前回(R18版)がアレだったので、今回はほのぼの(目指した)回。
R18のは読まなくてもお話が分かるようにしたつもりですが、向こうとリンクしてる続き物なので、お二人は既に恋人で大人の階段登ってます。
カズめぐだけど、カズマさんの出番と甘さは控えめ。
3人娘中心な感じになりました。
「とうとうバレンタインとやらの日ですか…」
むくりと起床してうーんと大きく伸びをしながら、私は今日が何の日だったか思い出す。
カズマがいたニホンという国であった行事。
親しい男性にチョコレートをあげるとかなんとか…
「さ、流石に少し緊張しますね…」
私ももちろん、カズマにその話を聞いてから材料を買いこんで、チョコ作りの練習もして今日に備えていたのだが
「カズマは甘いもの好きでしたっけ?苦手なら甘さ控えめの方が…」
ど、どうしよう…
この直前になって、あの人の好みの味を私は全然知らない事に気がついた。
嫌いだからと言って食べないものは今のところは見たことがないけど、あげたチョコをまずいと言われた日には…
「あわわわわ…どどどどうしましょう…!きゅ、急に怖くなってきましたよ!」
がたがたと震える身体を抱きしめながらあぁぁぁぁとベッドに突っ伏してしまった。
予想外の事態というか逆境というか…
そういうものにめっぽう弱い私をいつも勇気づけてくれるカズマにも、今回の件は頼るわけにもいかないし…
「めぐみんめぐみーん!起きてちょーだーい!チョコ作るの手伝ってほしいんですけどー!ダクネスも台所で待ってるからー!」
ハッ
「あっ、アクア!?ちょっと待って下さい…!」
私の部屋の扉をガンガン叩いて、待ってと言ったのに開けるとズカズカと踏み込んできたアクアが
「ほら~!はやくはやく!」
年齢を頑なに明かさない彼女だが、私よりは年上だろうに無邪気に腕を引っ張って、安全地帯であるベッドの上から引っ張り出そうとする。
「ちょちょ!ちょ!ちょっと待ってくださいと言ってるではないですか!せめて着替える時間を下さいよ!大体アクアもチョコ作るんですか!?誰にあげるつもりですか!」
いつの間に彼女も材料を買ってきていたのだろうか。
全然気がつかなかった。
腕を掴まれながらも、普段着を部屋備え付けのクローゼットから取り出し聞いてみた言葉に
「え?カズマさんだけど」
…は?
え?マジですか!
「あ、めぐみんみたいな本命じゃなくて義理よ、ギ☆リ。安心してね」
私の驚きの視線を受けて、アクアはちっちっと指を振りながら得意気に答える。
「そうだとしても、アクアがカズマにただで何かあげるというのは考えにくいのですが」
「めぐみんが普段私をどういう目で見ているのかとてもとても気になるけど、私はただでモノをあげるほど甘くないわよ」
パッパッと慌てて着替えた私の腕をズルズルと引きずり部屋を出て、廊下を大股で歩くアクアの後ろ姿を見ながら、自分の考えあってるじゃないかという感想は口にしないでおいてあげた。
「一ヵ月後にあるホワイトデーという素晴らしい日のための、こういうのはそう…なんて言ったかしら?自然投資!」
「事前投資です」
やっぱりそんなことだろうと思った。
ホワイトデーという存在も、以前バレンタインという行事を教えてもらったついでにカズマが言っていたのを覚えている。
貰ったものの三倍の価値のあるものを渡さなければいけないとか…
ニホンという国は女性が強い立場なのだろうか。
「ところでカズマは今どこに?あまり作っている姿を見られたくはないのですが」
「そういえば、冒険者ギルドに行くとかなんとか書置きが残してあったわ。いつ帰ってくるかは知らないけど」
ギルド…?
