懐かしい感じがしながら書きました。
ティーチング・バディファイト
蒼「え、それ本当か?」
再入院から数日。やることが無くなった蒼は自分の中に居るコネクト・アルファードと茶を飲み菓子を食べ、談笑していた。
だが、アルファードから突然、とんでも無いことを暴露され蒼は困惑していた。
アル「本当だ、あの時は君の意思を妨げると思って言わなかったが、私はコネクト・アルファード本人ではない。記憶データのかけらが集まったイレギュラー。だ」
蒼「じゃあ、本人は今…って分からないよな。」
アル「ああ…私自身。何かから君を取り出してこの体に避難させた記憶が残っているのに、何かとは何か、その後なぜこの体から意識を出してしまったのか。その辺りの記憶がどこで起こったことなのかも含めてわからない。」
蒼「謎が増えちまったかー…。というか、お前も記憶喪失みたいなものだったんだな。」
蒼は衝撃のカミングアウトの割に収穫の少なさと増える謎を嘆く。
そして茶をすする。
アル「あまり役に立てずすまない。だが、記憶の手がかりになるかもしれない物はある。」
蒼「え、本当か!?」
アル「記憶の一部に、その何かと私達サイバーナイツが戦った記憶があるのだが、戦いの後にあるサイバーナイツとの話に救出というワードが含まれていた。」
蒼「コネクト・アルファードはグレーやデリータ・ロード以外の誰かに自分を助けることを伝えていたってことか。誰なんだ、そのサイバーナイツは。」
アル「名は、プロセス・オーバー・ゼロタイム。あらゆる演算を瞬時に終わらせる、『完璧すぎる電脳騎士』だ。」
ーーアンダーズ
プラグ「今言った通り、ショーケースに並べてみな?」
?「たく…何で俺がこんな。」
辰馬「自分の食い扶持は自分で稼げ。蒼もグレーもそうしてここで生きてきたんだ。」
開店直前の状況で、新しい店員に仕事を教えるプラグとそれを見守る辰馬の姿があった。
辰馬の後ろでは凛とグレーがニュースに目を通している。
さらに凛は時折新しい店員にエールを送っている
グレー「あ、この前噂になってたのクリミナルファイター。逮捕されたみたいだね。しかも民間のファイターが倒したみたい。後、僕がニュースになってる。」
辰馬「やはり通常エリアからもグレーは見えていたか、犯罪の方はファイト映像残ってたら後で見せてくれ。概要も今音読してほしい。」
グレー「オッケー、クリミナルファイターはドラゴンワールド、民間のはスタードラゴンワールド。サイズ1で爆撃アーミーの
凛「緋(アカ)ー、頑張るにゃー。」
緋「だからー!俺の名前はデリータ・ロぐえ!?」
新しい店員の名前は緋、本来の名前は
先日、又木が連れて来た彼はスーツを着ていることでより柄の悪さが目立っていた。
アンダーズの監視任務を命じられていた彼を何もさせず置いておくとアンダーズが不良の居座る店という印象を周りに与えかねない、店員として労働力になってもらったほうが良いということになり、人間の姿で雇うことになった。
そして人間としての名前、「緋」(読み仮名:アカ。ライナ命名)が与えられ今、プラグに首を絞められた。
プラグ「おい…絶対に自分の正体明かすなよ。グレーはどうにか地球への来訪記録偽造して蒼のバディに無理矢理登録させた。チビは怪我してたから『トラブルで地球に流れ着いて、しかも帰れないモンスター』って説明してどうにか地球滞在も認められてる、だが人間が直接対応する類の記録は短期間に何度も偽造できないんだ。しかもサイバーワールドは一般には未知の…。」
緋「だー!分かったっつーの!」
プラグ「本当かー…?」
緋「……面倒起こしたら聖上の任務も果たせなくなるからな。」
緋は苦虫をかみ潰したような顔をしながらも従う意志は見せている。
グレー「けど、何であの方が監視任務にロ…緋を選んだの?他に適任なサイバーナイツは居るんじゃないの?」
ニュースを見終わったグレーは緋に目を向け、ジト目で質問する。
グレー自身、緋には来てもらいたくなかったようだ。
緋「適任というより仕事がサイバーワールドの敵を破壊することである俺が一番仕事してなかったからだろ。今は人手が足りないからな。」
グレー「え…、モーターは?彼なら物をいくらでも作れるよね、大抵の仕事なら彼とプロセス・オーバー・ゼロタイムに任せておけば他にも人材は…。」
