ついに友人から決定的な一言を言われてしまいました
『温泉宿なのに、入浴シーン全然なくね?』
温泉とか風呂は大好きなのですが、混浴は入ったことがありません!
だから混浴とかどう描写していいんですかわからないのですよ 体験出来れば筆も進むのでしょうかね
「兄さん、さっきの酒追加や!」
もきゅもきゅもきゅ。
「こら主人。恋殿がまだ足りないと申しているのです。すぐに新しいのを持ってくるのですぞ!」
もきゅもきゅごっくん。
「ふむ。このツマミもなかなかいけるな・・・」
もきゅ?・・・すっ。
「・・・食べる?」
首を傾げてこちらを伺う少女は、差し出したお皿を名残惜しそうに見つめている。
「・・・コレはお客様のものですから」
そう言って断ると、こちらには目もくれず食べ始めた。
四人の恐ろしいスピードで出された料理が食いつくされていくその光景に、戦慄というか呆れというか。しかもその光景を作り出している大半はこのぽやっとした癒し系少女なのだ。
彼女の名は呂布奉先。
最強の武力と最強の癒しを纏った不思議な少女である。
「どちら様で?」
急ぎ玄関に向かった先にいたのは4人。
紫の髪に大きな胸をサラシで隠し、上着は羽織るだけという奇抜なファッションと人懐っこい笑顔を浮かべた女性。
銀髪に、水着のような鉄の胸当てと腰布、前の人とは打って変わってイライラとした表情を隠そうともしていない。
その女性に背負われて、赤い髪の女性がぐったりとしている。顔を上げることもできないのか、どんな表情をしているのかはわからない。
そして最後に一際ちっちゃい身体とライトグリーンの髪、両腕を前で組み威圧的な目でこちらを見ている少女。
「あ、よかったよかった。兄さん、ちょっと頼みたいことがあるんやけど・・・」
申し訳無さそうな、苦笑交じりの紫の髪の女性が一歩前に出る。この中では中心的な役割なのかもしれない。
「ちょっと飯、食わせてくれへん?うちの連れがな、腹すかせて倒れよって」
そう言って赤い髪の女性を指さす。とタイミングよくその女性の方からぐぅう、と大きなお腹の鳴る音が聞こえる。
「金ならあるのです。さっさと用意すればいいのですよ!」
「そうだ、今すぐに用意しろ」
そして打って変わって殺気立ってこちらに詰め寄る二人。特に銀髪の女性はその迫力が尋常ではない。反射的に右手をポケットに引き入れ、飛び退ろうとした時、二発の硬いものと硬いものがぶつかる音がした。
ぱっと霧散する殺気、手を振る紫の髪の女性、そして頭を押さえるヤンキー二人組。
「アホかお前ら!ウチラは賊とちゃうで!ほら兄さんビビってるやん」
「そ、そんな。音々は恋殿の為に」
「そうだぞ。私だって恋のためにこうして仕方なく・・・」
「だからお前らはアホなんや!武力で脅して、奪う。あいつらと同じやないか!ちょっと頭冷やし!」
はっとなってバツが悪そうに俯く二人。
うーん、もう口を出してもいいのだろうか。
「っと、すまん兄さん。こっちの二人が暴走してもうてホント堪忍な」
そう言って頭を下げた。
「いや、気にしないですから。それにそれだけ必死だったってことでしょう?すぐなにか用意しますから上がってください」
そういって奥へと促す。脅されたけど、多分客だ。きっと客だ。恐らく客だ。
「ありがとな、兄さん。うちは張遼。こっちの気が強そうなのは華雄。ホンで持って華雄の背中でぐったりしてるのが呂布で、このちんまいなのが陳宮や」
思わず、ぶっと吹いてしまいそうになるがそれやったら命ないな。ぎりぎりの所で堪えることに成功する。引きつった笑顔になって申し訳ないが勘弁して貰いたい。
「ようこそ、『姫ノ湯』へ。精一杯おもてなしさせてもらいますよ」
ここではきものを脱いでください、という一言を付け加えることを忘れずに。
あとなんで張遼さんは関西弁やねん・・・
「へー、こないなとこに温泉旅館なぁ。全く知らんかったわ」
それはそうだろう。宣伝(占い)?はあったがここに来たいと思って来られる人がどれほどいるのだろうか。四人の中でも特に張遼さんが興味津々といった感じで話に食いついてくる。
「あとここでは暴力等は基本的にご法度です。破ったら出禁、強制退場にしますから」
「だそうですぞ、華雄殿」
「黙れ音々。むしろ私よりもお前のほうがすぐに手を出すだろうが」
