幼馴染みだけど疎遠だった北条加蓮と久々に再会したら、アイドルになっていた。   作:高波

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お久しぶりです。クオリティは相変わらずです...。


合鍵を渡した相手ぐらい覚えよう

―――――――――――

翌日。

休日ということもあり、8時ごろに起きた加蓮に起こされて、朝食。

普段はあんまり食べないんだけど、加蓮が作るということで食べることにした。

加蓮のご飯は美味いしな。

 

「………全く、なんで女の子とお泊りなのに何も起きないかなあ…」

「ん?加蓮なんか言った?」

「……なんでもない、バーカ」

「なんで俺は罵倒されているんだ…」

 

相変わらず加蓮のご飯は美味い。

朝ごはんって簡単なものだし、今日も白飯と玉子焼き、みそ汁だけ。それでこれだけ美味い飯が作れるんだな…精進せねば。

 

「この玉子焼きって何か混ぜてるのか?砂糖とか牛乳とか」

「ふふん、教えてほしい?」

「……今後の参考のために」

「仕方ないなあ…」

 

なぜだかめっちゃニヤニヤしてる加蓮。

 

「………やっぱ教えない!」

「なんでだよ!?」

 

 

「加蓮はなんか今日用事とかないのか?ほら、レッスンとかあるんだろ?」

「うん、今日もあるんだけど…」

「けど?」

「サボる」

「………」

 

昔から加蓮はめんどくさがりなところというかサボり癖がある。

 

「行っとけ、サボる理由もないだろ?」

「………ゆーくんと遊びたいから」

「…なんて?」

 

加蓮が小声で何か呟いたけど、小さすぎて聞き取れなかった。

まあどうせめんどくさいからなんだろうけど。

 

「そういや、やっと知ったんだ?」

「何が?」

「私がアイドルだってこと」

「そりゃあんだけ人気あったら気になるからな」

「その割にはあんまり驚いてないみたいだけど?」

「そりゃ、アイドルだからって何も変わらんからな」

 

正直結構ビビったけど。

幼馴染みがアイドルになってて驚くなってほうが無茶だわ。

 

「じゃあ今度ライブ見に来てよ」

「ん、いいけど?いつ?」

「文化祭が終わったころかな」

「了解」

 

加蓮のライブか…。どういう気持ちで見ればいいんだろ…。

って。

 

「話をそらすな」

「……いつも変なところで真面目だよねえ…」

「学校なんかとは違って仕事なんだから軽く休めるもんじゃないだろ…」

 

「むー。わかったよ。お昼からだからそれまで遊ぼ」

「あいよ」

 

 

 

いつものようにモンハンをして過ごし、時計の針が二つとも真上を指すころ。

 

「それじゃ」

「うん、また明日」

 

加蓮がレッスンに行くと、途端に暇になった。

いつもならラノベ読んだりゲームしたりしてるけど、加蓮がいなくなると急に寂しさが出てくる。

というかいつのまに加蓮と一緒に居る前提になったんだ…慣れって怖い。

 

「とりあえず積んでるラノベ消化するか…」

 

―――――――――――

加蓮が事務所に到着すると、そこにはすでに奈緒の姿があった。

 

「お、加蓮じゃん。どうしてたんだこんな時間に」

「いや、13時からレッスンでしょ?」

「え…」

「何その珍しいものを見たような目は」

 

そこに凛もやってくる。

 

「どしたの?奈緒」

「た、大変だ!加蓮がレッスン10分前に来た!いつもギリギリなのに!」

「加蓮、大丈夫?熱とかない?」

「二人とも失礼だよ!」

 

 

 

ひとしきり騒いだ後。(一緒に来ていた奏達もノったせいで)

 

「それで?どうせ何かあったんでしょ?」

「い、いや別に何もないし…」

 

「((何かあったな……))」

 

ひそかにこれをからかいネタにすることを決めたアイドル達だった。

 

――――――――――――

 

翌日。

一日完全フリーのときって意外とやりたいことが出てこない。

ラノベ読むにはもったいない気がするし、ゲームするにしても時間があり余ってる。

どうしたもんかな…。

 

休日にありがちな悩みに頭を悩ませていると、玄関のインターホンがなった。

 

「はーいって、あれ?何か頼んでたっけ…?だとしてもどうやってエントランス抜けたんだ?」

 

 

「開けるよー」

 

開ける……って。

 

「おはよー。早速だけど、映画でも見に行かない?」

 

………そういや合鍵渡してましたね。

 

 




言うの忘れてましたが大体次の話あたりから作品内時間の進むスピードが速くなると思います。これまでがテンポ悪かっただけ。
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