よく見ろっ!
あいつは、エグゼキューターは確かに大きく、強いっ!
だが動きは鈍い!
遠距離攻撃可能な個性持ちっ!
安全圏から攻撃ができるはずだっ!
自分の有効射程を把握しているなっ?
本体に攻撃できる者は胴体中心を!
射程に不安があるものは、左右の手、今の位置から近い方に集中攻撃だ!
防御も回避も反撃も許さない!
増強型、力自慢の異形型!
1~3ポイントの仮想ヴィランの破片を投擲できる者は攻撃参加っ!
戦えないものはっ!避難したうえで見届けろっ!
これは、僕たち全員の戦いだっ!
あれは0ポイント!
倒しても誰にもポイントは入らないっ!
だから、誰かを出し抜く必要は無い!
これは、僕たちの、明日のヒーローを夢見た者の!
誇りと矜持を懸けた戦いだっ!!!
「や、やるぜ!俺はっ!」
「僕だって!」
「私だって戦うんだから!」
「煌めけ!ネビルレーザー!」
……よし。皆に
おおっ、なんか、隣の試験場かっ?!轟音と火柱が!
かっちゃん、
かっちゃんが勝ったなら、僕も勝ちたくなるね。
なら、駒を並べて詰むとするか。
麗日さん、ごめんね。ダッコなんかしちゃって。
「いや、その、お姫さまダッコは嬉しいような……。」
君の力も貸して欲しいんだ。
後は……。
そこのメガネ君!
「ぼ……俺は飯田天哉だっ。」
影使い君!
「常闇……常闇踏陰と名乗っている。」
切島君!
「おぉっ!熱いなぁ緑谷ぁっ!!!」
皆に伝えた言葉に嘘は無い。
でも、他の会場で僕の親友が、たった一人でアイツを、エグゼキューターを倒したみたいなんだ。
「え、それってバクゴーくん!?」
だから、僕も勝ちたい!倒したいんだ!
ポイントの為じゃなく!
親友に並び立つ為に!
でも、僕にできることはアドバイスだけ。
僕の個性にできることは皆を鼓舞することだけなんだ。
だから、だから、君たちの力を貸して欲しいんだ!
僕の考えが正しければ、君たちの個性でエグゼキューターを倒せる!
「……信じよう。君の強い眼差しを。」
「ふっ、たまには熱い血潮の命ずるままに舞うも一興。」
「預けるぜ、俺の拳!」
「……もちろんや!イズクくんっ!!」
ありがとう!
僕は、緑谷出久は誓う!必ずや我らの一撃で、勝利を掴むと!
麗日さんは、常闇くんと切島くんの重さを消して欲しい。
常闇くんは飯田くんの背に乗って、影で切島くんを持ち上げて。
飯田くんは全力で走って、常闇くんは僕の合図で切島くんをエグゼキューターの喉元を狙って放って欲しい。
そうしたら麗日さんは無重量を解除して、後は……切島くん、君の硬さと鋭さに全てを懸ける!!
「
「
「レシプロ……バーストッ!!!」
「解除!!」
「アンブレイカブル・ライオットぉぉぉっ!!!」
貫けぇっっっ!!!
…………やった。
やった!ぶち抜いたぞっ!倒れるっ!
僕たちの!君たちの!勝利だぁっ!!!
あっ、切島くん大丈夫かな。
……大丈夫?
え、凄く燃えた?
そうだよね。うん、そうだろうとも。
お、ここで終了か。
みんなーっ!
怪我していたり、歩けないほど消耗している人がいたら手を貸してあげてくださーいっ!
あと、これだけは聞いて欲しい!
この後、どんな道を歩もうとも!
今日ここにいる皆はっ!
戦友だと思うんだ!
ありがとう!名前も、顔すら知らなくても!
僕は、君たちと共有した、この日のことは忘れない!
僕の名前は緑谷出久!
君たちの、戦友だっ!!
激情させる劇場型個性、か。