「なんですとぉー!それは聞き捨てならないですぞ!」
一触即発の事態である。駄目だこいつら。
「・・・とりあえずこいつら追いだそうかな」
「・・・堪忍してや。きちんと言い聞かせるさかい」
張遼さんはとても苦労性のようだった。
そして囲炉裏のある部屋に案内すると、三人は驚きの声を上げる。そりゃここの時代の人からすれば未知の文化であるから、仕方のないことである。最近はこのリアクションを見るのが楽しみでしょうがない。思い思いに腰を下ろすのを見届けたあと、部屋を後にする。厨房への移動中にすぐさま出せるものを頭のなかに思い浮かべた。女の子が四人、空腹といっても大した量にはならないだろう。さてどうしようか。
「あれ、兄様。どなたかいらっしゃったんですか?」
途中すれ違った流琉ちゃんが尋ねる。手には洗濯物。いやそれについてはもう何も言うまい。
「うんお客さん。初めてのまともなお客さんだ。しっかりとおもてなしをしようか。とりあえずお腹空かせているみたいだから、すぐに出来るものを用意しよう」
「あ、そうなんですか。わかりました」
瀕死とかじゃなく、誰かに追われていたとか言うわけでもない。空腹は許容範囲内、そう普通のお客さんである。ここ大事。
駆け足で向かう流琉ちゃんを追って調理場へ入る。すぐ、と言われていても用意もなしに出せるものなどほとんどないのである。
「流琉ちゃん、確かりんごと葡萄が井戸の方で冷やしてあったはず。剥いてお客様のところへ出してきて。場所は囲炉裏ね」
「わかりました~」
ということでとりあえず果物に場を繋いでもらおう。コレならすぐに出せるし、空腹にも優しい、と思う。
そう指示を出している間に手早くお米を砥いだあと、土鍋で炊く準備をする。炊いている間に、もやし、人参、きゃべつ、豚肉を斬り、熱しておいた中華鍋に塩コショウをした豚肉を投入。そして人参、キャベツ、調味料を加え、鍋を振る。料理は火力、のもと強火で一気に仕上げていく。最後にもやしとごま油を加え、超簡単野菜炒めが完成するのだ。
「兄様、持っていきますね」
「流琉ちゃん何してんの?!」
てっきりとっくに持っていったと思っていたのだが、何やらやたらと時間がかかっていたようだ。シャオちゃんならば納得の時間なのだが流琉ちゃんにしてはやたらと時間がかかったようだ。そしてその原因なのだが・・・
「なんでりんごうさぎ?」
「え、兄様がりんごの斬り方はコレだって前に・・・」
お皿の上には大量のりんごうさぎ。やったね!寂しくないね!
確かに、ああ確かに教えたけどさ。そうだよ、俺が悪いんだよ!
「あーもーいいやそれで。とりあえず持ってっちゃって!」
「?よくわからないですけどわかりましたー」
そして流琉ちゃんが大量のりんごうさぎを持って行っている間に二品目。
沸騰した湯に鶏がらスープ、お酒、醤油、塩を入れる。鶏ガラスープは勿論顆粒である。全くもって風情がないわけだが、一から出しをとっている暇なんかあるわけもなく、ありがたくも重宝させてもらっている。流琉ちゃんは味気ない、と言っていたが時間節約といって納得させた。そして鍋に水で溶いた片栗粉をいれとろみを付ける。一煮立ちさせたあと、最後に溶き卵を入れ、かき混ぜるとほら完成、卵スープである。
「に、兄様。早く次の料理を!」
二品目が出来上がると慌てた様子で流琉ちゃんが駆け込んでくる。ホコリが立つからできるだけバタバタしないで欲しいのだが、流琉ちゃんがそんな常識を知らないはずもなく、それだけ慌てる事態が発生したということである。
「どうしたの?さっきりんごうさぎ持っていったばかりでしょ」
寂しくないようにであろうか、りんご五個以上使われたと思われるりんごうさぎ大家族である。四人で食べたとしてもわずか数分で無くなるとは思えないのだが。
「えっと、その、いつの間にかりんごうさぎ大家族が神かくしに遭ってましたぁ・・・」
震えた声で一生懸命に説明する流琉ちゃん。
流琉ちゃんがりんごについて説明している隙にすべて消え失せていたらしい。
すぐ側にいた赤い髪の女性が、「・・・可愛かった。・・・美味しかった」とつぶやいていたとかいないとか。全く可愛いといっておきながら容赦無いな!というか全部その娘の胃袋へ!?
