ポケットモンスター・幻の姫   作:金糸蝶

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初めまして、金糸蝶です。
興味を持ってクリックしてくれた方、本当に有難う御座います。
初めての作品なので、長続きさせようと思います。
私はポケモンをエメラルド~ソウルシルバーまでしかやってませんが、
ポケモンの知識はそれなりにあります。
何か意見や質問等がありましたら、お気軽に送ってください。

※ この作品は二次創作です。苦手な方は退避お願いします。
 ハーメルン自体二次創作の小説なので関係無いですけどね。

また、誤字等がありましたら、報告お願いします。



1話:目覚め

「亡くなったら私達は何処に行くの?」

 

「それはね、新しい命を貰って、新しい人生を歩むんだよ。」

 

「ふ~ん。」

 

「でもね、もう一度同じ姿って事は無いんだよ。」

 

「なんで?」

 

「それは、その内分かるさ」

 

次の瞬間、体は光に包まれていた。

 

「次の命を大切にね。」

 

最後に声を掛けられ、私の意識は一時的に停止した。

 

 

 

 

 

 

 

意識が戻った私が最初に感じたのは、痛みと、ふわふわした心地良さ。

だが、少し医療品の匂いがする。

目を少し開くと、薄い桃色の体の至る所に包帯が巻かれていた。

 

(変な体の色・・・尻尾まであるじゃん・・・)

 

完全に目を開くと、白い部屋に、ベッドとバイタルを測定する機器が一定間隔で音を出していた。

 

(ちょっと状況を整理しよう。)

 

まず体が薄い桃色で、尻尾が生えている。

次にケガをしたのか分からないけど、痛みはあって、包帯が巻いてある。

とりあえず日本語は覚えているから喋ってみる。

 

「ミュー」(あー)

 

・・・え?変な鳴き声・・・

 

ピピッ

電子音が鳴って、ドアが開き、白衣を着た女性と小学生くらいの女の子が入ってきた。

 

「サラ!あのポケモン起きたよ!」

 

「薬の効果が有った様ですね。(幻のポケモンにも効果が有るのか…)」

 

ポケモン?

周りを見渡してもポケモンはいなかった。

という事は私か?

 

「サラ、この子は何て名前なの?見た事無いけど。」

 

「このポケモンは、ポケモンの先祖と考えられているポケモンで、

 とても希少で、珍しいポケモンです。名前はミュウと言います。」

 

「ミュウ?本にも載ってた幻のポケモン?」

 

「はい。研究者に渡すだけでも、億は超える額で引き取られる位でしょうね。」

 

え?私ってそんなに凄い存在なの?

というか、研究者はやめてください・・・

 

「なら、渡さない。私が面倒を見る!」

 

「なら大丈夫ですね。安心です。」

 

・・・へ?

私は飼われるの?

 

「それにしても、何でミュウは傷だらけなの?」

 

「多分、強いポケモンと交戦したか、何処かの組織が捕まえようとして攻撃をしたかのどちらかですね。

 最近は、ロケット団、アクア団、マグマ団の動きが少し怪しいですので。」

 

「ならミュウは表に出さない方がいいね。また狙われたら困っちゃうし…」

 

「そうですね。それと、知っているのは私とユズリハ様だけのみにしましょう。」

 

成る程・・・確かにここに居た方が安心ですね。

 

「サラ、ミュウの怪我が治るまで旅に出るのを止めましょうか。」

 

「了解しました。」

 

え?私はミュウなの?本当にポケモンの世界?

ミュウって強かったかな・・・?

それと、私が治るまで面倒見てくださるのはとても有難いです。

 

「ミュウを私の部屋に連れて行きたい!良いでしょ?」

 

え?