緋「……お前は知らないんだったな。1ヶ月前、マテリアル・プロモーターは意識不明の重体で発見されて意識を取り戻したがまだ療養中だ。プロセス・オーバー・ゼロタイムに至っては、つい最近まで俺も気づかなかったがどこにも居なかったんだよ。」
グレー「はぁ!?」
辰馬「昨日聞いたサイバーナイツって奴らか、なんでそんなことになってる。」
緋「知るか。モーターならともかくゼロについては何も分からずじまいだ。」
グレー「僕が騎士団を抜けてた間にそんなことが…。犯人は?」
緋「悪いが聖上に口止めされてる、サイバーワールド以外じゃ言えねえよ。」
グレー「…。ごめん、ちょっと行くとこができた。僕の退勤記録作っといて!」
凛「グレー!?」
辰馬「待て」
グレーは走り出すが、いつの間にか辰馬に頭を掴まれ足が地面を離れていた。
そして右手でグレーを掴む辰馬は左手をポケットに突っ込む。
グレー「痛い痛い!辰馬お願い、モーターの容体を確かめないといけないんだ…!」
辰馬「誰も行くなと言ってない。」
そう言って辰馬はグレーを解放し、グレーは華麗に着地を決めた。
そしてグレーが辰馬の顔を見上げると、野口が優雅に舞い降りてくる。それを反射でキャッチする。
グレー「これは?」
辰馬「走り出すほど大事な友人の見舞いに行くときに、リンゴの一つも持っていかないバカがどこにいる。買ってから行け。」
グレー「あ、ありがとう。」
プラグはタブレットを操作してグレーの退勤記録を作り、それを尻目にグレーは走っていった。
緋「…てめえら、ドランザーに甘すぎだろ。」
プラグ「店員の事情に合わせてある程度の対応をしてやるのが優良店だ、覚えておけよ。」
緋「ほーん……。」
緋は興味なさそうにため息をつくと、ショーケースに持っていたカードを並べる。
――午後4時
緋が又木に連れてこられた日は時間の都合で又木にバディファイトを教える時間が取れなかった。
その為、この時間に急遽初心者講習を開くことになった。
又木とプラグが座る机の周りでは常連達が
又木「悪いな、時間取らせて。」
プラグ「又木さんには仕事を貰ったりしてますし、これぐらいはどうってこと無いッスよ。じゃあ、今回はこのデッキを使いますか。」
プラグが手にしたのは、紙の箱だ。
開けると中にはカードの束が入っている
又木「これは、デッキってやつか。」
プラグ「コイツは、初心者講習用にウチで作った特製デッキです。」
プラグはデッキを一つ開け、又木に渡す。
プラグ「まずはデッキの中にあるフラッグカードと、相棒になるモンスターをプレイマットのココとココに置いてください。」
又木「フラッグはあったが、相棒ってのはどれだ。」
プラグ「詳しい事はデッキ構築の話をするときにでも説明します、このデッキの場合はどんなモンスターでも相棒にして良いようになってるんで、どれか一枚を白い面が上になるように置いてください。」
又木「じゃあ、コイツにするか。」
又木は1枚のカードを机に用意されたプレイマットの右手前。バディゾーンに置き、それを見たプラグも1枚をバディゾーンに置く。
プラグ「次に、こんな風にシャッフルを終えたらデッキの上から6枚を手札、2枚をゲージに置きます。」
又木「どこに置けばいい。」
プラグ「手札は相手に見えないように自分で持っておくんです。んでゲージはここです。」
プラグはゲージ置き場を指し示し、カードを引く。
又木もそれに従い、裏向きでゲージにカードをおく。
プラグ「じゃあ、先攻後攻をじゃんけんで決めますか。」
又木「ん?なんだそりゃ。」
プラグ「ターン制って分かりますか?」
又木「ああ、ババ抜きの時に聞いたな。要は行動するのはどっちが先か決めるのか。」
プラグ「そういうこと、それじゃ。じゃーんけん」
又木「ほい。」
プラグはチョキ、又木はパーだ。
プラグ「勝ったほうが先攻なんで、俺が先攻です。」
又木「じゃあ、始めるか。」
プラグ「じゃあ、バディーファイトの掛け声の後に、オープン・ザ・フラッグって言ってフラッグを裏返してなんていうワールドか宣言してください。」
又木「おう。」
机の周りで見ていた観客達が、プラグの目配せを見てニヤリと笑う。
観客「バディー…!」
又木「お!?」
観客「ファイト!」
プラグ「オープン・ザ・フラッグ!」
又木「お、オープン・ザ・フラッグ」
又木
フラッグ、ドラゴンワールド