「や、野菜炒めとスープで来てるから持ってって!」
「わ、私嫌ですよ。兄様が行ってくださいよ」
「俺には、ご飯が炊けるのを見守るという義務が・・・」
「私がやっておきますから。さっさと行ってきてください」
いかなきゃ力で押し通すぞ、という流琉ちゃんの気迫のこもった言葉に渋々従わざる負えなかった。というか立場弱すぎ?!
大皿と鍋、ついでに先日茹でておいた枝豆の入ったかご、小鉢とかその他もろもろを持って部屋にはいると、うつ伏せだった赤い髪の女性ががばっと顔を上げる。そう、呂布さんである。
「え、ととりあえず野菜炒めと卵スープ、枝豆をお持ちしました・・・」
手元の料理を見ているのだろうが、ギラついた目つきに、かなりビビる。一般人なら腰が砕けてしまっていたかもしれない。
「おー、兄さんこっちやこっち」
張遼さんの手招きに従い机に大皿を載せる。スープは冷めないように囲炉裏の方だ。
「へ、大皿で食べるんか。さっきのりんごうさぎもそうやけど、ここって面白いなぁ」
「ですね。食べたい量をご自分でよそってもらえると助かります。面倒でしたらやりますけ・・・」
ど、と言い終わらないうちに呂布さんが大皿を自分の方に引き寄せた。微妙な空気が流れる・・・かとおもいきや、他の三人はいつも通りなのか、対して驚きもせず、やれやれと言った感じで見守るのみであった。
「あー、いつも通りやから気にせんといて。うちらはこっちの枝豆とやらをいただくわ。これってどう食べればいいん?」
「え、ああ押してもらえれば豆がとび出すんでそのまま食べてもらえればいいですよ。あと飲み物は何がいいですか?」
「「酒で」」
「音々と恋殿はお茶でいいのですぞ」
どうやら大人チームと子供チームという区分けができているらしい。
「かしこまりました。では少々お待ちください」
そしてお酒とお茶、流琉ちゃんが作った料理を持って再度ここに来ると、すっかり空になった大皿、鍋、期待した眼の呂布さんがお待ちかねしていたのである。
そして俺と流琉ちゃんは料理を作り続けるという地獄に突き落とされたのだ。
そして冒頭に戻る。
もう何度目かもわからないおかわり地獄にもう辟易としているのである。正直持ってくるのもしんどい。流琉ちゃんなんかはもう眼がほとんど死んでいる状態だ。
「一刀、大丈夫・・・?」
こちらを心配するように現れたのは天和さんである。さすが長女は格が違った。
「あー、うん。多分大丈夫だと、と思うよ」
キャベツを刻むスピードを緩めることもなく、返事をする。流琉ちゃんはすでに無意識で鍋を振っている状態である。むしろそちらのほうがすごい気がする。
「で、どうしたの?」
できれば、出来ればコレ以上仕事が増えないでほしい、そう願いつつ尋ねる。
「一刀達忙しそうだから、お手伝いしようかなって」
「いや天和さんたちもお客さんなんだし、ゆっくりしてていいよ?」
「でも、私達お金を払ってるわけじゃないし・・・それに・・・」
「それに?」
もじもじと歯切れの悪いいいように、何かしら裏があるのかと疑ってかかってしまう。が、そんなようなことがあるはずもなく。
「暇なんだもん!もう踊るのも歌うのも疲れちゃった―。地和ちゃんは寝ちゃうし、人和ちゃんは動けないし、一刀かまってよー!」
途中から涙声になりつつ、本音を叫びだす。
うわぁこの人すっごい子供だ!あと包丁持ってるんだから抱きついてくんなし。
しかしこの提案はもしかして渡りに船かもしれない。
「では臨時従業員として採用しよう。何ができる?」
「歌と踊りならできるよ♪」
「よし、じゃあとりあえず外で踊ってきてくれる?」
「ごめん一刀~。嘘、冗談だから。あ、歌と踊りができないってわけじゃなくて他にも色々と出来るから。できるんだってば!」
