バディファイト@サイバーダイバーズ   作:辻 逆月

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お久しぶりのダイバーズ投稿です!
今回は、実はお店の立地的にファイトシステムを利用しづらいアンダーズの初、システムを利用した大会です。
炎斬初登場時もそうでしたが、基本アンダーズはアナログで大会開いてる設定になります。


アンダーズのファイト大会

  

 

響「へー。又木さんもバディファイト始めたんすか。でも、何でいきなり。」

 

プラグ「多分、バーサークソーに攻撃された時ファイターだったらロックオンで止められたから、うお…。とか、じゃないか?」

 

二人の他愛のない会話は、外から響く大勢の人の歓声にかき消されそうになる。

驚いた響は目を瞬かせ、机に座るチビもゴロンと倒れた。

 

響「なんかあったんすかね。」

 

プラグ「ウチは今日外でジュニア大会なんだよ。大会の名簿と対戦表、このタブレットに入れたから持って行け。」

 

響「え、外で大会って邪魔になるんじゃないすか?」

 

タブレットを持たされた響は、少し前に6人のファイターが外でファイトをしたという話を思い出しながら疑問を呈する。

その時は少しだけ交通に不便があったらしい。

 

プラグ「辰馬のやつ、俺達に秘密で、モガミの中でやる大会だってバディポリスに申請出してたらしい。」

 

響「モガミの中でってことは、空で大会やるんすか。」

 

プラグ「ああ、安全確保の為にモガミの中でのファイトを実際にバディポリスにしてもらったり色々とやってたそうだ。この前蒼がやられた前の日も、夜にその件でバディポリスに行って朝帰りだったから寝てたんだ。」

 

響「まさか店長がそんなこと。」

 

プラグ「カードショップはファイティングステージみたいな目玉が無いと売り上げがそこそこで止まるからな。ステージ作るスペースが無いウチが元気にやっていく方法としては上手い方法だ。宣伝にもなるしな。」

 

響「へぇ。けど、なんで夜に行ってたんすか?夜だったらあんまりバディポリスが居ないんじゃ。」

 

プラグ「あー、それはアレだ。夏休みは日中バディポリスが忙しいから、夜に行くって予め言ってたんだ。」

 

響「あ、そういうことすか。」

 

プラグ「それより早くタブレット持っていってやれ。大会始まらないぞ。」

 

響「しまった、行ってきまーす!」

 

スコアデータの入ったタブレットを受け取った響は外に向かい、その後ろを近くの椅子に座って居たチビがついていく。

 

プラグ「……。」

 

 

 

 

 

 

 

響「おー、本当にモガミが居る。」

 

空に浮くモガミの下にはモガミ艦橋でのファイトを中継するモニターが浮かび、大勢の観客がモニターを見ている。

そして近くのビルの屋上では、数名のバディポリスと銀子が警備をしている。

モニターにはモガミの中でファイトの準備をする子供達の姿が映っている。

 

辰馬「響か、詳細はプラグから聞いているな?」

 

響「モガミの中で大会っすよね。はいタブレット。」

 

辰馬「ああ、もうすぐ1回戦だ。お前も見ていくといい。」

 

響「はい。あ、けど店は。」

 

辰馬「周りの連中は大会で盛り上がってる。店の中に入るやつは少ないだろう。」

 

響「それもそうっすね。けど、よく許可出たっすね。お客さんが道路に出たら危ないーとか言われそうじゃないすか。」

 

辰馬「バディポリスの上が何考えて許可を出したのか、俺にも分からん。」

 

そういうと辰馬は両足を曲げ、次の瞬間空へとぶっ飛びモガミに突っ込む。

モニターに辰馬が映り、その手にはマイクが握られている。

 

辰馬「これより、小学生以下限定あそバディカップアンダーズエディションを開催する!」

 

観客は歓声を上げ、1回戦のファイターがモガミ艦橋で相対する。

 

辰馬「一回戦の対戦カードは、ファイターネーム、ケンとファイターネーム、ダイチ!前に出ろ。」

 

二人のファイターが向かい合って艦橋のステージに立ち、ファイトの準備をする。

 

ケン「進めば間合い、引いても罠。身動き一つさせないよ。ルミナイズ、秘剣の間合い。」

 

ダイチ「ギラギラ熱い大冒険!俺達が最強だ!ルミナイズ、最強冒険団!」

 

辰馬「あそバディカップ一回戦を開始する!