バディ、ライジングフレア・ドラゴン
ライフ10 手札6 ゲージ2
プラグ
フラッグ、ドラゴンワールド
バディ、ドラムバンカー・ドラゴン
ライフ10 手札6 ゲージ2
プラグ「じゃあ、俺が先攻なんでこっちから動きます。まずファイターはターンが回ってきたらデッキからカードを1枚引きます。これがドローって言います。」
手札6→7 ゲージ2
プラグ「次に手札を1枚ゲージにおいて1枚ドローするチャージ&ドローってのがあります。」
手札7 ゲージ2→3
又木「そのチャージ&ドローってのは何回までできるんだ。」
プラグ「ドローの直後に1回だけ出来ます。ドローは必ずしないといけないんけれど、チャージ&ドローはしないって選択肢もあります。」
又木「なるほどな。」
プラグ「ここまでがスタートフェイズって言う時間で、次はメインフェイズ。基本はメインフェイズ中だけモンスターの召喚と魔法の使用、後アイテムの使用ができます。
で、場には見ての通りセンター、ライト、レフトの3つのエリアがあってここに仲間となるモンスターを出すんです。
俺は、センターにエクストリームソード・ドラゴンをコール。」
手札7→6 ゲージ3
エクストリームソード・ドラゴン
サイズ2 攻撃力5000 防御力4000 打撃力3
プラグ「こんな風にモンスターを場に出す際は、サイズに注意にする必要があるんです。」
又木「このサイズ2ってやつか。」
プラグ「はい、サイズは合計で3までしか出せないようになってます。で、俺はプレイドウイング・ドラゴンをライトにコールします。」
手札6→5 ゲージ3
ブレイドウイング・ドラゴン
サイズ1 攻撃力2000 防御力2000 打撃力2
「移動」
ーーアタックフェイズ
プラグ「これで、俺はやりたいことを全て終わらせたので、メインフェイズは終了。次はアタックフェイズです。このタイミングでは俺が又木さんに攻撃を仕掛ける番なんでエクストリームソードで又木さんを直接攻撃します。」
プラグはエクストリームソードのカードを90度回転させる。
又木はそれを見てうなずく。
又木「それが攻撃したって合図か。」
プラグ「そうなります。この状態をレストって言ってレストしているモンスターはもう攻撃できません。話を戻しますけどファイター、つまり又木さんへの攻撃はこのカードの白い数字。打撃力で計算します。」
又木「そいつの打撃力は3。…俺のライフって書かれたのが置いてあるんだが、これから3つ数字を減らせばいいんだな。」ライフ10→7
プラグ「はい、こうやってモンスターやアイテムを自分の場に出して、相手に攻撃を仕掛けて相手の10あるライフを0にしたほうが勝つんです。そして、俺は今回モンスターをセンターに置きましたが、センターにモンスターが居るときは相手からの攻撃を俺自身は受けないんです。」
又木「センターが邪魔だからこじ開けろってことか。」
プラグ「流石、飲み込みが早い。次にファイナルフェイズっていう必殺技カードを使うタイミングがあるんですが、俺はこれでターン終了。次は又木さんのターンです」
又木「おう。まずはドロー、でチャージ&ドローだったな。」
手札6→7 ゲージ2→3
又木「これがアイテムってやつか。竜剣ドラゴブリーチってのを使うぞ。」
又木はアイテムを使うと言ったが、どうすれば良いか分かっていない。
プラグ「やべ、説明出来てなかった。アイテムはここ、フラッグの上に置くんです。それと、ドラゴブリーチは使う為にコストってのがかかるんです。ここを見てください。」
プラグが示したのはドラゴブリーチに書かれた【装備コスト】の部分。
■【装備コスト】ゲージ1を払い、ライフ1を払う。
プラグ「こんな風にコストが書かれてるカードは使うときに指定された対価を払わないと使えないんです。
今回は、又木さんのゲージを1枚ドロップゾーン、デッキの前の部分に置いて、ライフを1つ減らせば装備できるようになります。」
又木「なるほどな、改めて装備だ。」ライフ7→6
手札7→6 ゲージ3→2
竜剣 ドラゴブリーチ
アイテム 攻撃力5000 打撃力3
又木「じゃあセンター……。…プラグ」
プラグ「どうしました?」
又木は何かに違和感を感じて手を止める。
又木「センターにモンスターが居たら相手に攻撃されないみたいだが、俺のセンターにモンスターが居たら俺が武器で攻撃する時邪魔じゃないか?」