はて?なんだろう。
早起きしているのも珍しいが、バレンタインにチョコを貰えるかどうか緊張してウロウロしているのかあの男は。
心配しなくても、私があげないわけないのに。
そう考えるとちょっとかわいく思えてきて、チョコを作る勇気もわいてきた。
と、カズマのことを想って表情をニヤニヤと崩している間に、アクアは既に台所前まで私を引っ張ってきていて
バァン!
意気揚々と扉をぶっ飛ばすかのように開け放った。
もう少し加減してくれると、家が壊れた時最終的に修理費を受け持つことになるカズマの胃が、痛まなくて済むようになるのだが。
「お待たせダクネスー!めぐみん連れてきたわよ!チョコ作りましょ!」
「おっ。ようやくそろったな。めぐみんどうだ。意気込みは」
自前の材料なのか、何やら調理台に所狭しと甘い香りがするものを乗せて、ダクネスがエプロン姿で迎え入れてくれた。
「ふっ…任せてください。カズマをあっと驚かす、食べた瞬間お口の中で爆裂してしまうようなチョコを作って見せますよ!」
私も台所に常設してある料理当番の時ぐらいしか着ないエプロンを、バサッと翻してから身に着け笑みを受かべて返事をする。
そわそわしてるカズマの様子を思い描くと、きっとあの男ならどんなチョコだろうと受け取ってくれるに違いないという甘えの感情が出てきてしまって、すっかり恐怖心など無くなってしまった。
「く、口の中で爆裂!?そ、それはいったいどんなチョコなのだ!?わ、私にもちょっとだけ分けてもらうということは…!」
爆裂と聞いて瞳を輝かせるダクネスは、きっととんでもない勘違いをしているのだろうが、いちいち訂正するのもめんどくさい。
「ダメですよ。爆裂チョコレートはカズマにだけあげる特別なチョコです。バレンタインにはトモチョコとかいうのもあるらしいので、ダクネスとアクアには別に作ってあげますよ」
「やったぁ!流石めぐみんね!そうとなれば私も作ってあげるわ!」
「そ、そうだな。私達もお互いにお互いの分を作るというのも楽しそうだ」
いえーいと3人でハイタッチ。
こうして私達のチョコレート作りは始まった。
…のだが
「ア、アクア…?それはいったいなんの準備なんですか?」
パーティーの中で料理スキルを持つカズマが一番こういうことができるという有様の私達なので、多少のトラブルを予想してはいたが、これは…
「え?何々?そんなに私のチョコってすごいかしら!?やっぱり水の女神だから、水の様に清らかで滑らかなチョコがらしいかなと思って!」
そう言って鼻歌交じりに彼女がかき混ぜてるボウルの中身は、水の様というか水そのものにしか見えないのだが。
「もしかして気づいてないとか」
「何が…あっー!これただの水じゃないっ!どこから!?あれ!材料まだ余ってたっけ!?」
何をやっているんだろうこの人。
面白すぎる。
「め、めぐみん。確かお前は以前、チョコレート作りをしていた経験があったはずだな?それで…これは…その…どう思う?」
自分の食材袋を逆さまにして中身をあわあわとぶちまけているアクアに生暖かい視線を送っていると、ダクネスがちょいちょいと袖を引っ張ってきた。
って…ぅっ!?