 

観客は待っていたとばかりに歓声を挙げ、辰馬がコールを始める。

 

辰馬「バディ〜!」

 

観客『ファイト!!』

 

ケン&ダイチ『オープン・ザ・フラッグ!!』

 

ケン「カタナワールド!」

 

ケン

カタナワールド

絶命忍者 飛燕

ライフ10 手札6 ゲージ2

 

 

ダイチ「ダンジョンワールド!」

 

ダイチ

ダンジョンワールド

轟雷の勇者 牙王

ライフ10 手札6 ゲージ2

 

ダイチ「ケン、今日こそお前を倒すぜ!ドロー!チャージ&ドロー!」

手札6→7 ゲージ2→3

 

ダイチ「ダブル装備!オーダーガードとオーダーエッジ!」ライフ10→9

手札7→5 ゲージ3→2

 

栄光の盾 オーダーガード

アイテム 防御力5000 打撃力0

 

栄光の剣 オーダーエッジ

アイテム 攻撃力3000 打撃力2

 

ダイチ「オーダーエッジは攻撃力が10000になって攻撃が無効化されない!」

 

 

ーーアタックフェイズ

 

 

ダイチ「オーダー、エッジ!!」

 

ケン「うっ。」ライフ10→8

 

ダイチ「次のターンで仕留めてやる!ターン終了!」

 

 

 

ケン「ボクには、もう君を倒す算段が立ってるよ!ドロー、チャージ&ドロー。」

手札6→7 ゲージ2→3

 

ケン「レフトにコール、忍ドッグ!能力で2枚の忍ドッグを手札に。」

手札7→6→8

 

忍ドッグ

サイズ1攻撃力6000 防御力1000 打撃力1

 

ケン「ライトにバディコール!絶命忍者 飛燕!」ライフ8→6→7

手札8→7 ゲージ3

 

絶命忍者 飛燕

サイズ2 攻撃力6000 防御力1000 打撃力2

「2回攻撃」

 

飛燕「ニンジャ…!」

 

ケン「装備、秘剣 絶命丸。」

手札7→5 ゲージ3

 

秘剣 絶命丸

アイテム 攻撃力2000 打撃力2

 

 

ーーアタックフェイズ

 

 

ケン「行くよ僕と飛燕で連携攻撃!」

 

ダイチ「うっ、オーダーガードの能力で1軽減だ。」ライフ9→6

 

ケン「飛燕2回攻撃は忍ドッグと連携!」

 

ダイチ「うっ。」ライフ6→4

 

ケン「ファイナルフェイズ!絶命忍者…!」

 

  

 

ケン「飛燕。」

 

  

 

ケン「逆天!」

 

 

ケン「手札全てがゲージとなり、デッキにある絶命陣を好きなだけ使える!更に絶命丸の能力で必殺技の使用にかかるゲージは1減る。絶命陣2枚と超・絶命陣3枚を発動!」

手札5→0 ゲージ3→8

 

IMPACT STANDBY

CHANGE LEG SWORD

 

ケンが手に持つ刀がシステムボイスを流すと同時にケンの足に装着される。

 

秘剣 絶命陣 ソウル1

秘剣 絶命陣 ソウル1

超・絶命陣 ソウル1

超・絶命陣 ソウル1

超・絶命陣 ソウル1

 

 

ケン「ターン終了。」

 

 

ダイチ「行くぜ!ドロー、チャージ&ドロー!ミッションカード“パーティ結成!”を。」

手札5→4 ゲージ2

 

ケン「させないよ。相手が魔法を使った時に秘剣 星砕き!魔法を無効にし、ダメージ3だ!」

手札0 ゲージ8→6

 

 

ダイチ「うが!?けど、ダメージは抑えてる!まだいけるぜ。」ダメージ4→2

 

ダイチ「ミッションカード “冒険者ギルド 相棒アカデミー”を設置して、レフトに影断の騎士 レオニードをコール!」

手札4→3 ゲージ2→1

 

影断の騎士 レオニード

サイズ2 攻撃力5000 防御力2000 打撃力2

 

ダイチ「んで、ライトに轟雷の勇者 牙王をバディコール!」ライフ2→3

手札3→2 ゲージ1

 

轟雷の勇者 牙王

サイズ1 攻撃力3000 防御力1000 打撃力2

 

ダイチ「牙王の能力でレオニードは打撃力+1!これでアタックフェイズだ!」

 

影断の騎士 レオニード

サイズ2 攻撃力5000 防御力2000 打撃力2→3

 

 

ーーアタックフェイズ

 

 

ダイチ「行くぜ!オーダーエッジとレオニードで連携攻撃!レオニードは貫通と2回攻撃を得る!お前お得意の流星は受けても問題ねえ!アイテムは破壊はできないし、ダメージもオーダーガードで2にできる!」

 

ケン「僕はいつも流星で君に勝ってたから警戒してたんだね。いいファイト運びだった。…けど。」

 

