アニメのみだと限界が所々ありますが,頑張っていきたいと思います
初めての戦闘から半月が経った頃,次のバーテックスが現れた.
今回現れたバーテックスの特徴は天秤を象っている『リブラ・バーテックス』
今回の戦闘が起こるまでの間,僕は大赦でバーテックスについて調べていた.
大赦での地位は式神使いで,唯一勇者を除いた樹海に入れる人間ということもあり,末端ではあるがある程度の調べものはすぐに出来た.
前回現れたバーテックスは大型である『アクエリアス・バーテックス』.
今回のお役目ではまだ,一度も見ていない,大型のバーテックスの周りに飛んでいる白い小型のバーテックス『星屑』.
大型のバーテックスの種類は確認されている限りで12体とされており,それぞれに黄道十二星座の名前が付けられている.
バーテックスが初めて確認されたのは西暦の時代で,西暦の時代の勇者四人と当時の式神使い.....京都から逃げ延びた僕のご先祖様が協力して迎撃をしたらしい.
当時,初めは星屑のみだったが,突如として大型のバーテックスが現れ,戦況が押され始めていた.
そこで当時の式神使いは自身の式を勇者達に卸して戦ったらしい.
ここから先は大赦によって検閲され,消されており,わからなかった.....
「今回のバーテックスは腕?を体ごと回転させて,竜巻を引き起こして,攻撃をしたり,敵を吸い寄せたりすることが特徴か」
現在,僕は玄武の背中に乗って,勇者たちの戦闘の邪魔にならない位置で戦闘を特殊な録画機器で録画している.
「前回も危なかったが,今回も危ないの~.連携も取れておらんしな」
「まぁ,連携が取れてないのはマズイからね.一応,三人には分からないように式をつけてはいるけど,たぶん.....」
敵に矢を飛ばした鷲尾さんが吹きとばされたのが見えた.
「次は三ノ輪さんか」
敵の攻撃を槍の形態変化によって,防いだ乃木さんの後ろから三ノ輪さんが飛び出していくのが見えた.
三ノ輪さんの場合,敵の起こした風を利用し,上へ舞い上がり,敵がいる竜巻の中心へと落ちていった.
そして,敵の頭に向かって連続で斧を振り下ろしている.
「「ゴリ押しだな(じゃの)」」
僕と玄武の意見があった所で録画を止め,同時に鎮花の儀が始まった.
「戻って見せたら,安芸先輩,怒るだろうなぁ.....」
僕はこれから三人に起こることを予想しつつ,現実へと戻っていった.
次の日の放課後,案の定,三人は呼び出され,昨日の映像を見ながら,安芸先輩のお説教を受けている.
「映像を見たけど,ゴリ押しにもほどがあるでしょう!」
「「「はい.....」」」
「これじゃ,命がいくつあっても足りないわ.冬島君が自分の式をあなた達につけてくれていたとしても,関係ないわ」
「安芸先輩,まだ,三人に伝えてないんですから」
僕は安芸先輩の失言にツッコミを入れたが,三人は言ってることが分からないような顔をしている.
安芸先輩は咳ばらいをして,話を続けた.
「お役目も成功して,現実への被害が軽微で済んだのは良くやってくれたけど」
「それは三ノ輪さんと乃木さんのおかげです」
鷲尾さんがそういうと,二人は笑顔返していた.
「あなた達の弱点は連携の不足ね.三人の中で連携をとる隊長を決めましょう」
「乃木さん,隊長を頼めるかしら?」
乃木さんを隊長にしようというのは,先輩の意見.
僕としては鷲尾さんを押していたが,そこは三人と付き合いが長い先輩の意見を信じることにした.
「えっ.....私ですか?」
「私は隊長には向いてないからどっちでも」
「私も乃木さんが隊長で賛成よ」
二人も納得したようだ.
「なら,決定ね.神託によると次の襲来までは割と期間があるみたいだから,連携を深めるために合宿を行なおうと思います」
「「「合宿?」」」
三人が揃ったように声を出した.
「そう,合宿よ.ただし,この合宿では冬島君は一緒に参加しないわ」
「あはは.....」
僕は参加できないことを言われて苦笑いをする.
「彼はこの合宿の期間中に教育実習を完了させるために,模擬授業を行わなくてはいけないの」
そう,教育実習は期間中に一度だけ模擬授業という形で他の先生が見ている中,児童に授業を行わなければいけない.
僕が今回,模擬授業で行うのは算数だ.
クラス内での僕の評判は最初がズタボロだったが,授業の分からない箇所などを教えてたおかげで上がってきている.
「なんだ~,先生,一緒に来ないのか~.残念」
「先生の授業,受けられないのは残念です」
「先生の教え方って,聞いててたのしいからな~」
三人が各々に僕のことについて,言ってくれるので聞いている側としては感動するしかない.
「ありがとう,三人とも.一応,模擬授業が終わり次第,そっちに合流はするから安心して.僕が行けない間はこの子達がサポートしてくれるよ」
僕はそういうと,三枚の御札を三人に一枚づつ渡した.
「一応,安芸先輩が言っちゃってたけど,戦闘中に僕の式を君たちの傍に見えないように待機させてたんだ.理由としては最初の戦いの時みたいに命の危険があったら守ってくれる.もう一つは勇者システムの改良に君たちの戦い方を知りたかったからだよ」
「どうして,始めから教えてくれなかったんですか?」
僕が理由を述べた所で鷲尾さんが質問をしてきた.
「本来なら,教えるつもりはまだ,なかったんだけどね.先に教えておくと,命の危険はない,って思って無茶しちゃうでしょ?」
三ノ輪さんが,ギクッ,っと体が反応していた.
「で,今渡した御札は僕の式を呼び出すための物なんだ.出てこい『,
三人が持っている御札から煙が上がり,中から僕の式神達が出てくる.
ちなみに
「合宿期間中はこの子達が特訓の手伝いをしてくれるよ」
出てきた式神達はそれぞれ飛び回っている.
「合宿期間中はその御札を三人に貸しておくから,終わったら返してね」
「「「はい!」」」
三人とも,良い返事だなぁ.
次の日
僕は合宿に出発する三人と安芸先輩,式神達を見送り,小学校へ向かうのだった.
三人には言わなかったけど,いっか.
そっちの方が面白そうだし.....
あの子たちが化けられることを.....
たぶん,この時の僕は誰が見ても何かを企んでいる顔に見えただろう.....
あかん!!
短すぎる!!
他の作品描いてる人の見すぎてるせいか,自分のが短く感じてしまう!!
あとで一話のあとがきにも書きますが,