「匂いすごっ!あまっ!なんですかこれ!」
皿の上から最早異臭とも言えるほどの強烈な臭いを放つ物体を、何故かワクワクしながら見せつけてきた。
…もしかして先程見た甘そうな材料を全てつぎ込んだのでは…
「うむ。なにせ私は料理はともかく、お菓子など自分で作ったことがないからな。実家から取り寄せたとりあえず甘くなりそうな食材をこれでもかというほど混ぜ合わせて」
「アホですか!?ダクネスもアホだったんですか!?このおバカ!」
「はぁううっ!?!?んふっ…と、突然の不意打ちはやめてくれめぐみん!」
「頬を赤くしてモジモジしてる場合ではないですよ!作るのはチョコレートです!分かってますか!?」
本気できょとんとしている様子を見せながらもはぁはぁする彼女に、額に手を当て大きなため息を吐く。
そういえばこのお嬢様は、私が作ったザリガニ料理をミニロブスターの料理だと適当にでっち上げたら、信じ込んでしまったほどの世間知らずっぷりだったっけ。
「チョコは甘いモノだから、こうして甘いものを詰め込めばと」
「もういいです分かりました。二人とも、私がまず作って見せますので参考にしてください」
これは予想以上だ。
アクアはともかく、ダクネスは普通の料理ならそこそこできたはずなのに。
………
……
「とまぁ…一応これで後は冷やしておけば完成です」
アクアとダクネスにじっと見つめられながらだと流石に緊張したけど、何とか完成直前まで漕ぎ着けた。
今回はこめっこもいないし、流石に私の努力の結晶であるこのチョコをつまみ食いする輩はいないだろう。
「ねぇねぇめぐみん…これ、恥ずかしくないの?」
アクアが何故か微笑みを浮かべて、目線を私と作りたてのチョコレートに交互に向けながら、そんなことを言ってきた。
「は、恥ずかしい…ですか?味見した段階では特に問題もなかったはずですが…」
もしかして自分で気がついていないだけで、私のチョコも何か変なのだろうか?
ダクネスまで半笑いを浮べながら肩にポンッと手を置いてくる。
「味というよりは…見た目というか…形というか」
「見た目…?そ、そんなに変でしょうか?」
不安を滲ませた私の声に、二人は顔を見合わせて
「「思いっきりハート型で、器用にカズマ大好きって書いてあるから」」
ハモって告げた。
途端にボッと頬に熱が集まるのを感じる。
そう言えば二人にずっと見られていたというのに、私は作るのに熱中して…!
茶色のハート形チョコの上に、溶かしたホワイトチョコでこの文を書いているところを見られていたのかと思うと…
は、恥ずかしい!
ホントのおバカは私じゃないか!
「あはははっ!めぐみんったら顔真っ赤にしちゃって可愛いわねっ!やっぱり私、めぐみん見てるとほっこりするわ!確かにこれは爆裂チョコレートね!いろんな意味で」
「わ、私もカズマが好きなはずなのに、めぐみんを見てるとなんかこう…胸が甘酸っぱくなってキュンキュンするぞっ…!なるほどこれが爆裂チョコレートなのだな!いろんな意味で」
アクアとダクネスが両サイドから頬をぷにぷにぷにぷに突っついて、ばっくれっつばっくれっつとからかってくるもんだから、顔から火が吹き出そうなほど恥ずかしくなって、んぁぁぁ!!!と雄叫びをあげて振り払い
「お、おい!私のことを見てニヤニヤするのは辞めてもら…あっ、ちょ、チョコを見てニヤニヤするのもやめてください!…だ、だからこっちを見るのも…!や、やめ…ヤメロォォォォ!!!」
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「うぅぅぅ…」
「ご、ごめんなさいってめぐみん!からかいすぎたのは謝るから!この通り!」
あの後、どうせなら愛してるまで書けば良かっただの、私たちへのチョコには何を書いてくれるんだの散々からかわれて拗ねた私は、台所の隅っこで膝を抱えて座り込んでいた。
チラリと肩越しに振り返ってみれば、大げさな土下座のモーションでペタペタ謝るアクアと、その後ろでオロオロしながら
「ほ、ほら!めぐみんの作ってたチョコを参考に、私たちもチョコを作ってみたぞ!これがめぐみんの分だ!」
チョコでご機嫌を取ろうというのか、作りかけのドロドロしたモノを小皿に乗せて私の前に持ってきたダクネスが…
「ちょ!顔に押し付けないでください!完成したらもらいますからっ!」
ほっぺにチョコがつくから!