さっさと料理をつくる作業に戻ろうとすると必死になって言い訳を始めるのだった。初めから正直に答えておけばいいものを、余計な時間を喰ってしまったわ。
「よし完成。じゃあコレ持ってくからついてきてくれるか?」
「うんいいけど・・・これは?」
大皿いっぱいの焼きそばだ。
質、量を兼ね備え、時間をあまりかけることなく簡単に作れる焼きそばというチョイスは実に理にかなっていると自負できる。
実はこの焼きそばはかまどが足りず、臨時に外に鉄板を敷いて仮設調理スペースで作業していたのである。なぜこのような設備が急に湧いて出てきたとかはもうどうでもいい。ぶっちゃけ疲れた。
先ほど刻んでいたキャベツ?戻ったらお好み焼きでも焼くつもりです、はい。
「ああうん、それもあるんだけど。この量を食べきれるの・・・?」
「多分大丈夫だと思う。いや、確実に食いきるだろう・・・」
確信が持てる。
呂布さんはわんこそばを食べるかのごとく食べきるだろう。未だに食べるペースが衰えないのがぶっちゃけおそろしすぎる。
あまりにも深刻だったのか、天和さんがゴクリと息を呑んだ。
「さあ行こう。きっと期待に満ちた表情で、正座で待ちわびているのだから・・・」
「えっと、一刀、がんばろー!」
乾いた笑顔が、棒読みの応援が、胸に染みこんでくきた。
酒(まだ飲むんかい!)、焼きそばを手に部屋に向かう。
焼きそばのソースの焦げた香ばしい香りが廊下を漂う。そういえばあれからほとんど何も口にしていなかった。あとで天和さんたちの分の食事も用意しておかないとなぁと、まだ終らないこの状況に静かに溜息をつく。
有名料理店の厨房はこんなかんじなのだろうか。好きだからできるのか、仕事と割り切っているからできるのか、尊敬するね本当に。
「お待たせしました。焼きそばと追加のお酒です」
「いやぁ待ったで。このお酒、ついつい飲み過ぎちゃうんや」
「ああ、口当たりもいいし、すっと身体に染み渡るというか。こんな酒は初めてだな」
「ほんま持って帰りたいなぁ。兄さん、帰るとき分けてくれへん?」
「私の分も頼む」
張遼さんも華雄さんも、うっすらと頬を染め、しかし呂律が回っているということもなくしっかりと受け答えができているようだ。
「全く、飲み過ぎなのですよ」
「そら音々、こんなにうまい酒があるんだから飲まなきゃ失礼やろ」
「そうだな。音々も一杯どうだ?」
「音々は遠慮しておきます。こんなトコロで酔いつぶれるのは嫌ですから」
どうやら二人と違って陳宮ちゃんは弱いらしい。この二人が強すぎる、と言い換えることもできるが。
「・・・早く、お皿置いて」
「おっとすみません」
呂布さんから催促ときたものだ。案の定、前に持ってきた大皿は見事に綺麗になっていた。俺は後ろに控えていた天和さんにアイコンタクト、正確に指示を理解し両腕がふさがっている俺の代わりに天和さんが大皿を片付ける。
そしてそこで思いがけない事件が起こった。
「あ、ちょーかく」
呂布さんの何気ない一言。
固まった空気の中、動いたのは3人。
華雄さんは『張角』という言葉を理解し、お酒を投げ捨て天和さんに飛びかかる。
その華雄さんを急いで止めようと手を伸ばし、たどり着く寸前で羽交い絞めに成功した張遼さん。
そして一泊置いて天和さんを引き寄せ、抱え込んだ俺。
「離せ霞!そいつが誰だか解ってるのか!」
「とりあえず落ち着けや華雄!」
「落ち着いていられるか。そこにこの前の黄巾党の原因がいるんだぞ」
「せやかてなんの証拠もあらへんやろ!」
「恋がそう言ったのだ。間違ってるわけがあるか!」
