久々のうろジョジョの更新もあり、グレートなスタートですよ、こいつは……!
地上波でギアッチョの根掘り葉掘りが聞けるのか……
で、アバ茶はちゃんとしてくれるんですよね?
昼間。
レオナルド・ウォッチは、スティーブン・A・スターフェイズから渡されたメモを片手に今日に会う予定のある相手を探していた。
秘密結社ライブラに入り、それなりに日は経っているが、ヘルサレムズ・ロットのほぼ全域に構成員が色んな形で潜伏していることもあり、よく一緒に行動する相手はできたが、未だに全員と顔を合わせたことがない。
メモをスティーブンに貰ったとき、その『彼』の説明を聞かされたのだが、初対面なので仕方がないとはいえ、未だにその人となりを掴めずにいる。
「『ジョルジュ・ジョースター』……、性別は『男』、身長は『一八五センチ』で未だ成長中、年齢は『十八歳』……。父親は不動産王ジョセフ・ジョースター……って、えーッ!?」
レオナルドは絶句する。
ジョセフ・ジョースターといえば、かなりの大富豪であることはヘルサレムズ・ロットの外でも広く知られている。
たまにテレビに出ることもあるが、どことなく、インディ・ジョーンズ被れな格好がかえって印象深く、年齢の割に目立ちたがり屋なところのある男だと思った。
まさか、ジョルジュ・ジョースターというのは、ボンボンという奴だったとは。秘密結社ライブラのリーダー、クラウス・V・ラインヘルツも貴族階級の生まれだと聞いたことがあるが、ジョルジュ・ジョースターも似たような境遇らしい。
メモに添えられた写真を見ていても、歯をニカッと出して笑っている様子が好印象を与える。なんでも、ジョースター家というのは、吸血鬼を一度は『特別な手段を使わず』倒したジョナサン・ジョースターの血統であるとされ、ジョルジュはその曾孫であるとされている。
この一族はライブラの中でも特別視されており、通常、吸血鬼――『
そんなライブラとジョースター家が関わるようになったのは、とある『理由』からであり、ジョースター家をサポートする為にロバート・E・O・スピードワゴン氏が設立したスピードワゴン財団と連絡を取り合うようになったのは数年前の出来事。
『ジョジョがどんな奴かって?まあ、会えば分かるだろうが、頼りになる奴だよ。クラウス並のお人よしさ。少年より年下だし、普通に話せばいい。きっと仲良くなれるよ』
ジョジョというのは、『ジョルジュ・ジョースター』のファーストネームとファミリーネームの最初をとったジョルジュの愛称らしい。徹夜明けなのか、髪が乱れたまま、スティーブンはジョルジュの人となりについてキーボードをたたきながら語った。
そうして、よく昼食を共にするツェッド・オブライエン然り、身の回りにいる年下はなぜ背が高いのだろうと方を落とした。
言葉を発さなければ男前で通じるであろう、
仕事前にいつものダイナーで食事を摂りたかったが、せっかく、初対面の人と仕事をするならば、交流がてらに一緒に食事をするのもいいだろうと思い、まだ昼ごはんは食べていなかった。
「どこにいるんだろ……、腹減ったよ……」
レオの腹の虫が食事を求める声がする。
ああ、腹が減った。早く見つからないものだろうか。待ち合わせをしている相手が見つかるまで、コンビニなりで食べ物を買うことなく探しているあたり、レオナルド・ウォッチは忍耐の男であった。
「……だオラァ!黙らせてやるぜ、
「なんの騒ぎ……って、ええ!?」
ヘルサレムズ・ロットはとにかく治安が悪い。
ボーっとしていれば、内臓器が気づけば、いくつかなくなっているのはざらであると聞いたこともある。裏路地でのやり取り、凄むチンピラの声、止せばいいのに首を突っ込んでしまうのはレオの気質からか。彼も生来のお人よしである。
「だから、そのハンバーガーは俺がそいつに『あげた』ものなんだっつってんのに。……あー、腹減った」
裏路地で見たことのあるようなキノコの見た目をした友人と、困ったように額をかくジョルジュ・ジョースターがチンピラに絡まれていた。
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きっかけは、ハンバーガーを買った後だったとジョルジュ・ジョースターは語る。
「そ、それはっ!?ジャック&ロケッツのロゴ……!」
鼻歌を歌いながら、ご機嫌な様子でジョルジュがハンバーガーの入った袋を持ちながら歩いていると、呼び止めるキノコ……のようなもの。
異界人が多く見られるヘルサレムズ・ロット、しかし、未だにその差別はなくならないという。いかにもごつくて強そうな異界人は表向きには罵倒や暴力を受けないにしても、ハンバーガーに目を輝かせている彼(?)はその対象になりかねない。
「そうっス。新しく同僚になったって人と食おうと思って。ハンバーガー、好きなのか?」
「それはもちろん!ボクにとっては神の食べ物も同然!なのでッ!ボクにハンバーガーをくださいッ!」
「どうどう、落ち着けっての。まあいいぜ、そこまで好きなら。……けど、自分で買いにいかねえのか?」
興奮したようにワンブレスなく言い切ったキノコ(?)に押されながらも、ジョルジュは袋から包装され、ジャック&ロケッツのコミックのヒーローがプリントされたチーズバーガーを取り出し、彼に差し出す。
「こんな見た目でハンバーガーショップに入れると思う?……えっ、ボクにくれるの?ありがとう、ハンバーガーのスーパーソルジャー!」
「あー……、って、なんでスーパーソルジャーなんだ。いや、かっぴょイイからいいけどよ」
ジョルジュは彼の言葉に思わず、言葉を濁してしまう。父親がまだニューヨークと呼ばれていた頃のヘルサレムズ・ロットに来たとき、出会ったスモーキーという黒人の少年も差別を受けていた。
しかし、ヘルサレムズ・ロットで育ち、ジョルジュが思うに『カッコいい人』に囲まれて育ったこともあり、ヘルサレムズ・ロットに住む人間としてはズレてはいるものの、目の前の彼(?)に対する偏見は沸いてこなかった。
受け取るや否や、すぐに包装紙を剥いてチーズバーガーに貪りつく様子は微笑ましく映り、やがて二人が歩き出した。
「おい、変なキノコが人間様の食い物食ってんぞ?兄ちゃんよぉ、俺たちが取り戻してやってもいいぜ?その化け物からハンバーガー。ただし、用心棒代は有り金全部置いてってもらうからな!?」
「親切なのは有難いけどよぉ~、チーズバーガーは俺がそいつに……、えっと、名前は?「ネジ!」……にあげたからよ、余計なお世話のありがた迷惑って奴だぜ」
そんなやりとりがしばらく続いたのだった
時間軸は冒頭に戻る。
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「君は……、ジョルジュ・ジョースター……?」
レオは裏路地に顔を覗かせ、恐る恐る尋ねる。
なんとなく、見たことがあるようなキノコ、親友のネジがハンバーガーを食べているのはさておき(いつものこと)、彼が探し人ならば、と尋ねる必要があった。
「あれ?俺を知ってんスか?」
ジョジョは、ジョルジュ・ジョースターは、上着をしっかりと着なおし、ヤンキースの帽子を被り直す。
「ジョースター。ジョルジュ・ジョースター。『ジョジョ』って呼んでくれ」
(なんだ?『アレ』は?)
レオの『瞳』は、ジョルジュの背後に立つ『影』を捉えた。
タグのオリキャラと言うのは、ジョースター一家の設定をいじっているため。