プラグ「おお…よく気づきましたね。自分のセンターにモンスターが居る時は攻撃されない代わりにアイテムで攻撃できないってルールがあります。」
又木「やっぱりか。ならライトにサウザンドレイピア・ドラゴンをコール、だな。」
手札6→5 ゲージ2
サウザンドレイピア・ドラゴン
サイズ1 攻撃力5000 防御力1000 打撃力2
又木「レフトにガストチャージング・ドラゴンをコールだ。」
手札5→4 ゲージ2
ガストチャージング・ドラゴン
サイズ2 攻撃力6000 防御力3000 打撃力3
又木「……。ドラゴンフレイムを使用する。攻撃力5000以下のモンスター、お前のセンターに居るエクストリームソード・ドラゴンを破壊だ。で、破壊ってのはなんだ。」
手札4→3 ゲージ2
プラグ「結果だけ言えば、ドロップゾーンに置かれるって事です。攻撃されてもカードは破壊されてドロップゾーンに置かれますよ。」
プラグのセンターがガラ空きとなった。
――アタックフェイズ
又木「じゃあ、コイツらで」
プラグ「おっと、ブレイドウイング・ドラゴンの移動を使います。」
プラグはライトに居たブレイドウイング・ドラゴンのカードをセンターに置いた。
又木「何…?」
プラグ「モンスターの中には能力を持ってるやつがいまして、移動はアタックフェイズの開始時にモンスターエリア、つまりライトレフトセンターを移動出来る能力なんです。」
又木「なるほどな。ならサウザンドレイピア・ドラゴンでブレイドウイング・ドラゴンを攻撃だ。…で、倒せるのか?」
プラグ「カードの左側にある数字、この打撃力を挟んだ数字をそれぞれ見てください。上の赤い方が攻撃力で下の青い方が防御力。攻撃した側は攻撃力で、攻撃されている側は防御力で計算するんですが、要は攻撃力が防御力以上なら攻撃された側が破壊されます。反撃っていう能力が無い限りは攻撃する側にデメリットはありません。」
ブレイドウイングが破壊され、ドロップに置かれた。
又木「数字が同じでも相手だけが破壊されるって訳か、ガストチャージング・ドラゴンでプラグを攻撃。」
プラグ「受けます。」ライフ10→7
又木「ドラゴブリーチで攻撃だ。」
プラグ「……、キャスト!ドラゴンシールド 緑竜の盾!」ライフ7→8
又木「何?」
プラグ「対抗能力がついたカードはメインフェイズじゃなくても能力が使えたりするんですよ。これは相手の攻撃を無効化するカードです。……というか又木さん。必殺技の使い方に気づいてました?」
又木「バレたか。ファイナルフェイズってタイミングに使えるんだろ。」
観客「けど、ゲージが無いでしょ?」
観客の少年が指摘する。
だが、他の観客の何人かはあるカードの存在が頭に浮かんでいたのか「あれか」「あれだな」と口々に言う。
又木「このドラゴニック・チャージってカードで足りるんじゃないか?」
観客「あ!」
プラグ「やっぱりか…油断ならないな。というか、対抗の意味も分かってましたね?」
又木「とりあえず、ターン終了だな。」
又木はしたり顔でターンを返す。
プラグ「こっちの予想を軽々超えてくるな…。ドロー、チャージ&ドロー。センターにドラムバンカー・ドラゴンをバディコール」ライフ8→9
手札5→6→5 ゲージ3→4→3
ドラムバンカー・ドラゴン
サイズ2 攻撃力5000 防御力5000 打撃力3
ソウルガード
ソウル1
プラグはデッキの上のカードを1枚ドラムバンカーの下に置き、ライフを1つ増やす。
又木「ライフが増えたのは何だ?あと、コストに書いてるソウルってのと入れたカードは何だ」
プラグ「ファイトの最初に決めたバディモンスターをコールする時、バディコールを宣言してするとファイト中1回だけライフが増えるんです。ソウルっていうのは場のカードの下にカードが入った時それをソウルって呼ぶんです。さらにドラムバンカーはソウルガードって言って破壊を含む場から離れる状況でソウルを身代わりにできる能力があるんです」
又木「なるほどな。次のターンでそいつを2回倒さないとプラグには攻撃が通らない訳か。」
プラグ「そういうことです、ライトにブーメラン・ドラゴンをコール。レフトにサウザンドレイピア・ドラゴンをコール。」
手札5→3 ゲージ3
ブーメラン・ドラゴン