 

「大丈夫ですが、くれぐれもバレずにして怪我をさせないように運んでくださいね。」

 

「はーい!じゃあ、抱っこするね~!」

 

私は軽々とユズリハという少女に抱き抱えられて医療室を後にした。

サラという女性が後ろで何をしているのかは分からなかった。

 

1分間程、誰にも会わずに歩き、扉の前で止まり、そしてドアを開けた。

家というより、屋敷というのが正しい。むしろ、お城なのかと思う位広い家であった。

ユズリハさんの部屋は前世の私の部屋より3、4倍広かった。

 

「そういえば、自己紹介をまだしてなかったね!私の名前は、ユズリハ。よろしくね。」

 

眩しい程の可愛さで、ピカピカのエフェクトが出そうな笑顔で言われた。

私は女なのに、ちょっと『ドキッ』ときてしまった・・・。

そして、私はクッションの上に降ろしてもらった。

抱っこされている時も暖かったけど、クッションも良い心地だった。

 

「私はお父様に伝える事があるから、少し待っていてね!」

 

そう言ってユズリハは部屋を出て行った。

先程目が覚めた私は、寝てるのも良かったけど、暇だから自分の動作を確かめる。

まず、ミュウは普通浮いて移動するポケモンだ。

どうやって浮くかだが、自分で『浮け』と思ったら自然と体が浮いていた。

ただ、今は怪我をしている身なので、痛みで落ちてしまう。

周りを見渡すと、デジタル時計があり、3月14日と書いてあった。

私が最後に覚えていた景色は冬だったので、違和感を覚えた。

クッションは窓の少し近くだったので、外を見ることが出来た。

どうやらここは2階で、庭があり奥には柵、森があった。

3月の中旬でも、まだ少しは冷たい風が吹くだろう。桜はもう時期に咲くだろう。

部屋の中はエアコンで温度が調節されおり、暖かい。

 

(それでも、やる事がない。)

 

この体になる前の人生は、学校やら、仕事やら、家事などで忙しかったけど、

今は、とてもやる事がない。技も試したいけど、ここは部屋だから出来ない。

病院で入院している人の気持ちが少し分かった気がする。

 

 

 

トントン

 

扉を叩く音、ノックだ。

ユズリハかと思ったけど、彼女は自分の部屋だからノックはしなかった。

なら、この屋敷の使用人だろう。入られると面倒事になりそうだ。

せめて、入られる前に鍵を掛けたい。

 

私は頭の中でサイコキネシスと唱えた。

すると、視線を送っていたドアのロックが光り、そのままロックした。

 

(私はサイコキネシスが使えるのか・・・)

 

ロックの音に気が付いたのか、部屋の外から声が聞こえた。

 

「サラです。」

 

サラさんですか・・・驚かせないでください・・・

 

相手の声と顔は知っているので、私はサイコキネシスで鍵を開けた。

そして、入ってきたサラさんの姿にちょっと驚いた。

さっきの白衣とは違い、執事っぽい服を身に纏っていたのだ。

 

「ミュウ、貴方がロックをしたの?」

 

「ミュー」(うん)と言って頷いた。

 

サラは執事服も似合っているが、

見た感じスタイルが良いので、メイド服の方が似合うだろうと思った。

 

「成る程・・・ミュウは賢いのね。」

 

「ミュ~」(どや~)と顔ではしたが、言葉では流石に伝わらなかった。

 

「ユズリハ様が部屋にいないという事は、御当主様に報告に行ったのでしょうね。」

 

理解が早くて助かりますわ・・・

 

 

ガチャ

 

「ただいま!ミュウ!あれ?どうしたのサラ?」

 

「おかえりなさいませ、ユズリハ様。」

 

「サラ、お父様から一週間だけ旅を遅らせる許可を取ったよ!」

 

「了解しました。それと、ユズリハ様、ちょっとこちらに・・・」

 

そう言ってユズリハとサラは部屋を出て行った。

私はやる事が無いので、体を癒す為に眠る事にした。




一話目でしたが、如何でしたでしょうか?
一週間に1、2くらい出すつもりですので、よろしくお願い致します。


キャラ設定

主人公:ミュウ
前世は成人女性。
ポケモンの知識あり。


メインヒロイン:ユズリハ
     年齢:10
     性別:女性(幼女)
      髪:金髪ストレートロング
     詳細:お金持ちのお嬢様


ヒロイン:サラ
  年齢:18
  性別:女性
   髪:銀髪セミロング
  詳細:ユズリハの専属執事
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