バディファイト@サイバーダイバーズ   作:辻 逆月

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新年明けましておめでとうございます。


今回出てくるサイバーナイツのセリフ考えるのに時間かかって投稿遅れてしまいました。


サイバーワールドにて

――サイバーワールド

 

データで荒野や草原が構築され、小説に出るような未来都市すら存在する電脳世界、サイバーワールド。

そのサイバーワールドに一匹のドラゴンが侵入した。

友人の現状を聞いたグレーだ。

そして、グレーが急いで向かった場所は世界樹ユグド・ラジールの根元。

そこに建てられた、サイバーナイツの本拠地たる巨大な宮殿だった。

 

――電脳宮殿オメガパレス

 

 

グレー「はぁ、はぁ…。コーダ!」

 

コーダ「ん?ドランザー!どうしてここにいるんだい、もう戻らないって言っていたはず。」

 

グレーの存在に気づいたのは、騎馬型のモンスター。大きく真っ赤な弓を持ち、体は所々が凍っている。

コーダと呼ばれたそのモンスターは

 

グレー「ロードに聞いた…!モーターは!?」

 

コーダ「そういう事か。マテリアル・プロモーターは今医務室でリハビリをしているよ。それよりコネク。」

 

グレー「ごめん、それ本人じゃない!」

 

コーダ「え、どういうこと!?ちょっと待っ!」

 

 

 

 

 

グレー「モーター!」

 

マテリアル・プロモーター「ん?」

 

 

 

マテリアル・プロモーター「ドランザー?どうしてここに。」

 

グレー「ロードに聞いて、お見舞いに来た、はい。」

 

グレーは首から下げていた電脳カバンからリンゴを取りだし、マテリアル・プロモーターに手渡す。    

 

マテリアル・プロモーター「これは…電脳外の物質がデータ、いや半電脳体と化している…?ドランザー、これはいったい。」

 

グレー「電脳世界の外に、仲間ができたんだ。その中の一人が作ってくれたこの鞄ならこうして外の物を中に持ち込めるんだって。」

 

マテリアル・プロモーター「ほう……興味深い…。このような方法で電脳に外のマテリアルを持ち込むとは…。」

 

グレー「それお見舞いの品だから後で食べてね。…それで、君は誰にやられたの。サイバーワールド以外では口止めって余程の奴なの?」

 

驚いた表情でグレーを見つめ、マテリアル・プロモーターは頭を掻く。

少しの間考え込み、話し始める。

 

マテリアル・プロモーター「……そこまでロードは喋っていたのか。実はな…、プログラム・ボスに襲われたのだ。彼の配下と、ワールド・プランナーも一緒にいた。」

 

グレー「………は?」

 

グレーにとって、その名前は予想外だった。

なぜならその名前は、サイバーナイツの名前だからだ。

更に言えば、ワールド・プランナーはある事情で8年も前に自室に引きこもっていたはずだ。

 

グレー「なんで…、なんで二人が。ワールド・プランナーに至っては引きこもってたんじゃ。」

 

マテリアル・プロモーター「それは分からない。…だが、君も聞いたことがあるはずだ。彼らが始まりの御方に不満を抱いていると。」

 

グレー「……。」

 

始まりの御方、ユグド・ラジールのことだ。

 

マテリアル・プロモーター「某も、彼らの行動に理由があったことはわかる。だが、プログラム・ボスは某を攻撃した。それが事実としてある。それに、8年前に篭ったワールド・プランナーが今になって外で活動しているということは、今回の行動は彼の立案した計画であり、この世界に仇をなす計画である可能性も高い。」

 

グレー「…仲間同士で、戦争になるってこと?」

 

マテリアル・プロモーター「可能性としてはある。だが、できれば穏便に済ませたいな。」

 

グレー「…けど、ワールド・プランナーは実行したんでしょ、だったら必ず次の動きを見せるよ。今彼らがどこかは分かる?」

 

マテリアル・プロモーター「…分からぬ。そもそもサイバーワールドで彼らの存在が捕捉できないのだ。」

 