小皿をグイっと押し返して、私はもう一度深くため息を吐いた。
まったく…
「分かりましたよ。もう吹っ切れました。カズマの事大好きなんだから、ハート型のチョコに大好きって書いて送るのは何も間違ったことではないじゃないですか。恥ずかしがる必要皆無です」
ゆっくりと立ち上がり、私はおぉと感嘆の声を漏らす二人の前を堂々と通り過ぎてチョコを冷やすべく…
ガチャン…!
「…ん?」
ハート型の自作チョコを入れ物ごと手に持った瞬間、何か扉が開くような音が聞こえて…
ドタバタ…ドタバタ…!
足音のようなものも接近するのが…って!
「あれ!?もしかして!」
「みんなどこだぁぁぁ!どこにいるんだぁぁぁ!!!」
案の定、カズマが帰ってきて大声を出しつつ徐々に台所へと向かってきているようで…
バンッ!
先ほどのアクアに負けず劣らずの勢いで扉を開け放った。
彼の声に胸がキュッと締め付けられる、心地よい感触に酔いしれたのも束の間。
慌てて持っていたチョコを後ろの調理台に置いて、我が身で隠したのだが…
「か、カズマ!?どどどどうしたのですかその泣き顔は!」
それを忘れてしまうほど、飛び込んできたカズマは酷く泣き腫らした顔をしていた。
「ぎ、ギルドのみんながぁ…みんなが俺を…うっ」
「よし。私のカズマを泣かせやがったのはどこのどいつです?一人残らず消し飛ばしてきますので、ここに名前を書いていって下さい」
「はい」
料理用にと台所に置いてあるメモ用紙がちょうど置いたチョコの隣にあったので、それをぶんどってカズマの胸元に叩きつけると、彼はペンを取り出しおとなしくサラサラと名前を書いていく。
「ちょ!ちょっと待て落ち着くんだめぐみん!カズマも本当に名前を書いていくんじゃない!まずは何があったのか、きちんと説明してくれ!」
穏やかではない空気に、顔を青くしたダクネスが慌てて割って入ってくる。
ちなみにアクアは先ほどから我関せずと、自分のチョコの味見をしていた。
「ほぅほぅ…あれ?なにやら女性の名前ばかりのようなんですが…」
無視するな、となぜか嬉しそうに言うダクネスは放っておいて、私はカズマが書きあげていく名前に視線を走らせながら、少し嫌な予感を覚えていた。
まさかこの男…
「そうなんだよ聞いてくれめぐみん! 俺がせっかくこの日のためにバレンタインのことを街に広めておいたっていうのに、女冒険者誰一人として俺にチョコをくれないどころか、作ろうともしていないとはどういうことなんだ!」
「それがバレンタインの日に恋人に言う言葉ですか!?本当に最低な男ですねあなたはっ!!!」
やっぱりか!
なんだこの人!
朝っぱらから私を放っておいて、他の女の人にチョコをもらいに行っていたというのか!?
信じられないっ!
緊張してフラフラしているだけなんじゃないかと思っていた自分がバカみたいだ!