サイズ0 攻撃力2000 防御力2000 打撃力1
サウザンドレイピア・ドラゴン
サイズ1 攻撃力5000 防御力1000 打撃力2
――アタックフェイズ
プラグ「又木さんのライフは6、コイツらは打撃力が全部で6、手札の分からないカードは1枚だけ…。ここから逆転できますか?」
又木「分かるわけないだろ。」
プラグ「ですよね、…まあ、せっかくなんで連携攻撃について説明しておきます。ブーメラン・ドラゴンとサウザンドレイピア・ドラゴンで又木さんに連携攻撃。」
又木「それはなんだ?」
プラグ「モンスター2体以上で同時に攻撃すれば攻撃力と打撃力を合わせて攻撃出来るんですよ。つまり、今はこの2体で攻撃力7000、打撃力3の攻撃をしてるんです。」
又木「なるほどな。なら受ける」ライフ6→3
プラグ「ブーメランは能力で手札に戻る。ドラムバンカー・ドラゴンで又木さんに攻撃。」
手札3→4 ゲージ3
プラグは又木の目をチラっと見て、ヤレヤレとため息をつく。。
又木「ドラゴンシールド青竜の盾だ、攻撃を無効にしてデッキから1枚ゲージに置くんだよな。」
手札3→2 ゲージ2→3
プラグ「やっぱりか。ターン終了です。」
又木「ドロー。……チャージ&ドロー。ドラゴニック・チャージでゲージを増やす。……プラグ、モンスターがいる所にモンスターは出せるか?」
手札2→3→2 ゲージ3→4→6
プラグ「出来ますよ。元々いたモンスターはドロップ行きでサイズが3を超えてたら別のモンスターも消えますが。…というか、それを使ったってことは必殺技は送っちゃいましたか。」
又木「ああ、だからここからは綱渡りになる。もう一度必殺技カードを引かなきゃ勝てねえだろうからな。レフトにバディコール。ライジングフレア・ドラゴン。」ライフ34
手札2→1 ゲージ6→4
ライジングフレア・ドラゴン
攻撃力5000 防御力4000 打撃力2
場にバディと同じカードが置かれ、レフトに居たガストチャージングがドロップに置かれる。
又木「コイツは確か、場に出たらサイズ2以下を破壊だったな。センターのドラムバンカー・ドラゴンを破壊だ。」
プラグ「なら、ソウルガードです。」
ドラムバンカー・ドラゴン
ソウル1→0
又木「んで、ドラゴニック・グリモだ。手札を全部捨てて手札を3枚増やす。」
手札1→0→3 ゲージ4
プラグ「それ引いてたかー…。」
又木「…。」
――アタックフェイズ。
又木「サウザンドレイピア・ドラゴンでドラムバンカー・ドラゴンを攻撃だ。」
プラグ「受けますよ。これでセンターは空きました。」
又木「ドラゴブリーチで、プラグを攻撃だ。」
プラグ「6です。」ライフ9→6
又木「ライジングフレア・ドラゴンでプラグに攻撃だ。」
プラグ「受けます。これで終わりかー…。」ライフ6→4
又木「ファイナルフェイズってやつはだいたい分かった。ガルガンチュア・パニッシャーだ。」
手札3→2 ゲージ4→0
プラグ「負けました。」ライフ4→0
観客A「おおー!」
観客B「又木さん強いじゃん!」
観客K「けど、プラグが3体で連携してたらドラゴニック・グリモが使えなかったよね。そこは分かってたはずだよね。」
プラグ「ああ、けど見たかっただろ?又木さんのプレイイング。と言っても、実はグリモ入れてたことすっかり忘れてたんだ。」
プラグの告白に笑いが起こる。
プラグ自身が組んだであろうデッキで入れたカードを忘れていたとは誰も思っていなかったのだ。
プラグ「どうでしたか、又木さん。」
又木「悪くねぇな、バディファイトってのは。」
プラグ「でしょう?」
又木「少し前に言ってたスタートデッキって奴を買いたい。3種類ほど見繕ってくれねぇか?」
プラグ「ありがとうございます!どれが良いかなー…。」
プラグはカウンターの方に引っ込んだ。
そのタイミングを見計らって、観客達は又木にファイトを挑む。
又木もそれを受けて暫くの間、バディファイトを楽しんだ。
その後、テーブルに戻ったプラグは又木に話しかけるタイミングを完全に見失ったのであった。
今回はここまでです。
バディファイトって最初期はこんな感じだったよなぁって思い出しました…。
次のファイトからはいつもの調子に戻りますが。
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