羽交い締めにされた華雄さんは荒い息を吐いて興奮状態に陥っていた。張遼さんは必死に押さえつける。しかしその目はこちらを信用している、ではなく疑ってかかっていたが。
「なあ兄さん。ホンマか?」
「本当だったらどうする?」
「そうやな。ここで華雄を拘束している手を離してまうかもしれへんな」
その目は本気だ、と言っている。だから俺はこう答えるしかない。
「悪いね。なら君たちは強制退出してもらうしかないな」
「ほう、なら認めるんか?」
「さあね。とりあえず暴力に訴えられちゃ困るんだよ」
彼女たちにはなにか事情があるのかもしれない。ただ言えることは黄巾党の首領である『張角』、『張宝』、『張梁』の三人は敵である、というだけだ。
「彼女たちは俺にとって大切な客だ。その客がみすみす危ない目に遭うっていうのを黙ってみているわけにはいかないんだよ!」
ポケットから折りたたみナイフを取り出す、でも刃は出さない。
きっと出してしまえばそれがきっかけになってしまうだろうから。
ジリジリと睨み合う。武器を持ってた維持しているわけでもないのに、冷や汗が出る。ナイフを持っている分、こちらが有利、と思うしかない。
「霞、華雄。少し落ち着くのです」
この圧迫がいつまで続くのか、と思ったが意外なところからストップがはいった。
そう、今まで一度も言葉を発していなかった陳宮ちゃんであった。
「霞、華雄、止める」
そして陳宮ちゃんに続くように立ち上がった呂布さんが間に入る。
「ちっ」
「ふー、華雄は馬鹿力過ぎてかなわんわ」
二人が臨戦態勢をとき座り込むのを見て、ようやくこちらも緊張状態をといた。後ろにいた天和ちゃんなんかはなんかもう、震えプラス涙目になっておる。
各有俺もナイフを持った手が短期間のうちに汗でしっとりと濡れていた。
「馬鹿華雄は仕方ないとして、霞も自重するのです」
「おい、ちんきゅ」
「せやかてうちだって納得いかんものはいかんのや」
「挑発しておいてよく言うです」
やれやれといた感じで陳宮ちゃんが座り込んだ。
「ほら、主人たちもそこに座るのです。とりあえず言いたいことがいろいろあるでしょうし」
どうやらこの中で1番冷静なのは彼女らしい。更にはこちらの話も聞いてくれる気もあるようだ。主導権を上手くとられてしまったが、この展開は正直助かったと言わざる負えない。
「そうだね」
努めて冷静を装い机を挟んだ対面に座る。天和さんも続いて横に座り、更に呂布さんも隣に座る。
「えと、どうしてこっちに?」
「ん、ごえい?」
むしろこちらに逃げられないようにするという意図があるのではないだろうか。ぶっちゃけとなりに呂布とかどうしろって言うねん。張遼さんならなんとかなるとか言うわけではないが。
「あんしん・・・して?」
そう言いながら黙々と焼きそばを食べ始める呂布さんを見て、もうどうにでもなれ、と開き直るしかなかったのだった。
ここまで読んできた抱きありがとうございます
まず先に遅くなってしまい申し訳ありません
急に思いついたSAOの話,仕事が忙しい、花粉症辛いと全然書く気が起きませんでした。
加えてとても難儀した回です。当初では馬騰さんが来訪する予定だったのですがいろいろ会ってボツになりました。
違和感に気づいた方も多いと思いますが恋がデレデレではありません
原作が好感度100とすれば今作では85といったところでしょうか
音々や霞への好感度が95位だと思うので 優先順位としては二人に軍配が上がっています
ならなぜ最後止めに入ったのかと言われれば、まぁ好きで危害を加えたいと思っているわけじゃないので、間に入って止めたといった事情があったわけです
次回はもう少し早く投稿出来ればいいと思います よくよく考えるとまだ13話しか投稿してないんだよね・・・