「三年ぶりらしいな。和人だ」
月食よりも日食の方が好きです。
「なんかそっちの方が感動的だよな」
そうですね。そんなことは置いといて、
第32話…どうぞ!
生物内最強vs.西大陸最強
『俺一応名前変えようかな』
「どうして?」
『俺月では有名っぽいじゃん?』
「そうね」
『んでもって妖怪として活動するつもりだからな』
「そう」
『緋凶でいいや』
「なんで緋凶なの?」
『緋はこれから俺が大体の攻撃で火を使うからだな』
「凶は?」
『凶は俺は一応神の種族としては破壊神だから』
「そうなのね」
『そんじゃ海外に行くぞー』
「はーい」
『移動方法は転移しますんで準備はいいですか?』
「いつでも」
『んじゃ行くぜ…テレポーテーション』
〜中国到着〜
『着きました』
「早いわね」
『んじゃ進んでくか』
「そうね」
〜二時間後〜
『なんか倒れてるな』
俺たちは砂漠のど真ん中で真っ赤な髪の少女に出会った。
「こんな砂漠に倒れてるなんてただ事じゃないわね」
『おーい大丈夫か?』
「んぅ…ん?あれ?ここは?」
『起きたな』
「!?貴方は?私に何をしたの?」
『なんもしてねぇよ。お前が倒れてたから近くに来ただけだ』
「そうだったんですか…」
『で?なんで倒れてたんだ?』
「倒れてた訳ではなくて、眠かったので寝てたんです」
『紛らわしいやつだな』
「ごめんなさい」
『謝んなや。俺が勝手に勘違いしただけだからな』
「私は紅美鈴です」
『俺は緋凶。隣のはルーミアだ』
「緋凶?聞いたことない名前ですね」
『俺は今日緋凶になったからな』
「へぇー今日…今日!?」
『あぁ。それに今日中国に来たからな。全くこの土地について知らないから教えてくれや』
「いいですよ。私最近暇なのでずっと着いていきますね」
『わかった。よろしく頼む』
「よろしくね」
「それにしてもノアさん結構鍛えてますね」
『まぁな』
「ちょっと手合わせしてください」
『血気盛んだな。いいぜやろう』
「お願いします」
美鈴は中国拳法の構えをとった。
『隙の少ない構えだな。一朝一夕じゃ取れない構えだな』
「いきます!やぁ!」
美鈴は回し蹴りを俺の首の高さに放った。
『よっと、格闘は相手に悟られない二段構えにすると当たりやすくなるし、自分の隙を減らせるぞ』
「なるほど」
『次は俺から行くぜ、瞬撃』
俺は一瞬で美鈴の目の前に移動し、頭の高さへ正拳突きをワンテンポ遅らせて放った。
「ッ!?危ない!」
美鈴は咄嗟に頭を仰け反らせて交わした。
『よく避けたな』
俺が正拳突きを放った場所から100メートルほど砂が吹き飛んだような跡があった。
「物凄い威力ですね…」
『腕鈍ったなー最近蹴りしか使ってなかったからな』
「そうね。前より威力落ちてるわね」
『ほんとだぜ』
「これで威力落ちてるんですか?」
『あぁ。大体前の半分くらいの威力になっちまってるな』
「化け物ですね」
『そりゃな。伊達に生物最強じゃねぇよ』
「そんな二つ名まであるんですね」
『あぁ昔の仲間たちとかからよく言われてたぜ』
「緋凶さんほどの実力者だったらこの大陸最強のあの人にも勝てそうですね」
『ほぅ…大陸最強なんて奴がいるのか…やりたいな』ニィ
「今ちょうど中国にいるみたいですから行ってみます?」
『案内してくれ』
〜砂漠の街〜
『ここにいるのか』
「そうですね…あっいましたよ!あの人です」
『意外と年取ってんのな』
「貴方ほどじゃないわよ」
『そりゃこの世で俺以上に年取ってるやつなんてほとんどいねぇよ』
「どうします?挑むんですか?」
『もちろん。なぁそこのおっさん!あんたがこの大陸最強の男なのか?』
「あぁそうだが?なんだ?」
『いや…ちょっと相手してほしいなーって』
「また自分の実力も知らんガキに挑まれるのか」
『多分だが俺はおっさんが今まで相手して来たどんな相手より強いと思うぞ?鬼子母神も倒してるから』
「鬼子母神をか!?なるほど、相手をしてやろう」
〜砂漠〜
『始めようか生物最強対大陸最強のデスマッチを』
「殺し合いでいいのか?」
『どっちがいい?死にたいか生きたいか』
「大した自信だな。なら殺し合いでやろう」
『ほんじゃやるぜ』
「かかって来な」
『それは俺のセリフなんだが…行くぜ蹴突』
「よっと」
『この技を避けたのはお前が初めてだよ』
「お前はろくな奴を相手にしてなかったんだな」
『これは鬼子母神戦の後に作った技だからな、あいつが避けれるかはわかんねぇや』
「次はこちらから行くぞ!
空気との摩擦で熱を発した右足を使い、回し蹴りをして来た。
『真っ向勝負だ』
俺はそれを直で受けた。
『なんだよこの程度か』
「まだ本気じゃないぞ?」
『もういいわお前、つまんないからもう死ね。五分解放…瞬撃』
俺が放った正拳突きは美鈴の時よりもはるかに威力が上がっており、反応できなかったおっさんの腹に風穴を開けた。
『弱いな…これが大陸最強かよ…たかが知れたな』
「貴方が強すぎるのよ」
「そうですよ」
『そうでもない。だってたかが五分解放だからな』
「それでも昔の5割の力なんでしょ?だったら相当強いじゃない。私あの時の貴方よりもまだ弱いんだから」
『そんなことないだろ。お前結構強くなってるからな』
「あの緋凶さん!弟子にしてください!」
『なんでだ?』
「私も貴方くらいに強くなりたいからです」
『お前は俺の修行を受けてつけた力を何のために使う?』
(ここで他人を傷つけることに関することを言ったら見込みなしだ)
「私は…守るためです!」
『ほぅ…気に入った!いいぜ、弟子にしてやるよ』
「ありがとうございます師匠!」
『よし!とりあえず20年くらいは鍛えてやる!』
「お願いします!」
今回はここまで!次回は美鈴修行編です。
お楽しみに!
大陸最強が戦闘シーンとしては一番短く感じたノアです。
「あいつ弱かったな。和人だ」
おっさんが弱かったんじゃなく、貴方が強すぎたんです。
「そうか」
そうなんです。
「次回!美鈴、強くなる」
お楽しみに