「和人だ」
今回、和人さんが真名をアランたちに明かします。
「おう」
それじゃあ第38話どうぞ!
アランとソフィアが結婚して、五年が経った。そして2人の子供が生まれた。
「緋凶お兄様!遊んで!」
彼女の名前はレミリア。皆さんご存知のレミリアだ。
『わかったから服を引っ張らないでくれ』
「私も!遊んで!」
彼女はフランドール。こちらも皆さんご存知だろう。
『はいはいわかりましたよ。じゃあ隠れんぼでもするか』
「「やる!」」
2人とも元気だ。ちなみにレミリアは4歳、フランドールは3歳だ。
『じゃあ…美鈴!良いところに、かくれんぼの鬼をやってくれないか?』
「いいですよ。何秒後に動き始めればいいですか?」
『30秒後だ。さぁ隠れるぞ2人とも!』
「「うん!」」
『さて、2人とも行ったところだし、俺も隠れますかなー』
ルールは簡単。隠れる範囲は屋敷の敷地内だけ、飛ぶのは禁止、見つかったらアランの部屋に行くだけ。
『とりあえずここでいいか』
俺は屋根の上に登り身を隠した。ん?屋根の上にはどうやって行ったのかだって?そりゃもちろんとんでいきましたよ。え?飛ぶのは禁止じゃないのかだって?飛んだんじゃないんだよ。跳んだんだよ。
禁止したのは飛行であって跳躍じゃないからね。
〜30分後〜
『どうやらレミリアとフランが見つかったようだな。ん?今あっちの方が光って…何か飛んできてる?』
俺の視界内でなにかが光ったかと思ったら、銃弾が飛んできた。
俺は唐突の事で反応が遅れ、頭に直撃してしまった。
『痛てぇな!クソが!狙撃なんて姑息な真似しやがって、絶対殺す!』
「あ、師匠見つけた。ってなんで怒ってるんですか?」
『あ?美鈴か…俺のことを狙撃しやがった奴がいるからムカついただけだ』
「そうなんですか。で?狙撃者をどうするんですか?」
『無論、殺す。だがちょっと人間を食ってみたかったからな。美味そうだったら食う』
「さいですか」
『んじゃ行ってくるぜ』
俺は一旦地上に降り、狙撃された方角へ跳んだ。
後に美鈴から聞いたが、俺が消えたと思ったら、2秒後くらいにドンッ!っていう音が辺りに響いたそうだ。
「やった!狙撃成功!これで報酬がもらえるのかな…」
『報酬?誰が出すんだ?』
「そりゃもちろんこの国の領主様だよ」
『へぇー。そんなことよりさ、お前が狙撃したターゲットがとなりにいるのによくもそんな呑気でいられるよな』
「え!?なんで生きてるんだ!頭に当たっただろ!」
『頭に当たった程度で死ぬわけないだろ。女の狙撃手だなんて珍しいな』
「わ、私を殺すのか?」
『殺すのもいいけどな…お前は美味いのか?』
「え?」
『だから、お前は食ったら美味いのか?』
「あ…い、いや…食べないで…助けて…」
『じゃあ…お前は俺に忠誠を誓えるか?』
「あ、あぁ!誓います!」
『よし、じゃあ着いてきな』
「わかりました」
〜屋敷到着〜
「この人は誰ですか?師匠」
『こいつはさっき俺を狙ってたスナイパーだ』
「狙われた相手を連れてくるのってどうなの?」
『いいじゃねぇか。俺に忠誠を誓ってくれるようだしな』
「口先だけの可能性があるわよ?」
『その場合は俺が即座に殺すから大丈夫だ』
「そう」
『そういえばお前の名前を聞いてなかったな』
「エマです」
『ん?ファミリーネームは?』
「ないんです…私は親に捨てられて、拾われたんです」
『そうか…そんな過去があったんだな。お前は今日から九条エマだ。そう名乗れ』
「え…九条って、どうしてですか?」
「そうだぞ、なんならスカーレットと名乗らせれば…」
『こいつは俺の養子にしようと思ってる。だから九条だ』
「でもお前の名前は緋凶で、九条なんてついてないだろ」
『お前らには教えてなかったな。俺の真名』
「師匠の…」
「真名…だと?」
『そうだ。俺の真名は九条和人だ』
「九条和人だと!?あの絶対神のか!?」
『そうだ』
「最強の人間にして最高の神さまだったとは…」
「ん?美鈴今のはどういうことだ?」
「だから、師匠は御神楽ノアっていう鬼子母神を倒した人間でもあるってことですよ」
『あーあ、美鈴言っちゃったよ』
「お前は本当にすごい奴だったんだな」
「ご主人!ありがとうございます!」
『なんだ?ご主人じゃなくて父さんでもいいんだぞ?』
「い、いえ…それはちょっと恥ずかしい…///」
かわいいなこいつ
『じゃあたまに呼んでくれ』
「わ、わかりました」
『…』
「どうした?」
『美鈴、お前とりあえずここで門番の職につけ』
「いいですけど…どうしてです?」
『今な、大勢のヴァンパイアハンターがここに向かってきてるんだよ』
今回はここまで!次回はヴァンパイアハンター狩りです。
お楽しみに!
ノアです。
「和人だ」
次回は大量のヴァンパイアハンターを相手にします。
「殲滅作戦開始だ」
次回!ヴァンパイアハンター戦、さらばスカーレット家
「またな!」