幼馴染みだけど疎遠だった北条加蓮と久々に再会したら、アイドルになっていた。   作:高波

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やっとトラプリの話です。


衝撃の事実。

――――――――――

 

学校が終わった後、加蓮は事務所へ向かった。

彼との用事が無くなった以上、空いた時間はレッスンに回すつもりだ。

 

事務所に到着すると、偶然にもトライアドプリムスの二人と遭遇した。

 

「おっ加蓮じゃーん。珍しく昨日は来なかったな、なんでだ?」

「昨日?……あっ、いやたまには休もうかなって」

 

奈緒に昨日のことを聞かれて思い出してしまった加蓮は、少し顔を赤くしつつもなんとか誤魔化す。

と、そこに凛も割り込んでくる。

 

「なんかあったの?加蓮」

「い、いやー特に何もないよ?」

 

「もしかして前話してたなかなか話せないっていう幼馴染みに会ったとか?」

 

「………」

「もしかして図星?冗談のつもりだったんだけど…」

 

偶然とはいえ完全に的中され加蓮は黙るしかない。

 

「でも再会しただけでそんなことになる…?そんなことないよね。何かあったの?」

「い、言わないからね!あんな恥ずかしいこと!」

「ふーん。恥ずかしいことなんだ?」

「あっ…」

 

自ら墓穴を掘りに行く加蓮。

 

「それじゃ、346プロ特製取調室に行こうか」

「待って!どこそれ!?」

 

案の定全部吐かされた。

 

 

 

「なるほどね。久々に会った幼馴染みがなかなか自分のことを意識してくれないから色々(意味深)したと」

「声に出さないでよ…!」

「それさ、もう向こうは意識してるんじゃないか?話を聞く限りだけど」

「いや、どうかな。まだ加蓮から聞いた限りだとわかんないから実際会ってみないとね」

 

加蓮から全て吐かせて、冷静に分析を始める二人。

 

「あ、会わせないからね!?」

「じゃあ今度つけていこうか」

「そうだな」

「何怖いこと言ってんの!?」

「いやだって気になるし。加蓮の好きな人」

「い、いや好きってわけじゃ…ないこともないけど…」

 

 

「っていうか何でその人を好きになったんだ?」

「え……言いたくないんだけど…」

「また行く?取調室」

「……」

 

加蓮はもう逃れられないことを察した。

 

「…わかったよ。私が中学の頃なんだけどね…」

 

 

――――――――――――

 

「ふう…疲れた」

 

自宅に戻ってソファに座ると、ここのところ数日の疲れがドッと来た。

しばらくだらだらしてよう。

 

にしてもここ二日でいろんなことがあった。主に幼馴染み関連で。

居眠りのペナルティで文化祭の実行委員に選ばれ、偶然にも加蓮に再会。

加蓮との距離感ってあんなだったっけ…?中学の時はそうでもなかったと思うんだけど…。

 

「そういや、加蓮すっげえ人気者だったなあ…」

 

ただ美少女ってだけであんなに人気になるもんだろか…。いや、加蓮ならあるいは…。

 

「調べてみるか」

 

こういう時に便利なのはT○itter。

あれほどの人気なら名前で検索すればうちの高校のやつがボロボロ出てくるはずだ。

 

「まああいつはTw○tterやってるようなやつじゃないし、ツイート検索でなんとなくわかるはず…」

 

まあちょっとしたTVの特集で出たとかそんなところだろ…。

 

 

「………え?」

 

――――――――――――

 

「なるほどね。そんなことがあったわけだ。」

「すっげえいいやつだな!加蓮の幼馴染み!」

「ま、まあね」

 

なぜか少し誇らしげな加蓮。

自分の恋バナを語るのはやっぱり恥ずかしいと思う反面、自分が彼のことをどれだけ好きなのかというのを再認識した。

 

「やっぱり気になるな。加蓮の好きな人」

「だな!」

「あ、会わせないからね!」

 

加蓮は彼の話をしながら、少しニヤついているのを自覚していた。

彼の前だとより悪化するだろうから、絶対にこの二人には会わせるわけにはいかない。

 

――――――――――――

 

「…………マジ?」

 

衝撃の事実。

 

 

 

幼馴染みが、アイドルになっていた。

 




過去編はまた今度です。
自分の幼馴染みがアイドルになってたらどんな気分になるんですかね…。
投稿ペース上げます(n回目)
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