「でもそんなカズマを嫌いになれない…私はどうやら本当に頭がおかしいようです」
「そこまで言うこと無いぞめぐみん。本当に頭がおかしいのは、俺に恩があるくせにチョコをくれない女冒険者どもだ」
ポンポンと何を思ってなのか、肩を叩きながらニヤニヤとむかつく笑顔を浮かべてむかつくことを言うカズマに
「よし。それ以上何かくだらないことをしゃべったら、本気で顔面をぶん殴るので覚悟してもらおう」
こうですよとグーの形を眼前に見せつけると、途端に顔を引きつらせながら
「い、いやしょうがないんだよこれは!バレンタインにたくさんチョコを貰いたいというのは、男の本能のようなもので…」
「…3…2…1…」
「すいませんでしたもう二度とこんなバカな真似しません」
カウントダウンしながら腕を引いてパンチの準備をする私が本気だと察したのか、カズマは一瞬で姿勢を整え、地に膝と掌を付けて頭を下げた。
…正直ものすごくモヤモヤするし悔しいのだが、こうしてる彼を見てると…
許してあげたくなっちゃう自分はもうホントにダメかも。
仕方ないから、やっぱりカズマに責任とって一生面倒見てもらうしかない。
「ねぇねぇめぐみん。痴話喧嘩もう終わった?」
「ちわっ…!や、やめてくださいそういう風に言うのは!」
ひと段落ついたことを察したのか、アクアがスプーンに乗せた自作チョコをペロペロと舐めながら言ってきた。
それはまだ完成していないはずなのだが、味見しすぎではないだろうか。
「あれ?というかお前ら…もしかして…」
今更気づいたのか、カズマがくんくんと鼻をひくつかせてぱっと瞳を輝かせると
「チョコ作ってるのか!?誰に!?俺に!?どうもありがとう!やっぱりお前らしかいないよ俺には!」
「まだ何も言ってないんですけど」
ひとりで大げさにガッツポーズをとりながら、うひょぉぉと腹立たしい声をあげて調子の良いことを言うカズマに、アクアが突っ込む。
「なんでしょう…何故か今のカズマには絶対にチョコを渡したくありません」
私が一歩引いてジトーっと睨むと、 本気で焦ったのか、
はっと振り返って腰を低くしながらこちらに駆け寄って
「ちょ、ちょっと待ってくれめぐみん!俺はお前からのチョコを一番楽しみにしているんだぞ!?大好きなお前から貰えなかったら俺は…」
そこまで言ってピタリと動きを止めたカズマの青白くなっていた頬が、みるみるうちに赤くなっていく。
…多分私の頬も。
普段好意的なセリフをぶつけてくるのは恥ずかしいからやめろとか言うくせに、最近の彼は人のこと言えないのではないだろうか。
「惚気けたわ!カズマさんが惚気けたわ!」
わぁぁぁ!!!とアクアが指をさしながら叫ぶのを、真っ赤になったままのカズマが身振り手振りを加えて慌てて止める。
「ちちち違う!これはっ!…その…えっとだな…アレだ!」
「どれですか。まったく…カズマは本当にズルいですね。そんな風に言われたら、私が意地悪出来なくなるの知ってるくせに」
私の一言にシンと場が静まり返った。
あ…ちょっと恥ずかしいこと言っちゃったかも…
そわそわしながら、あーとか、んーとか声を漏らしてモジモジするカズマを上目遣いで見つめながら、私も胸の前でせわしなく指先をツンツンさせていると
「ねぇダクネス。流石の私もこの空気の中にはいづらいんですけど…ダクネス?」
「はぁ…はぁ…わ、私はいつまで放置プレイを受けていればいいのだろう…はぁ…はぁ…ぁ、な、何か私に話しかけたかアクア?」
「うん。なんだか今ここで『セイクリッド・クリエイトウォーター』を使いたい気分だわって」
「なに!?是非とも頼む!」
そんな物騒なことを言うアクアとダクネスを背後に、
「あとは冷やして固めるだけなので、完成したら真っ先に渡します。だから…それまでもうちょっと待っていてください」
後ろ手にもう一度持ったチョコをキュっと抱きしめながら告げると
「お、おう。楽しみにしてる。かなりマジで」
表情を崩して頬を掻き微笑むカズマ。
私のチョコを見たらこの人はどんな反応をするのだろう。
おいしいと言って食べてくれるだろうか。
ありがとうと言って髪を撫でたり抱きしめたりしてくれるかな。
あるいは大好きという文に、照れて真っ赤になってくれるかもしれない。
実際に渡したときの反応を予想して、私はカズマの瞳をじっと覗き込みながら、しばらくニコニコと微笑んでいた。