シャンクスと衝突した日、俺は早足に海軍本部へ戻った。シャンクスの片腕が無くなっていたと言う情報は海軍でも知り得ていない情報であり俺はセンゴク元帥にそれを報告した。その衝撃的な情報はあっという間に海軍全体に広まり緊急の会議を開くまでに発展した。
会議の内容は至ってシンプル、今が好機!殺るなら今だの過激派とまあまあ、とりあえず落ち着いてお茶でも飲もうぜ!の穏健派の意見のぶつかり合いだった。この二つの派閥が足並み揃えて一致するはずもなく最終的に直接戦った俺の意見次第と言う事で落ち着いた。
結論を言えば好機ではない。間違いなく弱体化はしているだろうが元が化け物すぎてなんとも言えない。いや、もしかしたらオサレポイントを上げた事で更に強くなってしまっている可能性すらある。そもそも赤髪海賊団は数こそ少ないが四皇の一角と言う事もあり下っぱですらやたら強い。何が言いたいかと言うと物凄く割りに合わないので戦いたくないと言う話だ。なので俺は確実に討ち取れる可能性は薄く海軍に甚大な被害が出るのは避けたいと言う理由を付け今はまだ動くときではないと意見を言った。
それに怒声を浴びせてくる過激派の皆さん。
「少将!貴様それでも過激派のナンバー2か!」
「然り!腑抜けた発言をしおって!」
「然り!そもそも何故貴様は我々の派閥会議に顔を出さんのだ!」
「然り!と言うか貴様何故また木刀に変わっている!」
「然り!然りィ!!」
然り!じゃねーよ。そもそも俺は何時から過激派に所属しナンバー2の肩書きを貰ったんですかね…。と言うかあんたらホントに海軍の方なんですか?顔こえーよ。海賊っていってくれた方がしっくり来るわ。何て面を向かって言えるはずもなくとりあえず過激派の皆さんには落ち着いてもらいこの件は様子見と言う方向で会議は終了した。
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翌日、俺は海軍の広告担当の部署へ足を運んだ。ついでとばかりにシャンクスの手配書の書き換えをお願いするためだ。赤髪のシャンクスから隻腕のシャンクスへ。それと手配書の写真も隻腕って分かるような感じに変えてもう様にもお願いした。新聞の見出しは【四皇!赤髪のシャンクス腕もげる!】で一面記事を飾ることになるだろう。
我ながら良い仕事をしたと思う。まさかシャンクスもこんなに早く広まるとは思ってもいないだろう。仕事をやり遂げた余韻に浸りながら俺は部屋に戻り机に置かれている山のような書類を見てそっと部屋の扉を閉めた。