グレー「それって、まさか。」

 

 

 

 

 

 

――病院

 

蒼「じゃあ、ファイナルフェイズでサイバールート乱舞だ。」

 

患者の少年「あー、負けた…。」

 

蒼は自分がいた病室とは別の病室の患者の少年とバディファイトを楽しんでいる。

院長は別件で居ない。

 

蒼「その時空王の剣ってアイテム、見たことないカードだな。どこで手に入れたんだ?」

 

患者の少年「預言者っていうおじさんに貰った。」

 

蒼「おじさん?」

 

少年がカードに手をかざすと、カードは剣として実体化する。剣に装飾は少なく、未来の剣という説明がしっくりくるスマートなデザインだ。

 

蒼「かっこいいな。けど、何で預言者?はその剣を渡したんだ?」

 

患者の少年「うん、べつじげん?の俺…がすべてのじげんのかんしする王様になってるんだって。俺にもそうなってほしいって。」 

 

蒼「別次元…?」

 

患者の少年「俺、産まれた時から王様になりたかったんだ。だから、それを聞いたときに嬉しかった。俺、王様になれるんだって。」

 

蒼「王様ねぇ……。じゃあ、どんな王様になりたいんだ?」

 

患者の少年「どんな、王様?もちろん、すごい王様だよ。」

 

蒼「あー、そう言うのじゃなくて王様になりたいって一言で言っても、色んな王様が居るだろ?自分の国の国民に酷い事をして、自分はヌクヌクと暮らす王様。逆に他の人を活かして皆と一緒に笑えるようにする王様。2つ目の王様にもいろんな奴がいるんだが、どんな王になりたいんだ?」

 

蒼は記憶喪失なので、本来現実の王のことはよく知らない。

全てはバイト達がアンダーズに持ち込んだ異世界転生小説の知識である。

そして、「映画ボラえもん ごぼう太様の世界支配〜ひれ伏せ下民ども〜」も影響している。

 

患者の少年「俺が……どうなりたいのか。」

 

蒼「まあ、今すぐ結論出さなくても、その内自分なりの答えが出せるだろ。その時にでも聞かせてくれ。」

 

患者の少年「うん、分かった!」

 

?「あー!もうバディファイトしてる!」

 

少年が頷いた直後、病室の外から大きな声が響く。

少年は声の主である焦げ茶色のロングヘアーが特徴的なアホ毛の少女を見て笑顔を浮かべる。

 

少年「まお!来てくれたんだ。」

 

まお「ソラとファイトしたかったんだもん。あなたは?」

 

蒼「蒼だ。病室が隣なんだが、隣は自分以外に居ないから遊び相手を探してたんだ。」

 

まお「そうなんだ!わたしまお。だいまおうになるんだよ!」

 

蒼「お、おう。王様多いな。」

 

ソラ「まだまおは姫様でしょ。王様には俺が先になるよ。」

 

まお「だからそう言ってるのはわたしのバディの部下たちだよ!それにわたしが先に大王様になるんだし!」

 

蒼「どちらが先にとかじゃないと思うぞー。」

 

ソラ「あ、…確かにそうかも。」

 

まお「?」

 

蒼「このままだと言い合いになりそうだし、バディファイトでもして落ち着け。」

 

まお「落ち着いてるもん!んー、けどやる!」

 

蒼はこの2人とのバディファイトを、医者に呼び戻されるまで楽しんだ。

だが、2日後。入院していた少年ソラは退院してしばらく2人とは会えないこととなった。

 

――蒼退院まで、大体55日




今回はここまで、感想と活動報告お待ちしてます。


以下の情報が更新されました。

大王 まお
年齢、9
性別、女
■絆ヶ丘学園初等部4年。
■バディには「いずれ自身に匹敵しうる大器」として見出された大王候補の少女。
■同じ王になるという目的を持つ少年、ソラといがみ合ったりすることが多いが、基本的に仲良し。
■使用ワールドはエンシェントワールドとダンジョンワールドで、バディは武神大王 デュエルブリンガー
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