ギンさんじゃなくて銀さんだった件   作:くずのは@

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二話

ギンさんじゃなくて銀さんだった俺は落ち込んだ。しかし、何時までも落ち込んでいるわけにもいかず動き出そうと思ったのだがやっぱり止めて寝ることにした。

 

 

翌日

 

 

驚愕の事実がわかった。俺が今いるこの家、俺の家じゃないぽい。留守中なのか空き家なのかはとりあえず置いといて俺はとんずらする事にした。

 

とんずらついでに食料をパクって来た俺は食べ歩きをしながら情報を集めた。そして、わかった事はここは偉大なる海路(グランドライン)の何処かにある島と言う事、俺はこの島の住人ではない事、明日が見えない人生ハードモードと言う事だった。

 

海賊として旗揚げしようにも船がないしこの島に上陸してくる海賊船に乗組員として加入しようにもはいどうぞなんて展開になるのかも分からない。そもそも、戦闘経験無いんですがって話だ。

 

 

「あっ、もしかしなくても詰んでないこれ?」

 

 

思わず呟いてしまった。こんな事なら衣食住の確保もお願いするんだったと思っても後の祭りだ。そんな俺の前に一枚の紙切れが飛んできた。それを拾った俺はその書かれている内容に衝撃が走った。

 

あなたも海兵になりませんか?アットホームな職場です!

 

職場の声

・この職場で心身ともに鍛えられました!

・学のない僕でも支部を任せられる地位に上り詰める事が出来ました!

・生涯の友と出会える事が出来ました!

 

住み込寮完備!

三食食事あり!

三年間の訓練期間あり!

 

未来の平和を守るのは君だ!!

 

 

「海兵に俺はなる!」

 

 

俺は紙を握りしめ走り出した。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

その場のテンションで走り出したのだがどうやって彼等に連絡すればいいのだろうか?電話番号書なんて書かれてないしこの島に海軍の屯所みたいなものもない。前世の110番的な電話番号はないのか島の人達に聞いたところあるらしい。手抜きすんなよ海軍。

 

俺は島の人達に事情を話すと直接電話するのではなく定期的に見回りに来る海軍が来たときに志願する人を乗せて送ってくれるらしい。予定では数日内には来るとの事。その間、衣食住を提供してくれるおっちゃんを俺は生涯忘れないだろう。たぶん。

 

そして数日後、海軍の船が上陸した。船首に犬の顔がくっついている。

 

 

「まさか…まさかまさか!」

 

 

俺は興奮を抑えられなかった。主人公の祖父にして革命軍トップの親であり海軍の英雄であるなんかもう肩書き盛りすぎじゃね?と言いたくなる原作キャラのガープが乗っていた船である。

 

そんなガープを見た俺の感想はと言うと。

 

 

「あかん、人じゃない」

 

 

同じ人類とは認めがたい人物が仁王立ちしていた。そりゃ海賊もびびるわ。近づく処か話し掛けたくない気持ちを抑えつつ俺はガープの所へ向かった。

 

 

「すいませーん。求人広告の紙を見たんですがー」

 

 

「おお!そうか、海兵はいいぞ!」

 

 

見た目はアレだが話してみると普通だった。

 

 

「よし、ワシに着いて来いー!」

 

 

「はい!」

 

 

そう言ってガープは船とは逆方向へ走り出していた。そしてもう見えない。やべえ…やっぱり普通じゃねえ。

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