今月初投稿です。
雪宮春夏です……。(-ω-;)
時間がかかった割にはかなりの短文となっております。
申し訳ございません。(||゜Д゜)
色々とツッコミ所満載な本丸ですが、どうぞ楽しんでいって下さい。
……で、あっているのかな?
今剣……鶴丸がつくられた平安の時代で出会った、彼の刀匠、五条国永の師、三条宗近によってつくられた、現在は「三条」と呼ばれる刀派の刀の一振り。
鎌倉の時代、源義経に使われたという逸話を持つ、現存していない刀である。
「三条派の刀は、ここにはまだ僕と石切丸しか居ないんですよ。お前が来てくれて、とても嬉しいです!」
「俺は三条では無いんだがなぁ」
平安に打たれた刀の中には何振りかはいるものの、現存していない刀は刀剣男士となったものの中でも稀だ。
なぜならそれは言い換えれば、実体がなくとも、「伝聞」のみでその存在を確立できる……それほどの信仰を人々から与えられていると、言うことだからである。
あの場でいた刀では、一番鶴丸と親しいのが己と言うことで、今剣は自ら鶴丸の案内役を買って出てくれたのである。
「だが、もうすぐ夕餉じゃないのかい?」
支度をすると言っていた燭台切を思い出し、鶴丸が問いかけるも、大丈夫だと今剣は胸を張る。
「光忠は出て行ったばかりでしょう。厨当番は持ちまわり制何ですけど、今日のメンバーはその中でも同田貫と歌仙なんです」
片や雅を愛する文系名刀。
片や力こそ至上とする無頼者。
料理という一つの分野に限ったとしても、早々意見が合うわけもない。
「つまり、メニューを決める段階からして、まず揉めますね」
迷い無く断言した今剣は、でもと、こちらを安心させるかのように笑みを浮かべてくれる。
「たとえ刃傷沙汰となったとしても、薬研は慣れてますので皆大事になるって心配はしてないんですよ。……それに僕たち、刀の付喪神でしょう? こういう形での怪我をするようになって気付いたんですけど、無意識の内に仲間内では多少の加減は出来るようなんです。それに本丸の中ならば傷の治りも早いですし」
山姥切は焔の領域だからじゃないかと言っていましたけれどと、付け加えた今剣に鶴丸は意識が飛びそうになりつつある己を自覚した。
意見が合わずに揉める、までは理解出来る。しかしそこに刀が持ち込まれる過程が分からない。
いや、鶴丸達は刀の付喪神、刀剣男士なのだ。
己が刀である以上、武器には困らないのだろうが。
(本丸での喧嘩に、本体を持ち込むとはどういうことなんだ?)
下手をすれば折れる……命の危険も有り得るというのにだ。
「何というか……俺には過ぎた驚きばかりだな」
吐き出した言葉と共に溜息をついてしまった鶴丸は、これからの生活に自然と不安を覚える。
果たして己は、この色々と規格外な本丸で、まともに暮らしていけるのだろうか。
鬼は外っ! 福は内っ!
刀剣乱舞の世界で言えば、鬼は遡行軍ですし、福は同胞である刀剣男士ではないのかなと思いつつ、豆の代わりに銃兵の刀装を装着可能な刀剣男士の人数分無言でつくっている焔を思い浮かべました。