頼まれて病院に行ったら思ったより元気そうだったから問題ないと思って。』

 

蒼「そうなんだよ、自分の体はもうスッカリ完治してイギャアアアアア!!?」

 

蒼の足にドラッへのローキックが炸裂し、蒼の 素早さが 下がった。

 

ドラッへ「…以前同じことをした所でこんな悲鳴は上げなかったぞ。」

 

蒼「……悪かった。」

 

ドラッへ「早く病院に戻れ、それで今回のバカやったことは見なかったことにする。」

 

蒼「……ああ。ライナ、自分を戻してくれないか?普通のログインじゃないからそのままログアウト出来ないんだ。ポータルも近くに無いし。」

 

ライナ『分かっ

 

ライナの、「た」が聞こえるか否かという時に、クラバーテントが音を立てて崩壊する。

 

プラグ「なんだ!?」

 

夜剣「誰か居るよ!」

 

夜剣が指を指した先には響とパンクな格好をした黒い男が立っている。

 

玲時「ヒビキさん!」

 

蒼の居る位置から少し離れた場所に居た玲時が叫ぶ。

目線は恐らく響達の先を見ている。

紅い鎧が歩いて蒼達の場所に向かっている。

 

?「見つけたぜ、アルファード!!」

 

蒼「!?」




今回はここで終わりッス。
次回のネタバレ、サイバーダイバーズの物語で初めてオリジナルルールのカードが登場します。
物語の中核をなすデッキですので要チェックッス。
というわけで感想&活動報告お待ちしてます

あと、前回書きそびれたカードの情報追加しときます。

以下の情報が追加されました。

フェイクアクセスポイント
サイバーワールド
属性、サイバールーター
魔法
■相手のターンの攻撃中に使える。
■「対抗」攻撃しているモンスター全ての攻撃対象を相手の場のバトル中でないモンスター1体に変更する。
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