ダイチとレオニードの連携攻撃がケンにあたる寸前で動きを止められ、ケンはそっぽを向いて足の絶命丸についた3つのボタンを押し、エネルギーをチャージする。

 

ダイチ「なんだ!?」

 

ケン「この状況で勝利を呼び込めるカードはある。君が連携攻撃したからね。」

 

ONE

 

ダイチ「なんだよ、そんなカードがあるのか!けど、秘剣カードはダメージ3与える必殺技のはずじゃ。」

 

ケン「ダメージ5。それが今回僕が発動するカードが君に与えるダメージだ。」

 

TWO

 

ダイチ「マジか。」

 

ケン「悪いけど、アンダーズで簡単に負けるわけにはいかないんだよ。辰馬さんの前では特に。」

 

THREE

 

ケン「秘剣…綺羅星!!」

 

KIRABOSHI!!

 

ケンの回し蹴りがダイチにヒットし、勝敗が決した。

 

ダイチ「うわおおお!?」ライフ3→0

 

辰馬「ゲームエンド、ウィナーケンだ!」

 

外から歓声が響きわたる。

その後のファイトも大盛り上がりで、アンダーズ初の外でのショップ大会は成功と言える終わりを見せた。

 

響「あー、楽しかったっすね!」

 

チビ「最初の時のキック凄かったねー!」

 

響とチビもかなり楽しんだ。

そんな笑顔あふれる2人の前に、バディポリスの制服を着た人物が話しかける。

盛谷サツキだ。

 

サツキ「やあ。君はアンダーズの店員さんで良かったよね?」

 

チビ「だれー?」

 

響「銃奈ちゃんの時のイケメン。盛谷さんでよかったっすか?俺は南條っす。」

 

サツキ「うん、見回りでたまたま来たんだけど凄い盛り上がりだったね。」

 

響「ですねー。店長がこんなこと企画してたなんてびっくりっすよ。」

 

サツキ「え?店長って、下田店長かい?プラグ君、副店長じゃなくて。」

 

響「え?違うんすか、俺プラグから店長がプラグにも秘密で準備してたって…。」

 

サツキ「…そうなんだね。そうか…少し彼らへの見方を変えないといけないのかもね。」

 

響の話を聞いてサツキの目の色が変わる。

失望の色を含んだ目に響は少し困惑する。

 

響「ど、どうしたんすか?」

 

サツキ「いや、なんでもない。今日はこれで失礼するよ。あ、良ければプラグ君の電話番号を教えてもらえないかな?彼に聞きたいことがあったんだけど、この盛況ぶりじゃあ…。」

 

響「あ、俺もそろそろ戻らないと。」

 

響はサツキにプラグの電話番号を伝えて店に戻り、後に残されたサツキは暗く沈んだ顔をしていた。

サツキのデッキケースからはバディであるモンスター、アポカドラスがSD状態で姿を表し、サツキを心配する様に足元に寄り添う。

 

アポカドラス「サツキ、やはりハッカーは一度の関わりで良い人間だと判断したのは早計だったな。」

 

サツキ「…プラグ君と話をするよ。下田店長とバディポリスに来たことを隠した理由を教えてもらわないと。もしあの時悪事を働いたなら、その時は…」

 

この大会の準備のための手続きに応対したバディポリスは、盛谷サツキその人だったのだ。

そして、サツキの覚えている限り申請の為に来た人物は、辰馬とプラグの二人のはずだ。

 

――蒼退院まで、大体53日




今回はここまで、感想&活動報告お待ちしてます。

以下の情報が更新されました。

ケン
年齢、12歳
性別、男
■本名「足立 剣」アンダーズの常連で大会の優勝候補の一人。
■バディは「絶命忍者 飛燕」。カタナワールドで相手の行動を逆手に取るカウンター戦術を得意とする。


絶命忍者 飛燕
カタナワールド
属性、忍者 秘剣
サイズ2 攻撃力6000 防御力1000 打撃力2
【コールコスト】ライフ2を払う
■君の場の「絶命」と名のつくカードは能力を無効化されず、破壊されない。
■<逆天>(君のファイナルフェイズ中、君の手札1枚以上全てをゲージに置く。)君のデッキの中にある「絶命陣」と名のついたカード1枚以上を【使用コスト】を払って使う。
「2回攻撃」
「構えた瞬間、既に間合い。」

秘剣 絶命丸
カタナワールド
属性、日本刀
アイテム 攻撃力2000 打撃力2
■【装備コスト】手札1枚を捨てる。
■君が使う<カタナワールド>の必殺技の【使用コスト】に書かれている払うゲージの数値は1になる。
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